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建国~黎明~編
122 新商品発表イベント!
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あっという間にひと月が過ぎて。
冬晴れのその日、ウィリス村に豪奢な馬車が列を成して訪れた。
招待した全員が来てくれたようだ。正装したオフィーリアと並んで、青空の下彼らを迎える。
ここは、新・ウィリス村エリアの入口付近の広場だ。そこに、私たちと小綺麗な格好をさせた村人たちを配置し、お出迎えとおもてなしをする。
具体的には、ガーデンパーティーみたいな仕様にしてみました!イライジャさんやフリッツをフル活用して、テーブルクロスやらグラスやらを揃え、奮発してヴィヴィアンの赤を樽で仕入れたよ。
招待客の皆さんが揃ったところで、私は壇上に上がった。
「遠路はるばる、ようこそお越し下さいました!今日皆様をお招きしたのは他でもありません。世界を変える画期的な商品をご覧にいれるためです!」
堂々と口上を述べて、私は広場の入口をズビシィッ!と指し示した。そこには、二台の荷馬車と、小麦の麻袋やワイン樽がそれぞれ積み重ねてある。
「ただいまから!荷馬車レースを開催いたします!」
招待客の皆様を荷馬車の前にご案内し、私は荷馬車と積荷について説明する。
「今から、同じ条件…つまり、同じ荷物を積んだ二台の荷馬車でここからモルゲンまでの街道を走ります。どちらの馬車が早くゴールに到着するか競争します」
どちらの馬車も二頭立て。そして、積荷も同じ量。ズルがないか確認してもらうため、招待客の皆様に自由に荷や馬車を検分してもらう。それが終わると、私たちはあらかじめアルを通して借りておいた飛竜たちに、招待客の皆様を乗ってもらった。あ、ちゃんとベテランの竜騎士さんを連れてきたよー!
「それでは世紀の瞬間をご覧あれ!用意…」
スタート!!
私の合図で、街道に並べた荷馬車が一斉にスタートする。
「ん?サイラス殿、道が…」
早速、条件の違いに気づいた方がいる。そう。片方の馬車はコンクリートで平らに舗装された溝の上を、そして、もう片方の馬車は何の舗装もしていないそのままの道……つまり砂利道の上を走らせているのだ。そう…私が画期的な商品としたのは…
馬車鉄道だ!
たったひと月という短期間で工事ができたのは、道全体を舗装する必要がなかったから。馬車の車輪幅分だけ、二列の平らな舗装路があればいいのだ。日本の鉄道みたいに、鉄のレールを敷くにはお金的にも資源的にも無理がある。だから、コンクリートで平らな溝を作ったんだ。そして、馬車の車輪に、ジャイアントラーバの丈夫な皮を巻けば、タイヤ代わりになる。これは衝撃を吸収してくれると同時に、舗装路も傷つけない理想の素材だ。もちろん、以前ノーマンさんから譲り受けた超高級馬車を真似て、サスペンションやら衝撃を和らげる改造もしてある。
「灰色の道を走っている馬車が前に出たぞ!」
そう。そして、この二つの条件が揃った馬車は、スピードが出る。砂利道を走る荷馬車は、どうしてもでこぼこ道を走るがためにスピードを落とさざるを得ないし、かっ飛ばすと荷を破損する恐れがある。けれど、舗装路で凸凹を平らにしてあれば、その心配はない。安全に、かっ飛ばすことができるのだ。
まだ何キロも進んでいないのに、二台の荷馬車の差は歴然。新型馬車が大きくリードしている。
「従来の荷馬車は、どうしてもスピードを速くできませんでした。無理に走らせれば、荷を破損するばかりか、悪路に車輪を取られて横転する危険もあります」
先頭を飛ぶ飛竜から、私は声を張り上げて説明した。
「そして、故に遅い荷馬車は盗賊の標的にもなりやすい」
そう。一番の問題は荷の安全だ。遅い荷馬車は、とっても襲いやすい。しかも、街道を行く荷馬車の大半がロクな護衛をつけていないとなれば尚更だ。
「この『道路』なら、その問題を解決できます!」
何せ荷馬車のスピードって、人間が歩くより少し速い程度。時速でいうと七、八キロなんだよ。対して舗装路を走る馬車は、自転車並み――時速でいうと十五、六キロは出てるんじゃないかな。つまり、通常の倍速。今までならウィリス・モルゲン間は馬車で半日の距離だったけれど、舗装路と新型馬車を使うと約半分の二時間。まだまだ現代日本人の感覚では遅いと思うけど、このスピードは画期的なことなんだよ。
◆◆◆
さて。モルゲンに飛竜で先回りした私は、馬車を待つ間に招待客の皆さんに、早速件のコンクリートの製法を説明し、実演してみせた。
「火山灰が固まり石のようになると?確かにそれは素晴らしい発明だが、こうも簡単に教えてしまってよいのかね?」
そんな指摘をくれたのは、メドラウド公爵ノーマンさんだ。
「もちろん。我々はこの『道路』まで販売しようとは思っていませんから」
いくら工事が短期間で済むとはいえ、いちいち各地の道路工事なんか請け負ってたら、人件費や移動距離的に割に合わないでしょ。だから、『道路』の販売はしない。
「私たちは、皆様にこの『道路』を作っていただきたいのです」
そう。製法を教えてその地方の領主様がそれぞれ『道路』を建設してくれれば、私たちは一切お金をかけずに『道路』を拡張できるでしょ?とってもお得な話なのだ。それに、火山灰はバレン領にたくさんあるし、それを売るだけで、こっちはいい商売になるしね。
コンクリートが固まるには時間がかかる。よって荷馬車がゴールするまでの間、招待客の皆様を復興したモルゲンの街にご案内した。
「この短期間で道を作り、なお街まで復興したというのか」
驚愕に目を瞠るニミュエ公爵様。
「ええ。例のコンクリートは、石と石を接着するのに使えますからね。錬金術師を待たずに復興が叶ったのです」
私の言葉に、さらに目を見開く公爵様だけど…
実はね。復興、間に合わなかったんだ。
そんなわけで、綺麗になったのは入口付近の狭い区画だけ!その後ろの景色は、幻惑魔法とベニヤ板で誤魔化しましたっ!口が裂けても言わないけどね!
街をご案内して、軽食を振る舞っていたら新型馬車がモルゲンに到着した。従来型馬車はまだまだ来ない。まあ、最初から待つつもりはない。招待客の皆さんが街から戻ってくると、先ほど到着した新型馬車の横に、新たな乗り物がスタンバイしていた。
「さあ、第二レースの始まりですよ!」
張りきってそれぞれの選手…もとい荷馬車を紹介しようとする私に、すかさずノーマンさんが待ったをかけた。
「待て待て。サイラス君、いくらなんでもこれは勝負にならないだろう!どう見てもこっちの馬車の方が負荷が大きすぎる」
ノーマンさんが示したのは、新たに登場した荷馬車というより、列車みたいに一台の大きな客車の後ろに二台も荷車を連結した馬車。対してそれを牽く馬は二頭立てのまま。しかも、荷車には荷が満載されている。競争相手はさっき戻ってきた新型馬車で、馬も別の子に代えた。どう見たってこっちの方が有利…に見えるよねぇ。
「ああ。皆様、せっかくですから乗ってみて下さい」
私はニコニコと三両編成の馬車の扉を開けた。
「騙されたと思って。ああ、さっきの新型馬車は、向こうの道路を走りますから」
舗装路は、街道の真ん中を開けて両側に、ちゃんと複線にしてあるよ。道路条件は同じ。それじゃ、いっくよ~!
「用意…、発車っ!」
合図で同時に走り出す馬車、だけど。
「なっ!どういうことだ?!この速さは?!」
ノーマンさんが目を剥く。フッフッフ…驚いたかな?
スタートダッシュから、重いはずのこちらの連結馬車がさっきの新型馬車をぐんぐん引き離していく。その速さ、時速にして約40キロ――馬が人を乗せて長距離を走る最速スピード。
「この速さで、揺れも騒音もないだと?!」
それは、平らな舗装路とタイヤ擬き、そしてサスペンションのなせる業だよ。
あ、ちなみに後ろの荷台はそれなりに揺れも騒音もあるよ。従来型馬車と比べればずっとマシだけど。
「残念ながら、速さの秘密は企業秘密ですが。どうです?乗り心地がいいでしょう?」
実を言うと、馬が牽引しているだけじゃないんだ。
ねぇ…日本の電車に『クハ』とか『モハ』って文字があるの、見たことない??
『クハ』『モハ』の、『ク』は駆動の略で運転台がある車両、『モ』はモーターの略でモーターがついている車両のこと。(ちなみに『ハ』は普通座席の意味だよ)
この連結馬車は、それぞれの客車と荷台にモーターの役割をする魔道具を組み込んであるんだ。しかも風魔法で車両の重みを軽くしている。だから、二頭立てでこんなアホみたいなスピードが出るんだ。燃料は魔石。コストはかかるけど、需要はあると見ている。
「ウィリスまで一時間もかからないよ」
どうだいこの夢の乗り物は!
