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しおりを挟むあの撮影から2週間が経っただろうか。
「今日も暑いですね」
「そうだな。…プールでも出すか」
「やっとプールデビューですね」
朝食後、湧が遊ぶのを2人で見守りまったり過ごしながらそんな話をする。
少し前に、プールを買ったのだが暑いが天気がよくない日が続いてなかなか出せなかった。
今日はお日様も照っているし、何より暑い。
絶好のプール日和なのではないか。
子供用の大きめのプールで、滑り台なんかも着いている。
自分が子供の頃は普通のビニールプールしか売っていなかったのに。
潤也さんがプールを機械で膨らませている間、庭のシェードを出して、外用のイスとテーブルと用意おく。
目が離せないし、何より初のプールをも見逃すわけにもいかない。
「湧、プール入る?」
「ぷーゆ?」
「そうそう。おいで」
リビングで遊んでいた湧にプールを見せると入ってみたいというのでプール用のオムツに替えてやり一緒にプールへはいる。
まだ水を入れ始めたばかりなので足の甲くらいまでしか水がない。
それでもチャプチャプと水を跳ねさせたりと本心はとても楽しそうだ。
慣れてくるとおしりを着いてジョウロで遊んだり、腹ばいになってみたりと楽しんでいる。
「湧ー、ほらほら」
潤也さんが水鉄砲で水をかけると「自分もりたい」と騒いでいた。
2人でかけっこをしている様子を写真を収めたり、少し水が冷たすぎないようにお湯を入れたりしていながらも2人の姿はとてつもなく愛しい。
もちろん自分が湧と遊ぶのも大好きだが自分の大切な存在が一緒に笑っている姿は守りたくなる。
飽きずにずっと見ていられる。
「2人とも、飲み物飲もうよ」
熱中症になったら大変、とスポーツドリンクを持っていく。
ちゅうちゅうと蓋付きコップのストローから美味しそうに飲む湧に麦わら帽子を被せる。
…やっぱり可愛い…!
「潤也さん、これとこれ付けてください」
「え?…あ、あぁ」
彼にはサングラスと帽子を渡す。
やっぱり格好いい…!
チラ見えするご尊顔と濡れて肌に張り付いたTシャツ。体の形が透けて見える…。
「写真撮っていいですか?」
「構わないが…」
困惑する潤也さんと飲み物に夢中な湧を撮影する。
待ち受けにしようかな、なんてニヤニヤしていると彼が被っていた帽子をかぶせてくる。
「今度は俺の番」
「ほら、笑って笑って」と笑いながらカメラのシャッターを切る潤也さん。
この人からかってる。
「やっぱり可愛いな。…お前も湧も、これで仕事頑張れる」
「…廣瀬さんに怒られないようにしてくださいね」
「あいつのディスクは楓斗さんと海來くんだらけだ」
想像が出来る。
くすくすと笑っているとよこから水鉄砲攻撃を食らう。
下を見るときゃーっと笑いながら水鉄砲を持っている湧。
「やったな~」
プールに入り湧に水を軽くかける。
パシャパシャと逃げ惑う湧を追いかけたり水を掛け合っていると潤也さんも参戦してきた。
その後、休憩にロッキングチェアに座った湧がそのまま寝てしまったので、プールにシートをかけて片付けを2人でする。
熱中症にならないようにそっと着替えさせて部屋のリビングに移動させる。
これだけ動かしていたらすぐに起きるかと思いきやなかなか起きなかったので相当疲れたらしい。
「…しばらくプールにハマりそうだな」
「ですね」
いつかは大きいプールにも行けたらいいなぁなんて思いながらもう一度濡れ姿の彼をチラ見した。
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