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その96 えらいこっちゃ
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【うはははは! このドラゴンフルーツの飲み物は美味いでんな! あ、甘イモをもう一つ頼むやで!】
【お願いしますだろう】
【へ、へい、お願いします……】
「よろしい!」
「あら、パティはその子が怖くないの?」
「面白いよー」
というわけで、俺達は翼竜《ワイバーン》を交えての宴会となった。
喋り方が面白いと、パティは満足げに彼に構っている。
ちなみに美味そうな馬、などと冗談を言っていたが肉食ではあるらしい。
ただ、こいつも例に漏れず野菜が好きで『甘いも』という紫色をした芋が好物だとか。生で食っていたらしいが、蒸すと美味いことを教えてやった。
【わしはラッヘ様とセリカ様に忠誠を誓うでー】
するとよほど美味かったらしく、なんか忠誠を誓われた。安いな中級ドラゴン。
まあ、どうせ一緒に行くのだから大人しく従ってくれるとありがたい。
「さて、それじゃここまでで分かったことを発表しておこうか」
「もうなにか掴んだんですか?」
料理もほどほどに消化したころ、お酒を飲んでいたグレリアがコップを置いてそんなことを言い出した。セリカが目を丸くして尋ねると、テリーが笑顔で頷く。
「ほんの触りだけどね。だけど重要かもしれない。特にラッヘ君にとっては」
「俺にとって……?」
「セリカにも少し関わりがあるかもしれないねえ」
「私も?」
「ぴゅーい?」
俺とセリカが顔を見合わせていると『どうしたの?』という感じでフォルスが真ん中に立ってキョロキョロしていた。
抱っこして頭を撫でてやり研究者二人の話を待つ。
「……フラメの血液や唾液、素材を調べたところ、興味深いものがみつかった」
「? 興味深いもの?」
「ああ。顕微鏡という極小のものですら見れる装置を最大倍率にしてようやくわかったレベルのものをね。それは血液や体液に紛れてはいるが溶け込んだりしていないことが判明した」
「普通は溶け込むものなのか……?」
「血液には入らないが、そういう病気もある。まあ、滅多にないのと今はその話とは違うから割愛だ」
グレリアが指を立ててから話を戻す。
いわく、色々な要因を経てから汗と細菌が混じっているのが観測されたりするものらしい。
だが、フラメの体液を顕微鏡で調べてみると、とある一部分の細菌らしきものが周囲を『脅かす』ような動きを見せたとのこと。
「そうだ。細胞・細菌というのは小さいながらも『生きている』。だからもぞもぞと動き回ることもある。だが、明らかにその『細菌』はなにかを侵食しようと働きかけているような感じがする」
「意思があるってことね。もしかしてそれが頭に感染すると……?」
「いい勘だよセリカ。恐らく、神経を侵して理性を吹き飛ばす類のものだ」
ウインクをして推測を立てたセリカに微笑みかけるグレリア。
「ならフォルスの唾液はそれを抑制する?」
「ということだな。その細菌らしきものにかけると、まずは活動を停止し、徐々に動きを鈍くしてやがて動かなくなる。いわゆる死滅したというやつだろうね」
「なるほどな……それじゃ、俺達に関係があるというのは?」
「……その細菌は、非常に黒い。漆黒と言っても過言ではないほどに。そしてその細菌はフラメの血液の中にある細胞とも酷似していた――」
テリーが目を細めて深刻な声色で言う。視線の先はフォルスとフラメ。
そして少し間を置いてから――
「推察はこうだラ――」
「細菌……細胞とも言えるけど、それはドラゴン同士の共通点がある。そして色は桎漆黒に近い黒。どうだ、お前の追手いる仇の色と似ていると思わないか」
「全部グレリアに言われた……!?」
テリーが話すより早く、スラスラとグレリアが全部語ってくれた。黒いドラゴン……俺の最終目標が元凶かもしれないと暗に言っているようだ。
「なら、もっと情報を集める必要があるな。あいつは俺が倒す」
「そうだね。倒したらそいつの素材で特効薬ができるかもしれないし、丸ごと欲しいところだよ」
「強いけど……今は私も居るし、見つけさえすれば絶対倒せるわよ!」
「ああ。まさかここでヤツと繋がるとは思わなかったが――」
セリカに頷いて感慨深いなと思っていると、いつの間にか翼竜《ワイバーン》の背にパティが乗っていることに気付く。
【ヒック……よーし、飛ぶでー】
「ゴー!」
「なにやってんだ!?」
【おう!?】
「ぴゅーい!」
なんか翼竜《ワイバーン》が酔っ払って飛び立とうとしたので、慌てて足を掴んでそれを阻止した。
