190 / 670
第190話 脱がせて
しおりを挟む
「なぁ千隼、銭湯に来たってことは当然…服を脱がせてくれるだろ?」
…は?
千隼の言葉に反応してどうするべきか焦っていた絢世は固まった。
いや、さすがに頭おかしいでしょ社長。
「…は?」
ほらほら、千隼さんも引いてる。
「なんだよ冷たいな。昔みたいに脱がせっことかしたいなって思ったのにさ」
「いつの話だ?」
呆れる千隼に
「そうか。それは残念だ。俺は昔みたいに千隼とはしゃぎながらお風呂を愉しみたいと思って山のように溜まっている仕事を蹴ってまで来たんだぞ」
ぼやく友己。
いやいや社長、よく考えてみ?
昔みたいにって、いつの話って感じだし。
なんで大の大人が、恋人でもないヤツの服を脱がす?
しかも銭湯だぞ、ここ。
人も結構多い。
こんな場所で千隼さんがそんなことするはず…。
思った次の瞬間
「帰ろうかな」
友己がつぶやき、絢世はまた固まることになった。
千隼が友己のジャケットに手をかけていたから。
ウソ…だろ?
え…。
俺いま、何を見せられてんの?
まじで意味わかんないんだけど!
カラダの中が一瞬にして熱くなって、視界がぼんやりと黒く曇っているような気分。
友己がニヤけた顔でチラチラとこちらを見ているのがわかる。
いやもう…。
本当にぜんぜん意味がわかんねぇ!
社長はともかく千隼さんまで、一体なに考えてんだ?
「俺が帰ります…」
思わずそう絢世が口走ったとき、
「ここからは自分で脱ぐよ千隼。絢世も早く脱げ。何なら手伝ってやろうか?」
友己がふざけた感じで絢世のジャケットに手をかける。
なんだよ…。
まじムカつく。
そんな絢世に友己が耳元で囁いた。
「もっとヤキモチ妬けよ?」
…は?
千隼の言葉に反応してどうするべきか焦っていた絢世は固まった。
いや、さすがに頭おかしいでしょ社長。
「…は?」
ほらほら、千隼さんも引いてる。
「なんだよ冷たいな。昔みたいに脱がせっことかしたいなって思ったのにさ」
「いつの話だ?」
呆れる千隼に
「そうか。それは残念だ。俺は昔みたいに千隼とはしゃぎながらお風呂を愉しみたいと思って山のように溜まっている仕事を蹴ってまで来たんだぞ」
ぼやく友己。
いやいや社長、よく考えてみ?
昔みたいにって、いつの話って感じだし。
なんで大の大人が、恋人でもないヤツの服を脱がす?
しかも銭湯だぞ、ここ。
人も結構多い。
こんな場所で千隼さんがそんなことするはず…。
思った次の瞬間
「帰ろうかな」
友己がつぶやき、絢世はまた固まることになった。
千隼が友己のジャケットに手をかけていたから。
ウソ…だろ?
え…。
俺いま、何を見せられてんの?
まじで意味わかんないんだけど!
カラダの中が一瞬にして熱くなって、視界がぼんやりと黒く曇っているような気分。
友己がニヤけた顔でチラチラとこちらを見ているのがわかる。
いやもう…。
本当にぜんぜん意味がわかんねぇ!
社長はともかく千隼さんまで、一体なに考えてんだ?
「俺が帰ります…」
思わずそう絢世が口走ったとき、
「ここからは自分で脱ぐよ千隼。絢世も早く脱げ。何なら手伝ってやろうか?」
友己がふざけた感じで絢世のジャケットに手をかける。
なんだよ…。
まじムカつく。
そんな絢世に友己が耳元で囁いた。
「もっとヤキモチ妬けよ?」
26
あなたにおすすめの小説
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
落としたのは化粧じゃなく、みんなの心でした
444
BL
『醜い顔…汚らしい』
幼い頃、実母が病気によって早くに亡くなった数年後に新しい義母からそう言われたシリルは、その言葉が耳に残って16歳となった今も引きずっていた。
だが、義母のその言葉は真っ赤な嘘でシリルはとても美しかった。ただ前妻の息子であるシリルに嫉妬した結果こぼした八つ当たりの言葉であったのをシリルは知らずに、義母のいう醜い顔を隠すために化粧をする。
その結果、彼は化粧によって本当に醜い顔になってしまった。そんな彼が虐げられながらも徐々に周囲を絆す話
暴力表現があるところには※をつけております
第2王子は断罪役を放棄します!
木月月
BL
ある日前世の記憶が蘇った主人公。
前世で読んだ、悪役令嬢が主人公の、冤罪断罪からの巻き返し痛快ライフ漫画(アニメ化もされた)。
それの冒頭で主人公の悪役令嬢を断罪する第2王子、それが俺。内容はよくある設定で貴族の子供が通う学園の卒業式後のパーティーにて悪役令嬢を断罪して追放した第2王子と男爵令嬢は身勝手な行いで身分剥奪ののち追放、そのあとは物語に一切現れない、と言うキャラ。
記憶が蘇った今は、物語の主人公の令嬢をはじめ、自分の臣下や婚約者を選定するためのお茶会が始まる前日!5歳児万歳!まだ何も起こらない!フラグはバキバキに折りまくって折りまくって!なんなら5つ上の兄王子の臣下とかも!面倒いから!王弟として大公になるのはいい!だがしかし自由になる!
ここは剣と魔法となんならダンジョンもあって冒険者にもなれる!
スローライフもいい!なんでも選べる!だから俺は!物語の第2王子の役割を放棄します!
この話は小説家になろうにも投稿しています。
妖精です、囲われてます
うあゆ
BL
僕は妖精
森で気ままに暮らしていました。
ふと気づいたら人間に囲まれてました。
でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。
__________
妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精
なんやかんやお互い幸せに暮らします。
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
【創作BLオメガバース】優しくしないで
万里
BL
壮士(そうし)は男のΩ。幼馴染の雅人(まさと)にずっと恋をしていた。雅人は太陽のように眩しくて、壮士の世界を変えてくれた存在。彼の影を追うように、同じスポーツを始め、同じ高校に進学し、ずっと傍にいた。
しかし、壮士のヒートのせいで、雅人も充てられて発情してしまう。壮士は必死に項を守り、番になることを拒む。好きだからこそ、こんな形では結ばれたくなかった。壮士は彼の幸せを願って別の大学へ進学する。
新しい環境で出会ったのは、α・晴臣(はるおみ)。彼もまた、忘れられない人がいるという。
互いに“好きな人”を抱えたまま始まる関係。心の隙間を埋め合うふたり。けれど、偽りのはずだったその関係に、いつしか本物の感情が芽生えていく?
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる