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第五十七話
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「お、おい、ディーネ? 大丈夫なの?」
いつもはやかましいくらいなので少し心配になって体を揺すってみる。
しばらくガクガクと揺れていたが、びくんと身体が奮えた後、声を発した。
「ハッ!? こ、ここは! リアさん!」
「は、はい!」
「や、やってくれましたね……! あああ……あれだけ教え込んだのに結局あの場で本性が出てしまいました……これはマズイ、もうこれは聖殿から逃げるしか! イフリー、このままどこか遠くへ行きましょう! あはははは、もうおしまいですよ!」
ああ、ディーネが壊れてしまった……だけど、これはあたしのせいだから流石になにも言えない。
「てい!」
「くは!?」
「シルファー!?」
高笑いを続けるディーネを止めたのはシルファーだった。後頭部にチョップを入れると、ディーネが短く呻いた。
「もー、ディーネは慌てすぎー」
「シルファー……しかし、聖女が本物でないことがバレるかもしれません! あんなに乱暴な言葉を使ったらさすがに……」
「まあ、大丈夫かもってわたしは思っているよー」
「ええ? どうしてですか」
あたしとディーネは割と深刻な感じだけど、残りの三人はそうでもなさそうだ。そこでシルファーが自論を口にする。
「まあ、アリアには悪いけど聖女様は怒るとああなるって思わせておけばいいんだよー」
「うむ」
「いいのか?」
「うん。だって、聖女に会う人間はそれほど多くないでしょー? さらに言えば、リアの能力は聖女と同じレベル。もし偽物だーって言われても癒しと攻撃魔法を見せたら信じないわけにはいかないと思うんだー」
「そういうこった。表向きは優しい聖女、しかしひとたび怒れば容赦はしないって感じで謳っておけばいい」
「なるほど……」
アリアが癒しの力を使って謁見をするというのは一般的に知られている。
それをあたしが使えている時点で疑われる要素がないとイフリーは言う。
確かにどういうわけかムーンシャインが使えるため、この後ギュスター伯爵が訝しんで来ても特に痛くも痒くもないということだ。
「そう言われればそうだよな。なんだ、心配して損したぜ」
「でも言葉遣いはきちんとね。裏表のギャップが必要なんだしー」
「あー、そっか」
それはそれとして、言葉遣いは今まで通りがいいということだ。理解できるのであたしはポンと手を打って頷く。
「ふう……首の皮一枚ですが、確かにあなた達の言う通りアリア様の詳しい生態は知られていませんね。なら誤魔化すことは可能、と」
「そういうわけじゃ。慌てることはあるまいて。ほっほっほ」
「ったく、人が悪いぜ」
ノルム爺さんがそう言って笑い、あたしは肩を竦めて苦笑する。まあ、癒しの力と魔法が無ければそもそもオーガを相手にすることは無かっただろうし、どちらにしてもバレる心配はないってことだ。
……それにしても、聖女の力が使えることがさっぱり分からない。気持ち悪いってことはないし助かっているから問題ない。
そして、このままこの聖女の椅子を取ってもきっと誰も気づかないというのが確定した瞬間だった。
アリアが戻ってきた時に申し訳ないけど実態が知られていないから『ああ、今は怒っていないんだな』くらいに思ってもらおう。
まあ、ギルドの依頼を公に出来るようになったのはあいつにとっても悪い話じゃないから許して欲しい。
アリアがどう考えるか分からないけど、今までは聖殿で繰り返し謁見をして一日を過ごしていたけど、ロルクアの町に行って困っていれば代わりに依頼を受けられるからだ。
聖女の役割を果たせるし、外にも出られる。謁見の回数を変えてやるかどうかは、先代聖女と話してもらえるといいかな?
