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2 Blue Brain BBomber
#2β
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目の前で起きた
出来事に呆気に取られていた俺達だったが、すぐに我に返り、身構える。
「なんだお前らぁ!?」
「おっと、動かないでね。動くとこの子みたいになるよ」
そう言って長銃を持つ黒い女が指差した先、バンの入り口には頭を吹き飛ばされ絶命しているBの姿があった。その光景を見て、俺は絶句した。と、突然Bの死体から黒い染みのようなものが広がり、蜘蛛のような手足を持つ円柱状の物体へと姿を変えていく!
「なんじゃこれ……」
そして次の瞬間、ソレは爆発するように体を広げ、バン全体を包み込むように覆い尽くした!
「なんじゃこりゃあ!」
「こいつは、まずいな……」
槍を持った黒い女が呟くと同時にズイ、と俺を後ろに
下がらせ、手に持っていた槍を構える。すると、それに呼応するように、黒い柱の中から無数の触手が伸びてきた!
「終わるまでどっかに隠れてろ!下のスタバとかっ!」
そう言うと同時に彼女は俺を遥か後ろに置き去りにして一瞬で蠢く黒い柱に突撃する。
「おらぁぁぁぁ!!!」
長銃を持った黒い女の援護射撃を受け、気合い一閃、黒い柱の触手を根こそぎ刈り取った。
「ねぇ~クロエ~~!もうすぐ弾切れなんだけど~!!」
長銃の女が場違いな調子で槍の女に呼び掛ける
「うるさい!少し黙ってろ!クマの説明聞いてなかったのか!?」
そう言いつつ、槍の女が素早く黒い柱に近づき、槍で黒い柱の急所『核』を刺し貫く。
すると黒い柱は、のたうつように大きく波打った後、すると黒い柱は、のたうつように大きく波打ったあと痙攣を
おこし、やがて動きを止めた。
「よし、これで終わりだな……大丈夫か?」
そう言って俺の方に駆け寄って来る彼女の姿を見た俺は、思わず息を飲んでしまう。
(なんて綺麗な人だろう……)
「おい、どうした?どこか怪我でもしたか?」
俺はハッとして慌てて首を振る。見惚れてしまったようだ。
「そっか、ならいいけど……」
俺が落ち着きを取り戻したところで改めて彼女と向き合う。
「すいませーん、私たち『病院』の方から来ましたー。少しお時間よろしいですか?」
と、突然、ライフル女が俺に話しかけてくる。
「えっ?病院の……?」
俺がそう聞き返そうと口を開きかけた瞬間、割って入った槍の女がライフル女の肩を乱暴に掴んだ。
「痛っ!!ちょっと何すんの!?や~め~て~よ~!」
「バカ!お前いきなりなにやってんだ!?」
「だってぇ~こんな可愛い男の子久しぶりだしぃ~♪」
「アホか!お前のせいでこいつ怯えてんぞ!」
俺が二人のやり取りに呆れていたその時、背後で「グシャ」と音がした。
ふり返ると、そこにはあの黒い塊がいた。
「なっ!?」
黒い塊は真っ二つに割けた体を器用に動かし槍の女に飛びかかると、そのまま
彼女を飲み込んでしまった。
「キモッ!!さすがにこれはないわ……」ライフル女が僕を庇いつつそう呟いた。
出来事に呆気に取られていた俺達だったが、すぐに我に返り、身構える。
「なんだお前らぁ!?」
「おっと、動かないでね。動くとこの子みたいになるよ」
そう言って長銃を持つ黒い女が指差した先、バンの入り口には頭を吹き飛ばされ絶命しているBの姿があった。その光景を見て、俺は絶句した。と、突然Bの死体から黒い染みのようなものが広がり、蜘蛛のような手足を持つ円柱状の物体へと姿を変えていく!
「なんじゃこれ……」
そして次の瞬間、ソレは爆発するように体を広げ、バン全体を包み込むように覆い尽くした!
「なんじゃこりゃあ!」
「こいつは、まずいな……」
槍を持った黒い女が呟くと同時にズイ、と俺を後ろに
下がらせ、手に持っていた槍を構える。すると、それに呼応するように、黒い柱の中から無数の触手が伸びてきた!
「終わるまでどっかに隠れてろ!下のスタバとかっ!」
そう言うと同時に彼女は俺を遥か後ろに置き去りにして一瞬で蠢く黒い柱に突撃する。
「おらぁぁぁぁ!!!」
長銃を持った黒い女の援護射撃を受け、気合い一閃、黒い柱の触手を根こそぎ刈り取った。
「ねぇ~クロエ~~!もうすぐ弾切れなんだけど~!!」
長銃の女が場違いな調子で槍の女に呼び掛ける
「うるさい!少し黙ってろ!クマの説明聞いてなかったのか!?」
そう言いつつ、槍の女が素早く黒い柱に近づき、槍で黒い柱の急所『核』を刺し貫く。
すると黒い柱は、のたうつように大きく波打った後、すると黒い柱は、のたうつように大きく波打ったあと痙攣を
おこし、やがて動きを止めた。
「よし、これで終わりだな……大丈夫か?」
そう言って俺の方に駆け寄って来る彼女の姿を見た俺は、思わず息を飲んでしまう。
(なんて綺麗な人だろう……)
「おい、どうした?どこか怪我でもしたか?」
俺はハッとして慌てて首を振る。見惚れてしまったようだ。
「そっか、ならいいけど……」
俺が落ち着きを取り戻したところで改めて彼女と向き合う。
「すいませーん、私たち『病院』の方から来ましたー。少しお時間よろしいですか?」
と、突然、ライフル女が俺に話しかけてくる。
「えっ?病院の……?」
俺がそう聞き返そうと口を開きかけた瞬間、割って入った槍の女がライフル女の肩を乱暴に掴んだ。
「痛っ!!ちょっと何すんの!?や~め~て~よ~!」
「バカ!お前いきなりなにやってんだ!?」
「だってぇ~こんな可愛い男の子久しぶりだしぃ~♪」
「アホか!お前のせいでこいつ怯えてんぞ!」
俺が二人のやり取りに呆れていたその時、背後で「グシャ」と音がした。
ふり返ると、そこにはあの黒い塊がいた。
「なっ!?」
黒い塊は真っ二つに割けた体を器用に動かし槍の女に飛びかかると、そのまま
彼女を飲み込んでしまった。
「キモッ!!さすがにこれはないわ……」ライフル女が僕を庇いつつそう呟いた。
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