1,233 / 1,861
発展と鍛錬
PHASE-1233【お前……ねぇ……】
しおりを挟む
「くそっ!」
と、悔しそうに声を漏らしつつ、長物の優位性がない間合いまで入り込まれれば、直ぐさま手放しての徒手空拳のスタイル。
窮していても切り替えはしっかりとしている。
まあ――、
「有利なのはこっちだけどね」
迎撃のために拳を構えるけども、この距離は俺の木刀の間合い。
構えることで腕が上がれば、がら空きとなる箇所も生まれる。
そこへと目がけ――、
「胴!」
と発し、諸手に握る二本の木刀で胴打ち。
レザーアーマーを装備してはいるが、襲われる鈍痛には耐えられなかったようで、両膝をついてからのダウン。
横目でそれを確認しつつ、味方の長物振り回しで咄嗟に距離をとったことで体勢が崩れている二人に一気に迫って――ダウンさせる。
連携がとれるメンバーを先に潰しておくことに注力し、コルレオンは二の次。
「マイヤ」
と、名を発せば、ダウンした三人に下がるように指示。
「う~ん。しかし駄目だな」
俺の発言に、下がる三人がビクリと体を震わせる。
「いや、違うよ。君たちの事じゃないよ」
二本の木刀で攻撃を繰り出す時、どうしても同方向に振ってしまう事の反省だよ。
これだと一本を両手持ちで使用した方がいいからね。
その事をちゃんと説明しようとしたところで――、
「本当にダメダメですね」
と、コクリコ。
「背後からの急襲が鈍い! なんですかあの足運びは! だから反撃に転じられるのです。やると決めたなら、たとえ背後からだろうともしっかりと狙いなさい! 先ほどの私の発言がまったく活かされていないですよ!」
継げば三人の新人さんは肩を落としながら下がっていった。
背後からはどうしても躊躇ってのがあるようだな。
コクリコの発言には肯定するけど、デミタスに対して不意を突いて後ろから攻めた時、恰好の悪いことだと思ったのも事実。
なので俺はここでは強く言うまい。
コクリコの姉御に代わりに叱っていただこう。
「しかし瞬く間に三人を倒してしまうとは、流石は我がパーティーの勇者だと思ってあげましょう」
「なぜそんなに上からなんだよ……。ですが素晴らしかったですよ会頭」
強者二人からは称賛が送られるが、自分の二刀の使い方を考えれば素晴らしいとは思えなかった。
三人が退場する間、二人の動きは止まっている。
躊躇せずに背後からしっかりと狙えとか言うわりには、退場する間は動きを止めるコクリコも大概お甘いようで。
この間にしっかりと呼吸を整えさせてもらう。
俺に一呼吸おける時間を与えたことを後悔させてやろうじゃないか。
まあ、不気味なくらいに余裕の笑みを湛えている事からして、コクリコは次なる一手を考えているといったところか。
「コルレオン。一度、距離を取りなさい。しっかりと包囲する形で」
「分かりました!」
直ぐさま次の一手に移るコクリコ。しっかりと俯瞰から状況を見ることが出来るのは優秀な証。
コクリコって周囲に的確な指揮を出せるタイプだよな。
最前線での指揮が適正だったりしてな。
――……後衛職なのに、どんだけセンスは前衛向きなんだよ……。
それはさておき――、
「すでに三人には退場してもらった。つまりは半分を倒したってわけだ。意識を削がれるのも半減だな。お前たちに集中して……対……応」
――……せっかくこっちもドヤって言ってるんだからさ、コクリコにはしっかりと俺の発言を耳に入れてもらいたいんだけど……。
俺を見ることなく、明後日の方向に頭を向けている。
――見てるのはマイヤ――の横に立つランシェルか?
なんだ? こちらの意識を散らして隙でも窺っているのかな?
と、思っていれば――、
「ランシェルも参加していいのですよ」
「おいおい、この戦いは増援ありなのかよ」
即、異議を申し立てる。
「何を言っているのです。実戦では敵の増援、連戦は当たり前。トールはいくつもの戦いでそれを経験しているでしょうに」
と、コクリコは正論を述べてくる。
「ランシェル」
訓練とはいえ実戦を模した戦い方を学ぶのは正しい。
なのでここは常識人であるランシェルの行動を信じたい。
信じたいからこそ、名前だけを口にするといったものだ。それ以上は言わなくても分かるよな。って意味だからね。
「参加となれば私はトール様にご助力します」
流石はランシェル。俺の思っていた通りの発言をしてくれる。
「墓穴を掘ったなコクリコよ。お前は味方を得たのではなく、強敵を招き入れたのだよ」
鼻で笑いつつ言ってやれば、
「フッ」
と、鼻で笑って返してくる。
その余裕を砕いてくれようとコクリコへ向かって助走。
ランシェルを見れば俺の動きに呼応し、同ターゲットに向かって駆けてくれる。
「この勝負、もろたでコクリコ!」
「ランシェル。我々の方へと参加し勝利する事が出来たならば、トールと一緒に楽しい一日を過ごせるという権利を確約しましょう」
「――は?」
急に何を言い出すのかな?
「畏まりました」
「――はぁ!?」
呼応してコクリコへと仕掛けてくれるように動いていたメイドの足の方向が、俺へと変わる。
これに反応するようにコクリコが動き、ドッセン・バーグとコルレオンも俺へと距離を詰めて包囲を狭めてくる。
先駆けは――、
「ちぃ!」
ランシェルの正拳突き。
華奢な体からは想像が出来ない大気を切るような鋭い拳打には、冷や汗が噴き出てしまう。
さっきの新人さんの拳とは速度も威力も天壌の差。
不細工な前回り受け身から即立ち上がり、包囲が狭まりきる前になんとか脱す。
包囲から横隊へと隊列を変更。俺と相対するコクリコの笑みは先ほど以上に不敵なものへと変わっていた。
が――、今はそこには触れまい。
「ランシェル! 即座に裏切ってくれたな! 呂布もビックリする早さだよ!」
「申し訳ありません。条件があまりにも魅力的でしたので」
俺と楽しく一日を過ごすってのが魅力的な条件ってので翻るなんて嬉しいじゃないか……。
お前が女の子なら裏切ることも許せたし、むしろ男として誉れでもあったがな……。
と、悔しそうに声を漏らしつつ、長物の優位性がない間合いまで入り込まれれば、直ぐさま手放しての徒手空拳のスタイル。
窮していても切り替えはしっかりとしている。
まあ――、
「有利なのはこっちだけどね」
迎撃のために拳を構えるけども、この距離は俺の木刀の間合い。
構えることで腕が上がれば、がら空きとなる箇所も生まれる。
そこへと目がけ――、
「胴!」
と発し、諸手に握る二本の木刀で胴打ち。
レザーアーマーを装備してはいるが、襲われる鈍痛には耐えられなかったようで、両膝をついてからのダウン。
横目でそれを確認しつつ、味方の長物振り回しで咄嗟に距離をとったことで体勢が崩れている二人に一気に迫って――ダウンさせる。
連携がとれるメンバーを先に潰しておくことに注力し、コルレオンは二の次。
「マイヤ」
と、名を発せば、ダウンした三人に下がるように指示。
「う~ん。しかし駄目だな」
俺の発言に、下がる三人がビクリと体を震わせる。
「いや、違うよ。君たちの事じゃないよ」
二本の木刀で攻撃を繰り出す時、どうしても同方向に振ってしまう事の反省だよ。
これだと一本を両手持ちで使用した方がいいからね。
その事をちゃんと説明しようとしたところで――、
「本当にダメダメですね」
と、コクリコ。
「背後からの急襲が鈍い! なんですかあの足運びは! だから反撃に転じられるのです。やると決めたなら、たとえ背後からだろうともしっかりと狙いなさい! 先ほどの私の発言がまったく活かされていないですよ!」
継げば三人の新人さんは肩を落としながら下がっていった。
背後からはどうしても躊躇ってのがあるようだな。
コクリコの発言には肯定するけど、デミタスに対して不意を突いて後ろから攻めた時、恰好の悪いことだと思ったのも事実。
なので俺はここでは強く言うまい。
コクリコの姉御に代わりに叱っていただこう。
「しかし瞬く間に三人を倒してしまうとは、流石は我がパーティーの勇者だと思ってあげましょう」
「なぜそんなに上からなんだよ……。ですが素晴らしかったですよ会頭」
強者二人からは称賛が送られるが、自分の二刀の使い方を考えれば素晴らしいとは思えなかった。
三人が退場する間、二人の動きは止まっている。
躊躇せずに背後からしっかりと狙えとか言うわりには、退場する間は動きを止めるコクリコも大概お甘いようで。
この間にしっかりと呼吸を整えさせてもらう。
俺に一呼吸おける時間を与えたことを後悔させてやろうじゃないか。
まあ、不気味なくらいに余裕の笑みを湛えている事からして、コクリコは次なる一手を考えているといったところか。
「コルレオン。一度、距離を取りなさい。しっかりと包囲する形で」
「分かりました!」
直ぐさま次の一手に移るコクリコ。しっかりと俯瞰から状況を見ることが出来るのは優秀な証。
コクリコって周囲に的確な指揮を出せるタイプだよな。
最前線での指揮が適正だったりしてな。
――……後衛職なのに、どんだけセンスは前衛向きなんだよ……。
それはさておき――、
「すでに三人には退場してもらった。つまりは半分を倒したってわけだ。意識を削がれるのも半減だな。お前たちに集中して……対……応」
――……せっかくこっちもドヤって言ってるんだからさ、コクリコにはしっかりと俺の発言を耳に入れてもらいたいんだけど……。
俺を見ることなく、明後日の方向に頭を向けている。
――見てるのはマイヤ――の横に立つランシェルか?
なんだ? こちらの意識を散らして隙でも窺っているのかな?
と、思っていれば――、
「ランシェルも参加していいのですよ」
「おいおい、この戦いは増援ありなのかよ」
即、異議を申し立てる。
「何を言っているのです。実戦では敵の増援、連戦は当たり前。トールはいくつもの戦いでそれを経験しているでしょうに」
と、コクリコは正論を述べてくる。
「ランシェル」
訓練とはいえ実戦を模した戦い方を学ぶのは正しい。
なのでここは常識人であるランシェルの行動を信じたい。
信じたいからこそ、名前だけを口にするといったものだ。それ以上は言わなくても分かるよな。って意味だからね。
「参加となれば私はトール様にご助力します」
流石はランシェル。俺の思っていた通りの発言をしてくれる。
「墓穴を掘ったなコクリコよ。お前は味方を得たのではなく、強敵を招き入れたのだよ」
鼻で笑いつつ言ってやれば、
「フッ」
と、鼻で笑って返してくる。
その余裕を砕いてくれようとコクリコへ向かって助走。
ランシェルを見れば俺の動きに呼応し、同ターゲットに向かって駆けてくれる。
「この勝負、もろたでコクリコ!」
「ランシェル。我々の方へと参加し勝利する事が出来たならば、トールと一緒に楽しい一日を過ごせるという権利を確約しましょう」
「――は?」
急に何を言い出すのかな?
「畏まりました」
「――はぁ!?」
呼応してコクリコへと仕掛けてくれるように動いていたメイドの足の方向が、俺へと変わる。
これに反応するようにコクリコが動き、ドッセン・バーグとコルレオンも俺へと距離を詰めて包囲を狭めてくる。
先駆けは――、
「ちぃ!」
ランシェルの正拳突き。
華奢な体からは想像が出来ない大気を切るような鋭い拳打には、冷や汗が噴き出てしまう。
さっきの新人さんの拳とは速度も威力も天壌の差。
不細工な前回り受け身から即立ち上がり、包囲が狭まりきる前になんとか脱す。
包囲から横隊へと隊列を変更。俺と相対するコクリコの笑みは先ほど以上に不敵なものへと変わっていた。
が――、今はそこには触れまい。
「ランシェル! 即座に裏切ってくれたな! 呂布もビックリする早さだよ!」
「申し訳ありません。条件があまりにも魅力的でしたので」
俺と楽しく一日を過ごすってのが魅力的な条件ってので翻るなんて嬉しいじゃないか……。
お前が女の子なら裏切ることも許せたし、むしろ男として誉れでもあったがな……。
1
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
冷遇された聖女の結末
菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる