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第1章 出会い
21話 この神様(仮)はポンコツかもしれない
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ショウから告げられた衝撃の言葉に俺はただ呆然とするだけだった。
じゃあ、エラと王子様が結ばれなかったら、俺も死ぬのか?
可愛らしい風貌から放たれたその言葉は、俺の心臓を握りしめるように纏わりつく。
死。
ソイツは他人事のように思えて、すぐ後ろを付いてきては、抵抗する間もなく攫っていく。
ずっとガラス細工を創っていたいと夢見ていた父も、易々とヤツのされるがまま、ガラスが割れるように呆気なかった。
一番近くにいて、一番恐ろしい存在。
見てみぬ振りをしてきたそれが今、俺に襲いかかろうとしている。ソイツの仕業で、俺の夢もガラスの最期のように割れてしまうのだろうか。
息は乱れて、呼吸の仕方が分からなくなる。
視界が暗くなって、闇に侵食されていく。
俺の心を鎮めたのは、他でもない黒髪の神様見習いの暖かい手だった。
彼は震える俺の手を両手で包み込みながら、希望に満ち溢れた透き通った瞳を向けた。
「合格して、吾輩が一人前の創世神になれれば、この世界を童話の縛りから解放して、もっと自由な世界にできる。
そして璃世も。璃世も好きなものをずっと追える世界にできるんだ!」
小さな手から感じ取れる情熱。
彼はとんでもない事に俺を巻き込んだ張本人。
俺の名を呼ぶ声に詰め込まれたたくさんの感情。
内包されたそれを全て解ることは出来ないけれど、俺の名を呼ぶその声は、誰よりも俺のことを考えてくれているような、そんな想いが感じ取れた。
自惚れかも、勘違いかもしれないけれど、彼の言葉は全て本気で、真っ直ぐだ。
強引ではあったけれど、俺にガラス細工をする夢を、夢を追う機会を与えてくれたショウ。
俺に夢への切符を暮れた彼の願いを、夢を応援したい。
そう思うと自然と口角が上がる。
死への恐怖が無くなったわけではないけれど、彼を信じ、自分の夢を信じることで乗り越えたいと思えてくる。
そんな不思議な力を持っている目の前の彼は、見習いであっても"神様"なんだろうな。
俺の表情を見た少年は、目を細めて優しく微笑んだ。
それがあまりにも神秘的で俺は思わず言葉を紡ぐことなく見蕩れていた。
しかし、すぐにいつものような子どもっぽい無邪気な表情に戻ると、はぁっと一つため息を吐いた。
「でも、試験といってもこの世界の人々は吾輩の思い通りに動かせる人形じゃない。意思を持ってそれぞれに動く、それが世界だ。その中で、制約された力で、約束された結末に人々を導くこと、神としての素質を試されるんだ。それが……難しいんだよね」
神様見習いはその熱を一旦俺から離して、拳をつくりぎゅっと握りしめる。
「神見習いはサブキャラ的な役割に就いて、物語の展開をアシストする。だから吾輩はシンデレラを変える魔法使い、魔女という設定を付けた。魔女が使える範囲内の力なら使えるけれど、使いすぎたら結構マズイ」
魔女として動きながら、童話通りの結末に誘導する試験をしてるってことか。
でも、この世界ではあくまで魔女だから、それ以上の神様の力は使えないし、世界に干渉しすぎても良くない。
『吾輩が璃世をこの世界に連れて来れたのは……吾輩がこの世界の神様だから、だよ』
自分の中でショウの話をある程度噛み砕いたところで、俺は先程の彼の言葉を思い出し、そこに引っ掛かりを覚える。
「ん?じゃあ今のショウは魔女の範囲を使えないんだよな?どうして俺を別世界から呼べたんだ?別世界からの転移は神様特権でしか出来ない事なんだろ?」
ショウは数回瞬きさせた後、「鋭いね」とはにかんで俺の問いに答えた。
「試験中、一度だけ神様の力を使っていいんだよ」
「まさか、それで俺を呼んだのか?」
「そうだよそうだよ~。この世界を救えるのは……璃世しか、いないって思って」
重すぎる。重すぎるだろ俺の役割。
ショウの話を整理すると、彼は神見習いで、この世界を“原作通りのハッピーエンド”に導くのが試験。
ここはシンデレラの世界で、エラという銀髪の少女がヒロイン。
シンデレラで必要な《ガラスの靴》がなければ、2人は結ばれないから、ガラス職人である俺が呼ばれた。
もし、原作通りにならないと世界が終わる。その場合、俺も死ぬ。
2人を繋ぐアイテムを作る俺に、この世界の命運がかかっているのだ。
彼が最初に言った俺が世界を救うっていうのは、あながち間違いではないらしい。
俺の夢を追いかけたいとか、ショウを応援したいとか、そんな気持ち以前に強制参加じゃないか……。
状況を理解した俺は溢れそうになったため息を押し殺した。
「……ある程度分かった、できる限り協力するよ」
「ありがとう!璃世!」
屈託のない笑みを浮かべるショウに癒されつつ、最後に俺は制作にあたり気になっていた疑問を彼にぶつける。
「一つ質問いい?」
「なんでも、どぞ!」
ご機嫌な様子のショウはドンと胸を叩く。
「エラはあの城壁の国に住んでるから、舞台もあの国だよな?」
「うん!そう、プリズメル王国だよ!」
舞台設定を確認し、エラとの会話とを重ね合わせると、俺の疑問……というか不安はますます強くなる。
「その国、“ガラスが禁忌”らしいけど、エラ……シンデレラが禁忌の素材身につけて、そこのど真ん中に行くの、アウトじゃない?」
「え」
「え?」
この世界の神様(仮)から、素でこぼれた「え」に動揺が隠せない。
まさか、ショウ、知らなかったのか?!
俺が疑念の目を向けると、ショウは身体をビクリとさせて、額から一粒汗を垂らす。
そしてその綺麗な瞳をあっちこっちに向けながら、たどたどしく答えた。
「あ、あ~あ~そうね、そうね!そ、それはほら……オリジナル要素的な? 試練的な?
シンデレラの童話って、細かい設定とかなくて、結構ガバいじゃん?だから、ちょっと付け加えてみた感じ?」
「ガバいって……」
確かに子どもにも分かりやすいように、細かい設定はないだろうから、設定付け加えることは必要だと思うけれど。
試験はこんなのでいいのか?そんな疑問が浮かぶ。
「吾輩が、神様としてこの逆境をどう導くか……きっとそれが試されてるんだろうね!ねねね!」
ショウは俺の両腕を強く掴むと、それはそれは強い眼力で押してくる。
「へぇ……?」
「この世界の前設定はちょっと色々あってふわっとしてるんだけど、そんなの関係なく、吾輩たちが目指すゴールは原作通りの結末だから!終わりよければ全てよしだから!」
「えぇ……」
大事な部分をめちゃくちゃ強引に避けられた気もするが。
「璃世! キミの作るガラス細工なら、そんな試練、絶対に乗り越えられる!一緒に素晴らしい世界を作ろう!」
ショウはそう言うと握った拳を天に突き上げる。
ついでに俺の手も無理やり持ち上げて、同じポーズを取らせてくる。
設定のことを今責めたところで、どうにかなる訳でもない。
勢いに押された気もするが、俺ができることをやろう。
一息吐いた俺は、重要な問いをなげかけた。
「それでいつまでに作ればいいんだ?」
「ガラスの靴が必要な舞踏会までは、予定ではあと1ヶ月後くらい」
「1ヶ月!?」
「ごめんね、ホントは璃世をこの世界に呼んだ瞬間に伝えられればよかったんだけど、出来なくて……」
1ヶ月、短すぎるな。
俺が虜になったのは、できてからの完成品だったから、ガラスの靴の制作過程は見れていない。
父さんのあのガラスの靴は一体どれくらいの時間をかけたのだろう。
父さんはいつも納得がいくまで何度も作っていたし、あんな作品、1ヶ月でできるものじゃない。
父さんより技術もない俺には超難題だ。
実際、制作に取り掛かり始めて数日、全然手応えがあるものを作れてもいないし。
とりあえずここ1ヶ月は寝れないな。
作りたいものを作れるのは最高だが、まさか、納期があるなんて。世界はそんなに甘くないらしい。
俺が息を吐くと、ショウが思い出したように杖を取りだした。
「ちょっと待ってね~。今、正確な日にちを確認するから」
そう言って瞳を閉じて、何かと交信するようにこめかみに杖先を当てる。
「《追跡》」
美しい星の粉が杖先から溢れ出て、ショウを包む。
「これ、便利なんだよ~。一度行った場所に印をつけておけば、その場所の状況がわかるの」
交信のような行為をしつつ、ショウは丁寧に俺に魔法の解説をしてくれる。
「魔法を極めた猛者だと……印を辿って、そこまでひゅいっと行くこともできちゃう!」
そう言うショウの声が、ほんの少しだけ誇らしげに聞こえた。
さすが魔女(設定)。魔法の使用に余裕を感じる。
この世界で初めて魔法を見た時は、怖かったけれど。
ショウの聞いていれば、凄く便利そうなだな。
せっかく異世界に来たんだから、少しは使ってみたかったな、魔法。
そんなことを考えていると、隣から弱々しい声が聞こえてくる。
「……あ、あれぇ」
「ショウ、どうした?」
俺が首を傾げると、少年は真っ青になった額をこちらに向けて、全身をブルブル震わせながら、小さな声を絞り出した。
「……ご、ごめん、璃世。なんか、舞踏会、3日後になってる」
「……は?」
じゃあ、エラと王子様が結ばれなかったら、俺も死ぬのか?
