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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 34
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じいちゃんのせいで、放心状態になった子供達を介抱してる間に、モンディールと黒狼の刃で話が進み、何故か、明日のリョウ達の鍛練にモンディールが付き合うことになった。
「リョウは、人族だからな、忘れるなよ!」
「わかっとる。クラリーを見よ。ワシが、面倒見たから、良い剣士に近づいてるではないか」
「何、自画自賛してるんだよ。クラリーちゃんは、もともと、センスが良かったからだろ」
「む、まぁ、それもあるな…それより、ユキの事ではないのか?」
「ああ、そうやって直ぐに逃げる。でも、おっさんを呼ぼうと思った理由はそれだからなぁ…で、何かいい案があるのか?」
「ふむ、クラリー、ガランに貰った収納庫を見せてもらえるか?」
クラリーちゃんが、頷いてシスから貰ったペンダントに一緒に下げていた針の様なペンダントトップをはずし、魔力を込める。すると、一メートルほどの杖になる。それで、自信の影をコツコツコツ、三回叩くと五十センチ四方の箱が二つと高さと奥行きが五十、横幅が一メートルの箱が出てきた。
「ほー、昔見たのより、使い勝手が良さそうだ。リョウ、よくやった」
リョウが、ガランをやり込めたところも、見ていたな。
「この五十センチ四方のでよいか、烈震、この箱の底に、水晶板を出せるか?厚さは…二センチ程でよい」
「くー?ルールルル」
「む?そうなのか?この辺りは、水晶のもととなる鉱物が少ないらしい、ちょっと、水晶板を作れる所に行ってくる」
おっさんは、そう言うと、烈震を連れてどこかに消えてしまった。
「このままにしておいて良いのでしょうか?」
「ああ、すぐ戻ってくると思うよ。俺達は…食事の続きをしようか…」
…まったく、じいちゃん達に食事の大切さを分からせたいよ。自分達は、食べなくても平気だからって、俺達も付き合わせるなよ。少しは、タルティーヌやひいばあちゃんを見習え!
そんなことを考えたら、ダイニングテーブルに、木苺とスイカズラの実が山になった器がデンッと現れた。
「おぉ?デザート?」
じいちゃんからの詫びかな?まぁ、ありがたくもらっておくけど…甘やかせとは言ってないんだけどなぁ…
すると、木の実の山が半分になった…
「ええ?どうなってるの?」
……もういいです。見守るだけにして。
ちょっと、ゴタゴタしたが、皆、食事を終えて、後片付けをしていると、おっさん達が帰ってきた。
そして、クラリーちゃんの収納庫をいじり出す。
「これで、良かろう。ユキ、こちらに来い。ディル、何か土産になるものはないか?」
お土産ねぇ、ちょっと考えて、今日採って干してあった中から、ほぼどの大陸でも手に入る植物を使い小さなタッジーマッジーを作りおっさんに渡す。
「ほほぉ、健康や幸福かなかなか良いではないか。ユキ、どうだ?」
「はい、キレーです。女王様も喜んでます」
「では、これを氷付けこの箱に入れてみよ」
「はいです」
ユキは、言われた通りにし、箱に入れると箱の中から光が溢れ、その光が収まると…
「な、ないです!折角のお土産が消えたですぅ~」
「ああ、泣くのは早いぞ。今ので、女王の所に送られたのだ。今頃、お主の土産を手にして喜んでおろう」
「え?ホント…あっ、女王様に『ありがとう』言われました。やったです。モンディール様、ありがとうございます!」
さっきまで大人しかったユキが、おっさんに飛び付き喜んでいる。
良かった。
「どうなっているんだ?」
「女王の所には、アガトー殿が描いた転移方陣がある。そこに、この箱からも、送れるようにしたのだ」
「生き物も、送れるのか?」
「いや、魔方陣が起動する条件は、凍っているモノにしか反応しないから、誤ってお前達が転移することはないぞ。それに、その土地の固有種も弾く様にしておいた。リストと照合する手間がなく良いだろ?」
「大きさは?」
「この箱に入るモノだけだが、高さは関係ない」
「すごいな」
「そうであろう。これで、女王を楽しませてやってくれ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
タッジーマッジーは、昔、悪臭や疫病防ぐ為に持ち歩いたブーケだそうです。
今は、花言葉になぞらえて、お祝い事のために作られるようです。
「リョウは、人族だからな、忘れるなよ!」
「わかっとる。クラリーを見よ。ワシが、面倒見たから、良い剣士に近づいてるではないか」
「何、自画自賛してるんだよ。クラリーちゃんは、もともと、センスが良かったからだろ」
「む、まぁ、それもあるな…それより、ユキの事ではないのか?」
「ああ、そうやって直ぐに逃げる。でも、おっさんを呼ぼうと思った理由はそれだからなぁ…で、何かいい案があるのか?」
「ふむ、クラリー、ガランに貰った収納庫を見せてもらえるか?」
クラリーちゃんが、頷いてシスから貰ったペンダントに一緒に下げていた針の様なペンダントトップをはずし、魔力を込める。すると、一メートルほどの杖になる。それで、自信の影をコツコツコツ、三回叩くと五十センチ四方の箱が二つと高さと奥行きが五十、横幅が一メートルの箱が出てきた。
「ほー、昔見たのより、使い勝手が良さそうだ。リョウ、よくやった」
リョウが、ガランをやり込めたところも、見ていたな。
「この五十センチ四方のでよいか、烈震、この箱の底に、水晶板を出せるか?厚さは…二センチ程でよい」
「くー?ルールルル」
「む?そうなのか?この辺りは、水晶のもととなる鉱物が少ないらしい、ちょっと、水晶板を作れる所に行ってくる」
おっさんは、そう言うと、烈震を連れてどこかに消えてしまった。
「このままにしておいて良いのでしょうか?」
「ああ、すぐ戻ってくると思うよ。俺達は…食事の続きをしようか…」
…まったく、じいちゃん達に食事の大切さを分からせたいよ。自分達は、食べなくても平気だからって、俺達も付き合わせるなよ。少しは、タルティーヌやひいばあちゃんを見習え!
そんなことを考えたら、ダイニングテーブルに、木苺とスイカズラの実が山になった器がデンッと現れた。
「おぉ?デザート?」
じいちゃんからの詫びかな?まぁ、ありがたくもらっておくけど…甘やかせとは言ってないんだけどなぁ…
すると、木の実の山が半分になった…
「ええ?どうなってるの?」
……もういいです。見守るだけにして。
ちょっと、ゴタゴタしたが、皆、食事を終えて、後片付けをしていると、おっさん達が帰ってきた。
そして、クラリーちゃんの収納庫をいじり出す。
「これで、良かろう。ユキ、こちらに来い。ディル、何か土産になるものはないか?」
お土産ねぇ、ちょっと考えて、今日採って干してあった中から、ほぼどの大陸でも手に入る植物を使い小さなタッジーマッジーを作りおっさんに渡す。
「ほほぉ、健康や幸福かなかなか良いではないか。ユキ、どうだ?」
「はい、キレーです。女王様も喜んでます」
「では、これを氷付けこの箱に入れてみよ」
「はいです」
ユキは、言われた通りにし、箱に入れると箱の中から光が溢れ、その光が収まると…
「な、ないです!折角のお土産が消えたですぅ~」
「ああ、泣くのは早いぞ。今ので、女王の所に送られたのだ。今頃、お主の土産を手にして喜んでおろう」
「え?ホント…あっ、女王様に『ありがとう』言われました。やったです。モンディール様、ありがとうございます!」
さっきまで大人しかったユキが、おっさんに飛び付き喜んでいる。
良かった。
「どうなっているんだ?」
「女王の所には、アガトー殿が描いた転移方陣がある。そこに、この箱からも、送れるようにしたのだ」
「生き物も、送れるのか?」
「いや、魔方陣が起動する条件は、凍っているモノにしか反応しないから、誤ってお前達が転移することはないぞ。それに、その土地の固有種も弾く様にしておいた。リストと照合する手間がなく良いだろ?」
「大きさは?」
「この箱に入るモノだけだが、高さは関係ない」
「すごいな」
「そうであろう。これで、女王を楽しませてやってくれ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
タッジーマッジーは、昔、悪臭や疫病防ぐ為に持ち歩いたブーケだそうです。
今は、花言葉になぞらえて、お祝い事のために作られるようです。
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