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第3章 同盟
ギルド作戦 中編
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多くの集まったお客さんたちをカウンター席の裏の陰から眺めながら俺はその裏の厨房で作り置いたある飲み物をジョッキに用意しておく。
本来はグラスのようなものに注ぎ入れたりするのが定番なのだが少々入手したり作るのが困難だった故に今は仕方なくこれでいくしかない。
「さて、先人の段取りは任せましたよ。ノエラさん」
さっそく、裏手からにぎやかな声が聞こえてくる。
「おいおい、マジか。その話ぃ」
「本当の話です。今日はここであの町一番の美女の歌というものが聞けるんです。しかも、この冒険者ギルドで」
「なんで、そんなことするんだぁ?」
「なんでも、今日は冒険者様が日ごろの苦労をねぎらうとともに歌を聞きたいのであれば、ある手伝いを約束するならばもう一度この場所で週1ではございますが定期的に歌を届けるという話があるそうです」
段取りの通りにノエラさんとルーザが普通の客を装い噂話のような会話を始めた。
それに聞き耳を立てていたかのように食いつく客を装うジルが近づいた。
「おい、その話アタシに詳しく聞かせな」
「あ、俺にもだ! どこのどっから得た情報なんだよ」
ぞくぞくと食いついてくる客たち。
「まあまあ、落ち着いてください。情報の出どころは秘密ですが、情報は確かです。ですよね、マスター」
今日のためにこのギルドのマスターとも話を通し済みでギルドマスターは頷いた。
その反応に冒険者たちがはしゃぎだす。
「だけど、皆さん重要なのはここからです。なんでも、協力をしなければ今後はこの場所に現れなくもなります。さらに、冒険者様たちだけにこのことは用意されておりさらにはあるとっておきの物が用意されるそうです」
「なんだそれ?」
「俺たち冒険者だけにか?」
「そうです、つまり今冒険者として街の復興支援を行うと約束をし、それを見事に国へと知らしめたり勇者様の目に留まれば勇者様は冒険者たちにねぎらいをくれるということです」
その言葉に周囲がなんだか釈然としない気持ちを抱き始める。
「ちょっと、上からすぎねぇか」
「第一、たしかにあの歌って奴は魅力的だし、俺らもいつも遠くから聞いてる。だけど、例のカレースープを俺らに与えない勇者と国のために俺らがどうして下にみられないとならない? だいたい、この国のために命を張ってるのは騎士だけでなく俺らもだ」
一人の冒険者の言葉に他も便乗した。
その言葉を遮る様にジルが笑う。
「てめぇらは馬鹿だな。あの歌を遠くから聞いているんじゃわからねぇ効力ってやつがあるのかもだぜ。第一、あの歌を近くで聞いた騎士や民草がどうなったか覚えてねぇのかよ」
「あ、そういえば、なんか急に元気になった奴が多かったな!」
「そうだそうだ。カレースープとかってやつもエネルギーをもらえるとか」
「そうだぜ。いくら下に見られようと勇者の効果をただ手伝うのを見せればそれだけで恩恵がもらえるなら安いじゃねぇか」
ジルの言葉にそそのかされたように周囲が活気だった。
「そんで、マスターその勇者とやらはいつ出てくんだ?」
マスターは口笛を吹いた。
俺はバーテンダーのような恰好ではなく、普段通りの痛いシャツのライブ装備一式のような恰好で登場し、俺に伴って後ろから雪菜が登場する。
「あなた、その格好でやるの?」
「ここは冒険者たち、つまりは荒くれ集団ばかりなのでかなり激しめの応援でもいいと思って」
「……私のステージそれで盛り上げること本当にできる?」
「大丈夫です」
マスターに頼み、二階席の室内デッキを借りる。
二階のほうでわざわざ、設ける彼女のステージポジション。
1階に集まる冒険者たちの目は彼女に集中する。
俺は1階に降りて冒険者たちへ告げる。
「よう! 冒険者ども! 今日はお前たちがいつもありがとうの気持ちを込めて色々と用意してきた! これはおまえらと俺たち勇者の秘密の会合だ! だから、今日これから行われるイベントはくれぐれも公害はしては駄目だ!いいな! そして、これから始まるイベントはすべて俺の動きを真似てくれ! じゃあ、種村雪菜のライブコンサート開始だ!」
本来はグラスのようなものに注ぎ入れたりするのが定番なのだが少々入手したり作るのが困難だった故に今は仕方なくこれでいくしかない。
「さて、先人の段取りは任せましたよ。ノエラさん」
さっそく、裏手からにぎやかな声が聞こえてくる。
「おいおい、マジか。その話ぃ」
「本当の話です。今日はここであの町一番の美女の歌というものが聞けるんです。しかも、この冒険者ギルドで」
「なんで、そんなことするんだぁ?」
「なんでも、今日は冒険者様が日ごろの苦労をねぎらうとともに歌を聞きたいのであれば、ある手伝いを約束するならばもう一度この場所で週1ではございますが定期的に歌を届けるという話があるそうです」
段取りの通りにノエラさんとルーザが普通の客を装い噂話のような会話を始めた。
それに聞き耳を立てていたかのように食いつく客を装うジルが近づいた。
「おい、その話アタシに詳しく聞かせな」
「あ、俺にもだ! どこのどっから得た情報なんだよ」
ぞくぞくと食いついてくる客たち。
「まあまあ、落ち着いてください。情報の出どころは秘密ですが、情報は確かです。ですよね、マスター」
今日のためにこのギルドのマスターとも話を通し済みでギルドマスターは頷いた。
その反応に冒険者たちがはしゃぎだす。
「だけど、皆さん重要なのはここからです。なんでも、協力をしなければ今後はこの場所に現れなくもなります。さらに、冒険者様たちだけにこのことは用意されておりさらにはあるとっておきの物が用意されるそうです」
「なんだそれ?」
「俺たち冒険者だけにか?」
「そうです、つまり今冒険者として街の復興支援を行うと約束をし、それを見事に国へと知らしめたり勇者様の目に留まれば勇者様は冒険者たちにねぎらいをくれるということです」
その言葉に周囲がなんだか釈然としない気持ちを抱き始める。
「ちょっと、上からすぎねぇか」
「第一、たしかにあの歌って奴は魅力的だし、俺らもいつも遠くから聞いてる。だけど、例のカレースープを俺らに与えない勇者と国のために俺らがどうして下にみられないとならない? だいたい、この国のために命を張ってるのは騎士だけでなく俺らもだ」
一人の冒険者の言葉に他も便乗した。
その言葉を遮る様にジルが笑う。
「てめぇらは馬鹿だな。あの歌を遠くから聞いているんじゃわからねぇ効力ってやつがあるのかもだぜ。第一、あの歌を近くで聞いた騎士や民草がどうなったか覚えてねぇのかよ」
「あ、そういえば、なんか急に元気になった奴が多かったな!」
「そうだそうだ。カレースープとかってやつもエネルギーをもらえるとか」
「そうだぜ。いくら下に見られようと勇者の効果をただ手伝うのを見せればそれだけで恩恵がもらえるなら安いじゃねぇか」
ジルの言葉にそそのかされたように周囲が活気だった。
「そんで、マスターその勇者とやらはいつ出てくんだ?」
マスターは口笛を吹いた。
俺はバーテンダーのような恰好ではなく、普段通りの痛いシャツのライブ装備一式のような恰好で登場し、俺に伴って後ろから雪菜が登場する。
「あなた、その格好でやるの?」
「ここは冒険者たち、つまりは荒くれ集団ばかりなのでかなり激しめの応援でもいいと思って」
「……私のステージそれで盛り上げること本当にできる?」
「大丈夫です」
マスターに頼み、二階席の室内デッキを借りる。
二階のほうでわざわざ、設ける彼女のステージポジション。
1階に集まる冒険者たちの目は彼女に集中する。
俺は1階に降りて冒険者たちへ告げる。
「よう! 冒険者ども! 今日はお前たちがいつもありがとうの気持ちを込めて色々と用意してきた! これはおまえらと俺たち勇者の秘密の会合だ! だから、今日これから行われるイベントはくれぐれも公害はしては駄目だ!いいな! そして、これから始まるイベントはすべて俺の動きを真似てくれ! じゃあ、種村雪菜のライブコンサート開始だ!」
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