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少年期編
28 ヴィヴィアン領へ【後編】
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鉱山の街を後にした私たちは、続いてヴィヴィアン領の領都を訪れた。盟友様の一人、ずんぐりむっくりなモーツァルト、もとい領主のモーガン様に会うためだ。しかし屋敷を訪れてみると、モーガン様は視察に出ていて数日は戻らないと言う。数日は戻らない…ということは視察と言いつつ視察じゃないね。他領に出向いているってことか。そんなわけで、私たちの応対に出たのはモーガン様の息子さんだった。あ、息子さんはカツラじゃなくて地毛でした。この世界のお貴族様は、髪が薄くなってくるとカツラをつけるそうな。ダライアスは年を取っていてもまだフサフサだから地毛。そういう人もいる。
話がズレた。
息子さんはまだお若くて20代半ばのおにーさんだった。彼の話によると、モーガン様は奥様のご実家を訪れているらしい。その領は、王族を支持する貴族の領と隣り合っており、戦がある度に圧力がかかり、人や物資を差し出さざるを得ないという。モーガン様はそんな奥様のご実家を密かに援助しているのだそう。なるほど、それがモーガン様がダライアスと組んだ理由なんだね。
ヴィヴィアン領は、南部は農業に適した肥沃な土地が広がっている。特に葡萄は有名な銘柄があるのだそうだ。あ!イライジャさんが瓶を買ったのって…
「ねえ、ここのワインを何とか宣伝して売り出せないの?」
コソッとイライジャさんに尋ねたら、
「有名なばかりに贋物が出回ってね。高貴な方々に万が一贋物の粗悪品をつかませてしまうと、ウチに苦情が来るんだよ。」
悪い奴がいて困っちゃうよね、と代わりに答えた息子さんが眉を下げた。
ワインは高級なものになると瓶詰めして、安価なものは樽で販売するのだという。問題は瓶の値段が安価なこと。ラベルもなく、瓶だけでは見た目で区別ができず、簡単に安く贋物が作れてしまうわけだ。
「高級な商品だけ信用できる商人に専売させるんじゃダメなの?」
そう問えば、ああ、専売にはしているのね。でも、贋物はなくならない。
「安いものを高く売ったら大儲けができるだろう?」
それで、取り締まっても取り締まっても、一攫千金を夢見て贋物売りがわいて出る、と。ふむ。
「実は、こういったモノがあるのですがね、」
と、そこでイライジャさんが、私の試作品のラベルを貼ったワインボトルを取り出した。
「これなるは、我が商会の新商品でして…植物紙に銘柄、販売社などを書きまして。植物紙の製法は秘密。これを貼りましたら、贋物が減るのではございませんか?」
「おおっ!確かに!」
息子さんが食いついた。
「今すぐにでも買いたいくらいですよ!」
なんと早速商談成立。急遽、ヴィヴィアンでワインボトル用のラベルを作ることになった。こんなこともあろうかと、植物紙を余分に持ってきてよかった。嬉しさに顔を綻ばせる私とイライジャさんだったけど、贋物売りはそう易々と白旗をあげてはくれなかったのである。
◆◆◆
ラベルを貼って高級ワインを売り始めたヴィヴィアン領だが、なんと売り始めて三日と経たないうちに精巧な贋物が現れた。
「そんな…こんなやり方があるなんて…」
がっくりと項垂れる息子さんの前にあるものは…
なんと、安ワインのラベルの銘柄や販売商会の記載部分を削り取って、そこに似たような色の布を継ぎ当てて、高級ワインの銘柄と御用達の販売商会を上書きしていたのだ。
「むう…。中身が分かりやすいよう他の銘柄のワインにもラベルをつけましたからな…。それが裏目に出ましたか」
イライジャさんも、贋物売りがこんな手の込んだ偽装をしてくるとは思いもしなかった様子。なんというか…商魂たくましいね。
「でも、これでわかったじゃん。安ワインを仕入れているどこぞの商会が贋物売りだ。」
いい度胸じゃん。その喧嘩買ってやるよ。
私はニヤリと笑った。大丈夫、策はある。
まず、問題をひとつずつ挙げてみよう。
一つ目。高級ワインの販売方法。今までは、高級ワインを樽から一本一本瓶詰めするのは、ワインを販売する商会の役目でした。これを、今度から…
「え?ウチでやるんですか?!」
「そう。手間はかかるけど、領主様公認ってことで信頼性が増すし、箔がつく。」
ただし、高級ワインの中でもランクが上のもの――お貴族様、お金持ち用に限るけど。それなら数も少ないし、なんとかなると思われる。その代わり、そこまでやって贋物を出したらヴィヴィアン男爵家の信頼ががた落ちになるけどね。
「で、贋物売り対策だけど、」
「ラベルに男爵家公認の印を押す……他にはあんなもので本当に贋物売りがあぶり出せるのですか?」
イライジャさん、それは出てきてからのお楽しみだよ。私は対照表を見ながら、自信たっぷりに親指を立ててみせた。
「真実はいつも一つ!!」
……一度言ってみたかったんだよ。
そして。
やっぱり出ました。贋高級ワインが。けど、思った通り犯人は私のトラップには気づかなかったね。さあ行くよっ!贋物売りは…
「アンタが犯人だね、ボッタアンドクーリー商会!」
私がビシッと指差した小太りのおじさんは、長年ヴィヴィアンのワインを扱ってきた商会の会頭だ。
え~、ここはヴィヴィアン領主の館、大広間。壁の一部にだけど、あの『戦乙女』の壁画がドーンと描かれ、この場に集う面々をにらみ据えている。私とモーガン様の息子さん、近隣の代官様方に今回の贋ワインの被害者さん、それからヴィヴィアン領で活動する主だった商人の皆さんとギルドマスターさん。けっこう大人数だね。
ふむ。みんな信じられないって顔してるな~
「おやおや、何を言いだすかと思えば。」
疑惑のおじさんは、私を見下した様子で笑う。
「私は神と領主様に誓って、正しく商売をしておりますよ。高級ワインを騙るなど罰当たりなことを…」
子供に「犯人はおまえだぁ」って言われてもね。でも、ちゃ~んと証拠があるのよ。私はイライジャさんにあらかじめ用意してもらっていたレモン汁をスプーンに少量取った。それを、贋高級ワインのラベルの葡萄のイラストの上にぽつぽつと垂らしてみると…
「??」
「色が…変わりましたぞ!」
紫色だった葡萄の粒のいくつかが深紅にその色を変えたのだ。
「醸造元でラベルを貼った時ね、卸す商会によって色が変わる粒の配置パターンを変えてあるんだ。」
ちなみに葡萄のイラストは木版画なので、銘柄問わず共通。
「この配置パターンで変色するラベルは、ボッタアンドクーリー商会に卸したものなんだよ。」
種明かしをすると、葡萄のイラストに色付けするときに、特定の粒だけ顔料ではなくアントシアニン液で着色してあるのだ。そう!リトマス紙!紙を布で誤魔化せても、リトマス紙なんか再現できまい!…実はブルーベリーとか紫キャベツから、このリトマス紙もどきは簡単につくれるのだけどね。そんなことは教えないよ。
「なっ!しかし!私が売ったものを他の不届き者が細工して売りつけた!そうであるに違いない!」
往生際悪く叫ぶオジサン。言うと思った。だからトラップはもう一つ仕掛けておいたんだよ。
「ねえ、どうしてこんなに早く贋物が見つかったんだと思う?」
「??」
「懸賞金、さ!」
贋ワイン詐欺の被害に遭った人は、またカモにされる可能性がある。高級ワインを買っているのは、主に近隣の領主様及び大きな村や街を治める代官様、大商人などのお金持ち階級。ちょっと費用はかかったけど、先回りするために各地に早馬をやって、注意喚起とご褒美をちらつかせておいたのだ。
「高価なものを買ったら、必ず支払った金額を羊皮紙に記録し、金額の横にそれを売りつけた商会のサインをさせること。それがあれば、贋物を買わされた時、被害額プラス犯人捕縛協力の礼金をお支払いするよって、ね。」
礼金に釣られて、お金持ちの皆さんは快く協力してくれたよ。おかげで、こんなに早く犯人に辿り着けたわけ。それに、高額商品を売れば、商会は領収の証にサインをしなければならないってなると、今後こういう詐欺への抑止力にもなると思う。羊皮紙が高額だから日本みたいにその都度領収証を発行するわけにはいかないけど、要は痕跡が残ればいいのだ。売る側はともかく、買う側――貴族はどんぶり勘定で、誰から何をいくらで買ったかを、人によってはまったく記録していなかったんだよ。だから、贋物をつかまされても証拠がない。製造元に泣きつくしかなかったわけだ。
「ほら!ちゃんと記録も残ってるよ!」
被害者さんから預かった羊皮紙には、大きくボッタアンドクーリー商会のサイン。被害者さん曰く、商人はサインするのをかなり渋ったため、かえってその不審な様子が強く印象に残っているという。もう言い逃れはできないよ。
「男爵家を騙った巨額詐欺。ただお金を返せば済む…とは思ってないよね?」
なんせお貴族様の印を偽造し、お貴族様相手に詐欺を働いたのだ。私はすうっと目を細くした。
「ボッタアンドクーリー商会は取り潰しの上全財産没収。会頭は鉱山で終身労働、それ以下の商人は見習いも全員ギルドから追放処分…寛大な処分だと思うけど、異論はあるかな。」
大広間がざわめいた。イライジャさんがドン引きした顔で「おい、子供の言うことじゃないぞ?」って言ってきた。うん、「なにこの子供」って目線がビシバシ刺さってくるね。
けど、これでいい。
これは見せしめだから。
物理で首を飛ばさなかっただけ、情があるよ。
後日、ダライアス経由で聞いた話だ。ヴィヴィアン領での詐欺は、この時を境にめっきり減ったという。
話がズレた。
息子さんはまだお若くて20代半ばのおにーさんだった。彼の話によると、モーガン様は奥様のご実家を訪れているらしい。その領は、王族を支持する貴族の領と隣り合っており、戦がある度に圧力がかかり、人や物資を差し出さざるを得ないという。モーガン様はそんな奥様のご実家を密かに援助しているのだそう。なるほど、それがモーガン様がダライアスと組んだ理由なんだね。
ヴィヴィアン領は、南部は農業に適した肥沃な土地が広がっている。特に葡萄は有名な銘柄があるのだそうだ。あ!イライジャさんが瓶を買ったのって…
「ねえ、ここのワインを何とか宣伝して売り出せないの?」
コソッとイライジャさんに尋ねたら、
「有名なばかりに贋物が出回ってね。高貴な方々に万が一贋物の粗悪品をつかませてしまうと、ウチに苦情が来るんだよ。」
悪い奴がいて困っちゃうよね、と代わりに答えた息子さんが眉を下げた。
ワインは高級なものになると瓶詰めして、安価なものは樽で販売するのだという。問題は瓶の値段が安価なこと。ラベルもなく、瓶だけでは見た目で区別ができず、簡単に安く贋物が作れてしまうわけだ。
「高級な商品だけ信用できる商人に専売させるんじゃダメなの?」
そう問えば、ああ、専売にはしているのね。でも、贋物はなくならない。
「安いものを高く売ったら大儲けができるだろう?」
それで、取り締まっても取り締まっても、一攫千金を夢見て贋物売りがわいて出る、と。ふむ。
「実は、こういったモノがあるのですがね、」
と、そこでイライジャさんが、私の試作品のラベルを貼ったワインボトルを取り出した。
「これなるは、我が商会の新商品でして…植物紙に銘柄、販売社などを書きまして。植物紙の製法は秘密。これを貼りましたら、贋物が減るのではございませんか?」
「おおっ!確かに!」
息子さんが食いついた。
「今すぐにでも買いたいくらいですよ!」
なんと早速商談成立。急遽、ヴィヴィアンでワインボトル用のラベルを作ることになった。こんなこともあろうかと、植物紙を余分に持ってきてよかった。嬉しさに顔を綻ばせる私とイライジャさんだったけど、贋物売りはそう易々と白旗をあげてはくれなかったのである。
◆◆◆
ラベルを貼って高級ワインを売り始めたヴィヴィアン領だが、なんと売り始めて三日と経たないうちに精巧な贋物が現れた。
「そんな…こんなやり方があるなんて…」
がっくりと項垂れる息子さんの前にあるものは…
なんと、安ワインのラベルの銘柄や販売商会の記載部分を削り取って、そこに似たような色の布を継ぎ当てて、高級ワインの銘柄と御用達の販売商会を上書きしていたのだ。
「むう…。中身が分かりやすいよう他の銘柄のワインにもラベルをつけましたからな…。それが裏目に出ましたか」
イライジャさんも、贋物売りがこんな手の込んだ偽装をしてくるとは思いもしなかった様子。なんというか…商魂たくましいね。
「でも、これでわかったじゃん。安ワインを仕入れているどこぞの商会が贋物売りだ。」
いい度胸じゃん。その喧嘩買ってやるよ。
私はニヤリと笑った。大丈夫、策はある。
まず、問題をひとつずつ挙げてみよう。
一つ目。高級ワインの販売方法。今までは、高級ワインを樽から一本一本瓶詰めするのは、ワインを販売する商会の役目でした。これを、今度から…
「え?ウチでやるんですか?!」
「そう。手間はかかるけど、領主様公認ってことで信頼性が増すし、箔がつく。」
ただし、高級ワインの中でもランクが上のもの――お貴族様、お金持ち用に限るけど。それなら数も少ないし、なんとかなると思われる。その代わり、そこまでやって贋物を出したらヴィヴィアン男爵家の信頼ががた落ちになるけどね。
「で、贋物売り対策だけど、」
「ラベルに男爵家公認の印を押す……他にはあんなもので本当に贋物売りがあぶり出せるのですか?」
イライジャさん、それは出てきてからのお楽しみだよ。私は対照表を見ながら、自信たっぷりに親指を立ててみせた。
「真実はいつも一つ!!」
……一度言ってみたかったんだよ。
そして。
やっぱり出ました。贋高級ワインが。けど、思った通り犯人は私のトラップには気づかなかったね。さあ行くよっ!贋物売りは…
「アンタが犯人だね、ボッタアンドクーリー商会!」
私がビシッと指差した小太りのおじさんは、長年ヴィヴィアンのワインを扱ってきた商会の会頭だ。
え~、ここはヴィヴィアン領主の館、大広間。壁の一部にだけど、あの『戦乙女』の壁画がドーンと描かれ、この場に集う面々をにらみ据えている。私とモーガン様の息子さん、近隣の代官様方に今回の贋ワインの被害者さん、それからヴィヴィアン領で活動する主だった商人の皆さんとギルドマスターさん。けっこう大人数だね。
ふむ。みんな信じられないって顔してるな~
「おやおや、何を言いだすかと思えば。」
疑惑のおじさんは、私を見下した様子で笑う。
「私は神と領主様に誓って、正しく商売をしておりますよ。高級ワインを騙るなど罰当たりなことを…」
子供に「犯人はおまえだぁ」って言われてもね。でも、ちゃ~んと証拠があるのよ。私はイライジャさんにあらかじめ用意してもらっていたレモン汁をスプーンに少量取った。それを、贋高級ワインのラベルの葡萄のイラストの上にぽつぽつと垂らしてみると…
「??」
「色が…変わりましたぞ!」
紫色だった葡萄の粒のいくつかが深紅にその色を変えたのだ。
「醸造元でラベルを貼った時ね、卸す商会によって色が変わる粒の配置パターンを変えてあるんだ。」
ちなみに葡萄のイラストは木版画なので、銘柄問わず共通。
「この配置パターンで変色するラベルは、ボッタアンドクーリー商会に卸したものなんだよ。」
種明かしをすると、葡萄のイラストに色付けするときに、特定の粒だけ顔料ではなくアントシアニン液で着色してあるのだ。そう!リトマス紙!紙を布で誤魔化せても、リトマス紙なんか再現できまい!…実はブルーベリーとか紫キャベツから、このリトマス紙もどきは簡単につくれるのだけどね。そんなことは教えないよ。
「なっ!しかし!私が売ったものを他の不届き者が細工して売りつけた!そうであるに違いない!」
往生際悪く叫ぶオジサン。言うと思った。だからトラップはもう一つ仕掛けておいたんだよ。
「ねえ、どうしてこんなに早く贋物が見つかったんだと思う?」
「??」
「懸賞金、さ!」
贋ワイン詐欺の被害に遭った人は、またカモにされる可能性がある。高級ワインを買っているのは、主に近隣の領主様及び大きな村や街を治める代官様、大商人などのお金持ち階級。ちょっと費用はかかったけど、先回りするために各地に早馬をやって、注意喚起とご褒美をちらつかせておいたのだ。
「高価なものを買ったら、必ず支払った金額を羊皮紙に記録し、金額の横にそれを売りつけた商会のサインをさせること。それがあれば、贋物を買わされた時、被害額プラス犯人捕縛協力の礼金をお支払いするよって、ね。」
礼金に釣られて、お金持ちの皆さんは快く協力してくれたよ。おかげで、こんなに早く犯人に辿り着けたわけ。それに、高額商品を売れば、商会は領収の証にサインをしなければならないってなると、今後こういう詐欺への抑止力にもなると思う。羊皮紙が高額だから日本みたいにその都度領収証を発行するわけにはいかないけど、要は痕跡が残ればいいのだ。売る側はともかく、買う側――貴族はどんぶり勘定で、誰から何をいくらで買ったかを、人によってはまったく記録していなかったんだよ。だから、贋物をつかまされても証拠がない。製造元に泣きつくしかなかったわけだ。
「ほら!ちゃんと記録も残ってるよ!」
被害者さんから預かった羊皮紙には、大きくボッタアンドクーリー商会のサイン。被害者さん曰く、商人はサインするのをかなり渋ったため、かえってその不審な様子が強く印象に残っているという。もう言い逃れはできないよ。
「男爵家を騙った巨額詐欺。ただお金を返せば済む…とは思ってないよね?」
なんせお貴族様の印を偽造し、お貴族様相手に詐欺を働いたのだ。私はすうっと目を細くした。
「ボッタアンドクーリー商会は取り潰しの上全財産没収。会頭は鉱山で終身労働、それ以下の商人は見習いも全員ギルドから追放処分…寛大な処分だと思うけど、異論はあるかな。」
大広間がざわめいた。イライジャさんがドン引きした顔で「おい、子供の言うことじゃないぞ?」って言ってきた。うん、「なにこの子供」って目線がビシバシ刺さってくるね。
けど、これでいい。
これは見せしめだから。
物理で首を飛ばさなかっただけ、情があるよ。
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