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第3章 同盟
玉座の裁判
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脂汗を額に浮かべながら俺は玉座の間で王女と騎士団長のノエラさん、雪菜さんと一緒に一人の女を囲んで鎮座していた。
その女とは件の医療室で侍女を襲った俺の奴隷としていたジルだ。
「ジル、どうしてあんなことをしたのかもう一度説明をしろ」
「だぁかぁらぁ、何度も言ってんだろう。アタシは襲われたから逆に自衛の行動権で彼女から生気を吸い取ったにすぎないってんだ。第一殺していなかっただろう」
「いい加減にしなさいませ! いくら殺していなくともあなたは我が国の侍女を一人怪我をさせたというんですわよ! それに、あなたを信じて彼女を奴隷にしましたけどこのような行動をしては彼女を殺すしかありませんわよ勇者トウ」
「怒る気持ちもわかるけど待ってくれ。ジルだって襲われたって話もあるし」
「嘘の可能性が大ですわ」
さながら裁判でも起こってるかのような状況。
王女のその言葉には賛同するように雪菜さんとノエラさんも大きく頷いた。
彼女を未だに必死で擁護しようとしているのはこの場にいる俺だけである。
そもそも、俺だって擁護なんてもうしたくないって気持ちもあるがこの先のことを考えればどうにかして彼女の身の安全を守ることもある。
「確かに彼女が嘘を言っている可能性大だ。だけど、彼女は奴隷だ。だから、俺に対してはウソは言えない」
「それはそうですわね」
「ジル、さっきのことは真実なんだな?」
「そうだっていってんだろ」
ジルに施された隷属魔法が発動を示さないとことをみてそれが真実だという証明はなされた。
「だったら、なぜ侍女がジルを襲うのであろう? 彼女が何かをしたからではないのか?」
最もな疑問をノエラさんが追求した。
それに対してジルは小ばかにした笑いで答え始める。
「そりゃぁ、あの侍女ってのがアタシを消しに来た刺客だからに決まってんだろうがぁ」
「馬鹿を言いますわね。我が国の王城に刺客などいませんわ」
「ハッ、どっからその自信があるんだか。あの女は魔王の兵士の一人に違いねぇっての。アタシを雇ったあの魔王の幹部だかに雇われた傭兵ってところだろうぜ」
「王女様、今倒れた侍女はどこにいるんですか?」
「医療室で眠っていますわ」
「だったら、今すぐ彼女のことを確認しに行ってください」
「なぜですの? まさか、彼女の話を勇者ともあろう人がまだ信じているんですの!? 彼女はあなたを最初に殺そうとした女でもあるんですわよ」
俺は飽きれたような視線を向けられながらも意志は絶対に曲げなかった。
その場から離れて医療室に行こうとするその先を雪菜さんがふさいだ。
「何を考えてそこまで彼女を信用して擁護しようとしているの? あなたは本気でその女を擁護したいわけでもないんでしょ。私は信じてるわよ」
「雪菜さん……」
彼女の真摯な瞳に俺は胸を締め付けられた。
「あなたの言うとおりです。俺だってこんな女に守る価値なんかないってわかっています」
「だったら、なぜそうまでしてやるのか説明をして!」
「………」
周囲の視線に当てられて俺はあきらめたように吐息を零した。
「わかりました。でも、このことは露呈する恐れがあると考えてずっと口を閉ざしていましたしノエラさんには一部は語っております。でも、全部はまだです」
「いいから、話をして」
彼女に勧められるままに俺はこれから起こそうとする作戦を語った。
その女とは件の医療室で侍女を襲った俺の奴隷としていたジルだ。
「ジル、どうしてあんなことをしたのかもう一度説明をしろ」
「だぁかぁらぁ、何度も言ってんだろう。アタシは襲われたから逆に自衛の行動権で彼女から生気を吸い取ったにすぎないってんだ。第一殺していなかっただろう」
「いい加減にしなさいませ! いくら殺していなくともあなたは我が国の侍女を一人怪我をさせたというんですわよ! それに、あなたを信じて彼女を奴隷にしましたけどこのような行動をしては彼女を殺すしかありませんわよ勇者トウ」
「怒る気持ちもわかるけど待ってくれ。ジルだって襲われたって話もあるし」
「嘘の可能性が大ですわ」
さながら裁判でも起こってるかのような状況。
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そもそも、俺だって擁護なんてもうしたくないって気持ちもあるがこの先のことを考えればどうにかして彼女の身の安全を守ることもある。
「確かに彼女が嘘を言っている可能性大だ。だけど、彼女は奴隷だ。だから、俺に対してはウソは言えない」
「それはそうですわね」
「ジル、さっきのことは真実なんだな?」
「そうだっていってんだろ」
ジルに施された隷属魔法が発動を示さないとことをみてそれが真実だという証明はなされた。
「だったら、なぜ侍女がジルを襲うのであろう? 彼女が何かをしたからではないのか?」
最もな疑問をノエラさんが追求した。
それに対してジルは小ばかにした笑いで答え始める。
「そりゃぁ、あの侍女ってのがアタシを消しに来た刺客だからに決まってんだろうがぁ」
「馬鹿を言いますわね。我が国の王城に刺客などいませんわ」
「ハッ、どっからその自信があるんだか。あの女は魔王の兵士の一人に違いねぇっての。アタシを雇ったあの魔王の幹部だかに雇われた傭兵ってところだろうぜ」
「王女様、今倒れた侍女はどこにいるんですか?」
「医療室で眠っていますわ」
「だったら、今すぐ彼女のことを確認しに行ってください」
「なぜですの? まさか、彼女の話を勇者ともあろう人がまだ信じているんですの!? 彼女はあなたを最初に殺そうとした女でもあるんですわよ」
俺は飽きれたような視線を向けられながらも意志は絶対に曲げなかった。
その場から離れて医療室に行こうとするその先を雪菜さんがふさいだ。
「何を考えてそこまで彼女を信用して擁護しようとしているの? あなたは本気でその女を擁護したいわけでもないんでしょ。私は信じてるわよ」
「雪菜さん……」
彼女の真摯な瞳に俺は胸を締め付けられた。
「あなたの言うとおりです。俺だってこんな女に守る価値なんかないってわかっています」
「だったら、なぜそうまでしてやるのか説明をして!」
「………」
周囲の視線に当てられて俺はあきらめたように吐息を零した。
「わかりました。でも、このことは露呈する恐れがあると考えてずっと口を閉ざしていましたしノエラさんには一部は語っております。でも、全部はまだです」
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彼女に勧められるままに俺はこれから起こそうとする作戦を語った。
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