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第1章
第17話《情報収集開始》
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確か、オメコンもミスターコンもここで開催されるんだよな?
俺が今いるのは大学の敷地内にあるやたら大きな建造物__〇×大学第二体育館、別名〇×アリーナだ。
校舎のすぐ隣にある第一体育館は一般的な体育館と同じくらいの規模の建物なのだが、ちょっと校舎から離れた場所にあるここは日本でも有数のレベルで、よく他の団体が開催する大きな大会や歌手のライブなどにも貸し出されている。
(ざっと2万人程度は客が入るだろうか?そりゃ準備最終日まで椅子運びのボランティア募集してるはずだよな。)
たくさん人が入るということは、同じ数だけ椅子もいる。
先ほど体育館に到着して、入口付近にいた係員らしき人に手伝いを募集しているかどうか聞いてみると、大喜びで「お願いします…!!ありがとう!!!」と握手してきた。
俺が任されたのは、外にある倉庫から予備の椅子や指定された荷物をゴロゴロ(台車ともいう)で運ぶ係だ。
倉庫側にも体育館側にも荷物を乗せたり降ろしたりする係がいるらしく、俺は橋渡しするだけでいいらしい。
(よし、とりあえず午前中は任された仕事を一生懸命頑張ろう!)
情報収集するにしても何も働いてない奴がうろうろして聞いて回るより、ボランティアとして働きながら周りに溶け込むようにして情報を集めた方が良い収穫がありそうだからな。
「おつかれー!霧下。はい、ジュース。よかったら飲んで。」
「あ、ありがとう。」
椅子運びに集中し始めて約2時間後、昼休憩になったので体育館の外の木陰にあるベンチで購買で買ったパンを頬張っていると、爽やかなβの男性が労いの言葉と共にオレンジジュースをくれた。
この人の名前は福田哲郎。略してフクローくん。大学二年で同い年だ。
俺より20センチも背が高く、力に自信があるらしい。
彼は倉庫側で俺のゴロゴロにパイプ椅子や重い荷物を乗せる係で、お互い自己紹介した後はずっと一緒に作業をしていた。
「隣、座っていいか?」
「ん。勿論いいよ。」
彼は俺の隣に腰を下ろすと、持参してきたらしい弁当を広げて勢いよく食べ始めた。
「いやー。お互い良い汗かいたよな。」
「そうだね!まぁ俺は台車を押しただけなんだけど。」
「いやいや。参加しても見返りがないボランティアに参加する時点で偉いよ。」
見返りは求めてるんだよな…。俺の場合はコンテストや総一郎やひなについての情報なんだけど、この人からも何か聞けないかな?
「そんなことないよ。俺は彼氏の鷹崎総一郎君と幼馴染の愛野ひなちゃんが明日コンテストに出るから、会場の下見がてら参加しただけだし。」
ここでなんと返してくるかでフクロー君がどの程度俺の欲しい情報を持っているかが分かるよな。
ミスターコンについて詳しければそこをもっと掘り下げてくるだろうし、総一郎やひなに触れてきたとしたら何かしら弱みが無いか聞きたい。
「……霧下って彼氏いたんだ………………。」
(え…そこに触れるの…?)
なんだか予想外の所に話題が飛んでしまった。これは収穫無しかな?
俺が今いるのは大学の敷地内にあるやたら大きな建造物__〇×大学第二体育館、別名〇×アリーナだ。
校舎のすぐ隣にある第一体育館は一般的な体育館と同じくらいの規模の建物なのだが、ちょっと校舎から離れた場所にあるここは日本でも有数のレベルで、よく他の団体が開催する大きな大会や歌手のライブなどにも貸し出されている。
(ざっと2万人程度は客が入るだろうか?そりゃ準備最終日まで椅子運びのボランティア募集してるはずだよな。)
たくさん人が入るということは、同じ数だけ椅子もいる。
先ほど体育館に到着して、入口付近にいた係員らしき人に手伝いを募集しているかどうか聞いてみると、大喜びで「お願いします…!!ありがとう!!!」と握手してきた。
俺が任されたのは、外にある倉庫から予備の椅子や指定された荷物をゴロゴロ(台車ともいう)で運ぶ係だ。
倉庫側にも体育館側にも荷物を乗せたり降ろしたりする係がいるらしく、俺は橋渡しするだけでいいらしい。
(よし、とりあえず午前中は任された仕事を一生懸命頑張ろう!)
情報収集するにしても何も働いてない奴がうろうろして聞いて回るより、ボランティアとして働きながら周りに溶け込むようにして情報を集めた方が良い収穫がありそうだからな。
「おつかれー!霧下。はい、ジュース。よかったら飲んで。」
「あ、ありがとう。」
椅子運びに集中し始めて約2時間後、昼休憩になったので体育館の外の木陰にあるベンチで購買で買ったパンを頬張っていると、爽やかなβの男性が労いの言葉と共にオレンジジュースをくれた。
この人の名前は福田哲郎。略してフクローくん。大学二年で同い年だ。
俺より20センチも背が高く、力に自信があるらしい。
彼は倉庫側で俺のゴロゴロにパイプ椅子や重い荷物を乗せる係で、お互い自己紹介した後はずっと一緒に作業をしていた。
「隣、座っていいか?」
「ん。勿論いいよ。」
彼は俺の隣に腰を下ろすと、持参してきたらしい弁当を広げて勢いよく食べ始めた。
「いやー。お互い良い汗かいたよな。」
「そうだね!まぁ俺は台車を押しただけなんだけど。」
「いやいや。参加しても見返りがないボランティアに参加する時点で偉いよ。」
見返りは求めてるんだよな…。俺の場合はコンテストや総一郎やひなについての情報なんだけど、この人からも何か聞けないかな?
「そんなことないよ。俺は彼氏の鷹崎総一郎君と幼馴染の愛野ひなちゃんが明日コンテストに出るから、会場の下見がてら参加しただけだし。」
ここでなんと返してくるかでフクロー君がどの程度俺の欲しい情報を持っているかが分かるよな。
ミスターコンについて詳しければそこをもっと掘り下げてくるだろうし、総一郎やひなに触れてきたとしたら何かしら弱みが無いか聞きたい。
「……霧下って彼氏いたんだ………………。」
(え…そこに触れるの…?)
なんだか予想外の所に話題が飛んでしまった。これは収穫無しかな?
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