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猫様。

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 本日のテーマは【猫様】である。
 
 
  私は犬か猫かと言えば200%絶対神である猫派閥の人間なのだが、家の中庭に池があるバカでかい家の大家様が隣に住んでいるばかりか、現在ペット不可のアパートに住まわせて頂いている都合上、
 
「隠れてこっそりお猫様との愛の同棲生活」
 
 というワンチャンはない。 
 
 まあ貧乏なので、満足の行く広い住まいを提供したり定期的な貢ぎ物(オモチャや高級グルメなど)を何十年も捧げる事が出来ないので、ホストで言うところの【細客】にしかならない。見目麗しい猫様たちはよそのお宅で幸せになって頂くしかない。
 
 
 だがジジババになっても可愛い成分しかないこのミラクルな生き物は、フリーランスとして町中でちょいちょい活動されていたりする。
 
 たまに、ものすごくフレンドリーな猫様は、頭を撫でる栄誉を気軽に与えてくれたりするし、お腹まで撫でさせていただける。
 
 それも無料だ。
 
 クラブのお姉さんやホストの兄さんの体に触れるまでの数万円を思えば(それも嫌がられる可能性が高い)、マザー・テレサかと思うほど懐が広い。
 
 肉球という大抵の猫様好きが1発ノックダウンする魔性のチートスキルまで標準装備だ。
 
 稀にだが、
 
「ほら、好きにしていいのよ?」
 
 と頭や体どころか肉球まで触らせて下さる天使もいる。至福である。
 
 もちろん、ゴルゴのように「俺の背後に立つな」と音も立てずに消えていくツンな猫様もおられる。
 
 昨日出会ったのもゴルゴな猫様であったが、それでも愛らしさが隠せてない。
 仕事の疲れも癒される。
 大変有り難い事である。なむなむ。
 
 
 雨だと塀の上で眠っている猫様も居なくなるので、私が雨を敵視しているのはそこにも理由があるのかも知れない。
 
 
 梅雨明けよカモン。
 
 
 
 
 
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