29 / 91
シーズン1 魔法使いの塔
第四章 3)黒猫と鴉
しおりを挟む
さて、市場は夕暮れ間近で閑散としていた。
まだ物売りの姿も散見出来たが、花や野菜などは朝市でしか買えないようで、私が目当てにしていた商人たちの姿はなかった。
そういうわけで花は明日、私だけ朝早く起きて買い集めることにした。
プラーヌスは旅でも自分の生活のペースを保つつもりらしく、朝に寝て夕方に起きるサイクルを変える気はないようだから。
やむを得ずというわけでもないけれど、私たちは古道具屋を探して街を歩いた。
プラーヌスは古い家具や装飾品に興味があるようだった。まだ見せてもらったことがないが、彼の部屋はそのようなもので溢れているらしい。
しかも塔という新しい住居を手に入れたのである。それを機会に、更に新しい家具を購入したいらしい。
街の中心部から、路地裏の方向に歩を進める。
古道具屋などが軒を構えているのは、表通りよりも路地裏に多いらしい。プラーヌスはそんなことを私に説明しながら、ぐんぐんと歩き進める。
「ねえ、そこ旅のお兄さんたち。蝋燭いらない? この蝋燭は、そんじゃそこらの蝋燭より、段違いに長持ちするんだ。ほら、見てよ!」
そのとき、そんなことを言いながら、私たちに声を掛けてきた少年がいた。
声変りもしていない甲高い声で、怒鳴るように話しかけて来たかと思うと、私たちの間をするりと通り抜け、ぴょんぴょん飛びように後ろ歩きしながら、商品を必死にアピールしてきた。
「本当に良い蝋燭なんだ。しかも安い。西の王宮でも使われているらしい。絶対にお得だよ」
器用にも歩きながら蝋燭に火をつける。
「ほら、きれいで強い炎でしょ?」
「蝋燭か」
あまりにも熱心なものだから、私は返事をしてやる。確かに蝋燭は塔に必要だ。あの真っ暗な塔を明るくするために大量に。
塔にどれくらい蝋燭のストックがあるか知らないが、別に腐るものでもない。数本ぐらいなら買ってもやってもいいかな。
私がそんなことを思っていると、プラーヌスが言った。
「よし、君の持っている蝋燭を全部買い取ろう」
プラーヌスはそう言うと、ふっと息を吐き、少年の手元の蝋燭の炎を吹き消した。
「え?」
私と少年は同時に声を上げる。
「全部?」
「ああ、そうだ」
「ほ、本当に?」
「ああ、しかし条件がある。黒猫と鴉を二、三匹捕まえてきて欲しい。それが出来たら、蝋燭をあるだけ買ってやる。更に金貨一枚もおまけであげよう、どうだ、やるか?」
「き、金貨一枚? や、やるよ、もちろん!」
少年は突然舞い込んできた幸運を逃して堪るものかといった表情で、今にもプラーヌスにしがみ付かんばかりに言ってきた。
「よし、出来れば明日中に捕まえて来るんだ。僕たちが泊っている宿は、シャグラン、どこだっけな?」
「えっ、えーと、確か『三匹の羊亭』だったっけ」
プラーヌスはどうしてこんなことをこの少年に依頼するのか、不思議に思いながらも答えた。
「そう、その宿屋の一番良い部屋に泊っている。そこに捕まえた黒猫と鴉を持ってくるんだ。ただし黒猫も鴉も生きたままに」
「わ、わかった、お安い御用さ!」
「ああ、待っているぞ」
蝋燭売りの少年は建物の庇に降り立った鴉を見つけ、早速それを追いかけて走っていった。
子供の力で生きたまま鴉を捕まえるのは簡単ではないだろうが、金貨一枚のためなら知恵を絞って必死に頑張ることだろう。
それだけの大金があれば、しばらく働かなくても暮らしていけるぐらいなのだから。
しかしどう考えても、金貨一枚というのはチップとして高額過ぎる。
「素直な子供だ。僕が約束を守らないかもしれないなんて疑う素振りもなかった」
プラーヌスが少年の後ろ姿を見つめながら言った。
「まさか彼が持ってきても、金貨を払わないつもりなのか?」
「いや、ちゃんと約束は守るよ。明日までに黒猫と烏が手に入れば、金貨五枚渡しても惜しくないからね。かなり利発そうな少年だった。確実に役目を果たしてくるだろう。僕は一目見て、彼を見込んだんだ」
「ああ、確かに賢そうな子供だった」
「だけど釣り合わない好条件を頭から信じるなんて、やはり子供だよ。大人だったら逆に誰も受け合うまい。それに見合った謝礼を言い渡さなければいけないし、なぜ黒猫や鴉を僕が欲しがるのか余計な忖度をしてくるだろう」
「ああ、それはそうかもしれない。プラーヌス、僕がまさにその余計な忖度をしたがる大人だよ、いったい黒猫とか鴉なんて集めてどうするつもりだよ?」
プラーヌスに、黒猫や鴉なんて動物を愛する趣味があるなんて聞いたこともない。
「拡張子として使うんだよ」
プラーヌスが私の質問にそう答えた。
「何だい、それは。聞き慣れない言葉だけど・・・」
「いわば魔法の道具さ。黒猫や鴉が、僕の手先のように勝手に働いてくれると説明すればわかりやすいだろうか」
「わからないな、それでも」
「黒猫や鴉も、バルザ殿を仲間にするために必要なのさ」
「黒猫や鴉が?」
「ああ、これまでも既に何匹か拡張子を放っている。今でもそれらは、僕のために頑張って働いているはずさ」
そのとき初めて、私はプラーヌスが何度か繰り返し言っていた、「バルザ殿を仲間にするという言葉」に、どことなく邪悪な響きも込められているような気がした。
だって普通に仲間にするのに、このような魔法の細工が必要だろうか?
