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旅の始まり
過酷な初仕事へ
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「ね、ねえ、本当に行くの? なら私も……」
「プリメラはダメだよ。もし捕まったらセック……ぐあ!?」
訓練期間が終わった翌日、僕はギルドへ行くための準備を進めていた。
とりあえず一人で大丈夫なのと、他にも冒険者が一緒なので危険はまだ少ないためプリメラが心配することでもない。
言ってはならない言葉を発した報いを受けた僕が吹き飛んでいると、プリメラは大声で叫ぶ。
「言うな! ま、まあ、あんたが強いのは知っているけど……また殺すことになるかもしれないから、さ」
「うん、まあ敵なら倒さないと」
「私が言えることじゃないと思うけど、あんまり殺すのは良くないと思うの」
「そう? でも殺さないと殺されるじゃないか」
「そう……だけど。全員がそうしたいって思っていないかも、だし。命令されただけとか」
うーん、どうも僕が人間を殺すことを良く思っていないらしい。リスの件は僕が悪い……と思う。けど、攻撃されたら返さないとこっちがやられるのは野営試験でわかっているはずなのに。
「分かったよ、なるべく殺さないようにする」
「うん、それがいいわ。多分、殺してばかりだと心がおかしくなるよ。で、私は本当に行かなくていいの?」
心がおかしくなる、か。
僕はそれがよくわからないから返事をするのは難しい。
「大丈夫、行ってくるよ。その間はタバサさんのところとかいいんじゃないかな」
「うん」
だからそこには触れずに僕は宿を後にする。
こういう場合、見られていない方がいいのかもしれないと考えながら早朝のギルドへ足を運ぶ。
まだ人間達もまばらにしかいない道を歩いているとギルさん達のパーティが別の道から合流してきた。
「お、ディン君じゃないか。ギルド?」
「ええ、ギルさん達もですか?」
「そうよ。こうして元気に続けられるのもあの時、あなたのお爺さまに助けられたおかげよ」
「まあ、ウチに駆け込んでくれて良かったということで」
そういえばナナさんの言葉は他の人と比べて……と、言ってもプリメラとサラしかよく知らないけど話し方が違う気がする。これが貴族かと思っているとヒッコリーさんが僕に聞いてくる。
「ディンは依頼か? あのお嬢さんはどうしたんだ」
「プリメラはお金を稼ぐために薬屋さんに居ますよ。僕はみなさんがやっている盗賊の捜索メンバーに混ぜてもらおうかと思って依頼を受けにいくところです」
「え」
前を歩いていたアイラさんが変な顔で僕に振り返ると、寄ってきて両肩を掴んできた。
「正気? 君、昨日ようやく訓練が終わったばかりだよね!? 今のところ見つかってないけど、大規模な盗賊団だったら命に関わるよ?」
「大丈夫です。じいちゃんの孫なので魔法は得意ですし」
「まあ……あの人の孫ならって感じはするけど。初期のランクは?」
「Cランクをもらいました」
「「「C……!?」」」
「そりゃ……凄いな。なるほどCランクもあれば随伴してもらうのは問題ないし、魔法使いならかなり助かる」
ちなみにギルさん達はBランクとCランクの混合パーティで、ギルさんとヒッコリーさん、ナナさんがBでアイラさんがCらしい。
「ディン君と一緒……なりたてと一緒……」
「ふふ、アイラも早く昇級試験を受けないといけないわね」
話によるとアイラさんは魔法が苦手で接近戦は問題ないけどここぞという時に勝てないらしい。
そんな話をしているとギルドに到着し、受付へと向かう。
「いらっしゃいディン君。冒険者おめでとう!」
「ありがとうございます。いや、昨日も言ってくれましたけどね」
「楽しかったわね昨日は。さて、今日は依頼? 早速お仕事?」
ロイヤさんが笑顔で依頼票が貼られているボードに目を向ける。けど僕は決まっていたことを口にする。
「盗賊の捜索、まだやっていますよね。僕はそれに参加します」
「……え?」
ギギギ、と僕がまだ上手く体を動かせなかった時みたいな首の動きをしながらこっちへ顔を向け、笑顔のまま口を開く。
「た、確かに能力はCランクだけど、こういう依頼は経験を積んでからの方が……」
「問題ありません。ウチの小屋が壊されたりするのも困るから早く見つけたいんですよ」
「ううーん」
ロイヤさんは腕組みをして悩む。
僕としてはあの程度の相手に後れを取ることも無いと思っているし、そのためのランクだと考えている。
