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腕力
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夕方母さんがキッチンで唸り声をあげているのでどうしたのか聞いたら、マスタードの瓶の蓋が硬すぎて開かない、ってなってた。
犯人はわかってる。
父さんだ、父さんはジャムでもなんでもスクリュー瓶の蓋をこれでもかって程硬く閉める癖がある。
なんなら自分でも開けられない程に。
何度注意しても加減がわからないみたいで毎度母さんはキレそうになっている。
昨日晩酌会でソーセージとか焼いたの出してた時、最後父さんが足りないってマスタード出してたもん。
使いさしのはずの瓶は溶接でもされたんじゃないかってくらい開かない。
よーし…俺のこのマッチョな腕でなんとかしてやろう。
「ふんっ!!!!!!」
無理。
嘘ついた、めちゃくちゃ硬い。
だが俺には必殺技がある。
「今度お父さんが瓶もの触ったら海も止めて。
いつもこうなるんだから…!!!」
俺はケツポケットに突っ込んだスマホを取り出し、桜に今いるかメッセージを送った。
居るならすぐ来て欲しい、と送るとすぐにやって来た。
リーサル・ウェポン召喚だ。
「どうしたの」
「くぅ~~~~!!え?あ!シグ君!?やだ海シグ君わざわざ呼んだの!?」
俺は母さんから瓶を受け取り静かに桜に瓶を渡した。
桜はそれを受け取りグッと握ると
バゴッ!
と音を立ててマスタードの封印は解かれた。
母さんと俺があんだけ格闘してもダメだった瓶の蓋が一瞬で開いた。
「「おお~…」」
俺と母さんが関心の声をハモらせた。
こういう時に持つべきものは怪力桜だな。
これでうちの夕飯のジャーマンポテトが完全な物になる。
なんかいいとこのベーコン貰ったって言ってたやつで作るって言ってたから、完璧な状態で食べたい。
こんな事で呼び出して帰れはあんまりなのでお茶してくか聞いたらするって。
母さんは晩御飯の準備してるから俺がお茶淹れます。
最近ちょっとずつ教えてもらって、ティーバッグのじゃないのも淹れれる様になって来た。
今は夏に向けてアイスティーの淹れ方も教えて貰ってる。
蜂蜜入りのアイスティーにしようと思ったら、朝食で使ったらしく全く開かなくなってたけど桜が居たから格闘せずに済んだ。
アイスティーは合格点もらえた。
御飯時には菜奈ちゃんとグンナーおじさんも来て、父さんは瓶の蓋について母さんにまた怒られていた。
*
就活の季節…
夏野海、高校3年の夏。
そうです、進学希望か就職活動を考えなければならない時期です。
そんなもんがまさか自分にも来てしまうことになるとは…
あれやりたい、これになりたい、手に職をつけたいとか、将来に希望があれば専門学校とか、大学もいいんだろうけど、俺には特に何かなりたい将来の夢とかは無かった。
3年あったらやりたい事見つかるかなとか思ってたけど、現時点では何も見つかってない。
勉強も赤点さえなければそれで…と努力しなかった結果なのか、夢も別にないしやりたい事もないという体たらくが完成されていた…
なので俺はちょっとだけ自分のやる気のなさに頭をかかえている。
大学進学の為に今から必死に勉強もできる気が全くしないししたくない…。
せめて卒業したら働ける様にだけ求人募集みるのはしておこうかなと思った。
「進学しないならウミはウチで就職でしょ」
