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第518話 裏切りと監禁
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フラフラした様子のシズクから腕を掴まれた拍子に絢世の手からグラスが吹き飛んで床へ。
残り少なくなっていたルイボスティーとともにグラスは破片となって床に飛び散り、氷は派手に跳ねて転がった。
咄嗟に絢世を庇った千隼に飲みかけていたホットの緑茶が派手にかかる。
目の前で起こっている出来事がだんだんぼんやりとかすみはじめて、ゆらりと視界が歪む。
…なにこれ…?
薄れていく意識のなか
「…絢世…シズク…、ごめんな…」
大垣の声が何度もこだまする。
かすかに、ゆっくりと。
「大垣さ…?」
言葉になっていたかどうかはわからなかったけれど、絢世は確かに大垣の名前を口にした。
耳がぼやぼやとまわりの音を歪めていったあとはもう感覚はなく…。
目が覚めると見覚えのない部屋のなかで寝かされていることに気づいて焦る。
簡易で準備したと思われるソファベッドには布団が敷かれ、そこに自分が寝かされていることを理解した。
高そうな装飾品とは似つかわしくない棚に飾られたピンボケの写真たちがまた、気味の悪さを誇張する。
右手と右足、左手と左足をセットにした状態で拘束され、股を大きく広げたままの状態で身動きがとれない絢世は部屋のドアが開く気配を感じで視線を向けた。
そして後ろから背中を押されるような恰好で部屋へと入ってきた人物を見た瞬間
「…なんで…?」
反射的に言葉がこぼれていて戸惑う。
「俺らのこと…。ずっと裏切ってたってこと…?」
力が入らない声で聞く絢世に大垣は俯いたまま。
なにも応えてはくれなかった。
残り少なくなっていたルイボスティーとともにグラスは破片となって床に飛び散り、氷は派手に跳ねて転がった。
咄嗟に絢世を庇った千隼に飲みかけていたホットの緑茶が派手にかかる。
目の前で起こっている出来事がだんだんぼんやりとかすみはじめて、ゆらりと視界が歪む。
…なにこれ…?
薄れていく意識のなか
「…絢世…シズク…、ごめんな…」
大垣の声が何度もこだまする。
かすかに、ゆっくりと。
「大垣さ…?」
言葉になっていたかどうかはわからなかったけれど、絢世は確かに大垣の名前を口にした。
耳がぼやぼやとまわりの音を歪めていったあとはもう感覚はなく…。
目が覚めると見覚えのない部屋のなかで寝かされていることに気づいて焦る。
簡易で準備したと思われるソファベッドには布団が敷かれ、そこに自分が寝かされていることを理解した。
高そうな装飾品とは似つかわしくない棚に飾られたピンボケの写真たちがまた、気味の悪さを誇張する。
右手と右足、左手と左足をセットにした状態で拘束され、股を大きく広げたままの状態で身動きがとれない絢世は部屋のドアが開く気配を感じで視線を向けた。
そして後ろから背中を押されるような恰好で部屋へと入ってきた人物を見た瞬間
「…なんで…?」
反射的に言葉がこぼれていて戸惑う。
「俺らのこと…。ずっと裏切ってたってこと…?」
力が入らない声で聞く絢世に大垣は俯いたまま。
なにも応えてはくれなかった。
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