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貪る
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時貞が自宅療養になって数日が経過する。
自宅で安静と言っても、ただ寝ているだけの時貞ではない。ベッドから起き上がり、リビングルームで山田や他の組員に指示を出し、スマートフォンで誰かと話していたりと忙しそうにしていた。
ヒロトは食べ易い柔らかな食事を作ったり、飲み物を運んだり、時貞の移動時は肩を貸してサポートをする。
意外と料理の上手いヒロトに驚く時貞は、次第にあれこれリクエストも出していた。
「筑前煮が食いてえ……」
「何言ってんだ。もう少し柔らかい物からだよ……。里芋の煮物はどうだ?」
「まあそれでいいか……」
「山さんに材料頼んどくから、今夜作ってやるよ」
山田にテキストメッセージを送るヒロトを、時貞はジッと見つめている。
「なあ……。ヤリでえ。お前を背後から犯しまくりてえ……」
「はあ? 何言ってんだ! 安静にって言われてるだろ! 本当はベッドで寝てなくちゃいけないのに……」
ヒロトは顔を赤くして「マジで何言ってんだ」と呟くが、満更ではなさそうだった。それに目敏く気がつく時貞は、ヒロトの腕を掴んで側に引き寄せる。
「……じゃあ、お前が俺の上で腰を動かせ。激しくな……」
「あ……、ちょと。はむぅうぅぅ……」
重ねられた二人の唇は湿り気の有る音を響かせながら、互いの口内を舌で刺激する。二人の間でのキスは、もう常に欠かさないようになっていた。事あるごとに重ねられる唇は、離れる事を許さないと言いたげに二人の距離を縮ませる。
「そ、それも駄目だって……。俺が松先生に怒られるから。だ、だから……口でしてやるよ」
少し恥ずかしそうなヒロトは時貞の浴衣の前をはだけさせる。着替えや世話のしやすさから、時貞は自宅療養中は浴衣を着ていたのだ。深い紺色の浴衣の前身頃の間から、グッイッと飛び出す巨根は、ヒロトの顔にポンっと軽い音を立てて当たる。
「ちょ、もう全勃ちかよ……」
自分のソレも、それなりに大きいと言われ続けてきた自慢のモノだったが、時貞のソレの前では敗北感を味わってしまうヒロト。しかしその剛直に絶頂を与えられる時間を思い出し、顔を紅潮させて愛おしそうにパクッと口に含む。
時貞の亀頭は大きくて傘のようだった。その傘の部分で体内を抉られる感覚は、擦られる度に大きな絶頂の波が訪れるほどにヒロトの理性を奪う。亀頭を見ているだけで身体がその快感を思い出し、沸々と滾り出す程だった。
熱い吐息を漏らしながら丁寧に竿を舐め上げ、カリ首に舌を這わせ、亀頭の尿道を舌で刺激するヒロト。もう既に口技を会得したとでも言わんばかりに、執拗に時貞の剛直に刺激を与える。
ジュブジュブと音を立て、喉の奥まで入れて時貞の男根を吸い上げるヒロトに、時貞は「くぅ……、いいじゃねえか」と満足そうな声を上げた。
「口の奥、もっと粘膜で感じさせろ」
時貞の声と共に大きな男根が、気管にまで入って来そうな勢いでグッとヒロトに押し込まれる。時貞は容赦なしという風に腰を反らせ、極太の男根でヒロトの喉を突く。亀頭を強引に喉の奥まで到達させられると、「ゲフォ」とヒロトは嗚咽を漏らす。それでも時貞は気にしないと言った風で、ヒロトの頭をつかんでは揺さぶって男根の出し入れを楽しんでいた。
「おい、服を脱いで尻をコッチに向けろ!」
ヒロトの口内を犯すのだけでは足らないとでも言いたげな時貞は、ヒロトに次の指令を出す。口の周りがベトベトになっているヒロトは、酸欠気味のボーッとした表情で身につけていたTシャツにジーンズを脱いでいく。青いボクサーパンツ姿になったヒロトは、ベッドの上で自分をネットリとした視線で見つめている時貞を見る。
痛々しい包帯が右太股に巻かれており、それを見てキューッと胸が締め付けられるヒロトは、少し悲しそうな顔をする。
(もし、後遺症をもたらしたらどうすればいいんだ……)
手の動きが止まったヒロトに「早くしろ!」と急かす時貞は、自身の強大な男根を手で持ってフルフルと振っている。その様子が少し可笑しくてヒロトは「プッ」と笑い出した。
そして、少し恥ずかしそうにボクサーパンツに手を掛けたヒロトは、ゆっくりとソレを脱ぎ捨てて床にポンッと放り投げる。下着が床に落ちる寸前で時貞に腕を引っ張られたヒロトは、再度、時貞に唇を奪われた。
先ほどまで自分の男根が出入りしていたヒロトの口内を、美味しそうになめ回す時貞は、ヒロトをベッドの上に載せて、自分の顔の所に下半身がくるようにヒロトを跨がせる。
パクッとヒロトの肉棒を咥え込む時貞は、舌先で先端を刺激しながら、右手では根元部分をグイグイとしごきたてる。そして左手の指を、ヒロトの後孔にズブズブと埋めこんできたのだ。
「んぁ……! やぁ! と、時貞ぁぁぁ!」
身体を弓形にして快感を味わうヒロトに時貞は「口を動かせ!」と叱咤する。その瞬間に臀部をパーンと時貞に叩かれたヒロトは再度嬌声を上げた。
ジュブジュブといやらしい湿った音が室内に響き渡り、その音がヒロトと時貞の耳を執拗に犯していく。今まで時貞によって、口で男根への奉仕などされたことが無かったヒロトは、その禁断の口技に魅了されていく。頭が真っ白になり、長い金髪の髪を振り乱しながら、その快楽のお返しにと時貞の肉棒に無我夢中で吸い付くのだった。
自宅で安静と言っても、ただ寝ているだけの時貞ではない。ベッドから起き上がり、リビングルームで山田や他の組員に指示を出し、スマートフォンで誰かと話していたりと忙しそうにしていた。
ヒロトは食べ易い柔らかな食事を作ったり、飲み物を運んだり、時貞の移動時は肩を貸してサポートをする。
意外と料理の上手いヒロトに驚く時貞は、次第にあれこれリクエストも出していた。
「筑前煮が食いてえ……」
「何言ってんだ。もう少し柔らかい物からだよ……。里芋の煮物はどうだ?」
「まあそれでいいか……」
「山さんに材料頼んどくから、今夜作ってやるよ」
山田にテキストメッセージを送るヒロトを、時貞はジッと見つめている。
「なあ……。ヤリでえ。お前を背後から犯しまくりてえ……」
「はあ? 何言ってんだ! 安静にって言われてるだろ! 本当はベッドで寝てなくちゃいけないのに……」
ヒロトは顔を赤くして「マジで何言ってんだ」と呟くが、満更ではなさそうだった。それに目敏く気がつく時貞は、ヒロトの腕を掴んで側に引き寄せる。
「……じゃあ、お前が俺の上で腰を動かせ。激しくな……」
「あ……、ちょと。はむぅうぅぅ……」
重ねられた二人の唇は湿り気の有る音を響かせながら、互いの口内を舌で刺激する。二人の間でのキスは、もう常に欠かさないようになっていた。事あるごとに重ねられる唇は、離れる事を許さないと言いたげに二人の距離を縮ませる。
「そ、それも駄目だって……。俺が松先生に怒られるから。だ、だから……口でしてやるよ」
少し恥ずかしそうなヒロトは時貞の浴衣の前をはだけさせる。着替えや世話のしやすさから、時貞は自宅療養中は浴衣を着ていたのだ。深い紺色の浴衣の前身頃の間から、グッイッと飛び出す巨根は、ヒロトの顔にポンっと軽い音を立てて当たる。
「ちょ、もう全勃ちかよ……」
自分のソレも、それなりに大きいと言われ続けてきた自慢のモノだったが、時貞のソレの前では敗北感を味わってしまうヒロト。しかしその剛直に絶頂を与えられる時間を思い出し、顔を紅潮させて愛おしそうにパクッと口に含む。
時貞の亀頭は大きくて傘のようだった。その傘の部分で体内を抉られる感覚は、擦られる度に大きな絶頂の波が訪れるほどにヒロトの理性を奪う。亀頭を見ているだけで身体がその快感を思い出し、沸々と滾り出す程だった。
熱い吐息を漏らしながら丁寧に竿を舐め上げ、カリ首に舌を這わせ、亀頭の尿道を舌で刺激するヒロト。もう既に口技を会得したとでも言わんばかりに、執拗に時貞の剛直に刺激を与える。
ジュブジュブと音を立て、喉の奥まで入れて時貞の男根を吸い上げるヒロトに、時貞は「くぅ……、いいじゃねえか」と満足そうな声を上げた。
「口の奥、もっと粘膜で感じさせろ」
時貞の声と共に大きな男根が、気管にまで入って来そうな勢いでグッとヒロトに押し込まれる。時貞は容赦なしという風に腰を反らせ、極太の男根でヒロトの喉を突く。亀頭を強引に喉の奥まで到達させられると、「ゲフォ」とヒロトは嗚咽を漏らす。それでも時貞は気にしないと言った風で、ヒロトの頭をつかんでは揺さぶって男根の出し入れを楽しんでいた。
「おい、服を脱いで尻をコッチに向けろ!」
ヒロトの口内を犯すのだけでは足らないとでも言いたげな時貞は、ヒロトに次の指令を出す。口の周りがベトベトになっているヒロトは、酸欠気味のボーッとした表情で身につけていたTシャツにジーンズを脱いでいく。青いボクサーパンツ姿になったヒロトは、ベッドの上で自分をネットリとした視線で見つめている時貞を見る。
痛々しい包帯が右太股に巻かれており、それを見てキューッと胸が締め付けられるヒロトは、少し悲しそうな顔をする。
(もし、後遺症をもたらしたらどうすればいいんだ……)
手の動きが止まったヒロトに「早くしろ!」と急かす時貞は、自身の強大な男根を手で持ってフルフルと振っている。その様子が少し可笑しくてヒロトは「プッ」と笑い出した。
そして、少し恥ずかしそうにボクサーパンツに手を掛けたヒロトは、ゆっくりとソレを脱ぎ捨てて床にポンッと放り投げる。下着が床に落ちる寸前で時貞に腕を引っ張られたヒロトは、再度、時貞に唇を奪われた。
先ほどまで自分の男根が出入りしていたヒロトの口内を、美味しそうになめ回す時貞は、ヒロトをベッドの上に載せて、自分の顔の所に下半身がくるようにヒロトを跨がせる。
パクッとヒロトの肉棒を咥え込む時貞は、舌先で先端を刺激しながら、右手では根元部分をグイグイとしごきたてる。そして左手の指を、ヒロトの後孔にズブズブと埋めこんできたのだ。
「んぁ……! やぁ! と、時貞ぁぁぁ!」
身体を弓形にして快感を味わうヒロトに時貞は「口を動かせ!」と叱咤する。その瞬間に臀部をパーンと時貞に叩かれたヒロトは再度嬌声を上げた。
ジュブジュブといやらしい湿った音が室内に響き渡り、その音がヒロトと時貞の耳を執拗に犯していく。今まで時貞によって、口で男根への奉仕などされたことが無かったヒロトは、その禁断の口技に魅了されていく。頭が真っ白になり、長い金髪の髪を振り乱しながら、その快楽のお返しにと時貞の肉棒に無我夢中で吸い付くのだった。
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