123 / 155
3巻 序章~毒の秘密とアルカナフェイトと古代魔導語と
写本と認識毒
しおりを挟む
よどみない動作で俺たちに対して頭を下げるアリーゼ子爵。よく通る声が静かな室内に広がる。俺の中で言いたいことが沢山あったのだが、彼女の言葉を聞いた瞬間に既にどこかに流れてしまっていた。
「以前天ぷらを揚げているレンジ殿を見かけてな。ついつい興味を持ってしまってセバスに調べさせたのは私だ。お主のその魚介類に関する真摯な態度が、ゼルガーと重なってしまい、運命的なものを感じてしまったのだ」
天ぷらを揚げていたあの場にアリーゼ子爵が居たのか。知らなかったとはいえ、そんなに早い時期から俺たちのことを気にしていたんだな。
「いえ、アリーゼ子爵様。俺は一介の料理人に過ぎない者です。しかもまだ冒険者になりたてのEランク。そんな俺に対して興味を持って頂いたり、運命的なものを感じて頂けるとは、正直身が竦む思いです。どうして俺だったんですか。ゼルガー様と重なったと言っておりましたが、それだけでは説明がつかないような気がします」
敬語は苦手なんだけどな、そう思い舌を噛みそうになりながら失礼がないように言葉を選びながらアリーゼ子爵に対して疑問を投げかける。
「ははっ! レンジ、アリーゼで良い。別に敬語もいらんぞ、私もお主と同様に敬語が苦手でな。特に貴族の社交場というのはとんと合わんのだ。夫と釣りをしていた方が気楽でよほど楽しかったぞ。つまりはそういうことだレンジ。私にとっては、ゼルガーと似た考えを持つと言うだけで充分な価値があることなのだ。わかるか」
このエリュハルトでは魚に興味を持つ事自体が異端なんだよな。ましてや、生で食べようなんて、それこそ食に対する冒涜のような感覚が一般的。俺がラベルク村で体験したような、あの『生魚=毒』という常識。それに疑問を投げかける変わりもんなんて、そうそう居るはずがないって事だな。
「レンジさんは変わり者ではありません。わたしが初めて生魚を食べた時に確信したんです。こんなに美味しいものを創り出せるヒトは他にいないと。素晴らしい瞬間に立ち合っている様なそんな感覚でした」
「ふふ。フィオナと言ったか。私もゼルガーから初めて生魚を振舞われた日にそう思ったぞ。お主とは気が合いそうだな」
切れ長の綺麗な瞳でフィオナに片目をつぶって見せる。
「ふふ。ジルベニスタ殿が時間を気にしているようだな。さっそく本題に移るとしよう、セバス」
アリーゼに呼ばれたセバスは、彼女の持ってきた羊皮紙の束を取り、俺たちの前にある机の上に広げた。
「エレノール殿は読んだことがあるのではないか。これはゼルガーが執筆しようとしていた『エリュハルトにおける生魚の毒に関する研究』という論文だ」
俺達全員の目が、机の上に広げられた羊皮紙の上に集まる。いや、エレノールだけはアリ茶を飲むのを止めずに、ソファーにゆったりと座り直していた。
アリーゼが一気に確信を突く。
「元夫ゼルガーが毒殺された可能性が高いという事実はもう知っているな。それを私が騎士団に捜査を依頼し、魔導協会が絡んでいる事までは突き止めた。それで相違ないなジルベニスタ殿」
ジルベニスタが意を得たりと満面の笑みを浮かべその場に立ち上がる。
「そうでございますアリーゼ様。研究室の前に倒れていたゼルガー様から特異な魔力の波動が検知されました。それはα級導術士のものであると、王立魔法研究所からの知見ですので間違いはありますまい。どうしてゼルガー様が魔導協会の刺客、もしくは罠により殺められてしまったのか。そしてそれは、アリーゼ様は既に答えをお持ちではないのですかな」
相変わらずよく口の回る事で。俺は辟易した表情を浮かべる。
俺はその時、アリーゼの目頭に小さく涙が溢れそうになっているのを確かめた。俺が仲間の為に何かしたいと思うように、アリーゼもまた夫の為に出来るだけの事をしたいと考えた結果が今回の動きだったのかもしれないな。
「ゼルガーは古代魔導語で書かれた、とある『写本』を研究していた。その過程で生魚には毒があるという常識が、『認識毒』によるものではないかという、大胆と言えば聞こえはいいが、あまりにも独創的な仮説に至ったのだ。そしてその仮説こそが、魔導協会が秘する何かと符合してしまい、結果毒殺されてしまったのではないか……と考えているのだ」
アリーゼが提示する王都での事件の真相。もちろんあくまで推測という域は出ないという話なんだろうけど。あまりにも突飛な話に室内に重い沈黙が訪れた。
ずずずっとエレノールがアリ茶をすする音が、その重い空気を破る。「ああっ。やっぱり旨いわ」と言いながら、彼女は机の上にカップを戻す。
「認識毒……そうね、確かにゼルガー様はそんな概念を熱心に話していたわ。あの時のあたしは一笑に付したのだけれど」
そうか。エレノールはゼルガーと面識があると言っていた。今、思い出したよ。
「生魚が毒であるという常識は、生魚その物に物理的な毒性が存在するというより、エリュハルトの大多数に浸透した『思い込み』や『思想』が長い時間を掛けて常識化され、ある種の真理、あるいは現実にまで昇華されてしまった間違った認識によるものである……という理論だったはずだわ」
「それはつまり、生魚は本来安全な食べ物なのに、わたし達が毒だと思い込んで食べてしまっているから、毒性が生じているって事ですか! そんな事って在り得るのでしょうか」
エリュハルトに来てから生魚を食べているのに、なぜか誰も毒で倒れてしまう事がなかったじゃないか。ずっと俺の神の包丁の力かなんかが働いて毒性を消していたんだろうぐらいにしか思っていなかったんだけど、元から魚には毒性なんて無くて、エリュハルトのヒト達が思い込みで毒性を自分で生み出しているのだとしたら。色々な事が符合する。
「ずっと、ずっと……おかしいと思っていたんだ。どうしてこんなに美味しいのに、受け入れられないんだと辛かったんだ」
フィオナの初めて刺身を見た時の驚愕の表情。ラベルク村のヒト達やガルムの強い拒否。エレノールもロイヒテン・ピルツェを食べるまでに時間が掛かった。孤児院の天ぷらだって、考えてみればおかしな話だ。
エリュハルトに来てから俺をずっと悩まし続けてきた思想。実はそれがエリュハルトのヒト達の認識から来ている根本的なものだったなんて。
俺の目から大粒の涙が零れ落ちた。手が震え、肩が自然と揺れる。
後ろで立っているコーマが、フッと寂しそうな、それでいてどこか達観したような視線を投げかけていたのは、もちろん俺には分からなかった。
涙をこぼした俺の両手を包み込むように握りしめるフィオナ。ラベルク村からずっと俺を支え続けてきた優しい手だ。
「レンジさん、大丈夫です。わたしたちが今は傍に居ます。貴方の事を皆信じてついてきているんですよ」
くそっ……俺はいい仲間を持ったよ。自分の目がから出た熱いものを手で拭う。
そんな俺達を呆れたような表情で見ながら、ジルベニスタが続ける。
「その仮説はあくまでも現状証拠のみに過ぎませぬ。アリーゼ様のおっしゃる『写本』とはどういったものでございますか。それをこの場で見せて頂かぬ事には、話が進まない」
表情はさておき、珍しくジルベニスタの言っている事は間違ってはいない。
その言葉を聞いたアリーゼの表情が思いのほか険しさを増している。
「うむ。ジルベニスタ殿の言い分は正しい。そしてその『写本』を見せる事が、今回皆のものを我が屋敷まで呼んだ最大の理由でもあった。端的に言おう。その『写本』かなり……危険が伴うものなのだ」
凛とした声が室内にいやに大きく響いたように感じられた。その最大級の確信に触れる言葉に全員が息を呑む。
「写本自体が危険性を伴うものだと。どういうことだアリーゼ様、ワシの耳には写本そのものが、迷宮に仕掛けられたような大いなる罠であるかのように聞こえたのだが。その危険性を鑑みて、我々を壮大な腕試しと称して魔導蜘蛛と戦わせたというのか」
ガルムが的確な例えを挙げ、魔導蜘蛛の討伐依頼への関連性を指摘する。アリーゼはそんなガルムを見据え、更に話を続ける。
「その通りだ、ガルム殿。写本に仕掛けられし邪悪なる導術の罠。かの本は古代魔導語で書かれたものあるが、何か強力な隠匿されし事象があるようでな。それを解読しようとするものにその罠は反応し、襲い掛かる類のものだ! 」
耐えきれずに、彼女の目から溢れた涙が頬を濡らす。
「以前天ぷらを揚げているレンジ殿を見かけてな。ついつい興味を持ってしまってセバスに調べさせたのは私だ。お主のその魚介類に関する真摯な態度が、ゼルガーと重なってしまい、運命的なものを感じてしまったのだ」
天ぷらを揚げていたあの場にアリーゼ子爵が居たのか。知らなかったとはいえ、そんなに早い時期から俺たちのことを気にしていたんだな。
「いえ、アリーゼ子爵様。俺は一介の料理人に過ぎない者です。しかもまだ冒険者になりたてのEランク。そんな俺に対して興味を持って頂いたり、運命的なものを感じて頂けるとは、正直身が竦む思いです。どうして俺だったんですか。ゼルガー様と重なったと言っておりましたが、それだけでは説明がつかないような気がします」
敬語は苦手なんだけどな、そう思い舌を噛みそうになりながら失礼がないように言葉を選びながらアリーゼ子爵に対して疑問を投げかける。
「ははっ! レンジ、アリーゼで良い。別に敬語もいらんぞ、私もお主と同様に敬語が苦手でな。特に貴族の社交場というのはとんと合わんのだ。夫と釣りをしていた方が気楽でよほど楽しかったぞ。つまりはそういうことだレンジ。私にとっては、ゼルガーと似た考えを持つと言うだけで充分な価値があることなのだ。わかるか」
このエリュハルトでは魚に興味を持つ事自体が異端なんだよな。ましてや、生で食べようなんて、それこそ食に対する冒涜のような感覚が一般的。俺がラベルク村で体験したような、あの『生魚=毒』という常識。それに疑問を投げかける変わりもんなんて、そうそう居るはずがないって事だな。
「レンジさんは変わり者ではありません。わたしが初めて生魚を食べた時に確信したんです。こんなに美味しいものを創り出せるヒトは他にいないと。素晴らしい瞬間に立ち合っている様なそんな感覚でした」
「ふふ。フィオナと言ったか。私もゼルガーから初めて生魚を振舞われた日にそう思ったぞ。お主とは気が合いそうだな」
切れ長の綺麗な瞳でフィオナに片目をつぶって見せる。
「ふふ。ジルベニスタ殿が時間を気にしているようだな。さっそく本題に移るとしよう、セバス」
アリーゼに呼ばれたセバスは、彼女の持ってきた羊皮紙の束を取り、俺たちの前にある机の上に広げた。
「エレノール殿は読んだことがあるのではないか。これはゼルガーが執筆しようとしていた『エリュハルトにおける生魚の毒に関する研究』という論文だ」
俺達全員の目が、机の上に広げられた羊皮紙の上に集まる。いや、エレノールだけはアリ茶を飲むのを止めずに、ソファーにゆったりと座り直していた。
アリーゼが一気に確信を突く。
「元夫ゼルガーが毒殺された可能性が高いという事実はもう知っているな。それを私が騎士団に捜査を依頼し、魔導協会が絡んでいる事までは突き止めた。それで相違ないなジルベニスタ殿」
ジルベニスタが意を得たりと満面の笑みを浮かべその場に立ち上がる。
「そうでございますアリーゼ様。研究室の前に倒れていたゼルガー様から特異な魔力の波動が検知されました。それはα級導術士のものであると、王立魔法研究所からの知見ですので間違いはありますまい。どうしてゼルガー様が魔導協会の刺客、もしくは罠により殺められてしまったのか。そしてそれは、アリーゼ様は既に答えをお持ちではないのですかな」
相変わらずよく口の回る事で。俺は辟易した表情を浮かべる。
俺はその時、アリーゼの目頭に小さく涙が溢れそうになっているのを確かめた。俺が仲間の為に何かしたいと思うように、アリーゼもまた夫の為に出来るだけの事をしたいと考えた結果が今回の動きだったのかもしれないな。
「ゼルガーは古代魔導語で書かれた、とある『写本』を研究していた。その過程で生魚には毒があるという常識が、『認識毒』によるものではないかという、大胆と言えば聞こえはいいが、あまりにも独創的な仮説に至ったのだ。そしてその仮説こそが、魔導協会が秘する何かと符合してしまい、結果毒殺されてしまったのではないか……と考えているのだ」
アリーゼが提示する王都での事件の真相。もちろんあくまで推測という域は出ないという話なんだろうけど。あまりにも突飛な話に室内に重い沈黙が訪れた。
ずずずっとエレノールがアリ茶をすする音が、その重い空気を破る。「ああっ。やっぱり旨いわ」と言いながら、彼女は机の上にカップを戻す。
「認識毒……そうね、確かにゼルガー様はそんな概念を熱心に話していたわ。あの時のあたしは一笑に付したのだけれど」
そうか。エレノールはゼルガーと面識があると言っていた。今、思い出したよ。
「生魚が毒であるという常識は、生魚その物に物理的な毒性が存在するというより、エリュハルトの大多数に浸透した『思い込み』や『思想』が長い時間を掛けて常識化され、ある種の真理、あるいは現実にまで昇華されてしまった間違った認識によるものである……という理論だったはずだわ」
「それはつまり、生魚は本来安全な食べ物なのに、わたし達が毒だと思い込んで食べてしまっているから、毒性が生じているって事ですか! そんな事って在り得るのでしょうか」
エリュハルトに来てから生魚を食べているのに、なぜか誰も毒で倒れてしまう事がなかったじゃないか。ずっと俺の神の包丁の力かなんかが働いて毒性を消していたんだろうぐらいにしか思っていなかったんだけど、元から魚には毒性なんて無くて、エリュハルトのヒト達が思い込みで毒性を自分で生み出しているのだとしたら。色々な事が符合する。
「ずっと、ずっと……おかしいと思っていたんだ。どうしてこんなに美味しいのに、受け入れられないんだと辛かったんだ」
フィオナの初めて刺身を見た時の驚愕の表情。ラベルク村のヒト達やガルムの強い拒否。エレノールもロイヒテン・ピルツェを食べるまでに時間が掛かった。孤児院の天ぷらだって、考えてみればおかしな話だ。
エリュハルトに来てから俺をずっと悩まし続けてきた思想。実はそれがエリュハルトのヒト達の認識から来ている根本的なものだったなんて。
俺の目から大粒の涙が零れ落ちた。手が震え、肩が自然と揺れる。
後ろで立っているコーマが、フッと寂しそうな、それでいてどこか達観したような視線を投げかけていたのは、もちろん俺には分からなかった。
涙をこぼした俺の両手を包み込むように握りしめるフィオナ。ラベルク村からずっと俺を支え続けてきた優しい手だ。
「レンジさん、大丈夫です。わたしたちが今は傍に居ます。貴方の事を皆信じてついてきているんですよ」
くそっ……俺はいい仲間を持ったよ。自分の目がから出た熱いものを手で拭う。
そんな俺達を呆れたような表情で見ながら、ジルベニスタが続ける。
「その仮説はあくまでも現状証拠のみに過ぎませぬ。アリーゼ様のおっしゃる『写本』とはどういったものでございますか。それをこの場で見せて頂かぬ事には、話が進まない」
表情はさておき、珍しくジルベニスタの言っている事は間違ってはいない。
その言葉を聞いたアリーゼの表情が思いのほか険しさを増している。
「うむ。ジルベニスタ殿の言い分は正しい。そしてその『写本』を見せる事が、今回皆のものを我が屋敷まで呼んだ最大の理由でもあった。端的に言おう。その『写本』かなり……危険が伴うものなのだ」
凛とした声が室内にいやに大きく響いたように感じられた。その最大級の確信に触れる言葉に全員が息を呑む。
「写本自体が危険性を伴うものだと。どういうことだアリーゼ様、ワシの耳には写本そのものが、迷宮に仕掛けられたような大いなる罠であるかのように聞こえたのだが。その危険性を鑑みて、我々を壮大な腕試しと称して魔導蜘蛛と戦わせたというのか」
ガルムが的確な例えを挙げ、魔導蜘蛛の討伐依頼への関連性を指摘する。アリーゼはそんなガルムを見据え、更に話を続ける。
「その通りだ、ガルム殿。写本に仕掛けられし邪悪なる導術の罠。かの本は古代魔導語で書かれたものあるが、何か強力な隠匿されし事象があるようでな。それを解読しようとするものにその罠は反応し、襲い掛かる類のものだ! 」
耐えきれずに、彼女の目から溢れた涙が頬を濡らす。
1
あなたにおすすめの小説
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定→七月に完結(決定)
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
スキル買います
モモん
ファンタジー
「お前との婚約を破棄する!」
ローズ聖国の国立学園第139期卒業記念パーティーの日、第3王子シュナル=ローズレアは婚約者であるレイミ・ベルナール子爵家息女に宣言した。
見習い聖女であるレイミは、実は対価と引き換えにスキルを買い取ることのできる特殊な能力を有していた。
婚約破棄を受け入れる事を対価に、王子と聖女から特殊なスキルを受け取ったレイミは、そのまま姿を消した。
レイミと王妃の一族には、数年前から続く確執があり、いずれ王子と聖女のスキル消失が判明すれば、原因がレイミとの婚約破棄にあると疑われるのは明白だ。
そして、レイミを鑑定すれば消えたスキルをレイミがもっている事は明確になってしまうからだ。
かくして、子爵令嬢の逃走劇が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる