テイマーはじめました(仮)

vvuuvv

文字の大きさ
29 / 45

29

しおりを挟む
さて!
残りの時間で狩りでもしますかね。

でも…トゥー草原は近寄りたくないし、ポークの森は狩場までは遠いから、まだ行ったことがない西側のニャーシ湖に行ってみるか。

門から出るとすぐ森になっていて、そこを進むと大きい湖があり、それがニャーシ湖だ。

木が多くて隠れるところがあるのと、水が豊富にあることから、この辺にはモンスターが多いらしい。

見渡すだけでも、大型犬くらい大きいトカゲ、人の顔くらいはある蛾、
ヌートリアの様な齧歯類げっしるい…。
どれも大きいし可愛くない。
特にトカゲは尻尾も合わせると2メートル近くありそう。

【ウォーターリザード】
池や川に多く生息する。体に蓄えた水を使って攻撃してくる。それ以上に鋭い牙と顎の力には注意が必要。
水に強い皮が特徴。

【ナンナースモース】
湿度の高い森に生息する。羽から出る鱗粉は触れるだけで強い麻痺を起こす。
危険な鱗粉だか、薬の一種である。

【ハリーシュ】
水辺の近くに生息する。大きさの割に素早く動き攻撃が当たりにくい。また鋭い前歯には毒もあり、噛まれると厄介である。

あと、姿が見えないから、何かわからないけど、木の上の方にも一種類居そうだな。

鳥系かな?小動物かな?猿とか?
気になるけど見えないものは仕方がない。目の前の奴らをどんどん狩っていきますか。

「ハティ、夢、ネック、ここで狩りをしようと思うんだけど、ウォーターリザードは水攻撃と噛みつき、ナンナースモースは鱗粉、ハリーシュは素早さと毒の牙に気を付けた方がいいみたい。3匹で行けそう?」

『問題ないだろう。そもそも無理はせぬ。』

ハティの返答に夢とネックも頷く。
任せちゃっても大丈夫そうだな。

「じゃぁ、お願いしていいかな。俺はこの辺で採取してるから。」

『了解した。』

そう言って3匹は早速一番近くに居たハリーシュに向かって行った。

こんな戦闘系冒険者の様になるなんて、数日前の自分は想像もつかないだろうなぁ。
それもこれも、夢と出会えて、ハティを拾ったお陰だけど。

この2匹は本当に戦闘向きで、かなりの成長を遂げている。
久しぶりに確認したステータスも凄いことになってたからなぁ。
キャトルや俺もパーティメンバーの扱いなのか、戦っている訳でも無いのにじわじわ経験値が入ってて、レベルが上がってる。
それに伴って、ステータスもかなり上がってるし、スキルの種類やレベルも上がっている。

特に驚いたのがハティの【蒼炎】というスキル。
これ、口から炎を吐くんだけど、名前の通り青色の炎なの!
確か赤い炎より高温って習った事がある気がする。説明にも、火炎耐性の敵にも効果ありとかあった!

うちの子達。こんなに優秀でいいのかな?おかげで安心して採取に専念できる!

この辺り、結構色々落ちてるな。
この殻はクルミかな?

【クルミ】
硬い殻に覆われているが、割ると食べられるナッツが出てくる。
アクが強いが煎って食べると香ばしく美味しい。

うん、そのままクルミだった。結構落ちてるし、拾っとこう。
あ、薬草もある。いくつあっても困らないしこれも拾ってっと。
これは見た事ない草だな。なんか現実で見たことある様な?

【ウォータークレス】
駆虫薬の材料の1つとして知られているが、防臭効果もある。
料理として食べることも可能で、体に良い万能な薬草。

ん?これクレソンかな?だから見たことあったんだな。万能薬ならいっぱい取っておこうかな。

これはなんだ?紫色の小さい実がいくつも落ちてる。落ちてるのは無理そうだけど、上を見渡すと周りに比べると低い木に鈴なりになっているのが見える。
低いと言っても2メートルはあるから、ちょっと届かないかな?

どうしようか悩んでると、俺の持ってるカバンがもぞもぞしだして、キャトルが顔を出した。

「どうしたの?」

「キューキュキュ。」

キャトルは上を指しながら何かを訴えている。
上には俺が見ていた木の実がある。

「取ってきてくれるって事かな?」

「キュー!」

どうやら当たりのようだ。
嬉しいけど大丈夫だろうか。

辺りを見回したり、探索をかけてみるが、人の気配はなさそう。
これなら頼んでも大丈夫かな?

「お願いできる?」

「キュキュ~!」

良いお返事をくれた後、袋から飛び出して、上へと飛んでいく。
その姿はとても生き生きしているように見える。
やっぱり袋の中、窮屈なんだろうなぁ。でも置いてくのも心配だし。

「キュー?」

上に到着したキャトルから声がかかる。
持ってきてくれると思ってたら、どうやら枝を揺すってくれるようだ。
慌てて落ちてきた実をキャッチしていく。

【沼ベリー】
水辺に生息するベリー。小さな実をつける。酸味と甘みが絶妙で、そのまま食べても料理に使っても美味しい。
染料として使われることもある。

一粒食べてみたけど、熟したブルーベリーだ。
これも美味しいな。キャトルが張り切って落としてくれるからいっぱい集まってるし。
キャトルも落とす合間につまみ食いをしている。
気に入ったのかな?

「キャトルー!もう良いから降りといでー!」

「キュキュキュ!」

降りてきたキャトルはお腹がぽこんと膨らんでいて可愛い!

「お腹いっぱいになった?もう少しカバンの中で我慢してね。」

そう言うと、カバンに潜り込み、すぐに可愛い寝息が聞こえてきた。

それをBGMにしながら採取を続けること数時間。
かなり集中してたようで、空が赤く染まり始めていた。

「みんなー、そろそろ街に戻ろうか?」

集合をかけると、みんな獲物を持って集まってきた。

今日の成果は…
証明部位のトカゲの尻尾、蛾の触覚、ネズミの前歯。
素材になるトカゲ肉、トカゲの皮、ネズミの毛、蛾の鱗粉。
採取品のクルミ、薬草、沼ベリー、ウォータークレス。
あと、ウォータークレスの種と、沼ベリーの苗木!

沼ベリーの苗木は、落ちた沼ベリーの中から見つけた物で、種より確実かなと思って2株掘り起こしてみた。

さて、荷物も仕舞ったし、戻るか。

そういえば、もう一種類のモンスターは一度も姿を現さなかったな。
警戒心が強いとか?

そんな事を考えながら門へ向かってる途中、ウォーターリザードの反応が。
それも結構数が集まってる。

なんだなんだ?

『かなりの数だな。どうする主、迂回するのも手だが。』

「そうだね、…ん?」

その群れの中心に、未確認反応の点が。

これ、まだ姿を見てないモンスターなのでは?
見たい!

「あの囲まれてる反応の子を見てみたい!ウォーターリザードを倒すか蹴散らすかしよう!数が多いから、俺も魔法で対応する!」

『心得た。』

「にゃ!!」

「キューウ!」

駆け足で進めば、すぐ反応の元のウォーターリザードの群れ。

ハティが突っ込んで蹴散らして、こっちにターゲットが移ったところで、夢のスキル。
固まった敵に全員で総攻撃!

力はこちらの方が上なんだけど、やっぱり数が多い!気を緩めたら負けてしまいそうな状況。
焦らず、1匹ずつ確実に仕留めていく。

残り4匹になり危険と感じたのか、奴らは距離を取った。
そこで、待ってましたと言わんばかりに、ハティの【蒼炎】が放たれる。

3匹倒れたかな?
残りは瀕死のようで、逃げようとするが、後ろに回り込んでいた夢がそれを許さず引っ掻いて終了。

…本当安定したパーティになってきたよ。

さて、無事倒した訳なんだけど、囲まれてた子はなんだったのかな?
反応のある方を見ると、バスケットボールくらいの白い羽毛の塊がそこにあった。
しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。

branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位> <カクヨム週間総合ランキング最高3位> <小説家になろうVRゲーム日間・週間1位> 現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。 目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。 モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。 ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。 テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。 そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が―― 「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!? 癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中! 本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ! ▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。 ▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕! カクヨムで先行配信してます!

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。 ──────── 自筆です。

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった

椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。 底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。 ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。 だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。 翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。

もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜

双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」 授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。 途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。 ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。 駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。 しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。 毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。 翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。 使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった! 一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。 その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。 この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。 次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。 悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。 ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった! <第一部:疫病編> 一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24 二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29 三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31 四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4 五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8 六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11 七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜

きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。 遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。 作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓―― 今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!? ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。 癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!

親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します

miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。 そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。 軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。 誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。 毎日22時投稿します。

処理中です...