プラーヌスは何か良からぬことを企んでいるような気がしたのだ。
「プラーヌス、そこのところ、もうちょっと詳しく話してくれないだろうか?」
私は足を止めて彼にそう言った。
「うん?」
プラーヌスは私の真剣な表情に気づいて、肩をすくめた。「まあ、君も少しはわかっているだろ? バルザなんて大物が、塔の番人を喜んで勤めるはずがないことを」
そんなこと当たり前だ。名だたる騎士が魔法使いの塔の番人など、どれだけ金貨を積まれてもやりたがりはしない。
まして相手は世界に勇名の轟くバルザ殿である。わざわざプラーヌスから教えられるまでもないことだ。
「だけど僕は、バルザ殿を嫌々引きずり込むつもりもない。彼が心から塔の番人を勤めたくなるように仕向けるのに、幾らか細工を施す必要があるってことだよ。別に悪いことじゃないさ」
プラーヌスは立ち止まっている私を放って、さっさと先に歩いていった。
「何も知らないまま、悪の片棒を担がされるのは嫌だよ」
私は慌てて彼の後を追いながら言った。
「ああ、君に悪が似合わないことは僕もよく知っている。何も心配することはないさ」
私はもう少しこのことを追及しようと思ったが、プラーヌスはもう聞く耳を持たないといった態度でぐんぐんと歩いていった。
結局、それでこの話題は終わってしまった。
どうやら上手く誤魔化されたようだ。それにかねてからバルザ殿のことを話すとき、プラーヌスは本当に楽しそうにしているので、そういう意味でもこのことを執拗に追及する気になれなかった。
しかし私が釈然としない気分を感じたことは事実である。
まだ物売りの姿も散見出来たが、花や野菜などは朝市でしか買えないようで、私が目当てにしていた商人たちの姿はなかった。
そういうわけで花は明日、私だけ朝早く起きて買い集めることにした。
プラーヌスは旅でも自分の生活のペースを保つつもりらしく、朝に寝て夕方に起きるサイクルを変える気はないようだから。
やむを得ずというわけでもないけれど、私たちは古道具屋を探して街を歩いた。
プラーヌスは古い家具や装飾品に興味があるようだった。まだ見せてもらったことがないが、彼の部屋はそのようなもので溢れているらしい。
しかも塔という新しい住居を手に入れたのである。それを機会に、更に新しい家具を購入したいらしい。
街の中心部から、路地裏の方向に歩を進める。
古道具屋などが軒を構えているのは、表通りよりも路地裏に多いらしい。プラーヌスはそんなことを私に説明しながら、ぐんぐんと歩き進める。
「ねえ、そこ旅のお兄さんたち。蝋燭いらない? この蝋燭は、そんじゃそこらの蝋燭より、段違いに長持ちするんだ。ほら、見てよ!」
そのとき、そんなことを言いながら、私たちに声を掛けてきた少年がいた。
声変りもしていない甲高い声で、怒鳴るように話しかけて来たかと思うと、私たちの間をするりと通り抜け、ぴょんぴょん飛びように後ろ歩きしながら、商品を必死にアピールしてきた。
「本当に良い蝋燭なんだ。しかも安い。西の王宮でも使われているらしい。絶対にお得だよ」
器用にも歩きながら蝋燭に火をつける。
「ほら、きれいで強い炎でしょ?」
「蝋燭か」
あまりにも熱心なものだから、私は返事をしてやる。確かに蝋燭は塔に必要だ。あの真っ暗な塔を明るくするために大量に。
塔にどれくらい蝋燭のストックがあるか知らないが、別に腐るものでもない。数本ぐらいなら買ってもやってもいいかな。
私がそんなことを思っていると、プラーヌスが言った。
「よし、君の持っている蝋燭を全部買い取ろう」
プラーヌスはそう言うと、ふっと息を吐き、少年の手元の蝋燭の炎を吹き消した。
「え?」
私と少年は同時に声を上げる。
「全部?」
「ああ、そうだ」
「ほ、本当に?」
「ああ、しかし条件がある。黒猫と鴉を二、三匹捕まえてきて欲しい。それが出来たら、蝋燭をあるだけ買ってやる。更に金貨一枚もおまけであげよう、どうだ、やるか?」
「き、金貨一枚? や、やるよ、もちろん!」
少年は突然舞い込んできた幸運を逃して堪るものかといった表情で、今にもプラーヌスにしがみ付かんばかりに言ってきた。
「よし、出来れば明日中に捕まえて来るんだ。僕たちが泊っている宿は、シャグラン、どこだっけな?」
「えっ、えーと、確か『三匹の羊亭』だったっけ」
プラーヌスはどうしてこんなことをこの少年に依頼するのか、不思議に思いながらも答えた。
「そう、その宿屋の一番良い部屋に泊っている。そこに捕まえた黒猫と鴉を持ってくるんだ。ただし黒猫も鴉も生きたままに」
「わ、わかった、お安い御用さ!」
「ああ、待っているぞ」
蝋燭売りの少年は建物の庇に降り立った鴉を見つけ、早速それを追いかけて走っていった。
子供の力で生きたまま鴉を捕まえるのは簡単ではないだろうが、金貨一枚のためなら知恵を絞って必死に頑張ることだろう。
それだけの大金があれば、しばらく働かなくても暮らしていけるぐらいなのだから。
しかしどう考えても、金貨一枚というのはチップとして高額過ぎる。
「素直な子供だ。僕が約束を守らないかもしれないなんて疑う素振りもなかった」
プラーヌスが少年の後ろ姿を見つめながら言った。
「まさか彼が持ってきても、金貨を払わないつもりなのか?」
「いや、ちゃんと約束は守るよ。明日までに黒猫と烏が手に入れば、金貨五枚渡しても惜しくないからね。かなり利発そうな少年だった。確実に役目を果たしてくるだろう。僕は一目見て、彼を見込んだんだ」
「ああ、確かに賢そうな子供だった」
「だけど釣り合わない好条件を頭から信じるなんて、やはり子供だよ。大人だったら逆に誰も受け合うまい。それに見合った謝礼を言い渡さなければいけないし、なぜ黒猫や鴉を僕が欲しがるのか余計な忖度をしてくるだろう」
「ああ、それはそうかもしれない。プラーヌス、僕がまさにその余計な忖度をしたがる大人だよ、いったい黒猫とか鴉なんて集めてどうするつもりだよ?」
プラーヌスに、黒猫や鴉なんて動物を愛する趣味があるなんて聞いたこともない。
「拡張子として使うんだよ」
プラーヌスが私の質問にそう答えた。
「何だい、それは。聞き慣れない言葉だけど・・・」
「いわば魔法の道具さ。黒猫や鴉が、僕の手先のように勝手に働いてくれると説明すればわかりやすいだろうか」
「わからないな、それでも」
「黒猫や鴉も、バルザ殿を仲間にするために必要なのさ」
「黒猫や鴉が?」
「ああ、これまでも既に何匹か拡張子を放っている。今でもそれらは、僕のために頑張って働いているはずさ」
そのとき初めて、私はプラーヌスが何度か繰り返し言っていた、「バルザ殿を仲間にするという言葉」に、どことなく邪悪な響きも込められているような気がした。
だって普通に仲間にするのに、このような魔法の細工が必要だろうか?
プラーヌスは何か良からぬことを企んでいるような気がしたのだ。
「プラーヌス、そこのところ、もうちょっと詳しく話してくれないだろうか?」
私は足を止めて彼にそう言った。
「うん?」
プラーヌスは私の真剣な表情に気づいて、肩をすくめた。「まあ、君も少しはわかっているだろ? バルザなんて大物が、塔の番人を喜んで勤めるはずがないことを」
そんなこと当たり前だ。名だたる騎士が魔法使いの塔の番人など、どれだけ金貨を積まれてもやりたがりはしない。
まして相手は世界に勇名の轟くバルザ殿である。わざわざプラーヌスから教えられるまでもないことだ。
「だけど僕は、バルザ殿を嫌々引きずり込むつもりもない。彼が心から塔の番人を勤めたくなるように仕向けるのに、幾らか細工を施す必要があるってことだよ。別に悪いことじゃないさ」
プラーヌスは立ち止まっている私を放って、さっさと先に歩いていった。
「何も知らないまま、悪の片棒を担がされるのは嫌だよ」
私は慌てて彼の後を追いながら言った。
「ああ、君に悪が似合わないことは僕もよく知っている。何も心配することはないさ」
私はもう少しこのことを追及しようと思ったが、プラーヌスはもう聞く耳を持たないといった態度でぐんぐんと歩いていった。
結局、それでこの話題は終わってしまった。
どうやら上手く誤魔化されたようだ。それにかねてからバルザ殿のことを話すとき、プラーヌスは本当に楽しそうにしているので、そういう意味でもこのことを執拗に追及する気になれなかった。
しかし私が釈然としない気分を感じたことは事実である。
0
あなたにおすすめの小説
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる