異世界人拾っちゃいました…

kaoru

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新たな旅立ち

ダンジョン創り 15

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 バレンに乗って飛び立ったところで、頭をペチペチと叩かれた。

「ユキも居るですよ」

 …そうでした。クラリーちゃんが修行に行ってから、ミンテといたり、烈震親子にくっついて居る事が多かったが、今日は、俺達と一緒だった。
 ユキも、ダンジョンに入りたがっていたが、まだ、完成じゃないから、雪の女王様には見せられないとリョウに言われて、拗ねて俺の頭にしがみついていたのだ。

『クク、精霊私たちと似たようなモノですからね』

「そうなのか?まぁ、ちょっと、忘れてたけど…」

「な!ディルは、ヒドイです。リョウも、ダンジョンを見せてくれないなんてヒドイです。それから、女王様は、この間、食べれなかったケーキやパンケーキを食べたいから、また、城に来てほしいそうです」

 はいぃ?責められるのは仕方がないとしても、いきなり要望も伝えてくるか、無表情で何を考えているか分からない女王だと思ったが、結構、我が儘だな…あ、でも、癇癪おこして寒波を発生させるのだから、おっさんが言っていた赤子のようだと言うことか…

「分かった。リョウがお米を食べたいから、スーンに行く手続きもする予定だから、エンプに寄る手続きもしよう」

「やったです。アガトー様が、転異者レシピを入手してアイスクリームも数種類作っているそうです。ふふふ、トッピングするのが楽しみです。リノ牧場の加工食品も欲しいそうです」

 ん?ユキは、女王繋がりで、いろいろな知識を増やしてるみたいだ。
 五千年閉じ籠っていた反動だろうか…しかし、食べ物寄りか…タルティーヌを紹介した方がいいんじゃないか?

 そんなことを考えていると、シーズに到着。空の移動は本当に早くて助かる。

 冒険者ギルドに行き、リョウの昇格試験の予約をし、ダンジョンの試験者の募集状況を聞く。

「殺到してますよ。他の大陸からの問い合わせも凄いです。しかも、Bランク以下を募集したのに、Aランクからの問い合わせもありますよ。どうします?数を絞りますか?それとも、日をあけて、全員に挑んでもらいますか?」

「挑むって…なんか凄いですね。うーん、どうなんだろう。初級だから、既に冒険者として活動している人達には、簡単かもしれないんですよね…でも、そういった人達の意見を聞いて、新たな冒険者を育てたい訳だし…」

「ディルさんは、もう試したのですか?」

「一回入ってみましたよ」

「どうでした?」

 感想を聞かれ、そういえばと、ダンジョン内の環境についての説明と、人に与える影響の説明をした。

「え、精霊魔法が使えないって、我々エルフはかなり不利な状況ということですか?」

「まぁ、でも、他の魔法の火力は上がるので問題ないかと、ただ、精霊魔法を中心に使っている人にはキツいかも知れませんね。普段通りに使ったら、魔物になって現れる事になりそうです」

「それで、ディルさんみたいに使役出来ればいいけど、そうでなければ、自分で敵を召喚する事になるわけですね…魔物寄せの香みたいなモンですね。それは、それで、レベル上げに使えそうですね」

「ああ、上手く使えばそういうことも出来るのか、成る程…帰ってから、リョウ達に確認とりますけど、全員に試してもらえるように調整してもらえますか?」

「他の大陸の冒険者もですか?」

「そうですね。この際、ダンジョンの下見として、上級の人にも試してもらって、他のダンジョンを創るときのアドバイスとかもらえれば良いですね」

「それは、良いかもしれないですね。モンディール様も、討伐冒険者に話を聞きたいと仰っていましたし」

「おっさん…い、いえ、モンディールが来たんですか?」

 ギルドマスターなジロリと見られ「流石、ディルさんですね。モンディール様をおっさん呼びですか…はぁ…」と、ため息つかれた…

「魔物のどのような攻撃が苦手なのかとか、どんな武器を扱うのか聞いてましたね。でも、エルフの討伐冒険者は少ないですし、他種族の冒険者にも聞いておいてほしいと頼まれました」

 へぇー、おっさんの事だから、リョウの言うモンスター部屋のように、次から次へと魔物が涌き出てくるダンジョンかと思っていたが、何やら考えているらしい。

「それなら、他の神々にも情報流せるように、いろいろな冒険者に試してもらった方が良さそうですね」

「そうですね。初級とはいえ、初めての事ですし、これから出来るダンジョンや、周辺の環境整備についても、手本となりそうですからね。多くの人に試してもらった方が、問題点何かも、直ぐに分かりそうですからね」

 と、いう感じで、話がまとまりギルドを後にした。

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