僕が愛しているのは義弟

朝陽七彩

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お気に入りの場所

P22

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 梓との待ち合わせ当日。



「おはよう、隼翔」


 朝ごはんを食べにダイニングルームに入る。
 すでに姉ちゃんがいた。


「隼翔も出かけるんでしょ?」


「ああ」


「なになに、デート?」


 本当に好きだな、姉ちゃんは。
 毎回毎回そういうことを訊くことが。


「何言ってるんだよ。
 それは姉ちゃんの方だろ」


 姉ちゃんは将輝さんと会う約束をしている。


「私もそうだけど、
 あんたの方も約束の相手、梓でしょ?」


「なぜそれを?」


「昨日たまたま梓とばったり会って、
 隼翔と約束してるって聞いたから」


「そうか。
 だけど幼なじみなんだから、
 一緒に買い物くらい行くだろ。
 小学生の頃はよく遊んでた」


「小学生の頃とは事情が違うと思うけど」


「何の事情だよ」


「…………」


 姉ちゃん?

 なぜ黙っている?

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