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第三章 節約生活
六十二話
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「役立っているのですね。嬉しく思います」
「ウチもー」
キルさんが笑顔で答えると、足にしがみついていたファラムも、上を向いて笑顔で同意した。
…なんか良いね。こういうのって…
何となく、ほっこりしていると、ファラムがいる反対側のズボンが引っ張られる。そこには、みどりの妖精さんがいて、俺たちを見て『一休みして、次のを作りましょ』と声をかけてきた。
次って…
リビングの方を 見ると、茶色の妖精さんが、ポットを持って人数分の紅茶を入れ、赤い妖精さんが、昨日作ったドライフルーツの瓶を開けお皿に出しているところだった。
妖精さん達は小さい身体でも、仕事早いし、本当に優秀だよなぁ、さっきまで、一緒に片付けてたのに、もうお茶飲める態勢になってるよ。…って、姿が見えなかったももんぐさんは、もう食べてるし…
「参ったなぁ、瑞季達が戻ってきてからにしようと思っていたのに…」
『えー、休まないんですか?』
『何を作ります?』
『片付けますか?』
「あっ、いや、せっかくだから、貰うよ。ありがとね」
切り替えも早いし、見習わないと…
『どうしました?』
『疲れてますか?』
『寝た方がいいですか?』
妖精さん達が、わいわい騒いでいるのを見ながら、考え事をしていたら、こんな言葉をかけられた。
「え?いや、なんか、皆が凄いから、予定していた事が、早く終わりすぎて、後は、どうしようかなぁと、思っていたところ」
『え?今日は、もう作らないのですか?』
『お夕飯なしですか?』
『瑞季のハーブは貰って良いですか?』
くっ……妖精達にも、ブレがない、本当によく食べるよなぁ…
「いや、夕飯は、作るよ。でも、まだ、早いしなぁ、そうだなぁ、もうちょっと、いろいろ作る計画たてようか」
キッチンの棚から数冊の本を取り出して、みんなの前に広げて見せる。
『ふわぁー、なんか、綺麗な絵ですね』
『なんか、美味しそうです』
『もしかして、お菓子ですか?』
「そうだよ。こっちが、焼き菓子の本で、こっちが、冷やすお菓子、こっちは、パンとかの本だよ」
『なっ、なっ、なんか、イッパイありますよ』
『これ、全部、食べられるんですか?』
『こっ、光輝は、これらを、作れるんですか?』
「あっ、うん、普通に、家庭でも作れるように、アレンジされたレシピ本だからね。作ったことないのもあるけど、多分、作れるよ」
『『『凄いです』』』
おっと、また、みんなから、キラキラした目で見られてしまった。
なんか、もう、言うこと聞いちゃうよね。
「ウチもー」
キルさんが笑顔で答えると、足にしがみついていたファラムも、上を向いて笑顔で同意した。
…なんか良いね。こういうのって…
何となく、ほっこりしていると、ファラムがいる反対側のズボンが引っ張られる。そこには、みどりの妖精さんがいて、俺たちを見て『一休みして、次のを作りましょ』と声をかけてきた。
次って…
リビングの方を 見ると、茶色の妖精さんが、ポットを持って人数分の紅茶を入れ、赤い妖精さんが、昨日作ったドライフルーツの瓶を開けお皿に出しているところだった。
妖精さん達は小さい身体でも、仕事早いし、本当に優秀だよなぁ、さっきまで、一緒に片付けてたのに、もうお茶飲める態勢になってるよ。…って、姿が見えなかったももんぐさんは、もう食べてるし…
「参ったなぁ、瑞季達が戻ってきてからにしようと思っていたのに…」
『えー、休まないんですか?』
『何を作ります?』
『片付けますか?』
「あっ、いや、せっかくだから、貰うよ。ありがとね」
切り替えも早いし、見習わないと…
『どうしました?』
『疲れてますか?』
『寝た方がいいですか?』
妖精さん達が、わいわい騒いでいるのを見ながら、考え事をしていたら、こんな言葉をかけられた。
「え?いや、なんか、皆が凄いから、予定していた事が、早く終わりすぎて、後は、どうしようかなぁと、思っていたところ」
『え?今日は、もう作らないのですか?』
『お夕飯なしですか?』
『瑞季のハーブは貰って良いですか?』
くっ……妖精達にも、ブレがない、本当によく食べるよなぁ…
「いや、夕飯は、作るよ。でも、まだ、早いしなぁ、そうだなぁ、もうちょっと、いろいろ作る計画たてようか」
キッチンの棚から数冊の本を取り出して、みんなの前に広げて見せる。
『ふわぁー、なんか、綺麗な絵ですね』
『なんか、美味しそうです』
『もしかして、お菓子ですか?』
「そうだよ。こっちが、焼き菓子の本で、こっちが、冷やすお菓子、こっちは、パンとかの本だよ」
『なっ、なっ、なんか、イッパイありますよ』
『これ、全部、食べられるんですか?』
『こっ、光輝は、これらを、作れるんですか?』
「あっ、うん、普通に、家庭でも作れるように、アレンジされたレシピ本だからね。作ったことないのもあるけど、多分、作れるよ」
『『『凄いです』』』
おっと、また、みんなから、キラキラした目で見られてしまった。
なんか、もう、言うこと聞いちゃうよね。
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