冬晴れのその日、ウィリス村に豪奢な馬車が列を成して訪れた。
招待した全員が来てくれたようだ。正装したオフィーリアと並んで、青空の下彼らを迎える。
ここは、新・ウィリス村エリアの入口付近の広場だ。そこに、私たちと小綺麗な格好をさせた村人たちを配置し、お出迎えとおもてなしをする。
具体的には、ガーデンパーティーみたいな仕様にしてみました!イライジャさんやフリッツをフル活用して、テーブルクロスやらグラスやらを揃え、奮発してヴィヴィアンの赤を樽で仕入れたよ。
招待客の皆さんが揃ったところで、私は壇上に上がった。
「遠路はるばる、ようこそお越し下さいました!今日皆様をお招きしたのは他でもありません。世界を変える画期的な商品をご覧にいれるためです!」
堂々と口上を述べて、私は広場の入口をズビシィッ!と指し示した。そこには、二台の荷馬車と、小麦の麻袋やワイン樽がそれぞれ積み重ねてある。
「ただいまから!荷馬車レースを開催いたします!」
招待客の皆様を荷馬車の前にご案内し、私は荷馬車と積荷について説明する。
「今から、同じ条件…つまり、同じ荷物を積んだ二台の荷馬車でここからモルゲンまでの街道を走ります。どちらの馬車が早くゴールに到着するか競争します」
どちらの馬車も二頭立て。そして、積荷も同じ量。ズルがないか確認してもらうため、招待客の皆様に自由に荷や馬車を検分してもらう。それが終わると、私たちはあらかじめアルを通して借りておいた飛竜たちに、招待客の皆様を乗ってもらった。あ、ちゃんとベテランの竜騎士さんを連れてきたよー!
「それでは世紀の瞬間をご覧あれ!用意…」
スタート!!
私の合図で、街道に並べた荷馬車が一斉にスタートする。
「ん?サイラス殿、道が…」
早速、条件の違いに気づいた方がいる。そう。片方の馬車はコンクリートで平らに舗装された溝の上を、そして、もう片方の馬車は何の舗装もしていないそのままの道……つまり砂利道の上を走らせているのだ。そう…私が画期的な商品としたのは…
馬車鉄道だ!
たったひと月という短期間で工事ができたのは、道全体を舗装する必要がなかったから。馬車の車輪幅分だけ、二列の平らな舗装路があればいいのだ。日本の鉄道みたいに、鉄のレールを敷くにはお金的にも資源的にも無理がある。だから、コンクリートで平らな溝を作ったんだ。そして、馬車の車輪に、ジャイアントラーバの丈夫な皮を巻けば、タイヤ代わりになる。これは衝撃を吸収してくれると同時に、舗装路も傷つけない理想の素材だ。もちろん、以前ノーマンさんから譲り受けた超高級馬車を真似て、サスペンションやら衝撃を和らげる改造もしてある。
「灰色の道を走っている馬車が前に出たぞ!」
そう。そして、この二つの条件が揃った馬車は、スピードが出る。砂利道を走る荷馬車は、どうしてもでこぼこ道を走るがためにスピードを落とさざるを得ないし、かっ飛ばすと荷を破損する恐れがある。けれど、舗装路で凸凹を平らにしてあれば、その心配はない。安全に、かっ飛ばすことができるのだ。
まだ何キロも進んでいないのに、二台の荷馬車の差は歴然。新型馬車が大きくリードしている。
「従来の荷馬車は、どうしてもスピードを速くできませんでした。無理に走らせれば、荷を破損するばかりか、悪路に車輪を取られて横転する危険もあります」
先頭を飛ぶ飛竜から、私は声を張り上げて説明した。
「そして、故に遅い荷馬車は盗賊の標的にもなりやすい」
そう。一番の問題は荷の安全だ。遅い荷馬車は、とっても襲いやすい。しかも、街道を行く荷馬車の大半がロクな護衛をつけていないとなれば尚更だ。
「この『道路』なら、その問題を解決できます!」
何せ荷馬車のスピードって、人間が歩くより少し速い程度。時速でいうと七、八キロなんだよ。対して舗装路を走る馬車は、自転車並み――時速でいうと十五、六キロは出てるんじゃないかな。つまり、通常の倍速。今までならウィリス・モルゲン間は馬車で半日の距離だったけれど、舗装路と新型馬車を使うと約半分の二時間。まだまだ現代日本人の感覚では遅いと思うけど、このスピードは画期的なことなんだよ。
◆◆◆
さて。モルゲンに飛竜で先回りした私は、馬車を待つ間に招待客の皆さんに、早速件のコンクリートの製法を説明し、実演してみせた。
