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騎士学校編
67 VSアンデッド【後編】
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窓と完成した天井板パズル――二つが揃った瞬間、変化は起きた。窓の向こう側の無機質な漆喰の壁が消え、続き間のように広い空間が現れる。そこには、私たちが見慣れたあの巨大水晶玉魔道具――魔法威力増幅魔道具が、いくつも整然と並べられていた。
「ビンゴ…!」
そして。
その空間の隅に、黄金色の蛇に巻きつかれた人型の棺桶が壁に立てかけれていた。間違いない。これがアンデッド・ナイトの心臓、元騎士団長の魂を縛りつけているモノで、呪術の核!駆け寄ったロイが棺桶に巻きついた蛇を模擬剣で叩き斬り、その下を覆っていた白い粘糸を引きちぎるように取り去る。現れた黒い人型棺にはびっしりと術式が書かれていた。
「悍ましいもんだな。閉じこめられた魂は永遠に地獄の夢から抜けられないか」
クィンシーが憐れむようにその棺を見下ろし、呟いた。
「くっ!この棺桶、どうしたら開けられるんだ!」
アレックスが棺桶の継ぎ目に剣を差しこもうとしたり、力業でたたき割ろうとするものの、それはビクともしない。
「待て。呪術には解き方があるんだ。詩を…」
ネイサンがあの紙切れに目を落とし、次いで目を見開いた。
「どうした?」
「いや…」
もう何度か紙切れを食い入るように見つめたネイサンは、呆然とした顔を皆に向けた。
「解呪方法は……書かれていない」
◆◆◆
「解呪方法がない?そんなっ!」
どういうことよ!と、ジーナがネイサンの紙切れを奪い取って文字を追い…
「嘘…」
ぽつりと零した。
「たぶん……この詩も『ゴシックの部屋』と同じ作りなんだ。冒頭に解呪方法、その後に呪術上の定義をしている。それでこの紙切れは…その冒頭部分が失われているんだ」
ネイサンの言うとおり、紙切れは上の方が破り取られてしまっている。
「な…!」
皆、突然失われた希望に唖然とするばかり。そんな…だってアンデッド・ナイトを停止させ、魔道具の在処まで見つけ出したのに。
「他に…他に方法はないのか?!ほら、詩の中の一節、『――嗚呼!せめて屍衣には…
僕は泣き腫らした赤い目でスカルボに言い返した
――あの震えるハコヤナギの葉をおくれ。きっと僕の苦しみを湖の息吹きで和らげてくれる』!そうだ柳の葉!ないのか?」
フリッツが言って、皆は慌てて棺の周辺に目を走らせ…
「なんてことだ…」
「水を替えなかったから、根腐れを起こしてるわ。これはもうダメよ」
さらに絶望する結果となった。棺桶の影に隠すように花瓶が置かれ、柳と思しき一枝が活けられていたのだが……既に水から腐ってしまっていたのだ。恐らく、解呪できるよう術者――ヴァンサンが世話をしていたのだろうが、彼はあの夜会以来拘束され、ここに出入りはできなかったのだろう。結果、私たちは大ピンチだ。相変わらず後方にはアンデッド軍団と、レオが糸でグルグル巻きにしたアンデッド・ナイトが…
「危ないっ!!」
鋭い声に振り返れば、いつの間に糸を切ったのか、停止していたはずのアンデッド・ナイトが剣を振り下ろしてくるところだった。ハッ!私、咳をやめちゃってたぁ!!泣きすぎて涙腺が崩壊してるのに、気づかなかった。
「!!」
ガキン、と剣と剣がぶつかり合う。
「クィンシー!」
床に膝をつき、クィンシーが辛うじて剣を受けとめたものの、体勢がマズい。そこへ、
「なめんじゃねぇぞぉ!ゴルァア!!」
野太い声で叫んだジーナが、アンデッド・ナイトを背後から羽交い締めにして押さえつける。鎧をギリギリと軋ませ、アンデッド・ナイトは無言で拘束を逃れようとする。
「くっそぉ…どうすれば」
このままでは体力が尽き次第、私たちはアンデッド・ナイトに殺される。解呪ができないなら、どうすれば…!
