ライバーな俺が大好きな声優アイドルと一緒に異世界へ召喚されてしまったので新しい世界で生きる方法を作りました。(改題しました

ryuu

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第1章 異世界の勇者

種村雪菜の勇気

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  謎の集団に襲われた後に同じ境遇の男性に救われて、抜け出した私は見知らぬ街を駆け抜けた。
 高層ビルが密集しているだけでそこが本当に異世界なんて非現実的な場所だってわからされた。
 走って、走って、走った。
 行く先々で空を飛ぶ人々たちがこちらの様子を見ている。
 その視線が怖い。
 足を止めたら殺される。
 だから、走るしかない。
 でも、本当にそれでいいの。
 王城の前を通り過ぎ、足が止まった。
 彼のあの必死の顔と私を守った行動は過去を思い返した。
 私は1年間休んだのは怖かったからだったのもあった。
 けど、それは同時に罪悪感もあった。
 また、繰り返そうとしている。
 怖くて体は震えていた。
 でも、二度と同じ過ちは繰り返さないと決めたではないのか。
 
「もう、なんだってこんなことになったの!」

 王城の中に私は走って駆け抜けた。
 途中で私は兵士に身柄を拘束され、そのままあの神殿のあった間に通された。
 神殿の間で集団を率いていた女、王女だった女性が私へと近づいてきた。

「勇者様、どうして逃亡なんて真似をしたんですの? 私の話を聞いてくださるならしっかりとした対応をしますのに」

 理不尽極まる嘆きの言葉。
 勝手な言い分に腹が立った。

「逃げるに決まってる。素性の知らないあなたたちの勝手な都合を押し付けられて平常心でいられるほど強いメンタルを持ってないのよ!」
 
 すべての鬱憤をぶちまけるように私は吐き捨て続けた。

「こっちは勝手にこんな異世界に飛ばされて勇者に任命するとか言われて、いい迷惑なの! 勇者なんかになりたくない! ただ声優アイドルとしての出世の道を歩んでいきたかっただけなのにそのすべてをあなたたちが壊した! なによりもそのせいで私はまた襲われて一人を見捨て逃げた!」
「逃げてきた? そうですわ、もう一人の勇者様はどちらにいらっしゃるのですの?」
「何者か知らない連中に捕まったわよ。あなたたちのせいよ! どうにかしなさいよ馬鹿ぁあ!」

 周囲が静かになっていくと瞬時にあわただしく動き出した。
 王女が指揮をとって、武装兵士を集めだした。

「勝手な言い分でしたわ。勇者様の気持ちを考えず強引に進めたことには謝罪しますわ。ですが、私たちには必要なんですの。ですから、勇者様はかけてはならない存在でもあるんですわ。お願いしますわ勇者様。あなたたちを拉致したもの居場所を教えてくださいませ」

 態度を改めた王女が私の前に膝間づいた。
 私は二度の過ちを繰り返さないためにも勇気を振り絞る。

「私の名前は勇者なんかじゃない。私は本条雪菜であり声優アイドル種村雪菜よ」

 私は宣言と共に彼女たちを率いてあの見知らぬ彼を救いに動き出した。
 
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