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第85話 竜、調査をする
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「それじゃ俺は行くぜ。生きてたらまた会おう」
「ああ。助かった。次は金を取るからな?」
「分かってるよ」
ディランが魔石に気付くより数時間ほど前。
コレルとウェリスは町の外で握手を交わしていた。城下町のあちこちに仕掛けた魔石を人知れず設置したので仕事は終わりだとウェリスは旅立つことにしたからである。
「ドラゴンか、冒険者はよく分からんな。まあ、平民はそういう仕事しか大金にありつけないのかもしれないけども」
コレルはウェリスを見送った後、再び城下町へ入っていく。
そろそろ人が出入りし、祭りが始まるため見晴らしのいい場所へと移動する。
「町の中心にある教会は必ずパレードの馬車が通る。あの鐘塔の上にするか」
コレルは少しの変装だけで町を歩いていた。自分を知る者は殆どいないと分かっているからだ。
下手に顔を隠したりする方が怪しまれてしまう。そういう意味でもコレルは頭が回る男であった。
だが、ヴァールへの復讐心は抑えられないでいる愚鈍さもある。
「……予定が早まったが、この国の王と一緒にくたばれ……ヴァール」
◆ ◇ ◆
「あった……!」
「わほぉん!」
「この袋に入れてダル。私は触らない方がいいみたいだし」
ダルと行動を共にしているユリが魔石を見つけて袋に入れるように指示する。
咥えた魔石をユリが広げた袋にポイと投げ入れた。
「しっかし、よくこれだけの魔石を集めたわね……まだあるっぽいし」
「わほぉん……」
あれからディランとつかず離れずといった距離を保ち、ルミナスと共に魔石の回収を行っていた。
町の半分ほどで、すでに二十個ほど拾っているところだ。
魔石に触るなと言ったのはディランで、嫌な予感がするからという理由だった。
「町はもう半分あるか、人間が多くなってきたから困るのう……」
「弱気にならないで!? だから私を連れて来たんでしょ?」
祭りも徐々に盛り上がり始めてきたので大通りでは露店に集まったり広場で食事をしたりする者が増えていた。
そんな中、自分とアッシュウルフ達だけが路地に居ると怪しいため、ユリを連れて来たというのもある。
話がよくできる彼女なら誰かに話しかけられても回避しやすいと考えたからだ。
「まあ、そうじゃな。続けるとしようぞ」
「うん! 行こ、ダルにルミナス!」
「わほぉん」
「わん!」
そんな調子で裏路地を進んでいく。
ディランやダル達が魔石を検知できるのだがいずれも見つけにくい場所にあった。
放置された桶、樽の中、軒下、壁の穴といった、しばらく人が見ない、近づかなさそうなところだ。
「ここにもあるか。どうやら作為的な設置で間違いなさそうじゃて」
ディランがさらに一つの魔石を摘まんで袋に入れる。ユリはそこで首を傾げてディランへ質問するように口を開いた。
「目的が分からないですね。それに、ひょっこり見つかって回収されちゃったらどうするつもりだったんだろう? 今みたいに」
「ふむ、もしこれをワシが撒くとしたらそれでもいいと考えるじゃろうな」
「どうして?」
「わほぉん?」
ディランは自分が目的をもって魔石をばら撒くなら見つかってもいいようにすると口にする。ユリとダルが顔を見合わせて首を傾げた。
「拾われてもいいように細工を施すからじゃな。人間の戦争でもあったが、これに魔法を封入してその辺に置いておくのじゃ。そしてそれを拾ったのを確認した瞬間、爆発させる」
「……!?」
「わほぉん!?」
「わん」
ディランが目を細め、手で爆発する仕草を見せるとユリは袋を放り投げてダルに抱き着いた。ぎゅっと首が締まりダルの立派な尻尾がピンと立つ。
ルミナスがダルの尻尾をタシタシと撫でる中、ディランが続ける。
「こいつはそういった類のものでは無いから安心してええ。もしそうなら袋はワシが持つわい」
「な、なぁんだ……びっくりした。分かるんですね? そういえばダル達も発見するの凄いね」
「まあ、ジジイは経験だけは豊富じゃからのう。攻撃魔法でないということは分かる。攻撃魔法であればチリつく感じがあるからじゃ。それと魔石は魔物が食えば腹の足しになる。匂いでわかるんじゃよ」
「へえ……でもどんな魔法かまでは?」
「わからん。まあ集中して解析でもすれば別じゃが、婆さん達が待っておるしとっとと終わらせるぞい」
「そうですね!」
「わほぉん」
「わん!」
そう言ってさらに探索を続ける。
そこでふと、ユリがダルの頭を見ながらディランに尋ねた。
「じゃあ魔石はこの子達に食べさせるんですか?」
「いや、処分するつもりじゃ。食べてもええが、どんな変化が起こるかわからんのが魔物と魔石の関係でな。単純に強くなることもあれば、能力が身につくこともある」
「いいじゃないですか! アッシュウルフ達が強くなるかも!」
「わほぉん♪」
「わんわん♪」
「ただ、死ぬことはなくても狂暴化するかもしれんし、巨大化するかもしれん。自我を失ってしまった個体もおるからのう」
「ダメだよ食べちゃ!」
「わほぉん……」
「わん……」
ユリが二頭の首を両手で抱き寄せて叫ぶ。アッシュウルフ達がぶるぶると震えていた。
「まあ、よくわからんものは食べるなということじゃ。おっと、ここにもあるわい」
「はー、物知りですねやっぱり。私も、もっと勉強したいかも」
「ウチに本もあるから来た時に読むといいわい。さて、次じゃ」
「はい! ……って、あれ? ダル、ルミナス?」
ディラン達が次の目標へ向かおうとしたその時、ダルとルミナスの姿が消えた。
先に行ったのかと思い、周囲を見ると建物の陰から通りへ首を出していた。
「どうしたのじゃ?」
「なにかあるの? あ、いい匂い」
二頭が見ていた先には屋台があり、そこから肉の焼けるいい匂いがしていたのだ。
「食べたいのかのう?」
「わほぉん!?」
「わん!?」
「あ、目を背けたわ」
ディランが尋ねると二頭はびっくりした声を上げた後、そっぽを向いた。
しかし、口から涎が出るのは止められない。
「ユリよ、すまんが買ってきてくれるかのう。ワシらの分もな」
「あ、はい!」
「仕事をしてくれておるから、それくらいは買ってやるわい。ヤクトも今頃なにか食べておるじゃろうし」
「わほぉん……♪」
「わん!」
ユリがお金を預かると、屋台へ走っていく。ダルとルミナスは買ってもらえることに喜び、尻尾を千切れんばかりに振っていた。
「朝飯は食べたのに元気じゃわい。む?」
「きゃっ!?」
「うわ!?」
ディランが二頭を撫でまわしていると、通りでユリの声が聞こえて来た。見れば誰かとぶつかりお互い尻もちをついていたところだった。
「ダル、ちょっとユリのところへ行くのじゃ」
「わほぉん!」
そこでディランがダルを派遣する。
尻もちをついた男が忌々しいとばかりにユリを見ながら声を上げる。
「ちゃんと前を向いて歩け! これだから平民は……」
「ごめんなさい! ちょっと急いでいたもので……って、ロクニクス王国でディランさんとぶつかった人だ!」
「なんだと……? ……!? あ、あなたは! よく覚えていましたね」
「その髪型と色でピンときました!」
紫髪の男、コレルがユリとぶつかっていた。
すぐにユリが気づき、悪態をついていたコレルはまずいと取り繕う。
するとそこへダルがユリの下へ訪れた。
「わほぉん?」
「うお!? ま、魔物!?」
「ああ、私の友達です。はい、立ってください!」
「あ、ありがとう……」
ダルを目の前にして驚くコレル。そこでユリが先に立ち上がり、コレルに手を差し出す。立ち上がったコレルは埃を払ってからにこりと笑いかける。
「すまない、よそ見をしていた」
「いえ! この子に串焼きを買うのに夢中で私こそすみませんでした! でもまたよそ見してぶつかるなんてびっくりしますね!」
「あ、ああ」
「? どうしました?」
にこっと笑うユリを見て視線を逸らす。ユリが首を傾げていると、コレルはそそくさと離れていく。
「では私はこれで失礼。祭りで人が多い、気を付けてください」
「あ、はい!」
