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第1章
第66話《オメコン第一次審査開始》
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主人公視点~オメコン第一審査開始!~
出場者達の自己紹介も終わり、10分間の準備時間に入ったオメガコンテストは、
司会者に関しては不評ながらも、中々の盛況のようだ。
やはり、優勝賞品に地上波デビュー込みの大手事務所スカウトというサプライズが利いたらしい。
観客達は一次審査の開始を今か今かと待ちながら、誰が優勝するかどうかで盛り上がっている。
「いや~優勝のご褒美がQjack芸能からのスカウトってすごい豪華だよね?!すっごく面白そう~!」
隣に座っている妹も他の観客と同じく、司会に対しては文句たらたらながらも中々に楽しんでいるようだ。
「つばめもその事務所知ってたんだ。メディアでよく聞くよね。」
「もう、なに言ってるの、すずめちゃん!Qjack芸能って言えばあの鷲田タクト様が籍を置いている超一流事務所なんだよ!?ここに入るためにオーディションを受けた美男美女達がどれだけ振り落とされて涙を流してきたか…!」
いきなり早口になって、Qjack芸能について語り出したつばめに俺は目を白黒させる。
(へぇ鷲田タクトさんが…。そりゃ、皆知ってるわけだな…。)
しかし、そんな大手がいくら規模がデカいとはいえ、こんな一大学の文化祭にわざわざ赴いてくるなんてどういう風の吹き回しなんだろう。
「さぁさぁ!出場者の皆様が準備している間に、わたくしめの方からオメガコンテスト第一次審査の概要をお伝えさせていただければと思います!まず、テーマの方なのですが、こちらはミスターコンの第一審査と対になっていて、な、な、ななんと《ウェディングドレス》となります…!!綺麗なΩ達による花嫁姿だなんて聞くだけでもわくわくいたしますね~!!」
第一次審査を始めるに至ってコンテストについての説明を始めた司会が、会場を更に盛り上げようと声を張りあげる。
「審査の流れに関してもミスターコン一次審査と同様で、まず花嫁達に一人ずつランウェイの方を歩いていただきまして、全出場者の方がステージ上に登壇されましたら、カメラマンの方が一人ひとりをアップで映していくので、それを踏まえた上での審査タイムとさせていただきます!皆様にはお手元のアンケート用紙に各出場者各審査ごとに10点満点で点数を入れていただきたいと思います!」
司会が一通り審査内容についての概要を話し終わり、それ続いて投票方法について説明をし始めた。
(ってあれ…、そういえば俺投票用紙を貰ってないな…。)
そうか、思い返してみれば、投票用紙は会場の入り口のスタッフの所まで取りに行かなくちゃいけなかったんだよな…。
総一郎に追われていて、すっかりその事が頭から抜け落ちていた。
まぁいい。そもそも俺一人の点数に左右されるような観客の人数ではない。
ただ、シマちゃんには感謝の気持ちとして10点満点を入れてあげたかったな…と軽くため息をつくと、妹が「あ!」と声を出して俺に一枚の紙を手渡してきた。
「そういえば、すずめちゃん投票用紙貰ってきてないでしょ?だちょ君用に貰っておいたやつ使っていいよ!」
「っ!いいの?使う!本当にありがとう!!」
「えっへん、良いって事よ♪」
まさしく渡りに船で心からの感謝を伝えると、妹はふふん!と満足気な顔をしてモニターを指さした。
「てか。見てみて!シマちゃんがモニターに映ってるよ!」
「あ、ほんとだ。ほんと皆揃って美人さんだよなぁ。」
丁度今司会の審査に関する説明が終わったようで、スクリーンには各出場者の顔写真と軽いプロフィールがおさらいとばかりに映っていた。
へぇ、こんなのも準備されてたんだ。色々と凝ってるな。
ミスターコンの時は俺は出場する側の立場だったから、観客目線だとこうなってたんだな、というのが知れてちょっと新鮮だ。。
しかし、こうして出場者を並べてみると、あまり認めたくはないけれど、やっぱりひなは見栄えの良い華やかな顔をしている。
俺だってさっきは綺麗な白無垢とプロのメイクで一時的にはちやほやされていた気もするけど、ひなが俺と同じ白無垢を着てランウェイを歩こうものなら、あっという間に印象を上書きされてしまいそうだ。
そうして、オメコンが終わるころには、きっと俺の事なんて観客の誰一人として覚えてないんだろうな。
まぁ俺としてはむしろ助かるけど、あのひなの事だからそこまで計算ずくで自分の方が美人だと知らしめるために白無垢を選んだのだと考えるのが妥当だ。
オメコンの出場者達が会場の入り口にスタンバイし終わったらしく、出場者のプロフィールを映していたモニターが消えて、司会が花嫁の入場開始の声をあげる。
「お待たせいたしました…!それでは花嫁達の華々しき入場にご注目ください!えーまずはエントリーナンバー1番、江永シマさんですどーぞー」
主人公視点~オメコン第一審査開始!~
出場者達の自己紹介も終わり、10分間の準備時間に入ったオメガコンテストは、
司会者に関しては不評ながらも、中々の盛況のようだ。
やはり、優勝賞品に地上波デビュー込みの大手事務所スカウトというサプライズが利いたらしい。
観客達は一次審査の開始を今か今かと待ちながら、誰が優勝するかどうかで盛り上がっている。
「いや~優勝のご褒美がQjack芸能からのスカウトってすごい豪華だよね?!すっごく面白そう~!」
隣に座っている妹も他の観客と同じく、司会に対しては文句たらたらながらも中々に楽しんでいるようだ。
「つばめもその事務所知ってたんだ。メディアでよく聞くよね。」
「もう、なに言ってるの、すずめちゃん!Qjack芸能って言えばあの鷲田タクト様が籍を置いている超一流事務所なんだよ!?ここに入るためにオーディションを受けた美男美女達がどれだけ振り落とされて涙を流してきたか…!」
いきなり早口になって、Qjack芸能について語り出したつばめに俺は目を白黒させる。
(へぇ鷲田タクトさんが…。そりゃ、皆知ってるわけだな…。)
しかし、そんな大手がいくら規模がデカいとはいえ、こんな一大学の文化祭にわざわざ赴いてくるなんてどういう風の吹き回しなんだろう。
「さぁさぁ!出場者の皆様が準備している間に、わたくしめの方からオメガコンテスト第一次審査の概要をお伝えさせていただければと思います!まず、テーマの方なのですが、こちらはミスターコンの第一審査と対になっていて、な、な、ななんと《ウェディングドレス》となります…!!綺麗なΩ達による花嫁姿だなんて聞くだけでもわくわくいたしますね~!!」
第一次審査を始めるに至ってコンテストについての説明を始めた司会が、会場を更に盛り上げようと声を張りあげる。
「審査の流れに関してもミスターコン一次審査と同様で、まず花嫁達に一人ずつランウェイの方を歩いていただきまして、全出場者の方がステージ上に登壇されましたら、カメラマンの方が一人ひとりをアップで映していくので、それを踏まえた上での審査タイムとさせていただきます!皆様にはお手元のアンケート用紙に各出場者各審査ごとに10点満点で点数を入れていただきたいと思います!」
司会が一通り審査内容についての概要を話し終わり、それ続いて投票方法について説明をし始めた。
(ってあれ…、そういえば俺投票用紙を貰ってないな…。)
そうか、思い返してみれば、投票用紙は会場の入り口のスタッフの所まで取りに行かなくちゃいけなかったんだよな…。
総一郎に追われていて、すっかりその事が頭から抜け落ちていた。
まぁいい。そもそも俺一人の点数に左右されるような観客の人数ではない。
ただ、シマちゃんには感謝の気持ちとして10点満点を入れてあげたかったな…と軽くため息をつくと、妹が「あ!」と声を出して俺に一枚の紙を手渡してきた。
「そういえば、すずめちゃん投票用紙貰ってきてないでしょ?だちょ君用に貰っておいたやつ使っていいよ!」
「っ!いいの?使う!本当にありがとう!!」
「えっへん、良いって事よ♪」
まさしく渡りに船で心からの感謝を伝えると、妹はふふん!と満足気な顔をしてモニターを指さした。
「てか。見てみて!シマちゃんがモニターに映ってるよ!」
「あ、ほんとだ。ほんと皆揃って美人さんだよなぁ。」
丁度今司会の審査に関する説明が終わったようで、スクリーンには各出場者の顔写真と軽いプロフィールがおさらいとばかりに映っていた。
へぇ、こんなのも準備されてたんだ。色々と凝ってるな。
ミスターコンの時は俺は出場する側の立場だったから、観客目線だとこうなってたんだな、というのが知れてちょっと新鮮だ。。
しかし、こうして出場者を並べてみると、あまり認めたくはないけれど、やっぱりひなは見栄えの良い華やかな顔をしている。
俺だってさっきは綺麗な白無垢とプロのメイクで一時的にはちやほやされていた気もするけど、ひなが俺と同じ白無垢を着てランウェイを歩こうものなら、あっという間に印象を上書きされてしまいそうだ。
そうして、オメコンが終わるころには、きっと俺の事なんて観客の誰一人として覚えてないんだろうな。
まぁ俺としてはむしろ助かるけど、あのひなの事だからそこまで計算ずくで自分の方が美人だと知らしめるために白無垢を選んだのだと考えるのが妥当だ。
オメコンの出場者達が会場の入り口にスタンバイし終わったらしく、出場者のプロフィールを映していたモニターが消えて、司会が花嫁の入場開始の声をあげる。
「お待たせいたしました…!それでは花嫁達の華々しき入場にご注目ください!えーまずはエントリーナンバー1番、江永シマさんですどーぞー」
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