4 / 155
マクー大陸で家造り
竹林にて…
しおりを挟む
火の大精霊のモンディール様の加護を持つ、クラリーちゃんが、拳大の火の玉を出して雪の上を走らせる。
「うわっ、あれって避けてるだけで溶けてないよね?」
「そのようですね。もっと大きくして見ましょう」
クラリーちゃんが、そう言って一メートルぐらいの大きな火の玉を下ろすと雪は左右に割れていくそのまま、地面が見えるまで下ろして、前進させれば、雪の壁に挟まれた細い道が出来る。
「こんな感じで探索しますか?」
「そうだねぇ、雪の上を歩けないんだから、こう…うわっ、何あれ!」
クラリーちゃんとこの階の探索方法を相談していると、クラリーちゃんが放った火の玉が突然勢いよく遠くに吹っ飛んでいき、遠くでボワンッと何かに当たり爆発した。そして、目の前で、ザザー、ザザー、と雪を落としながら、長い竹が揺れている。
「え?こんな罠あったの?」
口をあんぐり開けて見ているミンテに聞くと。
『全然感知出来なかったです。どうなってるですか?』
雪の上にいたミンテ達を一旦下がらせて、僕とクラリーちゃんで、大きな火の玉を出して至るところに転がせば、笹の葉部分の雪が退かされた竹が次々と勢いよく立ち上がる。
「ここって、竹林だったんだ」
『うわっ、この階、全部が罠でしたか。スゴいですねぇ』
確かにスゴい。六メートルの雪の中に埋まってて、雪を退かされ、飛び出した竹達が、ギシギシ音をたてている。どんな風に仕掛けてあったんだ?…絶対、自然界では無理だよね?
竹が出てきた辺りから、積雪も急に減ったし、何処にいったんだろう?たぶん、変形型の魔物だね。んー、この竹が、トレント見たいに動くのかな?
「リョウ様、降りますか?」
「そうだね。どうやら、変形する魔物みたいだね。ミンテ、この辺に敵はいない?」
『うーん、よくわからないです…見える範囲ではいないみたいだけど、雪の精霊達がわちゃわちゃしてて、魔術がちゃんと反応してないみたいです…』
「そうか、その為の、雪だったんだ。攪乱魔法みたいな感じかな?場所の特定出来ないね。これは、手探りで、気を付けてね進むしかないかな」
「では、降りますね」
「うん」
二人で六メートル下に飛び降りるとすぐに僕のナビが反応した。
「げっ、クラリーちゃん、気をつけて、真下から魔物の反応があるよ」
「はい!」
そう返事をしながらクラリーちゃんは、右に跳び続けて直ぐに、後ろに跳びながら、剣を構えて、下から飛び出したものを切り捨てる。その綺麗な動作を見ていたいけど、僕の方にも次々と、土の下から魔物が襲ってくる。
「はぁ?これって、筍じゃん」
飛び出してきたモノを見て、驚いた。そりゃ、形からして、ロケットミサイルみたいな感じだけどさ、それにしても、こうボンボン打ち上げないで欲しい。メッチャ怖いんですけど…それに、このまま、食材にしてくれれば良いのに…と、ちょうど良いサイズに育った筍が光の粒子になって消えていくのを、指をくわえて見てしまった。
「リョウ!何、ボケッとしてるですか、危ないですよ!」
ミンテに背中を蹴られて前に飛び出せば、その立ってた所から、また、筍が飛び出してくる。
はぁ、さっきの松ぼっくりといい、こういう魔物を集めたのかな?
反射神経を試されてるような、魔物討伐を終えると、回りはいろいろな竹材が転がっている。中には、今すぐに使えそうな、しっかりと乾いたものまで、長さもいろいろで、助かります。
「これで、依頼の一つは達成出来ましたね」
そうだね。いろいろな竹材が出てくれて助かった。
『リョウ!これ、アイテムじゃないみたいです。収納できないです』
ミンテに呼ばれ振り向けば、青くて太い竹をミンテが前足でつついてる。
「ん?」
そういえばと、周りを見れば、竹林が一部、消えていた。
「あーー、そうか、竹林って、本来、刀は振るえないんだったっけ?」
僕がそう言うと、クラリーちゃんは、首をかしげる。
「えっとね。普通の刀だと、竹林では、竹が邪魔して、思うように振るうことが出来ないんだよ」
「そうなのですか?」
「うん、僕達のは特殊だから、魔物ついでに切り倒しちゃったけど、これは、異常な事だからね」
「では、普通の方々はどうやって、ここの魔物を討伐するのです」
「そうだねぇ…ナイフや小刀、格闘技とかで狭い範囲で戦う事になるね。本来なら、避けるだけでも、かなり難しいんだと思うよ」
「確かに、初級にしては、速い動きでしたね」
「ちぇ、冒険者が減ってるからって、魔物をBランクに上げられたかな?」
「シス様に観られてるのですね」
「そういうことだね」
『で、これどうします?』
見れば、ディルが喜びそうな、見事に育った竹だけど、ダンジョン内の物は持ち出せない。魔物を討伐し、現れたアイテム以外は、ダンジョン世界で作られたもので、この中でなら、道具として使うことが出来たりするが、ダンジョンから、持ち出すと消えてしまう。そういうものは、僕達、冒険者は収納も出来ないようになっている。
「一応、かためて置いてこうか、ここにも、住民がいるかもしれないから、役立ててもらおう」
僕がそう言うと、皆、竹を集めてくれた。
「うわっ、あれって避けてるだけで溶けてないよね?」
「そのようですね。もっと大きくして見ましょう」
クラリーちゃんが、そう言って一メートルぐらいの大きな火の玉を下ろすと雪は左右に割れていくそのまま、地面が見えるまで下ろして、前進させれば、雪の壁に挟まれた細い道が出来る。
「こんな感じで探索しますか?」
「そうだねぇ、雪の上を歩けないんだから、こう…うわっ、何あれ!」
クラリーちゃんとこの階の探索方法を相談していると、クラリーちゃんが放った火の玉が突然勢いよく遠くに吹っ飛んでいき、遠くでボワンッと何かに当たり爆発した。そして、目の前で、ザザー、ザザー、と雪を落としながら、長い竹が揺れている。
「え?こんな罠あったの?」
口をあんぐり開けて見ているミンテに聞くと。
『全然感知出来なかったです。どうなってるですか?』
雪の上にいたミンテ達を一旦下がらせて、僕とクラリーちゃんで、大きな火の玉を出して至るところに転がせば、笹の葉部分の雪が退かされた竹が次々と勢いよく立ち上がる。
「ここって、竹林だったんだ」
『うわっ、この階、全部が罠でしたか。スゴいですねぇ』
確かにスゴい。六メートルの雪の中に埋まってて、雪を退かされ、飛び出した竹達が、ギシギシ音をたてている。どんな風に仕掛けてあったんだ?…絶対、自然界では無理だよね?
竹が出てきた辺りから、積雪も急に減ったし、何処にいったんだろう?たぶん、変形型の魔物だね。んー、この竹が、トレント見たいに動くのかな?
「リョウ様、降りますか?」
「そうだね。どうやら、変形する魔物みたいだね。ミンテ、この辺に敵はいない?」
『うーん、よくわからないです…見える範囲ではいないみたいだけど、雪の精霊達がわちゃわちゃしてて、魔術がちゃんと反応してないみたいです…』
「そうか、その為の、雪だったんだ。攪乱魔法みたいな感じかな?場所の特定出来ないね。これは、手探りで、気を付けてね進むしかないかな」
「では、降りますね」
「うん」
二人で六メートル下に飛び降りるとすぐに僕のナビが反応した。
「げっ、クラリーちゃん、気をつけて、真下から魔物の反応があるよ」
「はい!」
そう返事をしながらクラリーちゃんは、右に跳び続けて直ぐに、後ろに跳びながら、剣を構えて、下から飛び出したものを切り捨てる。その綺麗な動作を見ていたいけど、僕の方にも次々と、土の下から魔物が襲ってくる。
「はぁ?これって、筍じゃん」
飛び出してきたモノを見て、驚いた。そりゃ、形からして、ロケットミサイルみたいな感じだけどさ、それにしても、こうボンボン打ち上げないで欲しい。メッチャ怖いんですけど…それに、このまま、食材にしてくれれば良いのに…と、ちょうど良いサイズに育った筍が光の粒子になって消えていくのを、指をくわえて見てしまった。
「リョウ!何、ボケッとしてるですか、危ないですよ!」
ミンテに背中を蹴られて前に飛び出せば、その立ってた所から、また、筍が飛び出してくる。
はぁ、さっきの松ぼっくりといい、こういう魔物を集めたのかな?
反射神経を試されてるような、魔物討伐を終えると、回りはいろいろな竹材が転がっている。中には、今すぐに使えそうな、しっかりと乾いたものまで、長さもいろいろで、助かります。
「これで、依頼の一つは達成出来ましたね」
そうだね。いろいろな竹材が出てくれて助かった。
『リョウ!これ、アイテムじゃないみたいです。収納できないです』
ミンテに呼ばれ振り向けば、青くて太い竹をミンテが前足でつついてる。
「ん?」
そういえばと、周りを見れば、竹林が一部、消えていた。
「あーー、そうか、竹林って、本来、刀は振るえないんだったっけ?」
僕がそう言うと、クラリーちゃんは、首をかしげる。
「えっとね。普通の刀だと、竹林では、竹が邪魔して、思うように振るうことが出来ないんだよ」
「そうなのですか?」
「うん、僕達のは特殊だから、魔物ついでに切り倒しちゃったけど、これは、異常な事だからね」
「では、普通の方々はどうやって、ここの魔物を討伐するのです」
「そうだねぇ…ナイフや小刀、格闘技とかで狭い範囲で戦う事になるね。本来なら、避けるだけでも、かなり難しいんだと思うよ」
「確かに、初級にしては、速い動きでしたね」
「ちぇ、冒険者が減ってるからって、魔物をBランクに上げられたかな?」
「シス様に観られてるのですね」
「そういうことだね」
『で、これどうします?』
見れば、ディルが喜びそうな、見事に育った竹だけど、ダンジョン内の物は持ち出せない。魔物を討伐し、現れたアイテム以外は、ダンジョン世界で作られたもので、この中でなら、道具として使うことが出来たりするが、ダンジョンから、持ち出すと消えてしまう。そういうものは、僕達、冒険者は収納も出来ないようになっている。
「一応、かためて置いてこうか、ここにも、住民がいるかもしれないから、役立ててもらおう」
僕がそう言うと、皆、竹を集めてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる