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第二章 青玉
十一話
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クク様と話をしているところに、船員さんがお昼ごはんを持ってきてくれた。
「さっき島で分けてもらった調味料で煮込んだスープとパンとレモネードです。足りないようなら、そこの呼び鈴で知らせて下さい。後で取りに来るんで食器はそのまま置いといて下さい」
ノックをし部屋に入ってきた船員さん達が、そう言って折りたたみ式の机や椅子を部屋にセットし、持ってきたお昼ごはんを並べてくれた。
魚介のスープのいい匂いが部屋に満ちて、お腹が鳴ってしまった。
「ありがとう。港に着くのは何時ころか分かるかい?」
「このまま、順調にいけば八時間程だと聞いてますよ」
「そうか、ありがとう」
船員さん達が、部屋から出ていくと、先生がちょっと難しい顔をクク様に向けた。
「だいぶ暗くなりますが大丈夫ですか?」
「問題ない。この姿には興味はないらしいからな」
クク様は、そう言った後、淡い緑色の光に包まれて、船に乗る前のような人形になって、用意されたテーブルに着いた。
「それよりもだ。これはどうやって食べればよいのだ?」
用意されたお昼ごはんは、屋台のように食べやすく、身がほぐされたり、殻が取られたりしてなくて、エビも貝もそのまま、魚もぶつ切りで入っていた。
先生が、フッと少し笑ってから、ワタシを椅子にすわらせてくれた。そして、食事とは別に置いていった小鉢に入った水を指し「先ずは指先を洗ってください」とクク様に教えだした。
「ん?汚れを落とすのか?そんなもの、魔術で良いではないか」
「まぁ、そうなんですけどね。地上の者全員が、魔術を使えるわけではないのですよ」
「ん?ああ、そうだったな。そのためのものか•••これで洗って•••ん?清浄の術か、なかなか良い使い手が居るようだな。それで?どうするのだ?」
「ちょっと待って下さい」
先生はそう言った後、簡易な祈りの言葉を口にしてから、クク様と同じように指先を洗ってから、大きなお椀に盛られた魚介のスープの中に手を入れた。
「こうして貝の殻やエビの殻を外して食べていくんですよ」
「なるほどな、よし!」
クク様が、何故か気合を入れてスープを食べ始めた。
「先生、ワタシには、多すぎる気がする」
普段、ワタシみたいな、子供は居ないのか、先生達と同じ大きさのお椀を見て言えば、先生が、立ち上がって。クク様が居たカウチから、クッションを一つ持ってきてくれた。
「椅子の高さも合ってなかったな。それでは食べにくいだろう」
そう言って椅子にクッションを置いて座り直させてくれた。
「椀は同じ大きさだが、量は控えてあるみたいだぞ?」
「そうなのかなぁ?でも、ちょっと多い気がする」
「そうか、なら、少しもらおうか、クク様、何か気に入った具はありましたか?」
既に食べ始めていたクク様が、動きを止めて、こちらを見た。
「これは食べにくいが、もっと食べたいと思う。この白いのは食べやすくて気に入った」
クク様は、エビとイカが気に入ったみたいだ。
「フー、エビとイカを一つずつ、クク様に譲っていいかい?」
「はい。お願いします」
先生が、スプーンとフォークで具を移し、どうかと聞いてくる。もう少し、といえば、魚の切り身を自分の椀に入れた。
「これぐらいでいいです。ありがとうございます」
ちょうどよさそうな量になったので、先生に、お礼を言ってから、食事前の祈りを捧げて食べ始めた。
「さっき島で分けてもらった調味料で煮込んだスープとパンとレモネードです。足りないようなら、そこの呼び鈴で知らせて下さい。後で取りに来るんで食器はそのまま置いといて下さい」
ノックをし部屋に入ってきた船員さん達が、そう言って折りたたみ式の机や椅子を部屋にセットし、持ってきたお昼ごはんを並べてくれた。
魚介のスープのいい匂いが部屋に満ちて、お腹が鳴ってしまった。
「ありがとう。港に着くのは何時ころか分かるかい?」
「このまま、順調にいけば八時間程だと聞いてますよ」
「そうか、ありがとう」
船員さん達が、部屋から出ていくと、先生がちょっと難しい顔をクク様に向けた。
「だいぶ暗くなりますが大丈夫ですか?」
「問題ない。この姿には興味はないらしいからな」
クク様は、そう言った後、淡い緑色の光に包まれて、船に乗る前のような人形になって、用意されたテーブルに着いた。
「それよりもだ。これはどうやって食べればよいのだ?」
用意されたお昼ごはんは、屋台のように食べやすく、身がほぐされたり、殻が取られたりしてなくて、エビも貝もそのまま、魚もぶつ切りで入っていた。
先生が、フッと少し笑ってから、ワタシを椅子にすわらせてくれた。そして、食事とは別に置いていった小鉢に入った水を指し「先ずは指先を洗ってください」とクク様に教えだした。
「ん?汚れを落とすのか?そんなもの、魔術で良いではないか」
「まぁ、そうなんですけどね。地上の者全員が、魔術を使えるわけではないのですよ」
「ん?ああ、そうだったな。そのためのものか•••これで洗って•••ん?清浄の術か、なかなか良い使い手が居るようだな。それで?どうするのだ?」
「ちょっと待って下さい」
先生はそう言った後、簡易な祈りの言葉を口にしてから、クク様と同じように指先を洗ってから、大きなお椀に盛られた魚介のスープの中に手を入れた。
「こうして貝の殻やエビの殻を外して食べていくんですよ」
「なるほどな、よし!」
クク様が、何故か気合を入れてスープを食べ始めた。
「先生、ワタシには、多すぎる気がする」
普段、ワタシみたいな、子供は居ないのか、先生達と同じ大きさのお椀を見て言えば、先生が、立ち上がって。クク様が居たカウチから、クッションを一つ持ってきてくれた。
「椅子の高さも合ってなかったな。それでは食べにくいだろう」
そう言って椅子にクッションを置いて座り直させてくれた。
「椀は同じ大きさだが、量は控えてあるみたいだぞ?」
「そうなのかなぁ?でも、ちょっと多い気がする」
「そうか、なら、少しもらおうか、クク様、何か気に入った具はありましたか?」
既に食べ始めていたクク様が、動きを止めて、こちらを見た。
「これは食べにくいが、もっと食べたいと思う。この白いのは食べやすくて気に入った」
クク様は、エビとイカが気に入ったみたいだ。
「フー、エビとイカを一つずつ、クク様に譲っていいかい?」
「はい。お願いします」
先生が、スプーンとフォークで具を移し、どうかと聞いてくる。もう少し、といえば、魚の切り身を自分の椀に入れた。
「これぐらいでいいです。ありがとうございます」
ちょうどよさそうな量になったので、先生に、お礼を言ってから、食事前の祈りを捧げて食べ始めた。
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