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第1章
第64話《兄視点…総一郎の襲来》
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兄視点《5》~オメガコンテスト開幕!一方その頃兄は~
「握手っすか?全然いいっすよ!俺のファンだなんて恐縮っす!!」
相田君が快く握手に応じると、メイドさんは感極まった様子で握り返している。
「うわぁ!ありがとうございます!感激です…!!しかし、今日は俺、すごくついてるな~。まさかミスターコンの出場者に二人も間近で会えるなんて!あちらのお客さんも、コンテストに出ていらっしゃいましたよね? 」
「え?」
あちらのお客さん??
(まさか、また鷹崎くんが近くにいたりとかは無いだろうな…?)
なんとなく嫌な予感がしながらも、メイドさんが目を向けている方向を恐る恐る見てみると、そこには……
「ひ、ひぇえ!!」
先程連続で出くわしたばかりの鷹崎くんがそこに佇んでいて思わず叫び声をあげてしまった。
しかも目をかっぴらいた恐ろしい真顔でこちらを凝視していたので、5倍増で恐ろしい。
(な、なんで!?まさかついてきてたのか!?)
これ、なんてホラーゲームだよ!いくらなんでも怖すぎだろ…!!
流石の俺も、もう強がっている余裕がない。
(早い所どっかに行ってくれ…!)と心の中で必死に願ったが、鷹崎君は俺達を視界に捉えて離さず、なんならこちらにスッと歩み寄ってくる。
そして、俺たちの前まで到着すると、唐突に相田君の前のテーブルを片手でドンっ!!と殴った。
テーブルの上の食器がガシャン!!と音を立てて、あまりの衝撃にオムライス(と俺)が一瞬だけ宙に跳ねて、周囲の面々の目が点になる。
「君、さっきからうろちょろと目ざわりなんだけど…相田君…て言ったっけ?今すずめのお兄さんの事を『義兄さん』って呼んでたけど一体どういう了見なのかな??」
「なっ!?びっっくりしたっす…!どういうつもりって…将来を誓い合った人のお兄さんだからに決まってるじゃないっすか!」
鷹崎君のα特有の威嚇のオーラに、相田君は驚きながらも果敢に立ち向かっている。
(なんだこれ、修羅場…??なんでこの二人がここまで対立してるんだよ…?ただ単にコンテストのライバルってだけの雰囲気でもないし…それに今の鷹崎君の表情はただ事では無いような感じがするぞ…。)
午前中に顔を合わせた時には、余裕たっぷりな様子で飄々としていた鷹崎くんだが、今は真顔ながらも何か焦っている様子だ。
「はっβ風情が中々笑わせてくれるね?まぁいいや。これから忙しくなるし、僕はもう行くよ。ちょっと急を要する用事が出来たからね。」
「え、な、なんの話っすか!?」
鷹崎君は相田君の反論を軽くあざ笑いながら、想定していたよりも潔くそのままメイド喫茶を去っていった。
相田君に一方的に敵意を向けている鷹崎君に俺も何か言っやった方が良いとは思いつつも、変に刺激したら彼の恋人のすずめに怒りの矛先が向かいそうで何も言えなかった。
(なんか…鷹崎君ってやばくね?すずめ…ちょっと前に彼と番になって結婚する!って言ってたけど、大丈夫なのかよ?)
去り際にギリギリ聞こえないくらいの声で『僕はβと違ってあの子を完全に××××に出来る×××…。待っててね×××。』と呟いていたのも、なんだか恐ろしい。
あまりよくは聞き取れなかったけども、きっと碌な事では無いと思う。
「相田さんっ!大丈夫ですか?他の店員も呼んできましたよっ!ってあれ?さっきのお客さん、もういなくなってます?」
とりあえずオムライスを早い所食べ終わって、お土産も探してあいつらの所へと帰ろうとスプーンを手に取った所で、揉め事も気配を察知したらしい相田君のファンのメイドさんが他の店員のメイドさん達を引き連れてきた。
兄視点《5》~オメガコンテスト開幕!一方その頃兄は~
「握手っすか?全然いいっすよ!俺のファンだなんて恐縮っす!!」
相田君が快く握手に応じると、メイドさんは感極まった様子で握り返している。
「うわぁ!ありがとうございます!感激です…!!しかし、今日は俺、すごくついてるな~。まさかミスターコンの出場者に二人も間近で会えるなんて!あちらのお客さんも、コンテストに出ていらっしゃいましたよね? 」
「え?」
あちらのお客さん??
(まさか、また鷹崎くんが近くにいたりとかは無いだろうな…?)
なんとなく嫌な予感がしながらも、メイドさんが目を向けている方向を恐る恐る見てみると、そこには……
「ひ、ひぇえ!!」
先程連続で出くわしたばかりの鷹崎くんがそこに佇んでいて思わず叫び声をあげてしまった。
しかも目をかっぴらいた恐ろしい真顔でこちらを凝視していたので、5倍増で恐ろしい。
(な、なんで!?まさかついてきてたのか!?)
これ、なんてホラーゲームだよ!いくらなんでも怖すぎだろ…!!
流石の俺も、もう強がっている余裕がない。
(早い所どっかに行ってくれ…!)と心の中で必死に願ったが、鷹崎君は俺達を視界に捉えて離さず、なんならこちらにスッと歩み寄ってくる。
そして、俺たちの前まで到着すると、唐突に相田君の前のテーブルを片手でドンっ!!と殴った。
テーブルの上の食器がガシャン!!と音を立てて、あまりの衝撃にオムライス(と俺)が一瞬だけ宙に跳ねて、周囲の面々の目が点になる。
「君、さっきからうろちょろと目ざわりなんだけど…相田君…て言ったっけ?今すずめのお兄さんの事を『義兄さん』って呼んでたけど一体どういう了見なのかな??」
「なっ!?びっっくりしたっす…!どういうつもりって…将来を誓い合った人のお兄さんだからに決まってるじゃないっすか!」
鷹崎君のα特有の威嚇のオーラに、相田君は驚きながらも果敢に立ち向かっている。
(なんだこれ、修羅場…??なんでこの二人がここまで対立してるんだよ…?ただ単にコンテストのライバルってだけの雰囲気でもないし…それに今の鷹崎君の表情はただ事では無いような感じがするぞ…。)
午前中に顔を合わせた時には、余裕たっぷりな様子で飄々としていた鷹崎くんだが、今は真顔ながらも何か焦っている様子だ。
「はっβ風情が中々笑わせてくれるね?まぁいいや。これから忙しくなるし、僕はもう行くよ。ちょっと急を要する用事が出来たからね。」
「え、な、なんの話っすか!?」
鷹崎君は相田君の反論を軽くあざ笑いながら、想定していたよりも潔くそのままメイド喫茶を去っていった。
相田君に一方的に敵意を向けている鷹崎君に俺も何か言っやった方が良いとは思いつつも、変に刺激したら彼の恋人のすずめに怒りの矛先が向かいそうで何も言えなかった。
(なんか…鷹崎君ってやばくね?すずめ…ちょっと前に彼と番になって結婚する!って言ってたけど、大丈夫なのかよ?)
去り際にギリギリ聞こえないくらいの声で『僕はβと違ってあの子を完全に××××に出来る×××…。待っててね×××。』と呟いていたのも、なんだか恐ろしい。
あまりよくは聞き取れなかったけども、きっと碌な事では無いと思う。
「相田さんっ!大丈夫ですか?他の店員も呼んできましたよっ!ってあれ?さっきのお客さん、もういなくなってます?」
とりあえずオムライスを早い所食べ終わって、お土産も探してあいつらの所へと帰ろうとスプーンを手に取った所で、揉め事も気配を察知したらしい相田君のファンのメイドさんが他の店員のメイドさん達を引き連れてきた。
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