お目付け役のフラメは怪我のせいか、椅子の上ですやすやと寝息を立てていた。
なにかあったらグレリア達に申し訳が立たない。
フォルスも若干怒りが見えた。
「おにいちゃん、パティは飛びたかったよ!」
「ダメだ。もし飛ぶなら俺達と一緒にな? 今日はこいつ酔っているしまた明日にしよう」
「ちぇー」
【わしはなんでもええけどなあ。まあ、眠くなってきたから寝るとしましょか。そういえば……】
「ん?」
特に重要でもないという感じであくびをし、もう寝に入ろうとしている翼竜《ワイバーン》はなにか呟く。
【わしの名前は……?】
「馴染みすぎだろうお前」
◆ ◇ ◆
――ここはフラメと出会った町からさらに北にある山
【ごがぁぁぁぁぁ!】
【ガァァァァァ!!】
暗雲渦巻く空を背景に、二頭のドラゴンが争っていた。同じくらいの体躯をしているが、すでに勝敗は決するであろうという状況だった。
一頭は無傷で、もう一頭は全身に噛み傷や引っ搔き傷があり、血で染まっていたからだ。
【グゴォァァァァ……!!】
【シャァァァァ!】
肩で息をしていたドラゴンが最後のアタックを仕掛け、無傷のドラゴンはそれを余裕の表情で迎え撃ち――
【グルフフフ……】
――傷だらけのドラゴンを葬り、その血肉を食らっていた。ひとしきり食した後、勝った方のドラゴンが小さくなり、人の形を模した。
【ふん、まあまあな強さだったな。しかしそれでも俺に勝てるほどではない、か】
人型になったドラゴンは一人、仲間の死骸を見ながら舌なめずりをして笑う。
黒髪に黒い服はドラゴンの時と同じ色を彷彿とさせる。
【俺が最強のドラゴンだ。くく……理性の無い奴等など、人間に駆逐されるか俺に殺されるべきだな……。そういえば、人間にはドラゴンを殺すことを生業としている者がいるらしいが、俺の計画の邪魔になるかもしれん……顔くらいは見ておくか? 確か南にある人間の国だったか。カイザードラゴンめ、いったいどこに――】
そう言ってその場を歩いて立ち去って行くドラゴン人間。寒い風が遺体を突きさすように吹いている中、不意に木の陰から顔が出て来た。
「え、えらいこっちゃですよこれは……。ドラゴン同士の戦い……いえ、正気を保ったドラゴンが居るとは……これはラッヘさんに会うチャンス……! バーバリアン、ドラゴンの素材を回収したら追いますよ!」
「ぶるひーん」
その人物はレスバ。
たまたま北へ商売をしに行く途中、この衝撃的な現場に出くわしたのだった。
黒いドラゴンは一体何者なのか――
【お願いしますだろう】
【へ、へい、お願いします……】
「よろしい!」
「あら、パティはその子が怖くないの?」
「面白いよー」
というわけで、俺達は翼竜《ワイバーン》を交えての宴会となった。
喋り方が面白いと、パティは満足げに彼に構っている。
ちなみに美味そうな馬、などと冗談を言っていたが肉食ではあるらしい。
ただ、こいつも例に漏れず野菜が好きで『甘いも』という紫色をした芋が好物だとか。生で食っていたらしいが、蒸すと美味いことを教えてやった。
【わしはラッヘ様とセリカ様に忠誠を誓うでー】
するとよほど美味かったらしく、なんか忠誠を誓われた。安いな中級ドラゴン。
まあ、どうせ一緒に行くのだから大人しく従ってくれるとありがたい。
「さて、それじゃここまでで分かったことを発表しておこうか」
「もうなにか掴んだんですか?」
料理もほどほどに消化したころ、お酒を飲んでいたグレリアがコップを置いてそんなことを言い出した。セリカが目を丸くして尋ねると、テリーが笑顔で頷く。
「ほんの触りだけどね。だけど重要かもしれない。特にラッヘ君にとっては」
「俺にとって……?」
「セリカにも少し関わりがあるかもしれないねえ」
「私も?」
「ぴゅーい?」
俺とセリカが顔を見合わせていると『どうしたの?』という感じでフォルスが真ん中に立ってキョロキョロしていた。
抱っこして頭を撫でてやり研究者二人の話を待つ。
「……フラメの血液や唾液、素材を調べたところ、興味深いものがみつかった」
「? 興味深いもの?」
「ああ。顕微鏡という極小のものですら見れる装置を最大倍率にしてようやくわかったレベルのものをね。それは血液や体液に紛れてはいるが溶け込んだりしていないことが判明した」
「普通は溶け込むものなのか……?」
「血液には入らないが、そういう病気もある。まあ、滅多にないのと今はその話とは違うから割愛だ」
グレリアが指を立ててから話を戻す。
いわく、色々な要因を経てから汗と細菌が混じっているのが観測されたりするものらしい。
だが、フラメの体液を顕微鏡で調べてみると、とある一部分の細菌らしきものが周囲を『脅かす』ような動きを見せたとのこと。
「そうだ。細胞・細菌というのは小さいながらも『生きている』。だからもぞもぞと動き回ることもある。だが、明らかにその『細菌』はなにかを侵食しようと働きかけているような感じがする」
「意思があるってことね。もしかしてそれが頭に感染すると……?」
「いい勘だよセリカ。恐らく、神経を侵して理性を吹き飛ばす類のものだ」
ウインクをして推測を立てたセリカに微笑みかけるグレリア。
「ならフォルスの唾液はそれを抑制する?」
「ということだな。その細菌らしきものにかけると、まずは活動を停止し、徐々に動きを鈍くしてやがて動かなくなる。いわゆる死滅したというやつだろうね」
「なるほどな……それじゃ、俺達に関係があるというのは?」
「……その細菌は、非常に黒い。漆黒と言っても過言ではないほどに。そしてその細菌はフラメの血液の中にある細胞とも酷似していた――」
テリーが目を細めて深刻な声色で言う。視線の先はフォルスとフラメ。
そして少し間を置いてから――
「推察はこうだラ――」
「細菌……細胞とも言えるけど、それはドラゴン同士の共通点がある。そして色は桎漆黒に近い黒。どうだ、お前の追手いる仇の色と似ていると思わないか」
「全部グレリアに言われた……!?」
テリーが話すより早く、スラスラとグレリアが全部語ってくれた。黒いドラゴン……俺の最終目標が元凶かもしれないと暗に言っているようだ。
「なら、もっと情報を集める必要があるな。あいつは俺が倒す」
「そうだね。倒したらそいつの素材で特効薬ができるかもしれないし、丸ごと欲しいところだよ」
「強いけど……今は私も居るし、見つけさえすれば絶対倒せるわよ!」
「ああ。まさかここでヤツと繋がるとは思わなかったが――」
セリカに頷いて感慨深いなと思っていると、いつの間にか翼竜《ワイバーン》の背にパティが乗っていることに気付く。
【ヒック……よーし、飛ぶでー】
「ゴー!」
「なにやってんだ!?」
【おう!?】
「ぴゅーい!」
なんか翼竜《ワイバーン》が酔っ払って飛び立とうとしたので、慌てて足を掴んでそれを阻止した。
お目付け役のフラメは怪我のせいか、椅子の上ですやすやと寝息を立てていた。
なにかあったらグレリア達に申し訳が立たない。
フォルスも若干怒りが見えた。
「おにいちゃん、パティは飛びたかったよ!」
「ダメだ。もし飛ぶなら俺達と一緒にな? 今日はこいつ酔っているしまた明日にしよう」
「ちぇー」
【わしはなんでもええけどなあ。まあ、眠くなってきたから寝るとしましょか。そういえば……】
「ん?」
特に重要でもないという感じであくびをし、もう寝に入ろうとしている翼竜《ワイバーン》はなにか呟く。
【わしの名前は……?】
「馴染みすぎだろうお前」
◆ ◇ ◆
――ここはフラメと出会った町からさらに北にある山
【ごがぁぁぁぁぁ!】
【ガァァァァァ!!】
暗雲渦巻く空を背景に、二頭のドラゴンが争っていた。同じくらいの体躯をしているが、すでに勝敗は決するであろうという状況だった。
一頭は無傷で、もう一頭は全身に噛み傷や引っ搔き傷があり、血で染まっていたからだ。
【グゴォァァァァ……!!】
【シャァァァァ!】
肩で息をしていたドラゴンが最後のアタックを仕掛け、無傷のドラゴンはそれを余裕の表情で迎え撃ち――
【グルフフフ……】
――傷だらけのドラゴンを葬り、その血肉を食らっていた。ひとしきり食した後、勝った方のドラゴンが小さくなり、人の形を模した。
【ふん、まあまあな強さだったな。しかしそれでも俺に勝てるほどではない、か】
人型になったドラゴンは一人、仲間の死骸を見ながら舌なめずりをして笑う。
黒髪に黒い服はドラゴンの時と同じ色を彷彿とさせる。
【俺が最強のドラゴンだ。くく……理性の無い奴等など、人間に駆逐されるか俺に殺されるべきだな……。そういえば、人間にはドラゴンを殺すことを生業としている者がいるらしいが、俺の計画の邪魔になるかもしれん……顔くらいは見ておくか? 確か南にある人間の国だったか。カイザードラゴンめ、いったいどこに――】
そう言ってその場を歩いて立ち去って行くドラゴン人間。寒い風が遺体を突きさすように吹いている中、不意に木の陰から顔が出て来た。
「え、えらいこっちゃですよこれは……。ドラゴン同士の戦い……いえ、正気を保ったドラゴンが居るとは……これはラッヘさんに会うチャンス……! バーバリアン、ドラゴンの素材を回収したら追いますよ!」
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