65 / 155
マクー大陸で家造り
バンガロー造り
しおりを挟む
お城で、シス様とジェナールさんとは別れ、僕達はウィン様と一緒に、地竜の住み処に戻ってきた。
ノワールさんには、僕達の別荘を作る予定で地竜の住み処に行くと説明した。
ディル達は、共同スペースをいじっている最中でって…
「え?ディル、石細工まで始めたの?」
皆に、ノワールさんを紹介しようと思って、中に入るとキッチンスペースとダイニングスペースの仕切りに見事な蔦の透かし彫りされた石板が置かれていた。更に、明かり取りの天窓の縁にも何やら模様が彫られ、一部分はステンドグラスになっていて、黄緑のを主にした葉の中に、藤のような薄紫の花が描かれている。
そして、ディルは、石板を持ちながら烈震君と何やら話していた。
「おお、お帰り、ん、そちらは?」
「ただいま。ちょっと、説明すると長くなるんだけど…」
「次期精霊王候補のディル様でございますね。私は、リョウ様の秘書として雇われた。ノワール と申します。お見知りおきを」
僕がどう説明するか迷っていると、ノワールさんが半歩前に出て自己紹介をした。
「ガランではなく、リョウに?」
「はい、ガラン様の元には、グロッサ家の者が向かいました。私は、リョウ様の魔術に魅せられ、お仕えしたいと願い出たところ、快く了承して下さいました」
「ああ、リョウの魔術に…でも、仕えるというのは、どうなんでしょう?私の方では、指導者としてお願いしたいのですが」
んん?なんで、話がすんなり進んでいるんだろう?
「指導などと恐れ多い。精霊王候補であるディル様の指導を受け、あの様な素晴らしい魔術を完成させたのですから、私の知識など足元にも及びません」
「いや、偶然の産物が多いんですよ。ビギナーズラックとでも言いますか。リョウは、感覚だけで魔術をしているんですよ」
「え?そうなのですか?」
「根本的な部分は理解しているので良いのですが、なかなか、安定はしてくれなくて困っているのです」
「とてもその様には、見えませんが…」
「一緒に居れば分かると思いますので、よろしくお願いします」
「いえ、こちらこそよろしくお願いします」
ディルとノワールさんが、握手を交わした。なんか、仮採用とかいうのは言い出せないまま話がまとまったみたいです。
うん、まぁ、いいや、それより気になるのは…
「しかし、見事な石細工ですね。こちらは、ディル様の作品ですか?」
お、僕の気になっていることを、ノワールさんが、聞いてくれた。
「いえ、私は、主に植物関係の細工をしています。この中の物は、ここにいる烈震と地の精霊達の作品です」
「烈震くん、こんなことまで出来たの?」
「ギャっ!」
おおっと、烈震くんが首を伸ばし、フンスっと鼻息荒くドヤ顔になった。
「バンガローの方にも頼んだらやってくれる?」
「ぎゃァー」
「やったぁ」
「リョウ、バンガローの方は、どうするのか決まっているのか?」
ディルが、食いついてきたぞ。
「大体ね。折角だから、湖に張り出した形で造る予定で、床面を透明に出来ないかと思っていたんだけど、その一部をこういう透かし彫りに出来れば、面白いかなぁと思ってね」
「木ではなく、石で造るということか?」
「土台はね。上は木で造る予定だよ」
ノワールさんには、僕達の別荘を作る予定で地竜の住み処に行くと説明した。
ディル達は、共同スペースをいじっている最中でって…
「え?ディル、石細工まで始めたの?」
皆に、ノワールさんを紹介しようと思って、中に入るとキッチンスペースとダイニングスペースの仕切りに見事な蔦の透かし彫りされた石板が置かれていた。更に、明かり取りの天窓の縁にも何やら模様が彫られ、一部分はステンドグラスになっていて、黄緑のを主にした葉の中に、藤のような薄紫の花が描かれている。
そして、ディルは、石板を持ちながら烈震君と何やら話していた。
「おお、お帰り、ん、そちらは?」
「ただいま。ちょっと、説明すると長くなるんだけど…」
「次期精霊王候補のディル様でございますね。私は、リョウ様の秘書として雇われた。ノワール と申します。お見知りおきを」
僕がどう説明するか迷っていると、ノワールさんが半歩前に出て自己紹介をした。
「ガランではなく、リョウに?」
「はい、ガラン様の元には、グロッサ家の者が向かいました。私は、リョウ様の魔術に魅せられ、お仕えしたいと願い出たところ、快く了承して下さいました」
「ああ、リョウの魔術に…でも、仕えるというのは、どうなんでしょう?私の方では、指導者としてお願いしたいのですが」
んん?なんで、話がすんなり進んでいるんだろう?
「指導などと恐れ多い。精霊王候補であるディル様の指導を受け、あの様な素晴らしい魔術を完成させたのですから、私の知識など足元にも及びません」
「いや、偶然の産物が多いんですよ。ビギナーズラックとでも言いますか。リョウは、感覚だけで魔術をしているんですよ」
「え?そうなのですか?」
「根本的な部分は理解しているので良いのですが、なかなか、安定はしてくれなくて困っているのです」
「とてもその様には、見えませんが…」
「一緒に居れば分かると思いますので、よろしくお願いします」
「いえ、こちらこそよろしくお願いします」
ディルとノワールさんが、握手を交わした。なんか、仮採用とかいうのは言い出せないまま話がまとまったみたいです。
うん、まぁ、いいや、それより気になるのは…
「しかし、見事な石細工ですね。こちらは、ディル様の作品ですか?」
お、僕の気になっていることを、ノワールさんが、聞いてくれた。
「いえ、私は、主に植物関係の細工をしています。この中の物は、ここにいる烈震と地の精霊達の作品です」
「烈震くん、こんなことまで出来たの?」
「ギャっ!」
おおっと、烈震くんが首を伸ばし、フンスっと鼻息荒くドヤ顔になった。
「バンガローの方にも頼んだらやってくれる?」
「ぎゃァー」
「やったぁ」
「リョウ、バンガローの方は、どうするのか決まっているのか?」
ディルが、食いついてきたぞ。
「大体ね。折角だから、湖に張り出した形で造る予定で、床面を透明に出来ないかと思っていたんだけど、その一部をこういう透かし彫りに出来れば、面白いかなぁと思ってね」
「木ではなく、石で造るということか?」
「土台はね。上は木で造る予定だよ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる