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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 32
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まぁ、自由すぎる神々の事は、これぐらいにして、自分達の心配をすることにしよう…
『『なっ?』』
空耳だ。
「リョウ達は、明日も同じように、早朝から、鍛練するのだろ?」
「そうだよ。二日しかないから、しっかり集中してやらないと!」
おお、俺と冒険者になるための訓練していた時より、気合いが入ってる…はじめは、いろいろ言っていたが、太刀を扱うのがそんなに嬉しいのか?
まぁ、やる気があるのは良いことだ。
「クラリーちゃん達はどんな感じ?」
と、ここで、もくもくと食べていたユキの動きがピタリと止まり、泣きそうな顔になった。
「ユキ?どうした?」
「ユキちゃんは、女王様へのお土産を用意できなかったので、落ち込んでいるのです」
「ん?どういう事だ?」
「今朝、ギルドの通信機を使い、父様に連絡したときに、この辺りの虫や植物は固有種が多くいて、持ち出し禁止のモノが多くいると言われ、メリロット様に、持ち出してもよいモノのリストを送ってもらったのですが…」
「見つからなかったのか」
「はい、虫に関しては、見つけるのは全て固有種ばかりでした。植物は幾つか見つけたのですが…」
そう言いながら、クラリーちゃんが、ユキの様子を見る。
「ダメでしたぁ。ユキの力では、氷漬けにしたモノを持続するのが無理でしたぁ。クラリーの収納庫の中で、全部溶けてしまいました…」
ユキが、目をうるうるさせて言うと、クスンクスンと、静かに泣き出してしまった。
両隣で、烈震と地竜の剣の親子が、あたふたし始める。
「父さん、父さんは、神に近いのでしょ?なんか、力になれないんスか?」
「ぎゃー、ぎゃぎゃぎゃ」
「え?ワレは、神器っていったって、太刀ですよ。そんな力、あるわけないっスよ」
神に近し者でも、泣く子には勝てないのか?
「うーん、前にリョウが言っていた時間停止機能が付けられればなぁ、でも、地上では、いろいろ制約あるから、出来るのかなぁ?それか、保存庫みたいな、冷却の魔方陣か魔力結晶石を組み込むか…出来そうな感じはするしな。ガランに聞いてみるか」
「ぎゃーぎゃぎゃ、ぎゃ、クルルー、クル」
「ん?」
『モンディール様の土地だから、地熱が高すぎて、ガラン様でもどうにも出来ないそうです』
「そうなのか?じゃぁ、また、おっさんに頼るしかないのか…」
「モンディール様、ですか?それより、シス様や女王様の方では?」
「いや、地上のモノならひいばあちゃんでもいいけど、地下だからな…女王の方は、魔力操作に少し不安があるんだよ。まぁ、本人に会ったことがないから、ハッキリとは分からないが、そうなると、やっぱり、おっさんなんだよなぁ…それに、昔、熱を発するだけじゃなく、吸収して、モノを凍らせたのを見たことあるから、出来そうな気がするんだよ」
「まぁ、モンディール様は、そんな事も出来るのですね!」
「モンディール様なら、ユキも、会ったことあります。女王様の城に来ても、氷を溶かさずに、ディル達の事、いろいろ話してくれました。火の大精霊って聞いた時は、皆で、驚きました。モンディール様に相談しましょう!」
おっと、かなり、おっさんに懐いているなぁ。クラリーちゃんといい…
もしかして、ロリー…
ドガッ
「余計なこと考えとらんで、さっさと呼ばんか!」
突然、背後に暖かい風を感じたと思ったら、頭を容赦なく叩かれた。
「はぁ?呼ぶ前に来てるじゃねーか。ちょこちょこ、他人の考えよむんじゃねーよ」
『モ、モンディール様?え?』
バレンは、突然の事にあたふたしだし、他の子達も、目が点に、そんな中、クラリーちゃんが、苦笑しながら…
「ディル様、ディル様、落ち着いてください」
保護者の俺が、窘められてしまった…ちょっと、恥ずかしい…
さらに、リョウが、椅子から立ち上がり、おっさんの近くまで行き。
「モンディール様、お久しぶりです」
と、挨拶している。
…うん、うちの子、しっかりしてました。
「うむ、久しぶりだの。リョウは、元気そうで何よりだ」
「はい、モンディール様達が造った。地竜の剣を使えるように修行することになりました」
「ほー、あやつは、好き嫌いがハッキリしておるが、大丈夫なのか?」
「大丈夫っスよ。ワレが、リョウを選んだっス」
「ん?お主は、なんだ?ずいぶん変わった力を持っているよう…んん?お主、地竜の剣なのか?しばらく見ない間に、ケッタイな成になったではないか」
「ケッタイ…モンディール様、酷いっス。魂が定着して、自由に動けるようになったのに…」
「あっ、いや、そうか、それは良かった。烈震とも再会出来て良かったではないか。んん、そう言えば、ディル、お主、烈震の鱗でリョウの武器を作ろうとしてなんだか?」
「そうなの?」
「え?ワレ、解雇っスか?」
何故、そんな言葉知ってるんだ?
「いや、まぁ、装備はしっかりとしておきたかったから、素材もしっかりしたものを、集めていたんだよ。烈震は転生の時で、姿が見えなかったから、話をしてなかっただけで、他の竜王達のは、既にもらってあって、マクー大陸で、それぞれに合った武器を作ろうと思っていたんだ。烈震の鱗で、リョウのを作ろうと思っていたから、地竜の剣とリョウの相性が良いようなら、問題ないと思う」
「そう言うことだったんスね。ある意味、ちょうど良かったって事っスね」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
読んでいただきありがとうございます。
一応、誤字脱字がないよう気を付けてはおりますが、読み返す度に、何かしら見つけてしまい日々反省中です。
しかも、久々に始めから読み返したら、名前まで間違いが幾つか見つかり、恥ずかしいです…
そこで、この場で訂正させていただきます。
ミンテの父親、当初シスとなっていましたが、シフに訂正しました。
これは、始めに風の大精霊をシスとしていたのに、話の流れで父親に名前を付けることにしたら、その事を忘れてて付けてしまいました。
大筋だけ考えて、後は勢いで書いているのでこんなことに…
名前リストも作っていたのですが、こんなことに…
申し訳ありませんでした。
後は、ガランが、ガドラーになっていたところがあったり、サイガのハズがジモンだったり…本当に、恥ずかしい…
この後も、いろいろあると思いますが、お付き合い下さい。
よろしくお願いします。
『『なっ?』』
空耳だ。
「リョウ達は、明日も同じように、早朝から、鍛練するのだろ?」
「そうだよ。二日しかないから、しっかり集中してやらないと!」
おお、俺と冒険者になるための訓練していた時より、気合いが入ってる…はじめは、いろいろ言っていたが、太刀を扱うのがそんなに嬉しいのか?
まぁ、やる気があるのは良いことだ。
「クラリーちゃん達はどんな感じ?」
と、ここで、もくもくと食べていたユキの動きがピタリと止まり、泣きそうな顔になった。
「ユキ?どうした?」
「ユキちゃんは、女王様へのお土産を用意できなかったので、落ち込んでいるのです」
「ん?どういう事だ?」
「今朝、ギルドの通信機を使い、父様に連絡したときに、この辺りの虫や植物は固有種が多くいて、持ち出し禁止のモノが多くいると言われ、メリロット様に、持ち出してもよいモノのリストを送ってもらったのですが…」
「見つからなかったのか」
「はい、虫に関しては、見つけるのは全て固有種ばかりでした。植物は幾つか見つけたのですが…」
そう言いながら、クラリーちゃんが、ユキの様子を見る。
「ダメでしたぁ。ユキの力では、氷漬けにしたモノを持続するのが無理でしたぁ。クラリーの収納庫の中で、全部溶けてしまいました…」
ユキが、目をうるうるさせて言うと、クスンクスンと、静かに泣き出してしまった。
両隣で、烈震と地竜の剣の親子が、あたふたし始める。
「父さん、父さんは、神に近いのでしょ?なんか、力になれないんスか?」
「ぎゃー、ぎゃぎゃぎゃ」
「え?ワレは、神器っていったって、太刀ですよ。そんな力、あるわけないっスよ」
神に近し者でも、泣く子には勝てないのか?
「うーん、前にリョウが言っていた時間停止機能が付けられればなぁ、でも、地上では、いろいろ制約あるから、出来るのかなぁ?それか、保存庫みたいな、冷却の魔方陣か魔力結晶石を組み込むか…出来そうな感じはするしな。ガランに聞いてみるか」
「ぎゃーぎゃぎゃ、ぎゃ、クルルー、クル」
「ん?」
『モンディール様の土地だから、地熱が高すぎて、ガラン様でもどうにも出来ないそうです』
「そうなのか?じゃぁ、また、おっさんに頼るしかないのか…」
「モンディール様、ですか?それより、シス様や女王様の方では?」
「いや、地上のモノならひいばあちゃんでもいいけど、地下だからな…女王の方は、魔力操作に少し不安があるんだよ。まぁ、本人に会ったことがないから、ハッキリとは分からないが、そうなると、やっぱり、おっさんなんだよなぁ…それに、昔、熱を発するだけじゃなく、吸収して、モノを凍らせたのを見たことあるから、出来そうな気がするんだよ」
「まぁ、モンディール様は、そんな事も出来るのですね!」
「モンディール様なら、ユキも、会ったことあります。女王様の城に来ても、氷を溶かさずに、ディル達の事、いろいろ話してくれました。火の大精霊って聞いた時は、皆で、驚きました。モンディール様に相談しましょう!」
おっと、かなり、おっさんに懐いているなぁ。クラリーちゃんといい…
もしかして、ロリー…
ドガッ
「余計なこと考えとらんで、さっさと呼ばんか!」
突然、背後に暖かい風を感じたと思ったら、頭を容赦なく叩かれた。
「はぁ?呼ぶ前に来てるじゃねーか。ちょこちょこ、他人の考えよむんじゃねーよ」
『モ、モンディール様?え?』
バレンは、突然の事にあたふたしだし、他の子達も、目が点に、そんな中、クラリーちゃんが、苦笑しながら…
「ディル様、ディル様、落ち着いてください」
保護者の俺が、窘められてしまった…ちょっと、恥ずかしい…
さらに、リョウが、椅子から立ち上がり、おっさんの近くまで行き。
「モンディール様、お久しぶりです」
と、挨拶している。
…うん、うちの子、しっかりしてました。
「うむ、久しぶりだの。リョウは、元気そうで何よりだ」
「はい、モンディール様達が造った。地竜の剣を使えるように修行することになりました」
「ほー、あやつは、好き嫌いがハッキリしておるが、大丈夫なのか?」
「大丈夫っスよ。ワレが、リョウを選んだっス」
「ん?お主は、なんだ?ずいぶん変わった力を持っているよう…んん?お主、地竜の剣なのか?しばらく見ない間に、ケッタイな成になったではないか」
「ケッタイ…モンディール様、酷いっス。魂が定着して、自由に動けるようになったのに…」
「あっ、いや、そうか、それは良かった。烈震とも再会出来て良かったではないか。んん、そう言えば、ディル、お主、烈震の鱗でリョウの武器を作ろうとしてなんだか?」
「そうなの?」
「え?ワレ、解雇っスか?」
何故、そんな言葉知ってるんだ?
「いや、まぁ、装備はしっかりとしておきたかったから、素材もしっかりしたものを、集めていたんだよ。烈震は転生の時で、姿が見えなかったから、話をしてなかっただけで、他の竜王達のは、既にもらってあって、マクー大陸で、それぞれに合った武器を作ろうと思っていたんだ。烈震の鱗で、リョウのを作ろうと思っていたから、地竜の剣とリョウの相性が良いようなら、問題ないと思う」
「そう言うことだったんスね。ある意味、ちょうど良かったって事っスね」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
読んでいただきありがとうございます。
一応、誤字脱字がないよう気を付けてはおりますが、読み返す度に、何かしら見つけてしまい日々反省中です。
しかも、久々に始めから読み返したら、名前まで間違いが幾つか見つかり、恥ずかしいです…
そこで、この場で訂正させていただきます。
ミンテの父親、当初シスとなっていましたが、シフに訂正しました。
これは、始めに風の大精霊をシスとしていたのに、話の流れで父親に名前を付けることにしたら、その事を忘れてて付けてしまいました。
大筋だけ考えて、後は勢いで書いているのでこんなことに…
名前リストも作っていたのですが、こんなことに…
申し訳ありませんでした。
後は、ガランが、ガドラーになっていたところがあったり、サイガのハズがジモンだったり…本当に、恥ずかしい…
この後も、いろいろあると思いますが、お付き合い下さい。
よろしくお願いします。
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