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第5話 ドキドキ
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もう一度「お疲れ様」と笑顔で言ってくれとせがむ友己に冷たい視線を送りながら、
「約束は守ってください。さっき頑張れるって言ったでしょ?早く帰って仕事をしてもらわないと従業員が路頭に迷うことになるのでね」
溜め息をつきながらデスクへ戻る。
「1回とは言ってないだろ?!もう1回!もう1回だけ」
ごねる友己の後ろで書類を整理しながら狼狽えていたのは絢世。
ドキドキとうるさい心臓に戸惑いが隠せない。
ん…。
なに?
俺…。
ちょっと待って。
はじめての感情に動揺しながら、いま千隼と2人きりになるのは危険と判断した本能に従い、
「しゃ…、社長、もう1本アイス食べてから帰りますよね?」
ミニ冷蔵庫からアイスを取り出して渡す。
「こら桐谷っ…!」
つい怒鳴ってしまい、コホン…と軽い咳払いをした千隼が
「桐谷、仕事中にもかかわらず人間やめたようなだらしない人間を甘やかすのはやめておこうな。この人、本気でここに住みつきかねないから」
あらためて注意。
「そ、そうですよね…」
絢世は友己に渡したアイスをスッと取り上げると、サッとミニ冷蔵庫へ戻してソファの前に脱ぎ捨てられた靴を揃えてやった。
「ちぇっ、ケチが。まぁいい。千隼、今夜、飲みに行くから空けておけよ」
靴を履いて本来のクールスタイルに戻った友己が社長の顔で千隼を誘う。
「あ、あのっ…、お、俺も行っていいですかね?社会勉強のために」
「いいけど、絢世は今日も店だろ?遅刻すると罰金とか引かれるんじゃないの?」
「あ、でも、せっかくなんで。それに俺、一応ナンバーワンなんで罰金はないんですよね」
「約束は守ってください。さっき頑張れるって言ったでしょ?早く帰って仕事をしてもらわないと従業員が路頭に迷うことになるのでね」
溜め息をつきながらデスクへ戻る。
「1回とは言ってないだろ?!もう1回!もう1回だけ」
ごねる友己の後ろで書類を整理しながら狼狽えていたのは絢世。
ドキドキとうるさい心臓に戸惑いが隠せない。
ん…。
なに?
俺…。
ちょっと待って。
はじめての感情に動揺しながら、いま千隼と2人きりになるのは危険と判断した本能に従い、
「しゃ…、社長、もう1本アイス食べてから帰りますよね?」
ミニ冷蔵庫からアイスを取り出して渡す。
「こら桐谷っ…!」
つい怒鳴ってしまい、コホン…と軽い咳払いをした千隼が
「桐谷、仕事中にもかかわらず人間やめたようなだらしない人間を甘やかすのはやめておこうな。この人、本気でここに住みつきかねないから」
あらためて注意。
「そ、そうですよね…」
絢世は友己に渡したアイスをスッと取り上げると、サッとミニ冷蔵庫へ戻してソファの前に脱ぎ捨てられた靴を揃えてやった。
「ちぇっ、ケチが。まぁいい。千隼、今夜、飲みに行くから空けておけよ」
靴を履いて本来のクールスタイルに戻った友己が社長の顔で千隼を誘う。
「あ、あのっ…、お、俺も行っていいですかね?社会勉強のために」
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「あ、でも、せっかくなんで。それに俺、一応ナンバーワンなんで罰金はないんですよね」
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