こぼれ落ちる砂

月見秋

文字の大きさ
上 下
3 / 3

砂の色

しおりを挟む
砂は様々な色がある。
仕事の色。遊びの色。恋の色。家族の色。習い事の色。
すべてバラバラだが私の中では同じ扱い。
すべて同等に私の手の間からすり抜けていき、私の前から消えてしまう、
酷いと5秒もせずに…
でも周りは皆砂の色を選んで捨ててると言ってくる。
こんな細かい砂を分けられるはずもないのに…
今日も私は色々な砂を必死にすくって箱に振り分けていく。
すべてが混ざった様々な色の砂を…
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...