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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 22
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「ディル?」
「ディル様、どうかしましたか?」
考え込んでしまった俺を、子供達が心配そうに見ている。
うーん、子供だけど…かなり、規格外の子供達だよなぁ…
自分の思惑とは大分違う道に踏み込んでしまったような気がする。
予定を早め、午後は採取をせずに、トガレー山脈のコットン岳の中腹にある冒険者のための集落を目指すことにする。
コットン岳の中腹から流れ出るヒイロ川、昔からこの山にはコットンスパイダーという綿に似た糸が採れる魔獣が多くいて、麓に使役魔法が得意なエルフが集まり、蜘蛛絹の里を作った。
その糸をこの山の固有種のカイガラムシで緋色に染めて織り上げた布が有名な里で、俺達が、捕獲したミスリルスパイダー、六匹がその里で飼育されている。
集落は、その里からの依頼を受ける冒険者のために用意されたものだ。
山には、固有種が多く、動植物の研究者や、染織業者の研究者も里に多くいる。冒険者のほとんどは、そういった者達に雇われて、山に登り採取や討伐、捕獲などを行っている。
「それって…大丈夫なの?」
更に、心配そうにリョウが聞いてきた。
「ん?何が?」
「だって、その集落の周りは虫だらけって事でしょ?」
「ああ、虫の種類で言ったら、ウィル族の森の方が多いんだ。そこで暮らしていたから、防御は完璧だから、俺の心配はしなくていいよ」
「そうなの?でも、こっち方面来るの渋っていたのは、他の理由?」
「いや、虫が嫌いだからで、合ってるよ。出来れば見たくないからね…ここのは、森と違って、デカイから、嫌でも視界に入ってくるんだ。さっき話したカイガラムシなんて、三センチぐらいで、わちゃわちゃと集団でいるからな…」
うっ…、画を思い出してしまった…
「カイガラムシが、三センチ?僕が知ってるのは、数ミリとかのだけど…あっ、そういえば、地蜂もデカイんだっけ?」
「そう、まぁ、だから、自衛は出来るが、なるべく近付きたくないから、捕獲や解体は任せることになるけど、二人とも大丈夫か?」
「それは、任せてくれていいよ」
「私も虫は平気ですので、任せてください」
「ギャギャ!」
何故か、烈震も嬉しそうに返事をした。
「烈震は、なんだって?」
『食事だな!だ、そうです』
「うっ、虫食うのか…」
「ギャーギャギャ、クルルー♪」
『香ばしくて美味い、つまみに良いそうです…流石、竜王…飲んべえですね』
うう、リョウの頭の上で、ご機嫌な様子で頭をふってる烈震をみて、俺が見えないところで食べるようにお願いしておく…
「氷付けにして、女王様のお土産にしても良いですか?」
クラリーちゃんに抱っこされているユキが、とんでもないことを言い出した。
「そっ、それはー」
「ディル様、ガラン様に頂いた収納庫に入れますから、安心してください」
クラリーちゃんの意見を聞いて承諾する事に、昆虫標本と旅するのか…考えないでおこう。
「ディル様、どうかしましたか?」
考え込んでしまった俺を、子供達が心配そうに見ている。
うーん、子供だけど…かなり、規格外の子供達だよなぁ…
自分の思惑とは大分違う道に踏み込んでしまったような気がする。
予定を早め、午後は採取をせずに、トガレー山脈のコットン岳の中腹にある冒険者のための集落を目指すことにする。
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その糸をこの山の固有種のカイガラムシで緋色に染めて織り上げた布が有名な里で、俺達が、捕獲したミスリルスパイダー、六匹がその里で飼育されている。
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山には、固有種が多く、動植物の研究者や、染織業者の研究者も里に多くいる。冒険者のほとんどは、そういった者達に雇われて、山に登り採取や討伐、捕獲などを行っている。
「それって…大丈夫なの?」
更に、心配そうにリョウが聞いてきた。
「ん?何が?」
「だって、その集落の周りは虫だらけって事でしょ?」
「ああ、虫の種類で言ったら、ウィル族の森の方が多いんだ。そこで暮らしていたから、防御は完璧だから、俺の心配はしなくていいよ」
「そうなの?でも、こっち方面来るの渋っていたのは、他の理由?」
「いや、虫が嫌いだからで、合ってるよ。出来れば見たくないからね…ここのは、森と違って、デカイから、嫌でも視界に入ってくるんだ。さっき話したカイガラムシなんて、三センチぐらいで、わちゃわちゃと集団でいるからな…」
うっ…、画を思い出してしまった…
「カイガラムシが、三センチ?僕が知ってるのは、数ミリとかのだけど…あっ、そういえば、地蜂もデカイんだっけ?」
「そう、まぁ、だから、自衛は出来るが、なるべく近付きたくないから、捕獲や解体は任せることになるけど、二人とも大丈夫か?」
「それは、任せてくれていいよ」
「私も虫は平気ですので、任せてください」
「ギャギャ!」
何故か、烈震も嬉しそうに返事をした。
「烈震は、なんだって?」
『食事だな!だ、そうです』
「うっ、虫食うのか…」
「ギャーギャギャ、クルルー♪」
『香ばしくて美味い、つまみに良いそうです…流石、竜王…飲んべえですね』
うう、リョウの頭の上で、ご機嫌な様子で頭をふってる烈震をみて、俺が見えないところで食べるようにお願いしておく…
「氷付けにして、女王様のお土産にしても良いですか?」
クラリーちゃんに抱っこされているユキが、とんでもないことを言い出した。
「そっ、それはー」
「ディル様、ガラン様に頂いた収納庫に入れますから、安心してください」
クラリーちゃんの意見を聞いて承諾する事に、昆虫標本と旅するのか…考えないでおこう。
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