可愛らしい風貌から放たれたその言葉は、俺の心臓を握りしめるように纏わりつく。
死。
ソイツは他人事のように思えて、すぐ後ろを付いてきては、抵抗する間もなく攫っていく。
ずっとガラス細工を創っていたいと夢見ていた父も、易々とヤツのされるがまま、ガラスが割れるように呆気なかった。
一番近くにいて、一番恐ろしい存在。
見てみぬ振りをしてきたそれが今、俺に襲いかかろうとしている。ソイツの仕業で、俺の夢もガラスの最期のように割れてしまうのだろうか。
息は乱れて、呼吸の仕方が分からなくなる。
視界が暗くなって、闇に侵食されていく。
俺の心を鎮めたのは、他でもない黒髪の神様見習いの暖かい手だった。
彼は震える俺の手を両手で包み込みながら、希望に満ち溢れた透き通った瞳を向けた。
「合格して、吾輩が一人前の創世神になれれば、この世界を童話の縛りから解放して、もっと自由な世界にできる。
そして璃世も。璃世も好きなものをずっと追える世界にできるんだ!」
小さな手から感じ取れる情熱。
彼はとんでもない事に俺を巻き込んだ張本人。
俺の名を呼ぶ声に詰め込まれたたくさんの感情。
内包されたそれを全て解ることは出来ないけれど、俺の名を呼ぶその声は、誰よりも俺のことを考えてくれているような、そんな想いが感じ取れた。
自惚れかも、勘違いかもしれないけれど、彼の言葉は全て本気で、真っ直ぐだ。
強引ではあったけれど、俺にガラス細工をする夢を、夢を追う機会を与えてくれたショウ。
俺に夢への切符を暮れた彼の願いを、夢を応援したい。
そう思うと自然と口角が上がる。
死への恐怖が無くなったわけではないけれど、彼を信じ、自分の夢を信じることで乗り越えたいと思えてくる。
そんな不思議な力を持っている目の前の彼は、見習いであっても"神様"なんだろうな。
俺の表情を見た少年は、目を細めて優しく微笑んだ。
それがあまりにも神秘的で俺は思わず言葉を紡ぐことなく見蕩れていた。
しかし、すぐにいつものような子どもっぽい無邪気な表情に戻ると、はぁっと一つため息を吐いた。
「でも、試験といってもこの世界の人々は吾輩の思い通りに動かせる人形じゃない。意思を持ってそれぞれに動く、それが世界だ。その中で、制約された力で、約束された結末に人々を導くこと、神としての素質を試されるんだ。それが……難しいんだよね」
神様見習いはその熱を一旦俺から離して、拳をつくりぎゅっと握りしめる。
「神見習いはサブキャラ的な役割に就いて、物語の展開をアシストする。だから吾輩はシンデレラを変える魔法使い、魔女という設定を付けた。魔女が使える範囲内の力なら使えるけれど、使いすぎたら結構マズイ」
魔女として動きながら、童話通りの結末に誘導する試験をしてるってことか。
でも、この世界ではあくまで魔女だから、それ以上の神様の力は使えないし、世界に干渉しすぎても良くない。
『吾輩が璃世をこの世界に連れて来れたのは……吾輩がこの世界の神様だから、だよ』
自分の中でショウの話をある程度噛み砕いたところで、俺は先程の彼の言葉を思い出し、そこに引っ掛かりを覚える。
「ん?じゃあ今のショウは魔女の範囲を使えないんだよな?どうして俺を別世界から呼べたんだ?別世界からの転移は神様特権でしか出来ない事なんだろ?」
ショウは数回瞬きさせた後、「鋭いね」とはにかんで俺の問いに答えた。
「試験中、一度だけ神様の力を使っていいんだよ」
「まさか、それで俺を呼んだのか?」
「そうだよそうだよ~。この世界を救えるのは……璃世しか、いないって思って」
重すぎる。重すぎるだろ俺の役割。
ショウの話を整理すると、彼は神見習いで、この世界を“原作通りのハッピーエンド”に導くのが試験。
ここはシンデレラの世界で、エラという銀髪の少女がヒロイン。
シンデレラで必要な《ガラスの靴》がなければ、2人は結ばれないから、ガラス職人である俺が呼ばれた。
もし、原作通りにならないと世界が終わる。その場合、俺も死ぬ。
2人を繋ぐアイテムを作る俺に、この世界の命運がかかっているのだ。
彼が最初に言った俺が世界を救うっていうのは、あながち間違いではないらしい。
俺の夢を追いかけたいとか、ショウを応援したいとか、そんな気持ち以前に強制参加じゃないか……。
状況を理解した俺は溢れそうになったため息を押し殺した。
「……ある程度分かった、できる限り協力するよ」
「ありがとう!璃世!」
屈託のない笑みを浮かべるショウに癒されつつ、最後に俺は制作にあたり気になっていた疑問を彼にぶつける。
「一つ質問いい?」
「なんでも、どぞ!」
ご機嫌な様子のショウはドンと胸を叩く。
「エラはあの城壁の国に住んでるから、舞台もあの国だよな?」
「うん!そう、プリズメル王国だよ!」
舞台設定を確認し、エラとの会話とを重ね合わせると、俺の疑問……というか不安はますます強くなる。
「その国、“ガラスが禁忌”らしいけど、エラ……シンデレラが禁忌の素材身につけて、そこのど真ん中に行くの、アウトじゃない?」
「え」
「え?」
この世界の神様(仮)から、素でこぼれた「え」に動揺が隠せない。
まさか、ショウ、知らなかったのか?!