あたしが相談するわけにはいかないため現状維持だ。
「これであそこに居た貴族連中はおいそれとリア……聖女を誘うことは無くなるだろうから、アリアが戻ってくるまで少しは時間稼ぎが出来るな」
「そうですね。そういえば捜索隊からの連絡を確認していませんでしたね。帰ったら確認をしないと」
「ウチのエルフ達、手紙くれたかなー?」
「ノーム達もどうしておるか」
「とりあえず帰ったら風呂だなあ。で、ゆっくり寝かせてくれ……」
貴族のパーティなんてもうこりごりだ。ギュスター伯爵達も懲りただろうし、もう来ないだろう。
そう思って鼻歌を歌いながら聖殿へ戻った。
しかし――
「……おい、あいつが来たぞ」
「あいつ?」
――事件から数日が経過したとある謁見の日にイフリーが渋い顔で謁見の間へとやってきた。
「ギュスター伯爵とウェンターだ」
「ええー……?」
そう言ったのはシルファーだった。まあ、あの後で来るとは思っていなかったし、また顔を合わせるのも面倒だから仕方ない。
「なにをしに来たんでしょうね。通してください」
「オッケーだ」
特にこちらが困ることは無いので通してもらうように言う。そして少ししてからギュスター伯爵がやってきた。
「先日はどうも」
「ええ、お誘いいただきありがとうございました」
「聖女様、ご機嫌麗しく」
仏頂面で挨拶をしてきたギュスター伯爵に笑顔で返す。皮肉としてはまあまあだろう。
ウェンターは相変わらず笑顔で接して来た。こいつは気にしなくても良さそうだ。
「それで今日はどういったご用件でしょうか?」
「……私は先日のことを伝えにきたのですよ」
「ふむ」
「あの場であなたがした発言で、私の勘違いだったなと笑いものになった。それと同時に聖女様の怒りに触れないようにしようと敬遠する貴族が増えた」
「なるほど。あなたはウェンターさんと私を結婚させたいようですから、むしろチャンスでは? それとも先日の件を撤回して欲しい、とか?」
「チッ」
「私はそのつもりですよ!」
あたしがギュスター伯爵の発言に皮肉で返す。するとついに本性を露わにして舌打ちをしていた。
恐らく言いたいことは恥をかかされたことについて『そんなことをすれば貴族は聖女を敬遠するぞ』と言いたいらしい。
それをこちらに当たり、あたしが謝ればそれを吹聴して名誉回復でもしたいといったところか。
しかし、あたしは撤回して欲しいのかと問い、わざと煽る。ついでにギュスター伯爵の目的はあたしとウェンターの結婚なので、これも痛いところだろう。
「まあ、ウェンターはこの通り結婚に乗り気でしてな。また、何かの……そう、国王様のパーティなどでお会いできればと思います」
「行くとは限らないけどねー」
そこで冷ややかな目をしたシルファーがそう言う。話によると国王様が招集したとしても、参加の是非はある程度あたし達に委ねられているのだ。
「お付きの精霊が生意気なことを言うな。陛下に逆らうようなことは許されないぞ」
「あ?」
「え?」
その瞬間、ギュスター伯爵がシルファーを睨みながら声を低くして脅迫じみたことを口にした。
それを聞いたあたしは椅子から立ち上がり小さく呟く。ウェンターが目を丸くして短く首を傾げるが構わずに続ける。
「まだ分かってねえようだな? 聖女ってのは貴族の中でも特権があるのは知ってんだろ? 王族が強制的に結婚相手としてこっちを選べねえのはそういうことだろうが。それにシルファー達精霊を生意気だと? 過去に人間達を助けてくれたのは精霊達だ! 貴族なんざ何の役にも立ってねえくせにガタガタ抜かすんじゃねえ!」
「ひっ!?」
あたしは激昂しながらフレイムスフィアという火球を手から出した。
「怪我しても治してやるから安心しな……!」
「うおおお!? か、帰るぞウェンター!」
「え? おじい様、求婚を――」
「いいから早く! 聖女様は本気の目だ!」
ギュスター伯爵は冷や汗を掻きながらウェンターの手を取り謁見の間を逃げるように去って行った。
「ふん、腰抜けの癖によく言うぜ」
「あはは、リアには勝てないねー」
「ありがとうございますリアさん。我々を下に見る貴族は珍しくないのですが、怒ってくれて少し気が晴れました」