「ランクもありますし冒険者は自己責任、ですよね?」
「……まあね。分かったわ。朝のメンバーと一緒に山狩り。帰りは夜になるけどいい?」
「はい」
「危険度が上がるのに即答……。ま、それくらい剛毅な方が冒険者として生き残るかもね。ならお願いするわ」
「分かりました、ありがとうございます」
ロイヤさんが紙になにかを書いていく。
依頼受領の用紙らしく、半分ずつギルドと僕で持っておくのだそうだ。
「あら、ディン君。依頼?」
そこへマハーリさんが通りかかり話しかけてくる。基本的に試験中以外はギルド内の雑用をしているのだとか。
「ええ、盗賊を探して倒そうかと」
「お、やる気満々ね。……夜中までかかるわよ? プリメラちゃんは?」
「今日は別々です。マハーリさんは?」
「私は死んだ人のお見舞いよ。片方は家族が居るからね」
「そうですか」
「……それじゃ、気を付けてね」
マハーリさんが片目を瞑りながら片手を上げて立ち去っていくのを軽く頭を下げて見送るとロイヤさんが彼女を見ながら呟く。
「あの人、冒険者だったころが忘れられないみたいでギルドで働いているのよね。美人なんだから結婚して引退すればいいのに」
「そういえば腕が上がらなくなったって」
「あ、うん魔物との戦いで大怪我をしたんだって。仲間もその時に死んだの」
なるほど、だから気を付けてと言い続けているのか。
「でも、マハーリさんって噂によるといいとこのお嬢さんだったとか? まあ、あれだけ美人だから噂だと思うけど」
「ふうん」
「うわ、全然興味なさそう。ま、ディン君はプリメラちゃんがいるしねー」
何故、彼女の名前が出てくるのか分からないけど言及すると面倒な気がしたのでそれは止めておいた。
程なくしてメンバーが揃い、ギルドから出ようとしたところで今度はジェイさんとすれ違う。
「お、なんだ依頼か?」
「ええ、盗賊を探しに」
「……マジか、いきなり重てぇ仕事するな……。俺みたいに採取やってりゃ危険は少ないのによ」
「でも狼に囲まれてたじゃない」
「うわっはっは! ちがいねえ! ま、気を付けてな。俺ぁ臆病者でそういうのはできねえからよ」
「ありがとう」
僕はジェイさんに挨拶をして他の冒険者の後をついていく。
これだけ居れば見つけたとしても勝てる。そう思えるほどの人たちだった。
「早く終わらせて旅に出よう」
そう、思っていたのだけど――
「プリメラはダメだよ。もし捕まったらセック……ぐあ!?」
訓練期間が終わった翌日、僕はギルドへ行くための準備を進めていた。
とりあえず一人で大丈夫なのと、他にも冒険者が一緒なので危険はまだ少ないためプリメラが心配することでもない。
言ってはならない言葉を発した報いを受けた僕が吹き飛んでいると、プリメラは大声で叫ぶ。
「言うな! ま、まあ、あんたが強いのは知っているけど……また殺すことになるかもしれないから、さ」
「うん、まあ敵なら倒さないと」
「私が言えることじゃないと思うけど、あんまり殺すのは良くないと思うの」
「そう? でも殺さないと殺されるじゃないか」
「そう……だけど。全員がそうしたいって思っていないかも、だし。命令されただけとか」
うーん、どうも僕が人間を殺すことを良く思っていないらしい。リスの件は僕が悪い……と思う。けど、攻撃されたら返さないとこっちがやられるのは野営試験でわかっているはずなのに。
「分かったよ、なるべく殺さないようにする」
「うん、それがいいわ。多分、殺してばかりだと心がおかしくなるよ。で、私は本当に行かなくていいの?」
心がおかしくなる、か。
僕はそれがよくわからないから返事をするのは難しい。
「大丈夫、行ってくるよ。その間はタバサさんのところとかいいんじゃないかな」
「うん」
だからそこには触れずに僕は宿を後にする。
こういう場合、見られていない方がいいのかもしれないと考えながら早朝のギルドへ足を運ぶ。
まだ人間達もまばらにしかいない道を歩いているとギルさん達のパーティが別の道から合流してきた。
「お、ディン君じゃないか。ギルド?」
「ええ、ギルさん達もですか?」
「そうよ。こうして元気に続けられるのもあの時、あなたのお爺さまに助けられたおかげよ」
「まあ、ウチに駆け込んでくれて良かったということで」
そういえばナナさんの言葉は他の人と比べて……と、言ってもプリメラとサラしかよく知らないけど話し方が違う気がする。これが貴族かと思っているとヒッコリーさんが僕に聞いてくる。
「ディンは依頼か? あのお嬢さんはどうしたんだ」
「プリメラはお金を稼ぐために薬屋さんに居ますよ。僕はみなさんがやっている盗賊の捜索メンバーに混ぜてもらおうかと思って依頼を受けにいくところです」
「え」
前を歩いていたアイラさんが変な顔で僕に振り返ると、寄ってきて両肩を掴んできた。
「正気? 君、昨日ようやく訓練が終わったばかりだよね!? 今のところ見つかってないけど、大規模な盗賊団だったら命に関わるよ?」
「大丈夫です。じいちゃんの孫なので魔法は得意ですし」
「まあ……あの人の孫ならって感じはするけど。初期のランクは?」
「Cランクをもらいました」
「「「C……!?」」」
「そりゃ……凄いな。なるほどCランクもあれば随伴してもらうのは問題ないし、魔法使いならかなり助かる」
ちなみにギルさん達はBランクとCランクの混合パーティで、ギルさんとヒッコリーさん、ナナさんがBでアイラさんがCらしい。
「ディン君と一緒……なりたてと一緒……」
「ふふ、アイラも早く昇級試験を受けないといけないわね」
話によるとアイラさんは魔法が苦手で接近戦は問題ないけどここぞという時に勝てないらしい。
そんな話をしているとギルドに到着し、受付へと向かう。
「いらっしゃいディン君。冒険者おめでとう!」
「ありがとうございます。いや、昨日も言ってくれましたけどね」
「楽しかったわね昨日は。さて、今日は依頼? 早速お仕事?」
ロイヤさんが笑顔で依頼票が貼られているボードに目を向ける。けど僕は決まっていたことを口にする。
「盗賊の捜索、まだやっていますよね。僕はそれに参加します」
「……え?」
ギギギ、と僕がまだ上手く体を動かせなかった時みたいな首の動きをしながらこっちへ顔を向け、笑顔のまま口を開く。
「た、確かに能力はCランクだけど、こういう依頼は経験を積んでからの方が……」
「問題ありません。ウチの小屋が壊されたりするのも困るから早く見つけたいんですよ」
「ううーん」
ロイヤさんは腕組みをして悩む。
僕としてはあの程度の相手に後れを取ることも無いと思っているし、そのためのランクだと考えている。
「ランクもありますし冒険者は自己責任、ですよね?」
「……まあね。分かったわ。朝のメンバーと一緒に山狩り。帰りは夜になるけどいい?」
「はい」
「危険度が上がるのに即答……。ま、それくらい剛毅な方が冒険者として生き残るかもね。ならお願いするわ」
「分かりました、ありがとうございます」
ロイヤさんが紙になにかを書いていく。
依頼受領の用紙らしく、半分ずつギルドと僕で持っておくのだそうだ。
「あら、ディン君。依頼?」
そこへマハーリさんが通りかかり話しかけてくる。基本的に試験中以外はギルド内の雑用をしているのだとか。
「ええ、盗賊を探して倒そうかと」
「お、やる気満々ね。……夜中までかかるわよ? プリメラちゃんは?」
「今日は別々です。マハーリさんは?」
「私は死んだ人のお見舞いよ。片方は家族が居るからね」
「そうですか」
「……それじゃ、気を付けてね」
マハーリさんが片目を瞑りながら片手を上げて立ち去っていくのを軽く頭を下げて見送るとロイヤさんが彼女を見ながら呟く。
「あの人、冒険者だったころが忘れられないみたいでギルドで働いているのよね。美人なんだから結婚して引退すればいいのに」
「そういえば腕が上がらなくなったって」
「あ、うん魔物との戦いで大怪我をしたんだって。仲間もその時に死んだの」
なるほど、だから気を付けてと言い続けているのか。
「でも、マハーリさんって噂によるといいとこのお嬢さんだったとか? まあ、あれだけ美人だから噂だと思うけど」
「ふうん」
「うわ、全然興味なさそう。ま、ディン君はプリメラちゃんがいるしねー」
何故、彼女の名前が出てくるのか分からないけど言及すると面倒な気がしたのでそれは止めておいた。
程なくしてメンバーが揃い、ギルドから出ようとしたところで今度はジェイさんとすれ違う。
「お、なんだ依頼か?」
「ええ、盗賊を探しに」
「……マジか、いきなり重てぇ仕事するな……。俺みたいに採取やってりゃ危険は少ないのによ」
「でも狼に囲まれてたじゃない」
「うわっはっは! ちがいねえ! ま、気を付けてな。俺ぁ臆病者でそういうのはできねえからよ」
「ありがとう」
僕はジェイさんに挨拶をして他の冒険者の後をついていく。
これだけ居れば見つけたとしても勝てる。そう思えるほどの人たちだった。
「早く終わらせて旅に出よう」
そう、思っていたのだけど――
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