オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第131話 重病の疑いに幻覚?!

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晴れて恋人?になれたというのに、また陽翔が目の前からいなくなっちゃうとか無理!

「陽翔っっ!」

どこにそんな勇気があったのか、自分でもびっくり。
玲人は陽翔の名前を大きな声で呼びながら走って行って腕を捕まえていた。

嫌だという気持ちが、恥ずかしいとか変に思われたらどうしようとかいう気持ちを上回っていたんだと思う。

俺は、陽翔が好き。
変な感じになって目の前からいなくなってしまうのは、もう嫌だ。

これからは陽翔の愚痴をいっぱい聞いてパフェも食べに行くって約束したんだから!

掴んだ腕がピクっと動いて振り解かれるかと反射的に目を閉じた玲人の耳に
「…り…玲人…?」
聞こえてきたのは陽翔の声。

いつもの陽翔…?

ゆっくり目を開けるとそこには
「わ、悪い。俺、またおかしくなってた…」
陽翔が狼狽えていて焦る。

「やばい俺…、病気かもしれない。ここ最近ずっとおかしいんだ」

戸惑いを隠せない様子の玲人の背中を摩りながら
「ねぇ陽翔、なんだかおかしいよ」
あらためて玲人が言う。

「だよな。やっぱ俺、なんか重大な病気なんだと思う。玲人が吉本さんの体操服を嗅いでいるなんていうのもたぶん幻覚だったんだ…」

重病の疑いに幻覚?!
本当にそうなのかという思いは正直、ある。

俺だっておかしいと感じたことがふたつもあった。

陽翔をつかまえたと思っていたらナオから腕を掴まれていたこと。
そしてさっきのゾンビみたいなじぃちゃん…。

だけどいまは陽翔が冷静に話せる感じじゃなさそう。

狼狽えまくっている陽翔の手を引いて玲人は
「いまからすぐに病院、行こう!俺も付き添うから」
すぐに救急病院へと向かった。
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