わたしの事は忘れて

樹里

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18の夜

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ねぇどういう事?本当の事言ってよ!
セックスし終えた後の事だった。ジャーっと水の音が奥で聞こえる。
私は慎吾に近寄ってスマホの画面を突きつけた。
なんで勝手に見てるんだよ。貸せよ。私の手から取り上げてそう声を上げた
「また泊まりにいくね。クマのスタンプ」


私は高校卒業後、18歳で地元を離れ都会に引っ越した。
その訳は就職先で内定を貰った為である。
田舎の臭い匂いとは違い新しい何かが私を奮い立たせた。

「やっぱ都会っていいよね~」 友人の敦子が言った。
「遊ぶ所も沢山あるし、デパートが近くにあるからすぐ買い物できちゃう。カッコイイ男も沢山いるし~」
敦子は口を止め、一旦考えてから
「ねぇ、今夜さっそく例のBarに行かない?」
私は夜の街に出た事があまり無い。敦子とは違い夜の世界には全く興味が無く過ごしてきた。というか、地元では夜開いているお店がほぼ無く、中年のおじさんや、古びた格好をしてプカプカとタバコを蒸す人たちが訪れるスナックくらいしかないのだ。
私は小さく頷いた。

んっ。??と目を覚ますと朝6時半。一瞬クラッと目眩がした。
その後すぐ状況を掴んだ私はとっさに起き上がった。
「やっば、遅刻する!!!」
そう。私は大の朝が苦手なタイプだ。それなのに朝の早い仕事を
しなくちゃいけないからどうしてこの道を選んだのだろう。
と、つくづく思う

「うっ。」気持ちが悪い。
間に合わないと感じた私はタクシーの中にいた。
昨日のお酒が大分残っているのだろう。
胃から漂ってきた匂いで昨夜の感覚が蘇ってきた。
それと同時にピコン、、と携帯の音がする。
「昨日は有難う。楽しかった。またね」
え…?誰…?思い出せない。
アイコンを見ると敦子では無いとすぐに分かった。
職場が近づいてきた。私は慌てて携帯を鞄の中に押し込んだ
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