早足でコレルは立ち去り、ユリは手を振って見送った。その様子を陰から見ていたディランは目を細めてコレルの背を見ていた。
「ふむ――」
「ああ。助かった。次は金を取るからな?」
「分かってるよ」
ディランが魔石に気付くより数時間ほど前。
コレルとウェリスは町の外で握手を交わしていた。城下町のあちこちに仕掛けた魔石を人知れず設置したので仕事は終わりだとウェリスは旅立つことにしたからである。
「ドラゴンか、冒険者はよく分からんな。まあ、平民はそういう仕事しか大金にありつけないのかもしれないけども」
コレルはウェリスを見送った後、再び城下町へ入っていく。
そろそろ人が出入りし、祭りが始まるため見晴らしのいい場所へと移動する。
「町の中心にある教会は必ずパレードの馬車が通る。あの鐘塔の上にするか」
コレルは少しの変装だけで町を歩いていた。自分を知る者は殆どいないと分かっているからだ。
下手に顔を隠したりする方が怪しまれてしまう。そういう意味でもコレルは頭が回る男であった。
だが、ヴァールへの復讐心は抑えられないでいる愚鈍さもある。
「……予定が早まったが、この国の王と一緒にくたばれ……ヴァール」
◆ ◇ ◆
「あった……!」
「わほぉん!」
「この袋に入れてダル。私は触らない方がいいみたいだし」
ダルと行動を共にしているユリが魔石を見つけて袋に入れるように指示する。
咥えた魔石をユリが広げた袋にポイと投げ入れた。
「しっかし、よくこれだけの魔石を集めたわね……まだあるっぽいし」
「わほぉん……」
あれからディランとつかず離れずといった距離を保ち、ルミナスと共に魔石の回収を行っていた。
町の半分ほどで、すでに二十個ほど拾っているところだ。
魔石に触るなと言ったのはディランで、嫌な予感がするからという理由だった。
「町はもう半分あるか、人間が多くなってきたから困るのう……」
「弱気にならないで!? だから私を連れて来たんでしょ?」
祭りも徐々に盛り上がり始めてきたので大通りでは露店に集まったり広場で食事をしたりする者が増えていた。
そんな中、自分とアッシュウルフ達だけが路地に居ると怪しいため、ユリを連れて来たというのもある。
話がよくできる彼女なら誰かに話しかけられても回避しやすいと考えたからだ。
「まあ、そうじゃな。続けるとしようぞ」
「うん! 行こ、ダルにルミナス!」
「わほぉん」
「わん!」
そんな調子で裏路地を進んでいく。
ディランやダル達が魔石を検知できるのだがいずれも見つけにくい場所にあった。
放置された桶、樽の中、軒下、壁の穴といった、しばらく人が見ない、近づかなさそうなところだ。
「ここにもあるか。どうやら作為的な設置で間違いなさそうじゃて」
ディランがさらに一つの魔石を摘まんで袋に入れる。ユリはそこで首を傾げてディランへ質問するように口を開いた。
「目的が分からないですね。それに、ひょっこり見つかって回収されちゃったらどうするつもりだったんだろう? 今みたいに」
「ふむ、もしこれをワシが撒くとしたらそれでもいいと考えるじゃろうな」
「どうして?」
「わほぉん?」
ディランは自分が目的をもって魔石をばら撒くなら見つかってもいいようにすると口にする。ユリとダルが顔を見合わせて首を傾げた。
「拾われてもいいように細工を施すからじゃな。人間の戦争でもあったが、これに魔法を封入してその辺に置いておくのじゃ。そしてそれを拾ったのを確認した瞬間、爆発させる」
「……!?」
「わほぉん!?」
「わん」
ディランが目を細め、手で爆発する仕草を見せるとユリは袋を放り投げてダルに抱き着いた。ぎゅっと首が締まりダルの立派な尻尾がピンと立つ。
ルミナスがダルの尻尾をタシタシと撫でる中、ディランが続ける。
「こいつはそういった類のものでは無いから安心してええ。もしそうなら袋はワシが持つわい」
「な、なぁんだ……びっくりした。分かるんですね? そういえばダル達も発見するの凄いね」
「まあ、ジジイは経験だけは豊富じゃからのう。攻撃魔法でないということは分かる。攻撃魔法であればチリつく感じがあるからじゃ。それと魔石は魔物が食えば腹の足しになる。匂いでわかるんじゃよ」