「火山灰が固まり石のようになると?確かにそれは素晴らしい発明だが、こうも簡単に教えてしまってよいのかね?」
そんな指摘をくれたのは、メドラウド公爵ノーマンさんだ。
「もちろん。我々はこの『道路』まで販売しようとは思っていませんから」
いくら工事が短期間で済むとはいえ、いちいち各地の道路工事なんか請け負ってたら、人件費や移動距離的に割に合わないでしょ。だから、『道路』の販売はしない。
「私たちは、皆様にこの『道路』を作っていただきたいのです」
そう。製法を教えてその地方の領主様がそれぞれ『道路』を建設してくれれば、私たちは一切お金をかけずに『道路』を拡張できるでしょ?とってもお得な話なのだ。それに、火山灰はバレン領にたくさんあるし、それを売るだけで、こっちはいい商売になるしね。
コンクリートが固まるには時間がかかる。よって荷馬車がゴールするまでの間、招待客の皆様を復興したモルゲンの街にご案内した。
「この短期間で道を作り、なお街まで復興したというのか」
驚愕に目を瞠るニミュエ公爵様。
「ええ。例のコンクリートは、石と石を接着するのに使えますからね。錬金術師を待たずに復興が叶ったのです」
私の言葉に、さらに目を見開く公爵様だけど…
実はね。復興、間に合わなかったんだ。
そんなわけで、綺麗になったのは入口付近の狭い区画だけ!その後ろの景色は、幻惑魔法とベニヤ板で誤魔化しましたっ!口が裂けても言わないけどね!
街をご案内して、軽食を振る舞っていたら新型馬車がモルゲンに到着した。従来型馬車はまだまだ来ない。まあ、最初から待つつもりはない。招待客の皆さんが街から戻ってくると、先ほど到着した新型馬車の横に、新たな乗り物がスタンバイしていた。
「さあ、第二レースの始まりですよ!」
張りきってそれぞれの選手…もとい荷馬車を紹介しようとする私に、すかさずノーマンさんが待ったをかけた。
「待て待て。サイラス君、いくらなんでもこれは勝負にならないだろう!どう見てもこっちの馬車の方が負荷が大きすぎる」
ノーマンさんが示したのは、新たに登場した荷馬車というより、列車みたいに一台の大きな客車の後ろに二台も荷車を連結した馬車。対してそれを牽く馬は二頭立てのまま。しかも、荷車には荷が満載されている。競争相手はさっき戻ってきた新型馬車で、馬も別の子に代えた。どう見たってこっちの方が有利…に見えるよねぇ。
「ああ。皆様、せっかくですから乗ってみて下さい」
私はニコニコと三両編成の馬車の扉を開けた。
「騙されたと思って。ああ、さっきの新型馬車は、向こうの道路を走りますから」
舗装路は、街道の真ん中を開けて両側に、ちゃんと複線にしてあるよ。道路条件は同じ。それじゃ、いっくよ~!
「用意…、発車っ!」
合図で同時に走り出す馬車、だけど。
「なっ!どういうことだ?!この速さは?!」
ノーマンさんが目を剥く。フッフッフ…驚いたかな?
スタートダッシュから、重いはずのこちらの連結馬車がさっきの新型馬車をぐんぐん引き離していく。その速さ、時速にして約40キロ――馬が人を乗せて長距離を走る最速スピード。
「この速さで、揺れも騒音もないだと?!」
それは、平らな舗装路とタイヤ擬き、そしてサスペンションのなせる業だよ。
あ、ちなみに後ろの荷台はそれなりに揺れも騒音もあるよ。従来型馬車と比べればずっとマシだけど。
「残念ながら、速さの秘密は企業秘密ですが。どうです?乗り心地がいいでしょう?」
実を言うと、馬が牽引しているだけじゃないんだ。
ねぇ…日本の電車に『クハ』とか『モハ』って文字があるの、見たことない??
『クハ』『モハ』の、『ク』は駆動の略で運転台がある車両、『モ』はモーターの略でモーターがついている車両のこと。(ちなみに『ハ』は普通座席の意味だよ)
この連結馬車は、それぞれの客車と荷台にモーターの役割をする魔道具を組み込んであるんだ。しかも風魔法で車両の重みを軽くしている。だから、二頭立てでこんなアホみたいなスピードが出るんだ。燃料は魔石。コストはかかるけど、需要はあると見ている。
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