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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 25
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十二の試練と聞いてリョウとミンテとユキの目がキラキラしだした。
「まぁ、それは、また、時間のあるときに話すとして…」
「「『えー』」」
「まぁ、知恵と勇気で世界を渡り、途中で神獣達の邪魔や、他種族との交流、恋愛なんかもあり、なかなかよい話に仕上がっているから、楽しいけど、今は関係ないからな」
「むー、なんか、その言い方だと、作り話ってこと?」
ふてくされたリョウが、口をとがらせ聞いてくる。
「残念ながら、三分の二は作り話だ」
「え?そうなのですか?」
あっ、しまった…クラリーちゃんがショックを受けてる…信じてたのか…
「あっ、いや、話をより面白くするために脚色されているんだよ。だけど、大筋は本当の事だから、安心して!」
「シンシア様が海龍に捕らわれ、助けに行ったのは、本当の事なのですね?」
海龍の話は確か、十番目の試練だな。エルフ族で、水の精霊の加護を受けたニーツの町。その時代の長老の孫娘シンシアは、他の精霊や神々にも好意を受けるほど器量よしで、注目を集めていた。そしてある時、一匹の海龍に目をつけられ、ニーツの町を全滅させるほどの大津波を起こしてシンシアを拐っていった。
そこに、九番目の試練を終え、帰途についていたレオンに丁度よいと、神獣達が試練に加えたんだ。
「ああ、それは、本当の話だよ。ただ、ニーツの町は全滅はしてないな。大打撃は受けたけど、直ぐに復興できてる」
「ああ、そういうことなのですね。良かった。クミンも私も、英雄伝説は大好きで、特にシンシア様が、獅子王様に一目惚れし、剣士になり一緒に冒険する外伝は何度も読んでもらいました」
「あっ…」
「何か?」
「いや、何でもないよ」
英雄伝説は、本当にあった話を脚色したものだけど、外伝は完全な作り話だ…まぁ、シンシアが、剣の腕もなかなかのものだったり、紆余曲折しながら、獅子王と結ばれたので、周りの創造力を掻き立てたので出来た話だ。
「で、今の問題としては、その獅子王が街作りの為に用いた『地竜の剣』。伝承では、巨人族が持つような大太刀で、モンディールとガラン、鍛冶の神であるヘパイトスが鍛え上げた神器になっているはずじゃなかったか?」
「街作りで、大太刀が出てくるの?」
「ああ、十二番目の試練で、ゲトー大陸に街を作るように言われるんだ」
山ばかりの大陸に街作りに適した場所がなく困り果てた獅子王だったが、度重なる神獣達の嫌がらせについに頭に来て、モンディールに相談すると、モンディールは『ならば、神獣を追い出してしまえと』けしかけて、『地竜の剣』を授けた。
獅子王レオンは、その剣でゲトー大陸の中央にある神獣の棲みか『竜骨山』を切り取り海に捨てた。そして、ゲトー大陸の中央に出来た広い平野に街を作ったとされている。
「山を切り取る?それは、作り話でしょ?」
ん?リョウが、眉間にシワを寄せ聞いてくる。道具の魔獣化は、すんなり受け止めたのに、この話は、信じられないんだ。
「いや、本当の事だぞ。流石に、海に捨てたのは、おっさん達だが、『地竜の剣』で山を切ったのは、獅子王レオンだと聞いている」
「おお、そんなスゴい王様がいたんだ…それで、その『地竜の剣』の地竜って言うのが、烈震くんなの?」
「ぎゃぎゃ!ぎゃーグルル、くるるぅ」
『竜王になる少し前の話だそうです…』
「んん?ガラン様は、竜王が生まれて一億年とか言ってなかった?」
「ああ、約一億年だな」
「おお、サスガ長寿種族の世界、付喪神になるのにも、一億年かかるんだ…」
ん?リョウが何やら感心し出したが、どういうことだ?
ツクモガミ?さっきも出て来た言葉だな。
「リョウ、ツクモガミというのは、どういう魔獣なんだ?この世界では、聴いたことないんだが」
「え?魔獣?あっ、ユキちゃんも魔獣になるんだから、魔獣で良いのか。えーと、元居た世界では、百年経つと道具にも魂が宿るっていわれてて、そういったモノを付喪神って言うんだよ」
「道具に、魂が宿るのか…成る程、道具の魔獣化…魔物とは違うのだな?無差別で切ってまわるとか…」
「えー、どうなんだろ。酷い扱いされて人間に復讐するみたいな話はあったけど、大抵は、害はなかったハズ。まぁ、道具が動いたり、しゃべったりするから、驚きはするけどね」
「まぁ、それは、また、時間のあるときに話すとして…」
「「『えー』」」
「まぁ、知恵と勇気で世界を渡り、途中で神獣達の邪魔や、他種族との交流、恋愛なんかもあり、なかなかよい話に仕上がっているから、楽しいけど、今は関係ないからな」
「むー、なんか、その言い方だと、作り話ってこと?」
ふてくされたリョウが、口をとがらせ聞いてくる。
「残念ながら、三分の二は作り話だ」
「え?そうなのですか?」
あっ、しまった…クラリーちゃんがショックを受けてる…信じてたのか…
「あっ、いや、話をより面白くするために脚色されているんだよ。だけど、大筋は本当の事だから、安心して!」
「シンシア様が海龍に捕らわれ、助けに行ったのは、本当の事なのですね?」
海龍の話は確か、十番目の試練だな。エルフ族で、水の精霊の加護を受けたニーツの町。その時代の長老の孫娘シンシアは、他の精霊や神々にも好意を受けるほど器量よしで、注目を集めていた。そしてある時、一匹の海龍に目をつけられ、ニーツの町を全滅させるほどの大津波を起こしてシンシアを拐っていった。
そこに、九番目の試練を終え、帰途についていたレオンに丁度よいと、神獣達が試練に加えたんだ。
「ああ、それは、本当の話だよ。ただ、ニーツの町は全滅はしてないな。大打撃は受けたけど、直ぐに復興できてる」
「ああ、そういうことなのですね。良かった。クミンも私も、英雄伝説は大好きで、特にシンシア様が、獅子王様に一目惚れし、剣士になり一緒に冒険する外伝は何度も読んでもらいました」
「あっ…」
「何か?」
「いや、何でもないよ」
英雄伝説は、本当にあった話を脚色したものだけど、外伝は完全な作り話だ…まぁ、シンシアが、剣の腕もなかなかのものだったり、紆余曲折しながら、獅子王と結ばれたので、周りの創造力を掻き立てたので出来た話だ。
「で、今の問題としては、その獅子王が街作りの為に用いた『地竜の剣』。伝承では、巨人族が持つような大太刀で、モンディールとガラン、鍛冶の神であるヘパイトスが鍛え上げた神器になっているはずじゃなかったか?」
「街作りで、大太刀が出てくるの?」
「ああ、十二番目の試練で、ゲトー大陸に街を作るように言われるんだ」
山ばかりの大陸に街作りに適した場所がなく困り果てた獅子王だったが、度重なる神獣達の嫌がらせについに頭に来て、モンディールに相談すると、モンディールは『ならば、神獣を追い出してしまえと』けしかけて、『地竜の剣』を授けた。
獅子王レオンは、その剣でゲトー大陸の中央にある神獣の棲みか『竜骨山』を切り取り海に捨てた。そして、ゲトー大陸の中央に出来た広い平野に街を作ったとされている。
「山を切り取る?それは、作り話でしょ?」
ん?リョウが、眉間にシワを寄せ聞いてくる。道具の魔獣化は、すんなり受け止めたのに、この話は、信じられないんだ。
「いや、本当の事だぞ。流石に、海に捨てたのは、おっさん達だが、『地竜の剣』で山を切ったのは、獅子王レオンだと聞いている」
「おお、そんなスゴい王様がいたんだ…それで、その『地竜の剣』の地竜って言うのが、烈震くんなの?」
「ぎゃぎゃ!ぎゃーグルル、くるるぅ」
『竜王になる少し前の話だそうです…』
「んん?ガラン様は、竜王が生まれて一億年とか言ってなかった?」
「ああ、約一億年だな」
「おお、サスガ長寿種族の世界、付喪神になるのにも、一億年かかるんだ…」
ん?リョウが何やら感心し出したが、どういうことだ?
ツクモガミ?さっきも出て来た言葉だな。
「リョウ、ツクモガミというのは、どういう魔獣なんだ?この世界では、聴いたことないんだが」
「え?魔獣?あっ、ユキちゃんも魔獣になるんだから、魔獣で良いのか。えーと、元居た世界では、百年経つと道具にも魂が宿るっていわれてて、そういったモノを付喪神って言うんだよ」
「道具に、魂が宿るのか…成る程、道具の魔獣化…魔物とは違うのだな?無差別で切ってまわるとか…」
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