と俺の就職活動の話を夕ご飯中に聞いたグンナーおじさんがえ?なんで?違うの?っていう顔で聞いてくる。
菜奈ちゃんまで違うの?って顔してる…
桜は今日は遅くまでモデル仕事で居ない。
「せっかく仕事もいっぱい覚えてくれたしウミが他所行ったらおじさんもシグルドもちょっと困るなぁ」
きてほしいなぁ~きちゃいなよ~福利厚生もちゃんとしてるよ~ボーナスもあるよ~
と誘惑してくる。
こんな簡単で良いわけない。
面接とかいるんじゃないの?って聞いたら「面接始めます、ハイ合格」とか言ってんだけど…
父さんと母さんの顔見ても良いんじゃないって返ってくるし。
「あんた、就活してまた一年の時の夏休みバイトみたいなとこに引っ掛かったらどうすんの」とか過去の傷をほじくり返されたら何にも言い返せなかった。
「やだー!海君がまたあんな事なったらウチでまたシグルドが荒れる!」
とか菜奈ちゃんが青い顔してるし…
あの時のシグルドはデーモンだったねとかグンナーおじさんが言ってる。
これはもう流されて就職内定という事でよろしいか……な………
「え…本当に???…じゃあ…よろしくお願いします…?」
と言ったらグンナーおじさんが立ち上がってハグしにくるし、菜奈ちゃんは「良かったぁ」と両手を組んで喜んでいた。
めっちゃ可愛いな。
その夜、帰ってきた桜がなんか眩しい笑顔で部屋に侵入してきて俺の自分の会社への就職内定を喜んでくれた。
お前も良いのかそれで。
*
学校で俺より背の高い女子に廊下で呼び止められた。
下級生なのか見た事ないし名前はわかんない。
「すみません、着いてきてもらっていいですか?」
と屋上に出る踊り場に連れて行かれた。
そこには俺より少し背の小さい子が両手を握り締めて立っていた。
どっかでちょっと会った事あるな。
「マリちゃん頑張って!」
と背の高い女子は階段を降りていった。
「あ…の…急にごめんなさい」
忙しなく両手の指が動いている。
「夏野先輩…あの…今好きな人とか、付き合ってる人居なかったら…その…私、あの…夏野先輩の事好きで…付き合って欲しい…です…」
とマリちゃんと呼ばれた女の子が声を絞り出した。
マリちゃんは二年生だそうだ。
すっかり忘れていたけど、雨の日にビニ傘をあげたらしい、そういえばそんな事あったな。
その日からずっと好きになってしまって、どうしても想いを伝えたくて。
一生懸命言葉を伝えようとしてくる。
目線が真っ直ぐ合う。
清潔感のある目元が凄く魅力的で目鼻立ちが綺麗だ。
「私、夏野先輩の彼女になりたい。」
マリちゃんははっきりとした声で俺に言った。
*
海が俺の部屋の海の定位置でずっとため息ついたり顔を両手で覆ったりしてる。
「どうしたの?」と聞くと頭をガリガリと掻きむしっていた。
「う~~~~~!桜、さぁ。
もし桜がお?これはちょっと理想に近いな?って子から告白されたらどうする?」
と海が聞いてくる。
あぁ、また告白されたのかと思ったけど今回は海の反応が違う。
少し胸がざわつく。
「今日、一個下の女の子に告白されたんだけどさ。」
誰そいつ。
俺の海に声かける女?何そいつ。
「顔も可愛い感じだったし、でもあんま知らない子だし…どうしよう…矢作にもそろそろ経験としていいって言って試しに付き合ってみればとか言われたんだけど…」
待ってよ、そんな知りもしない女なんてやめときなよ。
海には俺が居るからいいじゃん。
「……海がしたいようにするしかないよ」
誰か他の人に気持ちなんて向けないでよ。
ずっと、俺の横にいてよ。
そんなに女抱きたい?
気持ちが落ち込んでいく。
海は「そうだよなぁ、サンキュー」と言いながら窓から出ていった。
ああ、こんな日が来てしまうのか。
こんな、激しい胸の痛みなんて感じた事ない。
こんなに女に嫉妬してるなんて海は知らない。
海、俺の事見てよ。
俺の方が、誰よりも海の事好きなのに。
後日、部屋に来た海にその後告白はどうしたのか気になって聞いたら、
「断った。付き合うなら俺ちゃんと相手の事好きになってからのがいいなぁ」
と言ってきて心底安心した。
そうだよ、海。
海に彼女なんて似合わないよ。
まだ少しだけ待って、俺が海を振り向かせるから。
お願い。
誰かを手に入れたりなんかしないで。
犯人はわかってる。
父さんだ、父さんはジャムでもなんでもスクリュー瓶の蓋をこれでもかって程硬く閉める癖がある。
なんなら自分でも開けられない程に。
何度注意しても加減がわからないみたいで毎度母さんはキレそうになっている。
昨日晩酌会でソーセージとか焼いたの出してた時、最後父さんが足りないってマスタード出してたもん。
使いさしのはずの瓶は溶接でもされたんじゃないかってくらい開かない。
よーし…俺のこのマッチョな腕でなんとかしてやろう。
「ふんっ!!!!!!」
無理。
嘘ついた、めちゃくちゃ硬い。
だが俺には必殺技がある。
「今度お父さんが瓶もの触ったら海も止めて。
いつもこうなるんだから…!!!」
俺はケツポケットに突っ込んだスマホを取り出し、桜に今いるかメッセージを送った。
居るならすぐ来て欲しい、と送るとすぐにやって来た。
リーサル・ウェポン召喚だ。
「どうしたの」
「くぅ~~~~!!え?あ!シグ君!?やだ海シグ君わざわざ呼んだの!?」
俺は母さんから瓶を受け取り静かに桜に瓶を渡した。
桜はそれを受け取りグッと握ると
バゴッ!
と音を立ててマスタードの封印は解かれた。
母さんと俺があんだけ格闘してもダメだった瓶の蓋が一瞬で開いた。
「「おお~…」」
俺と母さんが関心の声をハモらせた。
こういう時に持つべきものは怪力桜だな。
これでうちの夕飯のジャーマンポテトが完全な物になる。
なんかいいとこのベーコン貰ったって言ってたやつで作るって言ってたから、完璧な状態で食べたい。
こんな事で呼び出して帰れはあんまりなのでお茶してくか聞いたらするって。
母さんは晩御飯の準備してるから俺がお茶淹れます。
最近ちょっとずつ教えてもらって、ティーバッグのじゃないのも淹れれる様になって来た。
今は夏に向けてアイスティーの淹れ方も教えて貰ってる。
蜂蜜入りのアイスティーにしようと思ったら、朝食で使ったらしく全く開かなくなってたけど桜が居たから格闘せずに済んだ。
アイスティーは合格点もらえた。
御飯時には菜奈ちゃんとグンナーおじさんも来て、父さんは瓶の蓋について母さんにまた怒られていた。
*
就活の季節…
夏野海、高校3年の夏。
そうです、進学希望か就職活動を考えなければならない時期です。
そんなもんがまさか自分にも来てしまうことになるとは…
あれやりたい、これになりたい、手に職をつけたいとか、将来に希望があれば専門学校とか、大学もいいんだろうけど、俺には特に何かなりたい将来の夢とかは無かった。
3年あったらやりたい事見つかるかなとか思ってたけど、現時点では何も見つかってない。
勉強も赤点さえなければそれで…と努力しなかった結果なのか、夢も別にないしやりたい事もないという体たらくが完成されていた…
なので俺はちょっとだけ自分のやる気のなさに頭をかかえている。
大学進学の為に今から必死に勉強もできる気が全くしないししたくない…。
せめて卒業したら働ける様にだけ求人募集みるのはしておこうかなと思った。
「進学しないならウミはウチで就職でしょ」
と俺の就職活動の話を夕ご飯中に聞いたグンナーおじさんがえ?なんで?違うの?っていう顔で聞いてくる。
菜奈ちゃんまで違うの?って顔してる…
桜は今日は遅くまでモデル仕事で居ない。
「せっかく仕事もいっぱい覚えてくれたしウミが他所行ったらおじさんもシグルドもちょっと困るなぁ」
きてほしいなぁ~きちゃいなよ~福利厚生もちゃんとしてるよ~ボーナスもあるよ~
と誘惑してくる。
こんな簡単で良いわけない。
面接とかいるんじゃないの?って聞いたら「面接始めます、ハイ合格」とか言ってんだけど…
父さんと母さんの顔見ても良いんじゃないって返ってくるし。
「あんた、就活してまた一年の時の夏休みバイトみたいなとこに引っ掛かったらどうすんの」とか過去の傷をほじくり返されたら何にも言い返せなかった。
「やだー!海君がまたあんな事なったらウチでまたシグルドが荒れる!」
とか菜奈ちゃんが青い顔してるし…
あの時のシグルドはデーモンだったねとかグンナーおじさんが言ってる。
これはもう流されて就職内定という事でよろしいか……な………
「え…本当に???…じゃあ…よろしくお願いします…?」
と言ったらグンナーおじさんが立ち上がってハグしにくるし、菜奈ちゃんは「良かったぁ」と両手を組んで喜んでいた。
めっちゃ可愛いな。
その夜、帰ってきた桜がなんか眩しい笑顔で部屋に侵入してきて俺の自分の会社への就職内定を喜んでくれた。
お前も良いのかそれで。
*
学校で俺より背の高い女子に廊下で呼び止められた。
下級生なのか見た事ないし名前はわかんない。
「すみません、着いてきてもらっていいですか?」
と屋上に出る踊り場に連れて行かれた。
そこには俺より少し背の小さい子が両手を握り締めて立っていた。
どっかでちょっと会った事あるな。
「マリちゃん頑張って!」
と背の高い女子は階段を降りていった。
「あ…の…急にごめんなさい」
忙しなく両手の指が動いている。
「夏野先輩…あの…今好きな人とか、付き合ってる人居なかったら…その…私、あの…夏野先輩の事好きで…付き合って欲しい…です…」
とマリちゃんと呼ばれた女の子が声を絞り出した。
マリちゃんは二年生だそうだ。
すっかり忘れていたけど、雨の日にビニ傘をあげたらしい、そういえばそんな事あったな。
その日からずっと好きになってしまって、どうしても想いを伝えたくて。
一生懸命言葉を伝えようとしてくる。
目線が真っ直ぐ合う。
清潔感のある目元が凄く魅力的で目鼻立ちが綺麗だ。
「私、夏野先輩の彼女になりたい。」
マリちゃんははっきりとした声で俺に言った。
*
海が俺の部屋の海の定位置でずっとため息ついたり顔を両手で覆ったりしてる。
「どうしたの?」と聞くと頭をガリガリと掻きむしっていた。
「う~~~~~!桜、さぁ。
もし桜がお?これはちょっと理想に近いな?って子から告白されたらどうする?」
と海が聞いてくる。
あぁ、また告白されたのかと思ったけど今回は海の反応が違う。
少し胸がざわつく。
「今日、一個下の女の子に告白されたんだけどさ。」
誰そいつ。
俺の海に声かける女?何そいつ。
「顔も可愛い感じだったし、でもあんま知らない子だし…どうしよう…矢作にもそろそろ経験としていいって言って試しに付き合ってみればとか言われたんだけど…」
待ってよ、そんな知りもしない女なんてやめときなよ。
海には俺が居るからいいじゃん。
「……海がしたいようにするしかないよ」
誰か他の人に気持ちなんて向けないでよ。
ずっと、俺の横にいてよ。
そんなに女抱きたい?
気持ちが落ち込んでいく。
海は「そうだよなぁ、サンキュー」と言いながら窓から出ていった。
ああ、こんな日が来てしまうのか。
こんな、激しい胸の痛みなんて感じた事ない。
こんなに女に嫉妬してるなんて海は知らない。
海、俺の事見てよ。
俺の方が、誰よりも海の事好きなのに。
後日、部屋に来た海にその後告白はどうしたのか気になって聞いたら、
「断った。付き合うなら俺ちゃんと相手の事好きになってからのがいいなぁ」
と言ってきて心底安心した。
そうだよ、海。
海に彼女なんて似合わないよ。
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