テイマーはじめました(仮)

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懐が潤い、ホクホクしながらお店を覗いていく。

もちろんアイテムボックスを購入する為!

最初に確認したの二店舗だけだし、他にあるかもしれないからねぇ~。



片手にはさっきギルドにあったジュース。

一杯50$

これ、美味しいんだよ!
生搾りだし、量も多いしさ!

現実で言う500mlペットボトル。
ちゃんと蓋も付いてて持ち運びもできちゃう優れもの!!

今回は【アッパ】というフルーツにしてみたけど、これリンゴの味だった。

いつまでも冷たいし、どういう仕組みかイマイチ分かんないけど、とりあえずまた買おう!!



話がそれたけど、色々なお店を見てて気になるお店を見つけた。




その1つが【リサイクル屋】と言うお店。
うん、結構色々売ってた。


【ナイフ】 70$
【麻布】  15$

最初に見つけたかったよ…。


他に同じ様なお店がないか探したんだけど、ここだけだった。


そして、ここに【アイテムボックス】も!!


【アイテムボックス】99個×25枠 6,000$
【アイテムボックス】99個×30枠 8,000$


おぉぉぉ!
本当にこの値段で良いんですか!?

どっちにしよう。
30枠は他の店でも見た形で、斜め掛けカバンの形。
25枠はリュックサックの形をしてる。


うーん、枠的には30枠なんだろうけど、個人的にリュック好きなんだよなー。




よし!25枠を買おう!

好みは優先させないと後で後悔するかもだし!



「すみませーん!このアイテムボックスください。」

「あいよ!6,000$な!」

奥から笑顔の素敵な兄ちゃんが出てきた。

今更なんだけど、NPCとは思えないよなぁ。
だからこそのリアリティなんだろうけど。
確かAIが搭載されてるんだっけ?

科学の進化って凄いなー!


「ギルドカードで支払えますか?」

「おう!大丈夫だぜ!

 この機械に触れてくれ!」

そう言って出された機械は、コンビニのレジ横などで見かけるお馴染みのやつ。

置くと『ピロリロリーン』と音が鳴る。


「まいど!」

お兄さんに断って荷物を早速【アイテムボックス】に移し変えた。
こんなに早く手に入るとは思ってなかったなぁ。

うん、背負った感じも違和感ないし良い感じだ!



「不要になった物があったらうちに寄ってくれ!」


買取もしてるのか。

また来ます!と声をかけてお店を後にする。





良い相棒が出来た。
さて、もう一軒気になったお店があったんだよなぁ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東門の近くにあるお店【乾物屋】にやって来た。


フィールドに行っている間食べてた【干し肉】が意外に美味しくて、また買おうと思っていた。
だって、ビーフジャーキーそのものだったんだって!!

ここのお店は味や肉の種類多いし、値段も手頃だったんだよねー。



「すみませーん!この【干し肉】5個ください。」

「いらっしゃい!!

 おや?見かけない顔だな?」

ここの店員さんは、とてもガタイのいいおっちゃんでした。
おっちゃん、絶対【乾物屋】より【鍛冶屋】とか【冒険者】が似合いそうだよ…。

「あ、はい。最近この街に来て冒険者になったばかりです。」

「そうかい!

 冒険者が増えるってのは良い事だ!

 どれ?少しおまけしといてあげるから

 今後もご贔屓にしとくれよ!」

そういっておっちゃんは袋に7個の干し肉を入れてくれた!
気前がいいな!

代金200$を支払って商品を受け取る。




だが実は気になった理由は他の事で…………




「ありがとうございます!それと、もう1ついいですか?」

「おう!どうした?」

「あの、そこに貼ってある『里親募集』の貼り紙なんですが、詳しく聞いてもいいですか?」



そう!
これがこの店の気になった理由!!
店の少し奥のところに『里親募集』と書かれた紙が貼ってあったのだ!!!
里親って事は動物だよね!?
ね!!!?



「あぁ、これか?

 実はな…

 うちで飼ってる猫が子猫を産んじまってなぁ。

 全部は面倒見れないから、こうして

 里親さんを募集してるんだわ。」


やっぱり!!
それも猫!!!

「あの!!もし良ければ、自分に譲って貰えないでしょうか!?」

やばい…勢いあまって迫ってしまった。
おっちゃん若干引いてるよ………。

「あ、あぁ、それは良いんだが。

 1つ確認させてくれ。

 兄ちゃんは[獣使い]は持ってるか?」


スキル?


「はい。まだLv.1ですが…。でも、猫って[獣使い]無くても大丈夫ですよね?」


確かにあれば、なつきやすかったり、躾やすかったりはするはずだ。
でも所詮ペットなので、無くても問題ないはずなんだが。


「まぁ、普通はな。

 とりあえず一回みてくれ。」


そう言って、売り場の奥に案内された。


そこに居たのは、可愛らしい母猫と、素敵な天使たちでした!



か!可愛すぎる!!
ちっさ!!
もふもふしとる!



サイズは手のひらサイズ、短毛種だろうが、まだ子供なので、毛がもふっとしてる。

子猫がこの位の親猫は刺激するのは良くないって聞くし、脳内雄叫びで堪えた俺、偉い!!



「もし[調査]もってたら

 こいつらを調べてみな」

そう言われるまま、子猫の一匹を調べてみた。


【魔猫】
猫型の魔物
個体によって得意属性や魔法が異なる。



「【魔猫】?」


「そうだ。

 こいつらはモンスターの一種なんだ。」


え?本当に?見た目まったく変わらないんですが…


「こいつらは魔力を持ち、

 魔法攻撃が出来るんだ。

 それで[獣使い]が必要って訳だ。」


確かに、魔力をもってるならモンスターだし、[獣使い]がないと危ないかも。


「という事は、店主さんはテイマーなんですか?」


「いやぁ、そんな立派なもんじゃねぇよ!

 若い頃、冒険者やってて[獣使い]を

 少しあげてただけさ。」


それでも俺の大先輩ではないですか!!


「引退して、この店継ぐってなった時に

 こいつを使役したんだ。

 【乾物屋】には強い猫が必須だからな!」


そうだよね、ネズミ…この世界にもいるんだ。


「でも、だからこそ【魔猫】だからよ、

 普通の人には譲れなくてな。

 困ってた所なんだ!

 兄ちゃんが[獣使い]をもってるなら

 安心だ!一匹連れて行きな!」



やったー!!!
猫ちゃんゲットだぜーー!!!


勇気出して聞いてみてよかった!!



「じゃぁ、遠慮なく!」


子猫を一通り見て、連れていく子はすぐに決まった!

さっきから、何故かずっと俺を見つめてくる…

「真っ黒の君、俺と一緒に来てくれるかい?」

言葉を理解したのか、ただ興味が湧いたのか、親猫の元を離れて近づいて来た。


そしたら、急に目の前にアイコンが表示された。

【魔猫】Lv.1
《名前を決めて下さい》
【      】

これが、テイム画面って事かな?

名前かぁ。
うーん……

夜の様な真っ黒な毛並み

ゴールドの瞳が満月みたいで


「そうだ!君の名前は【ゆめ】にしよう!」


夜に夢を見る様に…

ちょっとキザ過ぎかな!?

でも、夢…響も可愛いし、いいよね?



名前をつけた夢は正式に使役された。

足にすり寄って来たので恐々と頭を撫でると、嬉しそうにして『ニャ~』と鳴いた。






めっちゃかわええええぇぇ!!!!!





「お?決まったか?

 【魔猫】は知能が高い。

 大きくなれば、どんどんこっちの言葉を

 理解してくれるぞ。」


マジですか!!

先輩あざーす!!
勉強になります!!


そして外に出ようとして、ふと気付く。


「母猫さん、君の子供を貰い受けるよ。大切にするからね!!」

そう声をかけると『ニャー』と返って来た。

本当にお利口さんなんだな!!



その後、【魔猫】について少し教えて貰い、おっちゃんに何度もお礼を言ってお店を後にした。




後で知った事なんだが、おっちゃんの猫ちゃんは定期的に子猫を産み、その都度里親を募集しているみたいだ。
テイマーを目指している人は何人かお世話になってるとか。
一部では、テイマーの初期使役として運営が用意した隠しイベントなのではないかと言う意見もあるそう。


何はともあれ…

正真正銘の相棒を肩に乗せ、いざ冒険へ!!
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