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第191話 じっとしていろ
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友己の熱い息とともに耳に触れたのは低くて冷たくて、ゾッとするほど意地悪で嫌な声。
背筋が冷たくなった気がして振り向くことすらできない。
仕事中は取引先とのビジネストーク以外は受け付けないような堅くてクルールな印象なのに、プライベートで千隼さんにデレデレ。
そのうえ千隼さんのことになるとこうやって、ときどき怖い顔を覗かせる。
それにこの前までは、俺のことが好きなんて言って店では抱きついてきたりもした。
佐原社長って、本当はどんな人なんだろう…?
あらためてつかみどころのない人だと思っていたら
「あ~やせっ、行くぞ」
急に後ろから抱きついてくるし。
正直、怖い。
何を考えているのか、まったく不明。
遊ばれているというのは痛いほどわかるからいますぐ帰りたいけど、2人にすると社長が何をするかわからないという気持ちもあって留まってしまう。
俺…、どうしたらいいんだろう?
絢世にバックハグ状態の友己を引き剥がし
「絢世、行くぞ」
そう声をかけてくれた千隼は2人でいるときのやさしいまんま。
なのに心の中がキリキリとえぐられていくように痛い。
このあと、千隼さんが社長の髪の毛やカラダを洗うんだよね…?
想像しただけで嫉妬しかわない。
嫌な気持ちが広がっていく。
やっぱりそれって、おかしくない?
浮かない気持ちのまま浴室へ入ると
「カラダ流して~」
まわりを気にすることなく甘えた声を出す友己。
ほんとこいつ、想い期入り殴ってやりたい。
「まずは髪の毛からだろ?」
なんて平然と言ってのける千隼にもイライラの限界。
あんたら絶対に距離感バグってるからっっ!
それ、幼馴染みの域じゃねぇからな!!!
「先に髪の毛な、髪の毛」
嬉しそうに風呂椅子に腰を下ろした友己の髪の毛にシャワーをかけていく千隼。
まじで洗うのかよ…。
ズキズキと胸が痛んで呼吸が苦しくなって
「俺がやるよ!」
思わず口走った絢世を千隼はものすごい形相で制止した。
「じっとしていろ」
背筋が冷たくなった気がして振り向くことすらできない。
仕事中は取引先とのビジネストーク以外は受け付けないような堅くてクルールな印象なのに、プライベートで千隼さんにデレデレ。
そのうえ千隼さんのことになるとこうやって、ときどき怖い顔を覗かせる。
それにこの前までは、俺のことが好きなんて言って店では抱きついてきたりもした。
佐原社長って、本当はどんな人なんだろう…?
あらためてつかみどころのない人だと思っていたら
「あ~やせっ、行くぞ」
急に後ろから抱きついてくるし。
正直、怖い。
何を考えているのか、まったく不明。
遊ばれているというのは痛いほどわかるからいますぐ帰りたいけど、2人にすると社長が何をするかわからないという気持ちもあって留まってしまう。
俺…、どうしたらいいんだろう?
絢世にバックハグ状態の友己を引き剥がし
「絢世、行くぞ」
そう声をかけてくれた千隼は2人でいるときのやさしいまんま。
なのに心の中がキリキリとえぐられていくように痛い。
このあと、千隼さんが社長の髪の毛やカラダを洗うんだよね…?
想像しただけで嫉妬しかわない。
嫌な気持ちが広がっていく。
やっぱりそれって、おかしくない?
浮かない気持ちのまま浴室へ入ると
「カラダ流して~」
まわりを気にすることなく甘えた声を出す友己。
ほんとこいつ、想い期入り殴ってやりたい。
「まずは髪の毛からだろ?」
なんて平然と言ってのける千隼にもイライラの限界。
あんたら絶対に距離感バグってるからっっ!
それ、幼馴染みの域じゃねぇからな!!!
「先に髪の毛な、髪の毛」
嬉しそうに風呂椅子に腰を下ろした友己の髪の毛にシャワーをかけていく千隼。
まじで洗うのかよ…。
ズキズキと胸が痛んで呼吸が苦しくなって
「俺がやるよ!」
思わず口走った絢世を千隼はものすごい形相で制止した。
「じっとしていろ」
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