「へえ……でもどんな魔法かまでは?」
「わからん。まあ集中して解析でもすれば別じゃが、婆さん達が待っておるしとっとと終わらせるぞい」
「そうですね!」
「わほぉん」
「わん!」
そう言ってさらに探索を続ける。
そこでふと、ユリがダルの頭を見ながらディランに尋ねた。
「じゃあ魔石はこの子達に食べさせるんですか?」
「いや、処分するつもりじゃ。食べてもええが、どんな変化が起こるかわからんのが魔物と魔石の関係でな。単純に強くなることもあれば、能力が身につくこともある」
「いいじゃないですか! アッシュウルフ達が強くなるかも!」
「わほぉん♪」
「わんわん♪」
「ただ、死ぬことはなくても狂暴化するかもしれんし、巨大化するかもしれん。自我を失ってしまった個体もおるからのう」
「ダメだよ食べちゃ!」
「わほぉん……」
「わん……」
ユリが二頭の首を両手で抱き寄せて叫ぶ。アッシュウルフ達がぶるぶると震えていた。
「まあ、よくわからんものは食べるなということじゃ。おっと、ここにもあるわい」
「はー、物知りですねやっぱり。私も、もっと勉強したいかも」
「ウチに本もあるから来た時に読むといいわい。さて、次じゃ」
「はい! ……って、あれ? ダル、ルミナス?」
ディラン達が次の目標へ向かおうとしたその時、ダルとルミナスの姿が消えた。
先に行ったのかと思い、周囲を見ると建物の陰から通りへ首を出していた。
「どうしたのじゃ?」
「なにかあるの? あ、いい匂い」
二頭が見ていた先には屋台があり、そこから肉の焼けるいい匂いがしていたのだ。
「食べたいのかのう?」
「わほぉん!?」
「わん!?」
「あ、目を背けたわ」
ディランが尋ねると二頭はびっくりした声を上げた後、そっぽを向いた。
しかし、口から涎が出るのは止められない。
「ユリよ、すまんが買ってきてくれるかのう。ワシらの分もな」
「あ、はい!」
「仕事をしてくれておるから、それくらいは買ってやるわい。ヤクトも今頃なにか食べておるじゃろうし」
「わほぉん……♪」
「わん!」
ユリがお金を預かると、屋台へ走っていく。ダルとルミナスは買ってもらえることに喜び、尻尾を千切れんばかりに振っていた。
「朝飯は食べたのに元気じゃわい。む?」
「きゃっ!?」
「うわ!?」
ディランが二頭を撫でまわしていると、通りでユリの声が聞こえて来た。見れば誰かとぶつかりお互い尻もちをついていたところだった。
「ダル、ちょっとユリのところへ行くのじゃ」
「わほぉん!」
そこでディランがダルを派遣する。
尻もちをついた男が忌々しいとばかりにユリを見ながら声を上げる。
「ちゃんと前を向いて歩け! これだから平民は……」
「ごめんなさい! ちょっと急いでいたもので……って、ロクニクス王国でディランさんとぶつかった人だ!」
「なんだと……? ……!? あ、あなたは! よく覚えていましたね」
「その髪型と色でピンときました!」
紫髪の男、コレルがユリとぶつかっていた。
すぐにユリが気づき、悪態をついていたコレルはまずいと取り繕う。
するとそこへダルがユリの下へ訪れた。
「わほぉん?」
「うお!? ま、魔物!?」
「ああ、私の友達です。はい、立ってください!」
「あ、ありがとう……」
ダルを目の前にして驚くコレル。そこでユリが先に立ち上がり、コレルに手を差し出す。立ち上がったコレルは埃を払ってからにこりと笑いかける。
「すまない、よそ見をしていた」
「いえ! この子に串焼きを買うのに夢中で私こそすみませんでした! でもまたよそ見してぶつかるなんてびっくりしますね!」
「あ、ああ」
「? どうしました?」
にこっと笑うユリを見て視線を逸らす。ユリが首を傾げていると、コレルはそそくさと離れていく。
「では私はこれで失礼。祭りで人が多い、気を付けてください」
「あ、はい!」
早足でコレルは立ち去り、ユリは手を振って見送った。その様子を陰から見ていたディランは目を細めてコレルの背を見ていた。
「ふむ――」
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