「フリッツ!おまえ、さっき聖詩篇捧げてミイラ黙らせたよな?!光魔法で浄化、できるんじゃないか?!」
剣を受け、アンデッド・ナイトと押し合いながら、クィンシーが怒鳴った。
「え?!俺?いやいや、光魔法は確かに使えるけど、魔力量は他のヤツと大差ないぞ?」
本物の司祭サマじゃあるまいし、浄化魔法なんか無理だ!と、フリッツは叫び返す。
「魔力量は心配するな。人並みなヘボい光魔法でも、増幅すりゃ威力は増す!アレックス、あの魔道具一機パクってこい!で、俺の言うとおりに操作しろ!」
つまり、力押しだ。
「いや…浄化って光魔法の上位魔法だぞ?そんな力押しでできるわけ…」
「んなもんできなかった時考えりゃいい!時間がない!俺もジーナも持たないぃ~!」
「アレックス!俺も手伝う!」
「わひゃひもぉ~(訳:私も)」
三人で、手前に置かれていた大きな水晶玉魔道具を引っ張ってくる。
「どうすればいい?」
「まず…!他の魔道具との間に結界を張れ!万が一に、備える!」
「わひゃひがやるぅ~(訳:私がやる)」
「フリッツは…聖詩篇、唱えながらアンデッドに向かって魔力を練れ!」
「ど…どーなっても知らねぇからな!」
半ばヤケクソで死者に捧げる聖詩篇を詠唱し始めるフリッツ。
「アレックス…、魔道具の根もと…基盤、レバーかスイッチか…ないか?」
「は?そんな分かりやすいモンないぞ!」
「探せ…!なんかあるはずだ!」
なんかないかって……クィンシーのテキトーな指示に、残る三人は魔道具の台座の周りをグルグル回って調べるが…
「ツルッツルなんだが」
「うひがはにかくひへあるはもぉ~(訳:内側に隠してあるかも)」
堪らず私も加勢する。ほら、危険物のスイッチって、間違って触っても作動しないような安全策がしてあるんじゃないかな。火災警報器みたいにさ。
「あった!これか!」
ネイサンが叫ぶ。
「ク…ッ!早く!力負けする…!」
「手が滑るわぁあ!」
クィンシーとジーナの悲鳴交じりの声。そして次の瞬間、辺りに眩いばかりの光が弾けた。
◆◆◆
「そなた……もしや、乙女か?!」
気がついてはじめに耳に入ってきた声は、嗄れていて、目の前に白いローブを纏い、頭に立派な冠を戴せた初老の男を認め、私はようやく我にかえった。乙女…?
「あ…アンデッドは?」
泣きすぎて目がヒリヒリする。
「アンデッド?そんな気配はございませんが?」
初老の男の後ろから、柔らかな女性の声が言った。何故かその腕に赤ん坊を抱いている。場違い感がすごい。
「リリーちゅわ~ん、イイ子でおねんねしましたねぇ~。上に戻りますよぉ~」
どうも失礼しま~す、と赤ん坊を抱いた女性はにこやかに一礼して去っていった。何なんだ?
すると司祭様が部屋の片隅に目をやり、
「おお、地下に託児所ですか」
斬新ですのぉ~、と目を細めた。託児所?!
司祭様の視線を追うと…
「ベビーベッドがいっぱい…。『ギャン泣きしたお子様、ねんねするまで預かります』…おいっ!」
殺風景な部屋の隅に、明らかに場違いなファンシーなキッズスペースがあった。
…複数形の謎が解けた。
「児童福祉を呪いに使うなっ!」
思わず突っ込んでしまったのは仕方ないだろう。
ちなみに、部外者のサイラスたちは知らなかったが、騎士学校で働くママ従業員にとって、この泣き喚く子を預かってくれるサービスは大変好評だったりする。ヴァンサンはちゃんと専任のナニーも雇っていたし。地下だから騒音も気にならないし。まさに社内保育園。
話が逸れた。
「気配が…ない?」
そう、言われてみればアンデッドの気配が消えているんだ。さっきまで確かにクィンシーとジーナで押さえつけて…と、そこまで考えて、私はゆるゆると背後を振り返った。
「……え?」
床に膝をついたままのクィンシーと、だらりと力無く項垂れた甲冑を羽交い締めにしたジーナ。ごろん、と甲冑が床に転がり、兜が取れ――その中身は空っぽだった。
「………は?」
少し前まで後ろにいたアンデッド軍団が跡形もなく消えている。クィンシーたちの背後には、ゴシックの部屋のガラクタと、何もないがらんとした空間……
「浄化…成功したようだな」
クィンシーが呆然と呟き…
「サアラ、涙止まったの?じゃあハッピーバースデーだね!」
ティナの呑気な声が、立ち竦む私を祝福した。
◆◆◆
「え?司祭様?」
守備範囲バリ広の男色家で、昨日フライングで五人食べた?と、うっかり口走らなくてよかった。目の前に突如現れたローブのおじちゃんは、囚われの乙女を探しに来た司祭サマで、後ろの人達はお付きの人だという。
「怪しげな物音を辿り、ここに至った。しかしこれは…」
と、司祭サマたちは、当の乙女には目もくれず、ずらりと立ち並ぶ魔道具に目を奪われていた。そして、そこに新たな人物が登場する。
「ささ、こちらでございます」
聞き覚えのある媚びたねちっこい声と共に現れたのは…
「げっ!」
私たちとは反対側から、教官たちを引き連れ現れたのは、忘れもしないあのマーリン伯爵だった。
「ビンゴ…!」
そして。
その空間の隅に、黄金色の蛇に巻きつかれた人型の棺桶が壁に立てかけれていた。間違いない。これがアンデッド・ナイトの心臓、元騎士団長の魂を縛りつけているモノで、呪術の核!駆け寄ったロイが棺桶に巻きついた蛇を模擬剣で叩き斬り、その下を覆っていた白い粘糸を引きちぎるように取り去る。現れた黒い人型棺にはびっしりと術式が書かれていた。
「悍ましいもんだな。閉じこめられた魂は永遠に地獄の夢から抜けられないか」
クィンシーが憐れむようにその棺を見下ろし、呟いた。
「くっ!この棺桶、どうしたら開けられるんだ!」
アレックスが棺桶の継ぎ目に剣を差しこもうとしたり、力業でたたき割ろうとするものの、それはビクともしない。
「待て。呪術には解き方があるんだ。詩を…」
ネイサンがあの紙切れに目を落とし、次いで目を見開いた。
「どうした?」
「いや…」
もう何度か紙切れを食い入るように見つめたネイサンは、呆然とした顔を皆に向けた。
「解呪方法は……書かれていない」
◆◆◆
「解呪方法がない?そんなっ!」
どういうことよ!と、ジーナがネイサンの紙切れを奪い取って文字を追い…
「嘘…」
ぽつりと零した。
「たぶん……この詩も『ゴシックの部屋』と同じ作りなんだ。冒頭に解呪方法、その後に呪術上の定義をしている。それでこの紙切れは…その冒頭部分が失われているんだ」
ネイサンの言うとおり、紙切れは上の方が破り取られてしまっている。
「な…!」
皆、突然失われた希望に唖然とするばかり。そんな…だってアンデッド・ナイトを停止させ、魔道具の在処まで見つけ出したのに。
「他に…他に方法はないのか?!ほら、詩の中の一節、『――嗚呼!せめて屍衣には…
僕は泣き腫らした赤い目でスカルボに言い返した
――あの震えるハコヤナギの葉をおくれ。きっと僕の苦しみを湖の息吹きで和らげてくれる』!そうだ柳の葉!ないのか?」
フリッツが言って、皆は慌てて棺の周辺に目を走らせ…
「なんてことだ…」
「水を替えなかったから、根腐れを起こしてるわ。これはもうダメよ」
さらに絶望する結果となった。棺桶の影に隠すように花瓶が置かれ、柳と思しき一枝が活けられていたのだが……既に水から腐ってしまっていたのだ。恐らく、解呪できるよう術者――ヴァンサンが世話をしていたのだろうが、彼はあの夜会以来拘束され、ここに出入りはできなかったのだろう。結果、私たちは大ピンチだ。相変わらず後方にはアンデッド軍団と、レオが糸でグルグル巻きにしたアンデッド・ナイトが…
「危ないっ!!」
鋭い声に振り返れば、いつの間に糸を切ったのか、停止していたはずのアンデッド・ナイトが剣を振り下ろしてくるところだった。ハッ!私、咳をやめちゃってたぁ!!泣きすぎて涙腺が崩壊してるのに、気づかなかった。
「!!」
ガキン、と剣と剣がぶつかり合う。
「クィンシー!」
床に膝をつき、クィンシーが辛うじて剣を受けとめたものの、体勢がマズい。そこへ、
「なめんじゃねぇぞぉ!ゴルァア!!」
野太い声で叫んだジーナが、アンデッド・ナイトを背後から羽交い締めにして押さえつける。鎧をギリギリと軋ませ、アンデッド・ナイトは無言で拘束を逃れようとする。
「くっそぉ…どうすれば」
このままでは体力が尽き次第、私たちはアンデッド・ナイトに殺される。解呪ができないなら、どうすれば…!
「フリッツ!おまえ、さっき聖詩篇捧げてミイラ黙らせたよな?!光魔法で浄化、できるんじゃないか?!」
剣を受け、アンデッド・ナイトと押し合いながら、クィンシーが怒鳴った。
「え?!俺?いやいや、光魔法は確かに使えるけど、魔力量は他のヤツと大差ないぞ?」
本物の司祭サマじゃあるまいし、浄化魔法なんか無理だ!と、フリッツは叫び返す。
「魔力量は心配するな。人並みなヘボい光魔法でも、増幅すりゃ威力は増す!アレックス、あの魔道具一機パクってこい!で、俺の言うとおりに操作しろ!」
つまり、力押しだ。
「いや…浄化って光魔法の上位魔法だぞ?そんな力押しでできるわけ…」
「んなもんできなかった時考えりゃいい!時間がない!俺もジーナも持たないぃ~!」
「アレックス!俺も手伝う!」
「わひゃひもぉ~(訳:私も)」
三人で、手前に置かれていた大きな水晶玉魔道具を引っ張ってくる。
「どうすればいい?」
「まず…!他の魔道具との間に結界を張れ!万が一に、備える!」
「わひゃひがやるぅ~(訳:私がやる)」
「フリッツは…聖詩篇、唱えながらアンデッドに向かって魔力を練れ!」
「ど…どーなっても知らねぇからな!」
半ばヤケクソで死者に捧げる聖詩篇を詠唱し始めるフリッツ。
「アレックス…、魔道具の根もと…基盤、レバーかスイッチか…ないか?」
「は?そんな分かりやすいモンないぞ!」
「探せ…!なんかあるはずだ!」
なんかないかって……クィンシーのテキトーな指示に、残る三人は魔道具の台座の周りをグルグル回って調べるが…
「ツルッツルなんだが」
「うひがはにかくひへあるはもぉ~(訳:内側に隠してあるかも)」
堪らず私も加勢する。ほら、危険物のスイッチって、間違って触っても作動しないような安全策がしてあるんじゃないかな。火災警報器みたいにさ。
「あった!これか!」
ネイサンが叫ぶ。
「ク…ッ!早く!力負けする…!」
「手が滑るわぁあ!」
クィンシーとジーナの悲鳴交じりの声。そして次の瞬間、辺りに眩いばかりの光が弾けた。
◆◆◆
「そなた……もしや、乙女か?!」
気がついてはじめに耳に入ってきた声は、嗄れていて、目の前に白いローブを纏い、頭に立派な冠を戴せた初老の男を認め、私はようやく我にかえった。乙女…?
「あ…アンデッドは?」
泣きすぎて目がヒリヒリする。
「アンデッド?そんな気配はございませんが?」
初老の男の後ろから、柔らかな女性の声が言った。何故かその腕に赤ん坊を抱いている。場違い感がすごい。
「リリーちゅわ~ん、イイ子でおねんねしましたねぇ~。上に戻りますよぉ~」
どうも失礼しま~す、と赤ん坊を抱いた女性はにこやかに一礼して去っていった。何なんだ?
すると司祭様が部屋の片隅に目をやり、
「おお、地下に託児所ですか」
斬新ですのぉ~、と目を細めた。託児所?!
司祭様の視線を追うと…
「ベビーベッドがいっぱい…。『ギャン泣きしたお子様、ねんねするまで預かります』…おいっ!」
殺風景な部屋の隅に、明らかに場違いなファンシーなキッズスペースがあった。
…複数形の謎が解けた。
「児童福祉を呪いに使うなっ!」
思わず突っ込んでしまったのは仕方ないだろう。
ちなみに、部外者のサイラスたちは知らなかったが、騎士学校で働くママ従業員にとって、この泣き喚く子を預かってくれるサービスは大変好評だったりする。ヴァンサンはちゃんと専任のナニーも雇っていたし。地下だから騒音も気にならないし。まさに社内保育園。
話が逸れた。
「気配が…ない?」
そう、言われてみればアンデッドの気配が消えているんだ。さっきまで確かにクィンシーとジーナで押さえつけて…と、そこまで考えて、私はゆるゆると背後を振り返った。
「……え?」
床に膝をついたままのクィンシーと、だらりと力無く項垂れた甲冑を羽交い締めにしたジーナ。ごろん、と甲冑が床に転がり、兜が取れ――その中身は空っぽだった。
「………は?」
少し前まで後ろにいたアンデッド軍団が跡形もなく消えている。クィンシーたちの背後には、ゴシックの部屋のガラクタと、何もないがらんとした空間……
「浄化…成功したようだな」
クィンシーが呆然と呟き…
「サアラ、涙止まったの?じゃあハッピーバースデーだね!」
ティナの呑気な声が、立ち竦む私を祝福した。
◆◆◆
「え?司祭様?」
守備範囲バリ広の男色家で、昨日フライングで五人食べた?と、うっかり口走らなくてよかった。目の前に突如現れたローブのおじちゃんは、囚われの乙女を探しに来た司祭サマで、後ろの人達はお付きの人だという。
「怪しげな物音を辿り、ここに至った。しかしこれは…」
と、司祭サマたちは、当の乙女には目もくれず、ずらりと立ち並ぶ魔道具に目を奪われていた。そして、そこに新たな人物が登場する。
「ささ、こちらでございます」
聞き覚えのある媚びたねちっこい声と共に現れたのは…
「げっ!」
私たちとは反対側から、教官たちを引き連れ現れたのは、忘れもしないあのマーリン伯爵だった。
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