快適 異世界生活―保護者のエルフと家造り&神と一緒にダンジョン経営?―

kaoru

文字の大きさ
142 / 155
マクー大陸で家造り

竜王の宴

しおりを挟む
「良いも何も、必要な事だろう?ディルやクラリーはもちろん、ギルドとしても、ダンジョンアイテムが欲しいのだからな。あのダンジョンは、難易度がもっとも高いから、良い稼ぎになるぞ」

「確かに、それは嬉し……って、スーンで竜王の宴に入る冒険者が自殺志願者なんて言われてるとか言ってませんでした?もともと、一番難しいダンジョンだったのに、なんでそんなことになっているの?」

 ユピロー様が目をそらし、何か考えてる?何?そんな言いにくい事なの?

「マナー違反者が出たらしいッスよ。父さん達がキレてたっス」

「マナー違反者?」

「希少な鉱物や薬草、竜王の鱗や爪は、金になるからか、魔物の擦り付け行為や、戦闘後を狙いアイテム強奪する奴がいるらしいっス。しかも、酷いときは、ダンジョンの近くで待っていて襲う盗賊も居るんだとか」

「え?何それ?マクーって、盗賊行為可能なの?」

 この世界、精霊や妖精が至るところに居るし、空の管理者もいるから、直ぐに、見つかってしまう。だから、本当に些細なモノか、逆に国を巻き込んでの大掛かりな争いじゃないと成立しないんだけどなぁ…

「いや、直ぐに見つかるし、精霊達も邪魔をするから、大した被害は出とらんのだが…そういう事をする者は、心根がな……元々、居る者は、精霊や妖精、ワシらについても分かっておるから、気にせず、自身にちゃんと向き合い生活しておる者が多いが…」

 あぁー…なんとなく分かった。

「それって、もしかして、地竜の眷族やゴブリンを攻撃していたような異世界人ってことですか?」

「多くはな、それと異世界人の話を聞き賛同した魔術の苦手な人族の一部の者だ。ちゃんと自分の力量に合ったダンジョンに行けば良いものを…希少鉱物だって、初級の方にも少し出るようになっておるのに…何故、他の者を傷つけて手に入れようとするのかのう?人同士で戦いたいのであれば、スーンやゲトーに闘技場があるのだからそちらに行けば良いものを…」

 育った環境の違い…っていうことなのかもしれないけど、そうやって他人を攻撃する人の気持ちは僕には分からないからなぁ……ウィン様にも聞かれたけど、ホント、どうしてなんだろうね?

「でも、それならダンジョンの難易度上げる必要はないんじゃないの?」

「上げているわけではないんじゃ、マナー違反者に対して処置をしていっただけなのだ。それで、生き残った奴らが騒いでな、それがあっという間に広がったのだ。心を入替えた者もおるが…」

 懲りない人たちも居るということなんだ。

「マナー違反者じゃなければ、全力で冒険者を殺しに来るダンジョンではないということ?」

「そうだ。他者を陥れる様な事をする者達には容赦せんが、Aランクであれば五階層位まではいけるぞ」

 Aランクで五階層なんだ……あのダンジョンは、一番最初、地の大精霊であるガラン様が創ったから、他のダンジョンとは違い早い段階で、地下十階に達していた。今は、どうなんだろう?帰ったら、烈震くんに聞いてみよう。

「うん。結局、最難関なダンジョンにはかわりないんだね。なら、最高の防具を用意できたと喜んで良いんだ」

 コクコク頷くタツノオトシゴ…じゃなかった。

「えーと、それで、君の事はなんて呼べば良いのかな?烈風さんに名前付けてもらったの?」

「いいえ、リョウに付けてもらいなさいと言われてきました」

 えーと、どうしようか…

 



しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ

のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
 リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。  目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります

モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎ 飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。 保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。 そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。 召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。 強制的に放り込まれた異世界。 知らない土地、知らない人、知らない世界。 不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。 そんなほのぼのとした物語。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~

存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?! はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?! 火・金・日、投稿予定 投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』

処理中です...