「はは、いいってこと……気にしないで結構ですわよ。あたし達は仲間ですもの♪」
「やれやれ」
あたしがウインクをするとシルファーが呆れた様子で首を振っていた。
この日を境に、ギュスター伯爵が突っかかってくることは無くなった。
後は王都のギルドだけど、なんか手はあるかねえ。
「それはイフリーとエルゴさんに任せるか。よし、次の謁見者を呼んでくれ」
ひとまず、この騒動が終わったことを喜ぶかと謁見の続きに戻るのだった――
いつもはやかましいくらいなので少し心配になって体を揺すってみる。
しばらくガクガクと揺れていたが、びくんと身体が奮えた後、声を発した。
「ハッ!? こ、ここは! リアさん!」
「は、はい!」
「や、やってくれましたね……! あああ……あれだけ教え込んだのに結局あの場で本性が出てしまいました……これはマズイ、もうこれは聖殿から逃げるしか! イフリー、このままどこか遠くへ行きましょう! あはははは、もうおしまいですよ!」
ああ、ディーネが壊れてしまった……だけど、これはあたしのせいだから流石になにも言えない。
「てい!」
「くは!?」
「シルファー!?」
高笑いを続けるディーネを止めたのはシルファーだった。後頭部にチョップを入れると、ディーネが短く呻いた。
「もー、ディーネは慌てすぎー」
「シルファー……しかし、聖女が本物でないことがバレるかもしれません! あんなに乱暴な言葉を使ったらさすがに……」
「まあ、大丈夫かもってわたしは思っているよー」
「ええ? どうしてですか」
あたしとディーネは割と深刻な感じだけど、残りの三人はそうでもなさそうだ。そこでシルファーが自論を口にする。
「まあ、アリアには悪いけど聖女様は怒るとああなるって思わせておけばいいんだよー」
「うむ」
「いいのか?」
「うん。だって、聖女に会う人間はそれほど多くないでしょー? さらに言えば、リアの能力は聖女と同じレベル。もし偽物だーって言われても癒しと攻撃魔法を見せたら信じないわけにはいかないと思うんだー」
「そういうこった。表向きは優しい聖女、しかしひとたび怒れば容赦はしないって感じで謳っておけばいい」
「なるほど……」
アリアが癒しの力を使って謁見をするというのは一般的に知られている。
それをあたしが使えている時点で疑われる要素がないとイフリーは言う。
確かにどういうわけかムーンシャインが使えるため、この後ギュスター伯爵が訝しんで来ても特に痛くも痒くもないということだ。
「そう言われればそうだよな。なんだ、心配して損したぜ」
「でも言葉遣いはきちんとね。裏表のギャップが必要なんだしー」
「あー、そっか」
それはそれとして、言葉遣いは今まで通りがいいということだ。理解できるのであたしはポンと手を打って頷く。
「ふう……首の皮一枚ですが、確かにあなた達の言う通りアリア様の詳しい生態は知られていませんね。なら誤魔化すことは可能、と」
「そういうわけじゃ。慌てることはあるまいて。ほっほっほ」
「ったく、人が悪いぜ」
ノルム爺さんがそう言って笑い、あたしは肩を竦めて苦笑する。まあ、癒しの力と魔法が無ければそもそもオーガを相手にすることは無かっただろうし、どちらにしてもバレる心配はないってことだ。
……それにしても、聖女の力が使えることがさっぱり分からない。気持ち悪いってことはないし助かっているから問題ない。
そして、このままこの聖女の椅子を取ってもきっと誰も気づかないというのが確定した瞬間だった。
アリアが戻ってきた時に申し訳ないけど実態が知られていないから『ああ、今は怒っていないんだな』くらいに思ってもらおう。
まあ、ギルドの依頼を公に出来るようになったのはあいつにとっても悪い話じゃないから許して欲しい。
アリアがどう考えるか分からないけど、今までは聖殿で繰り返し謁見をして一日を過ごしていたけど、ロルクアの町に行って困っていれば代わりに依頼を受けられるからだ。
聖女の役割を果たせるし、外にも出られる。謁見の回数を変えてやるかどうかは、先代聖女と話してもらえるといいかな?
あたしが相談するわけにはいかないため現状維持だ。
「これであそこに居た貴族連中はおいそれとリア……聖女を誘うことは無くなるだろうから、アリアが戻ってくるまで少しは時間稼ぎが出来るな」
「そうですね。そういえば捜索隊からの連絡を確認していませんでしたね。帰ったら確認をしないと」
「ウチのエルフ達、手紙くれたかなー?」
「ノーム達もどうしておるか」
「とりあえず帰ったら風呂だなあ。で、ゆっくり寝かせてくれ……」
貴族のパーティなんてもうこりごりだ。ギュスター伯爵達も懲りただろうし、もう来ないだろう。
そう思って鼻歌を歌いながら聖殿へ戻った。
しかし――
「……おい、あいつが来たぞ」
「あいつ?」
――事件から数日が経過したとある謁見の日にイフリーが渋い顔で謁見の間へとやってきた。
「ギュスター伯爵とウェンターだ」
「ええー……?」
そう言ったのはシルファーだった。まあ、あの後で来るとは思っていなかったし、また顔を合わせるのも面倒だから仕方ない。
「なにをしに来たんでしょうね。通してください」
「オッケーだ」
特にこちらが困ることは無いので通してもらうように言う。そして少ししてからギュスター伯爵がやってきた。
「先日はどうも」
「ええ、お誘いいただきありがとうございました」
「聖女様、ご機嫌麗しく」
仏頂面で挨拶をしてきたギュスター伯爵に笑顔で返す。皮肉としてはまあまあだろう。
ウェンターは相変わらず笑顔で接して来た。こいつは気にしなくても良さそうだ。
「それで今日はどういったご用件でしょうか?」
「……私は先日のことを伝えにきたのですよ」
「ふむ」
「あの場であなたがした発言で、私の勘違いだったなと笑いものになった。それと同時に聖女様の怒りに触れないようにしようと敬遠する貴族が増えた」
「なるほど。あなたはウェンターさんと私を結婚させたいようですから、むしろチャンスでは? それとも先日の件を撤回して欲しい、とか?」
「チッ」
「私はそのつもりですよ!」
あたしがギュスター伯爵の発言に皮肉で返す。するとついに本性を露わにして舌打ちをしていた。
恐らく言いたいことは恥をかかされたことについて『そんなことをすれば貴族は聖女を敬遠するぞ』と言いたいらしい。
それをこちらに当たり、あたしが謝ればそれを吹聴して名誉回復でもしたいといったところか。
しかし、あたしは撤回して欲しいのかと問い、わざと煽る。ついでにギュスター伯爵の目的はあたしとウェンターの結婚なので、これも痛いところだろう。
「まあ、ウェンターはこの通り結婚に乗り気でしてな。また、何かの……そう、国王様のパーティなどでお会いできればと思います」
「行くとは限らないけどねー」
そこで冷ややかな目をしたシルファーがそう言う。話によると国王様が招集したとしても、参加の是非はある程度あたし達に委ねられているのだ。
「お付きの精霊が生意気なことを言うな。陛下に逆らうようなことは許されないぞ」
「あ?」
「え?」
その瞬間、ギュスター伯爵がシルファーを睨みながら声を低くして脅迫じみたことを口にした。
それを聞いたあたしは椅子から立ち上がり小さく呟く。ウェンターが目を丸くして短く首を傾げるが構わずに続ける。
「まだ分かってねえようだな? 聖女ってのは貴族の中でも特権があるのは知ってんだろ? 王族が強制的に結婚相手としてこっちを選べねえのはそういうことだろうが。それにシルファー達精霊を生意気だと? 過去に人間達を助けてくれたのは精霊達だ! 貴族なんざ何の役にも立ってねえくせにガタガタ抜かすんじゃねえ!」
「ひっ!?」
あたしは激昂しながらフレイムスフィアという火球を手から出した。
「怪我しても治してやるから安心しな……!」
「うおおお!? か、帰るぞウェンター!」
「え? おじい様、求婚を――」
「いいから早く! 聖女様は本気の目だ!」
ギュスター伯爵は冷や汗を掻きながらウェンターの手を取り謁見の間を逃げるように去って行った。
「ふん、腰抜けの癖によく言うぜ」
「あはは、リアには勝てないねー」
「ありがとうございますリアさん。我々を下に見る貴族は珍しくないのですが、怒ってくれて少し気が晴れました」
「はは、いいってこと……気にしないで結構ですわよ。あたし達は仲間ですもの♪」
「やれやれ」
あたしがウインクをするとシルファーが呆れた様子で首を振っていた。
この日を境に、ギュスター伯爵が突っかかってくることは無くなった。
後は王都のギルドだけど、なんか手はあるかねえ。
「それはイフリーとエルゴさんに任せるか。よし、次の謁見者を呼んでくれ」
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