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おしどり夫婦の廣瀬さん
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しおりを挟む「パパもっかい!もっかい!」
「ゆーも!」
何度も高い高いをせがまれて翼がヘロヘロになっている。
…のを俺はのんびりお茶を飲みながらみている。
さて、そろそろか。
「ほーら2人とも!もう寝る時間だよ~」
「まだあそびたぁい」
「あそびたぁい」
「だめだよー、パパもうヘロッヘロだし。次はママが絵本よんであげる」
「よむ!!」
「よむ!」
「はい!じゃあ歯ブラシ持っておいで」
「はぁい」と仲良く洗面台へかけていく2人を見送りソファで死んでいる翼の肩を揉んでやる。
「お疲れ」
「疲れた…デスクワークより疲れる」
「元気だもんねぇ。…とりあえず寝かしつけるまで頑張って」
そしたら特別に甘やかしてあげる、と冗談めかして言うと「頑張る」と食い気味に返された。
「ママしあげー」
「おねかいします」
海來は俺に、湧君は翼に歯磨きの仕上げをお願いする。
そろそろ歯が寝け始めるかなぁ、なんて小さい口を歯磨きしていて思う。
口をゆすぎ、手を繋いで帰ってくる2人をベッドに入れる。
約束通り絵本を読み聞かせてしばらくすると遊び疲れていたのか直ぐに寝てしまった。
「…ベッタリ」
部屋を覗いて翼が苦笑する。
海來は湧君に抱きつくように寝ていて、湧君は海來の袖を掴んでいる。
起こさないようにドアを閉め、翼に後ろから飛びつく。
「っと…俺の事甘やかしてくれるんじゃなかった?」
「そーだけど。連れてって」
「仰せのままに」
背負ってもらったまま、リビングや台所をまわって電気を消して寝室のベッドへ下ろされる。
「はい、翼おいで」
もたれて手を広げると翼を飛び込んでくる。
やりて秘書が番の前ではこんな様なんて結婚して数年経っても気分がいい。
「翼」
「んー?」
「えっちする?」
グリグリと頭を擦り付けてくる翼にそう問いかけると少し驚いたように彼が顔を上げる。
「したいけど…明日も仕事だろ?」
「バニラすればいいじゃん。久しぶりにそういうのもしたいな」
「だめ?」と彼の頬を撫でて首を傾けると「いいに決まってる」と直ぐに頷く。
翼のちょろさは心配だ。
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