オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第140話 恋人らしいこと

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「はじめて部屋に来た玲人にまさか押し倒されるとは思いもしなかったよ」

慌てた様子で玲人を強引めに引き剥がしながらガバッと起き上がって陽翔。

「ちえっ、もっとちゅうしたかったのになぁ」

残念そうに拗ねる玲人に
「なんで玲人はそんなに積極的なんだ?」
驚きながら乱れた制服を整える。

「だってほら…。いままでは学園の王子様的な存在だったし、恋人ではなかったでしょう?だから遠慮もしてたし、我慢もしてたからさ。恋人らしいことしたいじゃん!」

「なるほど」

「…っていうか陽翔はせっかく恋人同士になれたのに、俺に触れたとかキスしたいとか思わないの?」

きれいな瞳で真っ直ぐ見つめられ
「…も、ものすごく思う」
真っ赤になって視線を知らしながら陽翔。

「だったら~」

ノリノリで陽翔にすり寄る玲人を
「待て!」
きつい口調で陽翔が制止する。

「なになに?なぁにぃ~?!」

顔を覗き込んでくる玲人の顔面を軽く押しのけながら
「こ、心の準備がまだなんだよっ!」
恥ずかしさから少し怒った様子で陽翔は言う。

「心の準備なんて俺もまだだし、一生できないよ。だって、俺は陽翔のことが大好きだから、いつでもドキドキしちゃうと思うんだよね」

不満を茶目っ気たっぷりに伝えて来る玲人をそっと抱きしめながら
「それは俺もいっしょだけど…。途中で俺がおかしくなったりしても嫌だから」
陽翔が静かに言った。
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