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その1 滅竜士(ドラゴンバスター)
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「あれか……」
町を出てから数時間。
俺は装備を担いでとある山に来ていた。目的はドラゴンの討伐依頼を受けたからだ。
遡ること数日前。
酒場で飲んでいると、噂を聞きつけた奴が声をかけてきたのがきっかけだった。
◆ ◇ ◆
「こ、ここに、滅竜士《ドラゴンバスター》のラッヘ殿が居ると聞いたがいらっしゃるか!?」
「お、お客様。申し訳ありませんお静かにお願いします」
仕事を終えて酒場で飲んでいると一人の男が慌てた様子で声を上げていた。ウェイトレスが驚いて窘めると男は頭を下げながら周囲の人間に話しかけていた。
――滅竜士《ドラゴンバスター》のラッヘ。
そんな通り名の男は存在する。そしてそれはカウンターで飲んでいる俺のことだ。
本名は……忘れちまったな。
職業は冒険者なので竜滅士なんてのは周りの人間がそう呼んでいるに過ぎない。
だが、その辺の子供でも知っているくらい知名度はある。
通り名の通り、俺は主にドラゴンを倒すことに命を賭けていて、最初に狩ってから今のところ重傷はあったが死ぬまでには至らなかった。
十年。
ドラゴンを討伐した回数は三十ほど。姿を見せることが殆どない奴等だが、稀に暴れている個体がいる。
「す、すみません。ラッヘさんは……」
「あー? 知らねえよ! なんだてめえ。酒がまずくなる失せろ」
「うわ!?」
「……おっと」
そんなことを考えていると、さっきの男が酔っぱらいに声をかけて突き飛ばされていた。近かったので男を支えると、俺は口を開く。
「……なんだか事情がありそうだな。あんた達も酒を飲むのはいいが、乱暴はよせ」
「なんだ兄ちゃん。俺達にケチをつけようってんのか?」
「そういうわけじゃない。ただ、この慌てようはただ事ではないと思っただけだ」
「ふん、噂の竜滅士《ドラゴンバスター》がおいそれと居るか……ってんだ!」
そう言いながら殴りかかってきた酔っぱらい。装備からすると冒険者か。
酔っているせいか拳はあまり早くない。
俺はその拳を手のひらで受け止めてから、言う。
「俺がその滅竜士《ドラゴンバスター》、ラッヘだ。意外と噂も馬鹿にできないもんなんだぜ?」
「う、動かねえ……!?」
「あ、あなたが……!?」
「俺に用があるみたいだな。聞こう」
「うお……!? いたたた!? あ、あんた本物の……!? は、離してくれい!」
酔っぱらいの拳を受け止めてからテーブルに抑え込む。すると酔っぱらいは冷や汗を流しながら懇願してきたので解放してやった。
「ほどほどにな」
「す、すまねえ……」
「こっちで話そう」
男をカウンターに呼びつけ隣に座らせる。先ほどのやり取りで周囲の客が注目していたが、視線をぶつけると慌てて自分たちの世界へ戻っていった。
「……で、俺に何の用がある? 知らないかもしれないが依頼は――」
「依頼はドラゴンに関することのみ。それ以外は聞くつもりは無い……ですよね」
知っているのか。
俺は路銀を稼ぐためギルドの依頼を受けるが、個人的な依頼は聞かないようにしている。
ドラゴンを倒せるということは他の魔物を倒すことができるという考えからくるものだ。確かにある程度ならそれも可能だが、強いだけではダメな厄介な魔物はやはり存在する。
だがそれ以上に『そんなことで時間を取られる』のが断る理由なのである。
「それを知るということはドラゴン絡みの話か」
「……はい。私ここから馬車で数時間のところにある山の麓の村に住んでいる者です。魔物は出ますが、七日ほど前までは特に大きな事件も無く過ごしていたのですが――」
なんでも七日前に山へドラゴンが降り立つのを見た者が居たらしい。そこで冒険者と共に山を登ったところ――
「巨大なドラゴンが巣を作って寝そべっているのを発見しました……。冒険者の方々が言うには『騎士団に頼むか報酬を上げて冒険者を呼ぶしかない』と」
「まあ、そうだろうな」
ドラゴンを相手にするためには熟練の戦士が何人も必要だ。目に見えて出てくる個体数が少ないので戦闘経験をするのも難しい。
俺は師匠たちのおかげで弱点や習性を利用し、専用の武器を持っているからこそ一人でやれる。それで死ににくくはなったが死なないわけじゃない。
騎士や冒険者でも命の危険がある。だから見合った報酬は絶対に必要なのだ。
「……しかし、貴方はドラゴンの依頼ならなんでもすると伺っております。それでこの町へ来てギルドから呼んでもらおうと思った次第です。するとちょうどここに居ると……」
「で、探していたわけか。……運が良かったな。明日にはここを発つつもりだった」
「……! それでは!」
「受けよう。報酬は?」
「金貨十枚……。これが村で精一杯の額になります」
「命を賭けるには安いな。……まあ、いいさ」
成功報酬で構わないと言ってその場は別れた。
そして翌日、彼の村で運用している馬車を使い、村へ。
そこで詳しい話を聞いてから――
◆ ◇ ◆
――今に至るというわけだ。
「さて、話だとこの辺のはずだが」
俺は担いでいた大剣を持ち換えて周囲を警戒する。洞窟のような場所に巣を作るのが奴等の習性だが、今回は森の中で寝そべっているそうだ。
「……見つけた」
物音をなるべく立てずにゆっくり進み、程なくして標的を発見する。
