快適 異世界生活―保護者のエルフと家造り&神と一緒にダンジョン経営?―

kaoru

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マクー大陸で家造り

スカウト 12

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「先祖返りなんだ。でも、魔族の人達の角って、爪や髪みたいに切ったり出来ないんですか?」

「切れますが、魔術を使うと直ぐに元に戻ってしまうんですよ」

 え?角ってそうなの?

「その度、切るのは大変そうですね」

「そうなんです。しかも、若い内はいいですが、年々強度も増しますからね。切りづらくなるんです」

「魔術で消すことが出来て良かったですね」

「はい。その研究だけで二十年かかりました」

 二、二十年…
 ん、外見から言ったら、僕と同じぐらいか少し上かな?という感じだけど…ディルぐらいかな…

「順番が逆になってしまいましたが、このノワールがリョウ様の元で働きたいと申しておるのです。第一印象は悪くないようなので、どうでしょうこのまま雇っていただけませんか?」

 まぁ、見た目からノワールさんの方が若いから、そうなのかなぁ?と思っていたので驚かないけど…

「えーと、ノワールさんて、おいくつですか?」

「四百七十三になります」

 ……………

「…え?」

「実は私の幼馴染みでして、一つ上なんですがね。神獣の血の所為か、ここ三百年ほど外見が変わってないんですよ」

 …え?ダラスさん、四百七十二?エルフより、魔族の方が若く見えるんだね。それにしても…地上人としては、雪の女王の次に年齢差がある知り合いができてしまった。

「えーと、僕の魔術を見てと聞きましたが、そんなにスゴい魔術を使った覚えがないのですが…」

 いや、ここの初級ダンジョンの最終階層で、魔王との魔術対決は覚えてるけど、あれは…

「何を言いますか、あのような素晴らしい魔方陣は初めて見ました。転移者にいろいろと聞いてみたり、実際に見せてもらいましたが、リョウ様程バランスよく描けたものはおりませんでした」

 うわっ、やっぱりアレの事なんだ。

 あの時の事を思い出して、僕は頭を抱えてしまった。


 ここエンプ大陸の初級ダンジョンは、魔族と人族の研究者で創っていて、元の世界にあったテーマパークの様な感じで楽しめる。罠に関しても、即死するようなものはないし、何かしら逃げ道を用意してあるので、魔術の訓練場の様なダンジョンになっていて、一月毎に内容も変更するのでファンも多く人気がある。
 僕は出来たばかりの頃に来たのだけど、その時は、元居た世界で見たピタゴラスイッチの様なダンジョンだった。
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