俺が疑念の目を向けると、ショウは身体をビクリとさせて、額から一粒汗を垂らす。
そしてその綺麗な瞳をあっちこっちに向けながら、たどたどしく答えた。
「あ、あ~あ~そうね、そうね!そ、それはほら……オリジナル要素的な? 試練的な?
シンデレラの童話って、細かい設定とかなくて、結構ガバいじゃん?だから、ちょっと付け加えてみた感じ?」
「ガバいって……」
確かに子どもにも分かりやすいように、細かい設定はないだろうから、設定付け加えることは必要だと思うけれど。
試験はこんなのでいいのか?そんな疑問が浮かぶ。
「吾輩が、神様としてこの逆境をどう導くか……きっとそれが試されてるんだろうね!ねねね!」
ショウは俺の両腕を強く掴むと、それはそれは強い眼力で押してくる。
「へぇ……?」
「この世界の前設定はちょっと色々あってふわっとしてるんだけど、そんなの関係なく、吾輩たちが目指すゴールは原作通りの結末だから!終わりよければ全てよしだから!」
「えぇ……」
大事な部分をめちゃくちゃ強引に避けられた気もするが。
「璃世! キミの作るガラス細工なら、そんな試練、絶対に乗り越えられる!一緒に素晴らしい世界を作ろう!」
ショウはそう言うと握った拳を天に突き上げる。
ついでに俺の手も無理やり持ち上げて、同じポーズを取らせてくる。
設定のことを今責めたところで、どうにかなる訳でもない。
勢いに押された気もするが、俺ができることをやろう。
一息吐いた俺は、重要な問いをなげかけた。
「それでいつまでに作ればいいんだ?」
「ガラスの靴が必要な舞踏会までは、予定ではあと1ヶ月後くらい」
「1ヶ月!?」
「ごめんね、ホントは璃世をこの世界に呼んだ瞬間に伝えられればよかったんだけど、出来なくて……」
1ヶ月、短すぎるな。
俺が虜になったのは、できてからの完成品だったから、ガラスの靴の制作過程は見れていない。
父さんのあのガラスの靴は一体どれくらいの時間をかけたのだろう。
父さんはいつも納得がいくまで何度も作っていたし、あんな作品、1ヶ月でできるものじゃない。
父さんより技術もない俺には超難題だ。
実際、制作に取り掛かり始めて数日、全然手応えがあるものを作れてもいないし。
とりあえずここ1ヶ月は寝れないな。
作りたいものを作れるのは最高だが、まさか、納期があるなんて。世界はそんなに甘くないらしい。
俺が息を吐くと、ショウが思い出したように杖を取りだした。
「ちょっと待ってね~。今、正確な日にちを確認するから」
そう言って瞳を閉じて、何かと交信するようにこめかみに杖先を当てる。
「《追跡》」
美しい星の粉が杖先から溢れ出て、ショウを包む。
「これ、便利なんだよ~。一度行った場所に印をつけておけば、その場所の状況がわかるの」
交信のような行為をしつつ、ショウは丁寧に俺に魔法の解説をしてくれる。
「魔法を極めた猛者だと……印を辿って、そこまでひゅいっと行くこともできちゃう!」
そう言うショウの声が、ほんの少しだけ誇らしげに聞こえた。
さすが魔女(設定)。魔法の使用に余裕を感じる。
この世界で初めて魔法を見た時は、怖かったけれど。
ショウの聞いていれば、凄く便利そうなだな。
せっかく異世界に来たんだから、少しは使ってみたかったな、魔法。
そんなことを考えていると、隣から弱々しい声が聞こえてくる。
「……あ、あれぇ」
「ショウ、どうした?」
俺が首を傾げると、少年は真っ青になった額をこちらに向けて、全身をブルブル震わせながら、小さな声を絞り出した。
「……ご、ごめん、璃世。なんか、舞踏会、3日後になってる」
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