ドラゴンを見ると俺の血が騒ぐ。あの時殺した奴かはともかく、ドラゴンをのさばらせておくわけにはいかないと。
「さて、仕事の時間だ――」
町を出てから数時間。
俺は装備を担いでとある山に来ていた。目的はドラゴンの討伐依頼を受けたからだ。
遡ること数日前。
酒場で飲んでいると、噂を聞きつけた奴が声をかけてきたのがきっかけだった。
◆ ◇ ◆
「こ、ここに、滅竜士《ドラゴンバスター》のラッヘ殿が居ると聞いたがいらっしゃるか!?」
「お、お客様。申し訳ありませんお静かにお願いします」
仕事を終えて酒場で飲んでいると一人の男が慌てた様子で声を上げていた。ウェイトレスが驚いて窘めると男は頭を下げながら周囲の人間に話しかけていた。
――滅竜士《ドラゴンバスター》のラッヘ。
そんな通り名の男は存在する。そしてそれはカウンターで飲んでいる俺のことだ。
本名は……忘れちまったな。
職業は冒険者なので竜滅士なんてのは周りの人間がそう呼んでいるに過ぎない。
だが、その辺の子供でも知っているくらい知名度はある。
通り名の通り、俺は主にドラゴンを倒すことに命を賭けていて、最初に狩ってから今のところ重傷はあったが死ぬまでには至らなかった。
十年。
ドラゴンを討伐した回数は三十ほど。姿を見せることが殆どない奴等だが、稀に暴れている個体がいる。
「す、すみません。ラッヘさんは……」
「あー? 知らねえよ! なんだてめえ。酒がまずくなる失せろ」
「うわ!?」
「……おっと」
そんなことを考えていると、さっきの男が酔っぱらいに声をかけて突き飛ばされていた。近かったので男を支えると、俺は口を開く。
「……なんだか事情がありそうだな。あんた達も酒を飲むのはいいが、乱暴はよせ」
「なんだ兄ちゃん。俺達にケチをつけようってんのか?」
「そういうわけじゃない。ただ、この慌てようはただ事ではないと思っただけだ」
「ふん、噂の竜滅士《ドラゴンバスター》がおいそれと居るか……ってんだ!」
そう言いながら殴りかかってきた酔っぱらい。装備からすると冒険者か。
酔っているせいか拳はあまり早くない。
俺はその拳を手のひらで受け止めてから、言う。
「俺がその滅竜士《ドラゴンバスター》、ラッヘだ。意外と噂も馬鹿にできないもんなんだぜ?」
「う、動かねえ……!?」
「あ、あなたが……!?」
「俺に用があるみたいだな。聞こう」
「うお……!? いたたた!? あ、あんた本物の……!? は、離してくれい!」
酔っぱらいの拳を受け止めてからテーブルに抑え込む。すると酔っぱらいは冷や汗を流しながら懇願してきたので解放してやった。
「ほどほどにな」
「す、すまねえ……」
「こっちで話そう」
男をカウンターに呼びつけ隣に座らせる。先ほどのやり取りで周囲の客が注目していたが、視線をぶつけると慌てて自分たちの世界へ戻っていった。
「……で、俺に何の用がある? 知らないかもしれないが依頼は――」
「依頼はドラゴンに関することのみ。それ以外は聞くつもりは無い……ですよね」
知っているのか。
俺は路銀を稼ぐためギルドの依頼を受けるが、個人的な依頼は聞かないようにしている。
ドラゴンを倒せるということは他の魔物を倒すことができるという考えからくるものだ。確かにある程度ならそれも可能だが、強いだけではダメな厄介な魔物はやはり存在する。
だがそれ以上に『そんなことで時間を取られる』のが断る理由なのである。
「それを知るということはドラゴン絡みの話か」
「……はい。私ここから馬車で数時間のところにある山の麓の村に住んでいる者です。魔物は出ますが、七日ほど前までは特に大きな事件も無く過ごしていたのですが――」
なんでも七日前に山へドラゴンが降り立つのを見た者が居たらしい。そこで冒険者と共に山を登ったところ――
「巨大なドラゴンが巣を作って寝そべっているのを発見しました……。冒険者の方々が言うには『騎士団に頼むか報酬を上げて冒険者を呼ぶしかない』と」
「まあ、そうだろうな」
ドラゴンを相手にするためには熟練の戦士が何人も必要だ。目に見えて出てくる個体数が少ないので戦闘経験をするのも難しい。
俺は師匠たちのおかげで弱点や習性を利用し、専用の武器を持っているからこそ一人でやれる。それで死ににくくはなったが死なないわけじゃない。
騎士や冒険者でも命の危険がある。だから見合った報酬は絶対に必要なのだ。
「……しかし、貴方はドラゴンの依頼ならなんでもすると伺っております。それでこの町へ来てギルドから呼んでもらおうと思った次第です。するとちょうどここに居ると……」
「で、探していたわけか。……運が良かったな。明日にはここを発つつもりだった」
「……! それでは!」
「受けよう。報酬は?」
「金貨十枚……。これが村で精一杯の額になります」
「命を賭けるには安いな。……まあ、いいさ」
成功報酬で構わないと言ってその場は別れた。
そして翌日、彼の村で運用している馬車を使い、村へ。
そこで詳しい話を聞いてから――
◆ ◇ ◆
――今に至るというわけだ。
「さて、話だとこの辺のはずだが」
俺は担いでいた大剣を持ち換えて周囲を警戒する。洞窟のような場所に巣を作るのが奴等の習性だが、今回は森の中で寝そべっているそうだ。
「……見つけた」
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「さて、仕事の時間だ――」
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