63 / 155
2巻 1章~旅立ちと騎士団長と王都到着と
王国騎士団長 ジルベニスタ登場 ②
しおりを挟む
「ガルム殿の騎士団への報告義務違反と、先の任務放棄の件について。わたくしが直接確認をしに参りました。あまりにもガルム殿からの報告が遅すぎるので、しびれを切らしてしまったというところでしょうか」
ジルベニスタはガルムに皮肉を込めて返す。
(ガルムの部隊が全滅して絶望し、何も手につかなくなり、この村でやけ酒を飲む生活を続けてしまった。それは騎士団として不名誉な行為で、除名もあり得るのではないかって。こういうことか! )
そう思いながら、俺はその赤髪のイケメンの騎士団長を上から下まで観察する。
その探るような視線に気づいたのだろう。スッと俺と目線を合わせてくる赤髪のジルベニスタ。ふと俺に向けている視線が止まったまま動かなくなる。
いや……これは俺を見ていないな。
自分の横にチラッと視線を送る。そうなんだ。ジルベニスタの視線はそちら……つまりはフィオナに注がれているんだ。
エレノールが呆れたようにため息をついた。
「美しい…まるで母上がお好きだった…白百合のような澄んだ瞳をお持ちの方…」
(おいおい。独り言なんだよなそれ。まさかフィオナに一目惚れとか? )
居るんだよ…自分でイケメンと信じて疑わない、この世の女性は全部自分を好きになるのが当然って思っているタイプの人間。俺の知り合いにも一人そういう奴が居たのを思い出し虫唾が走った。
俺の一番嫌いなタイプだ、こいつ。絶対……間違いなく好きにはなれねぇ。
「お、おい……ジル。お前」
ほら見ろ。ガルムが困惑してるぞ。こんだけ緊迫感モリモリにしておいて、その全てをここで台無しにするんかコイツは!
ジルベニスタの呆れかえるほどの熱い視線に急に見つめられ、キョトンとしているフィオナ。あれはたぶん、この状況に全く気付いてないな。
そんな俺の内心を知ってか知らずか。ジルベニスタは流れる様な動作でフィオナの右手を握りしめると、その前に片膝をついてフィオナを見上げた。そんな明らかに当然のことをしていますみたいな自然過ぎる様子を見せつけられて、俺はイライラが募る。
フィオナは急に手を取られ、びっくりしたようにジルベニスタを見つめている。おいフィオナ!いいからその手を払いのけろ!
ジルベニスタはフィオナを柔らかな視線でジッと見つめ、饒舌に話し出した。
「この清らかな美しい魔力の波動は……思い出しました。王都のアルベルト教会での式典の際にグラーチス様と一緒に演台に登っていた女性ですね。気づかず大変失礼いたしました。これほどの美貌の持ち主を今まで記憶から忘れていたなんて、何たる不覚! 人生の損失というべきですな。大変失礼ですが、白百合のような貴方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
ヤバい……このままこいつを張り倒したい衝動に駆られているぞ! その優雅に、さも当たり前のようにペラペラとしゃべりまくる口を止めやがれ。
「フィオナ・ルーセントと申します、騎士団長様。御師様……グラーチス様をご存じなのですか?あの式典では確かに、わたしもグラーチス様や妹セリナと一緒に演台に上がりました。しかし緊張でほとんど記憶が定かではありません。団長様もあの場にいらっしゃったのですね」
フィオナはジルベニスタに取られた手をどうしたらいいのかと目が泳ぎながらも、その時の様子を思い出したのだろう。確かめるように奴の質問に答えている。
「フィオナ・ルーセント……素晴らしい響きですな! 光の輝きを示すような、透明感のある響きを感じます。貴方にぴったりの名前だ」
ジルベニスタはフィオナの言葉を反芻するかのように目を瞑り、恍惚とした表情を浮かべる。その瞬間、フィオナの手をぐっと自分に向かって引き寄せると、更に顔をフィオナに近づける。フィオナは突然の出来事で、綺麗な二重の茶色の瞳を瞬たかせている。
「そう、私もあの場に居たのですよ! いや、わたくしのことなど覚えてくださらなくても問題はありません。今こうやって再び出逢う事ができたのですから。今日この日が二人にとって奇跡の再会という訳ですな!運命神シャウザ・ニークに祝福を……なっ! 」
俺は我慢しきれずに二人の間に強引に割り込むと、フィオナの手を握りしめて離さないジルベニスタの手を力強く払いのけた。
「今日、久しぶりに会った只の知り合いなんだろ? それにしちゃ随分と距離が近すぎじゃねぇのか……騎士団長さんよ」
俺はジルベニスタを切れ長の瞳で睨み返す。ジルベニスタは払われた手をゆっくりと下に下ろすと優雅な笑みを顔に浮かべた。
「これは失礼。我が姫にはすでに忠臣がいらっしゃったか。一体何者なのかは存じませんがね。お前、名は何と言うのだ? 覚えておいてやろう」
尊大な態度でジルベニスタが尋ねる。俺は勢い込んで自分の名前を叩きつける様に奴に告げる
「俺の名はレンジ。海棠蓮司だ! 覚えておけ……イケすかねぇ、イケメン野郎! 」
その言葉を聞いて、片方の眉をゆっくりと上げ、理解できないものでも見るかのような表情になるジルベニスタ。
「イケすかねぇイケメン? よく分からぬ方言を使う奴だ。レンジとやら、その言葉はもちろん、わたくしに対する挑戦と受け取っていいのだろうな? ふん……愚かな! 」
シャラン! と静かにジルベニスタが腰に差してある小剣を抜き、俺に向かって突くように構える。奴の周囲の空気が大きく対流するような魔力の流れを感じて俺は目を見張る。大きくジルベニスタの赤髪が揺れている!
それを見ていたエレノールが瞳を緑色に光輝かせながら言葉を放つ。
「凛とした風の精霊力を感じるわ。それがかの有名な『シルフィ・ソーン』ね。風の精霊の名を冠した優美な魔道具。噂にたがわぬ業物をお持ちのようね…」
ほう……という表情を浮かべ、エレノールに一瞬目を向けるジルベニスタ。それでも俺に対して突くような構えは崩さない。隙のないその構えに、俺は腰の包丁に手を掛けたまま動けないでいた。
✛ ✛ ✛ ✛ ✛ ✛
突然現れた不穏な空気を醸し出す王国騎士団団長ジルベニスタ。彼とガルムの関係とは……そしてレンジとの確執が広がる。一触即発の事態が平和なラベルク村を揺るがす。
そしてもう一人、レンジを注視している者がこの場に居たのだ。もちろんまだその存在には誰も気づいてはいない……
ジルベニスタはガルムに皮肉を込めて返す。
(ガルムの部隊が全滅して絶望し、何も手につかなくなり、この村でやけ酒を飲む生活を続けてしまった。それは騎士団として不名誉な行為で、除名もあり得るのではないかって。こういうことか! )
そう思いながら、俺はその赤髪のイケメンの騎士団長を上から下まで観察する。
その探るような視線に気づいたのだろう。スッと俺と目線を合わせてくる赤髪のジルベニスタ。ふと俺に向けている視線が止まったまま動かなくなる。
いや……これは俺を見ていないな。
自分の横にチラッと視線を送る。そうなんだ。ジルベニスタの視線はそちら……つまりはフィオナに注がれているんだ。
エレノールが呆れたようにため息をついた。
「美しい…まるで母上がお好きだった…白百合のような澄んだ瞳をお持ちの方…」
(おいおい。独り言なんだよなそれ。まさかフィオナに一目惚れとか? )
居るんだよ…自分でイケメンと信じて疑わない、この世の女性は全部自分を好きになるのが当然って思っているタイプの人間。俺の知り合いにも一人そういう奴が居たのを思い出し虫唾が走った。
俺の一番嫌いなタイプだ、こいつ。絶対……間違いなく好きにはなれねぇ。
「お、おい……ジル。お前」
ほら見ろ。ガルムが困惑してるぞ。こんだけ緊迫感モリモリにしておいて、その全てをここで台無しにするんかコイツは!
ジルベニスタの呆れかえるほどの熱い視線に急に見つめられ、キョトンとしているフィオナ。あれはたぶん、この状況に全く気付いてないな。
そんな俺の内心を知ってか知らずか。ジルベニスタは流れる様な動作でフィオナの右手を握りしめると、その前に片膝をついてフィオナを見上げた。そんな明らかに当然のことをしていますみたいな自然過ぎる様子を見せつけられて、俺はイライラが募る。
フィオナは急に手を取られ、びっくりしたようにジルベニスタを見つめている。おいフィオナ!いいからその手を払いのけろ!
ジルベニスタはフィオナを柔らかな視線でジッと見つめ、饒舌に話し出した。
「この清らかな美しい魔力の波動は……思い出しました。王都のアルベルト教会での式典の際にグラーチス様と一緒に演台に登っていた女性ですね。気づかず大変失礼いたしました。これほどの美貌の持ち主を今まで記憶から忘れていたなんて、何たる不覚! 人生の損失というべきですな。大変失礼ですが、白百合のような貴方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
ヤバい……このままこいつを張り倒したい衝動に駆られているぞ! その優雅に、さも当たり前のようにペラペラとしゃべりまくる口を止めやがれ。
「フィオナ・ルーセントと申します、騎士団長様。御師様……グラーチス様をご存じなのですか?あの式典では確かに、わたしもグラーチス様や妹セリナと一緒に演台に上がりました。しかし緊張でほとんど記憶が定かではありません。団長様もあの場にいらっしゃったのですね」
フィオナはジルベニスタに取られた手をどうしたらいいのかと目が泳ぎながらも、その時の様子を思い出したのだろう。確かめるように奴の質問に答えている。
「フィオナ・ルーセント……素晴らしい響きですな! 光の輝きを示すような、透明感のある響きを感じます。貴方にぴったりの名前だ」
ジルベニスタはフィオナの言葉を反芻するかのように目を瞑り、恍惚とした表情を浮かべる。その瞬間、フィオナの手をぐっと自分に向かって引き寄せると、更に顔をフィオナに近づける。フィオナは突然の出来事で、綺麗な二重の茶色の瞳を瞬たかせている。
「そう、私もあの場に居たのですよ! いや、わたくしのことなど覚えてくださらなくても問題はありません。今こうやって再び出逢う事ができたのですから。今日この日が二人にとって奇跡の再会という訳ですな!運命神シャウザ・ニークに祝福を……なっ! 」
俺は我慢しきれずに二人の間に強引に割り込むと、フィオナの手を握りしめて離さないジルベニスタの手を力強く払いのけた。
「今日、久しぶりに会った只の知り合いなんだろ? それにしちゃ随分と距離が近すぎじゃねぇのか……騎士団長さんよ」
俺はジルベニスタを切れ長の瞳で睨み返す。ジルベニスタは払われた手をゆっくりと下に下ろすと優雅な笑みを顔に浮かべた。
「これは失礼。我が姫にはすでに忠臣がいらっしゃったか。一体何者なのかは存じませんがね。お前、名は何と言うのだ? 覚えておいてやろう」
尊大な態度でジルベニスタが尋ねる。俺は勢い込んで自分の名前を叩きつける様に奴に告げる
「俺の名はレンジ。海棠蓮司だ! 覚えておけ……イケすかねぇ、イケメン野郎! 」
その言葉を聞いて、片方の眉をゆっくりと上げ、理解できないものでも見るかのような表情になるジルベニスタ。
「イケすかねぇイケメン? よく分からぬ方言を使う奴だ。レンジとやら、その言葉はもちろん、わたくしに対する挑戦と受け取っていいのだろうな? ふん……愚かな! 」
シャラン! と静かにジルベニスタが腰に差してある小剣を抜き、俺に向かって突くように構える。奴の周囲の空気が大きく対流するような魔力の流れを感じて俺は目を見張る。大きくジルベニスタの赤髪が揺れている!
それを見ていたエレノールが瞳を緑色に光輝かせながら言葉を放つ。
「凛とした風の精霊力を感じるわ。それがかの有名な『シルフィ・ソーン』ね。風の精霊の名を冠した優美な魔道具。噂にたがわぬ業物をお持ちのようね…」
ほう……という表情を浮かべ、エレノールに一瞬目を向けるジルベニスタ。それでも俺に対して突くような構えは崩さない。隙のないその構えに、俺は腰の包丁に手を掛けたまま動けないでいた。
✛ ✛ ✛ ✛ ✛ ✛
突然現れた不穏な空気を醸し出す王国騎士団団長ジルベニスタ。彼とガルムの関係とは……そしてレンジとの確執が広がる。一触即発の事態が平和なラベルク村を揺るがす。
そしてもう一人、レンジを注視している者がこの場に居たのだ。もちろんまだその存在には誰も気づいてはいない……
0
あなたにおすすめの小説
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定→七月に完結(決定)
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
スキル買います
モモん
ファンタジー
「お前との婚約を破棄する!」
ローズ聖国の国立学園第139期卒業記念パーティーの日、第3王子シュナル=ローズレアは婚約者であるレイミ・ベルナール子爵家息女に宣言した。
見習い聖女であるレイミは、実は対価と引き換えにスキルを買い取ることのできる特殊な能力を有していた。
婚約破棄を受け入れる事を対価に、王子と聖女から特殊なスキルを受け取ったレイミは、そのまま姿を消した。
レイミと王妃の一族には、数年前から続く確執があり、いずれ王子と聖女のスキル消失が判明すれば、原因がレイミとの婚約破棄にあると疑われるのは明白だ。
そして、レイミを鑑定すれば消えたスキルをレイミがもっている事は明確になってしまうからだ。
かくして、子爵令嬢の逃走劇が幕を開ける。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる