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牧場見学
ウプアート
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タリクさんが出て行って、直ぐに、ノックの音がし、メリロットが入ってきた。
「タリクの顔色悪かったけど、一体何があったの?」
挨拶もそこそこに、メリロットが聞いてきた。
「リョウが、自身の鑑定をしたんだ」
で、鑑定結果を伝えると、スキルや魔法に関しては、人族では珍しい、魔術師や賢者になれるのではないかと興奮して、笑顔になった。
タルティーヌの加護には、だから、美味しいものの鑑定が得意なのねと納得したが、おちょこちょいで、失敗だらけの神に食事関係以外は手助けしないように、心配そうに祈ってた。
ユピローの加護については、タルティーヌが加護をつけたから、心配だったのだと「ビストの事は、こじつけね」と決めつけ。それなら、冒険者になっても良いかと、ため息をついていた。
「それより、この前話していた牧場見学なんだけど、リノ牧場って、見学可能かなぁ?」
「リノ牧場、確か、近年急成長した牧場ね。ちょっと待ってて、資料を持ってくるわ」
メリロットが持ってきた資料によると、リノ牧場は、三代前くらいから毛糸で有名な牧場で、羊は勿論、山羊やウサギも育てており、毛糸加工業界では争奪戦が起きるほどだったらしい。それが、今代になって、毛糸の加工や卸しの会社を立ち上げ、軌道にのると、その会社を妹に任せた。
そして、牧場を企業登録し、チーズやバター作りの研究をし、生産ラインが安定すると、乳加工の方は、長男にまかせ、今度は、食肉と加工肉の研究に入ったそうだ。
「はぁー、凄いねぇ」
「確かに」
「いきなり会社を立ち上げたのは、確かに凄いことだけど、一番驚くのは、そんな急成長をしたのに、品質は全く落ちてないのよ。それに、新しく始めた食肉も、老舗の食肉販売店でも好評を得てるわ」
「リョウの鑑定で、丹精込めて育てたって出てたから、もっと、牧歌的な感じかと思ったら、すごく近代化してるんだ。驚きだね」
「それって、どんな感じなんだろう?機械化とか進んじゃって、牧羊犬とか居ないのかなぁ?」
「ん?どうゆうこと?」
「ハハ、そう言えば、リョウは、羊や山羊じゃなくて、牧羊犬目当てで、牧場に行きたいんだったな」
昨日からの食事でリノ牧場が出てたから、羊や山羊、牛の話をしてたけど、そうだ、初めは、リョウが犬を飼いたかったという話からだったな、忘れてた。
「ああ、そういうことね。ちょっと待っててね」
そして、次にメリロットが持ってきた資料には、近隣の牧場で飼われている動物や魔獣のリストだった。
「うわっ、魔獣の牧場もあるの?」
「牧畜として、飼っているところはないわね。この大陸では、鼠系の魔獣以外は、何故かあまり数が増えないのよ。だから、そこに載ってる魔獣というのが、転移者のいう、牧羊犬と同じ働きをする動物になるのよ」
「おお!牧畜の管理を魔獣と一緒にしているの?」
「そうなの。魔獣の中には、人間と意志疎通出来るものもいるから、仕事を手伝って貰ったり、子守や家事を手伝ってくれるものもいるわよ」
「ええ、そうなんだ。リノ牧場は?えーと、ウプアート?これは、どんな魔獣?」
「おっ、ちょうど犬系だな。確か狼というか、ジャッカルに近い感じだったな。しかも、始祖は神の子だ。確か『道を切り開く者の』守護者だったはず」
「ええ、そうなの?」
「あれ、メリロット、知らなかったのかい」
「知らなかったわ、それじゃぁ、今代の起業は…」
「ウプアートの影響があるんだろうな」
「そうなのね。良かったぁ、あまりにも急成長だったから、良くない噂が出始めていたのよ。ちょっと、行って、ウプアートの情報流して来るわね」
「ああ、待った」
「何よ。ちゃんと上手くやって、役所からの情報なんて察知させないわよ」
いやいや、メリロットの仕事って、一体?
…何処の情報局だよ。
「いや、そういうことじゃなくて、それだけじゃないよ、たぶん…」
「他にも、何か理由があるって言うの?」
「今代の名前が、確かセルバンでしょ」
「だから?」
「まぁ、まぁ、現地に行ってから確かめようよ」
こうしてリノ牧場に連絡し、五日後に見学の許可をもらった。
「タリクの顔色悪かったけど、一体何があったの?」
挨拶もそこそこに、メリロットが聞いてきた。
「リョウが、自身の鑑定をしたんだ」
で、鑑定結果を伝えると、スキルや魔法に関しては、人族では珍しい、魔術師や賢者になれるのではないかと興奮して、笑顔になった。
タルティーヌの加護には、だから、美味しいものの鑑定が得意なのねと納得したが、おちょこちょいで、失敗だらけの神に食事関係以外は手助けしないように、心配そうに祈ってた。
ユピローの加護については、タルティーヌが加護をつけたから、心配だったのだと「ビストの事は、こじつけね」と決めつけ。それなら、冒険者になっても良いかと、ため息をついていた。
「それより、この前話していた牧場見学なんだけど、リノ牧場って、見学可能かなぁ?」
「リノ牧場、確か、近年急成長した牧場ね。ちょっと待ってて、資料を持ってくるわ」
メリロットが持ってきた資料によると、リノ牧場は、三代前くらいから毛糸で有名な牧場で、羊は勿論、山羊やウサギも育てており、毛糸加工業界では争奪戦が起きるほどだったらしい。それが、今代になって、毛糸の加工や卸しの会社を立ち上げ、軌道にのると、その会社を妹に任せた。
そして、牧場を企業登録し、チーズやバター作りの研究をし、生産ラインが安定すると、乳加工の方は、長男にまかせ、今度は、食肉と加工肉の研究に入ったそうだ。
「はぁー、凄いねぇ」
「確かに」
「いきなり会社を立ち上げたのは、確かに凄いことだけど、一番驚くのは、そんな急成長をしたのに、品質は全く落ちてないのよ。それに、新しく始めた食肉も、老舗の食肉販売店でも好評を得てるわ」
「リョウの鑑定で、丹精込めて育てたって出てたから、もっと、牧歌的な感じかと思ったら、すごく近代化してるんだ。驚きだね」
「それって、どんな感じなんだろう?機械化とか進んじゃって、牧羊犬とか居ないのかなぁ?」
「ん?どうゆうこと?」
「ハハ、そう言えば、リョウは、羊や山羊じゃなくて、牧羊犬目当てで、牧場に行きたいんだったな」
昨日からの食事でリノ牧場が出てたから、羊や山羊、牛の話をしてたけど、そうだ、初めは、リョウが犬を飼いたかったという話からだったな、忘れてた。
「ああ、そういうことね。ちょっと待っててね」
そして、次にメリロットが持ってきた資料には、近隣の牧場で飼われている動物や魔獣のリストだった。
「うわっ、魔獣の牧場もあるの?」
「牧畜として、飼っているところはないわね。この大陸では、鼠系の魔獣以外は、何故かあまり数が増えないのよ。だから、そこに載ってる魔獣というのが、転移者のいう、牧羊犬と同じ働きをする動物になるのよ」
「おお!牧畜の管理を魔獣と一緒にしているの?」
「そうなの。魔獣の中には、人間と意志疎通出来るものもいるから、仕事を手伝って貰ったり、子守や家事を手伝ってくれるものもいるわよ」
「ええ、そうなんだ。リノ牧場は?えーと、ウプアート?これは、どんな魔獣?」
「おっ、ちょうど犬系だな。確か狼というか、ジャッカルに近い感じだったな。しかも、始祖は神の子だ。確か『道を切り開く者の』守護者だったはず」
「ええ、そうなの?」
「あれ、メリロット、知らなかったのかい」
「知らなかったわ、それじゃぁ、今代の起業は…」
「ウプアートの影響があるんだろうな」
「そうなのね。良かったぁ、あまりにも急成長だったから、良くない噂が出始めていたのよ。ちょっと、行って、ウプアートの情報流して来るわね」
「ああ、待った」
「何よ。ちゃんと上手くやって、役所からの情報なんて察知させないわよ」
いやいや、メリロットの仕事って、一体?
…何処の情報局だよ。
「いや、そういうことじゃなくて、それだけじゃないよ、たぶん…」
「他にも、何か理由があるって言うの?」
「今代の名前が、確かセルバンでしょ」
「だから?」
「まぁ、まぁ、現地に行ってから確かめようよ」
こうしてリノ牧場に連絡し、五日後に見学の許可をもらった。
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