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右側注意
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貴方の右側、本当に大丈夫ですか。それが無機物、有機物にしろ、貴方に危害を加えませんか。次は貴方の番ですよ。
登校前に流れるいつものニュース。なんら変わりないふざけた内容に呆れながら電源を切る。そろそろ時間か。嘆息すれば隣に置いてあった鞄を担ぐ。そもそも右側に注意しろと報するが、今まで注意すべきと考えるような出来事は一度もなかった。ただ、毎回毎回、自分に囁きかけるように「貴方の番」というものだから、臆病な自分は気になって、どうにも右側を避けてしまう。お陰で隣席に座るクラスメイトとの仲はあまりよくないし、それもあってか友達も少ない。まあ、話し相手を友達とするのは、随分と違うのだろうが。
だから、今日も左側を通っていくのだが、生憎と左側には日が照っていて、通ることができない。別段気にするほどでもないのだが、自分は陽が苦手なのだ。左側をわざわざ通る訳はないのだから、今日は右側を歩くことにしよう。もしも何も起こらなければそれは自信になるだろうから。
言い訳じみたことを並び立てれば、いつもと違い道の右側をゆく。それからしばらくするも、何も起こらないのだから、警戒していた自分も段々と緩んでくる。なんだ、結局はデマであったのか、と。そういった油断を狙っていたのかもしれない。唐突に積み木が一つ、二つと落ちてきて、危うく頭に当たりかけた。まあ、このくらいたまにはあるだろうと思えば、二つ積み木を拾う。さて、このまま置いておいてもいいものかと迷えば、やはりそれは不親切だろうし、逡巡したものの結局は持ち主に渡すことにした。
「あのー! 積み木が落ちましたよ!」
声を上げるとすぐさま、今から降ります、待っていてください。と返答をもらう。扉が開けば、妙齢の女性が現れ、感謝の言葉とともに頭を下げた。自分は少し狼狽しながら、どういたしましてと無難に返事すれば、二つ積み木を渡してやる。自分は学校があるのでと別れを告げるも、未だこちらを見ており、手すら降っている。それを少しこそばゆいと感じつつも、些細なことでも本心から感謝できる、仁義ある人だと思い、嬉しくもあった。
こんないいことがあるのならば右側も悪くない。そう思っていると、またもや不慮の事故と対面する。水溜りに足を滑らせたのだ。それでも先ほどの件もあり、ドジったのだろうと自己完結。服が濡れてしまったなあと困り顔をするも、まあいいかと開き直った。少し気持ちが悪いが、気にして家に帰るも体を拭いて服を変えられるほどの余裕はない。服の襟を何度も引っ張っていると、直前をバイクが通り過ぎた。もう少し遅ければ轢かれていただろう距離。全く我ながら不注意さに呆れる。直前が十字路であることは身に染みて理解しているはずだというのに。少し額から流れた汗を拭えば、すぐさま歩き出す、全く、信号がないのは不便だ。そう愚痴りながら。
ここまで小説という体裁を保ち書いてきましたが、要は自己紹介です。要は、と使いましたが、それはこの小説が自己紹介、というわけではなく、この話を書いた目的が自己紹介、となります。
さて、そんなことしなくてもいいだろと、不幸にも閲覧してしまった方々は思うかもしれません。あまりに不愉快でしたら、どうぞ感想欄に消去を求めるメッセージをよろしくお願いします。
では、まず。名前はNigerCamelia。直訳ですが、黒椿を意味しているはずです。ある人物を基にしているのですが、はて。気づく人はいますでしょうか。
短いですが、現実ではないので、名前の紹介程度になるのは仕方がありません。随分後になるでしょうが、書きだめを吐き出していく所存です。よろしくお願いします。
登校前に流れるいつものニュース。なんら変わりないふざけた内容に呆れながら電源を切る。そろそろ時間か。嘆息すれば隣に置いてあった鞄を担ぐ。そもそも右側に注意しろと報するが、今まで注意すべきと考えるような出来事は一度もなかった。ただ、毎回毎回、自分に囁きかけるように「貴方の番」というものだから、臆病な自分は気になって、どうにも右側を避けてしまう。お陰で隣席に座るクラスメイトとの仲はあまりよくないし、それもあってか友達も少ない。まあ、話し相手を友達とするのは、随分と違うのだろうが。
だから、今日も左側を通っていくのだが、生憎と左側には日が照っていて、通ることができない。別段気にするほどでもないのだが、自分は陽が苦手なのだ。左側をわざわざ通る訳はないのだから、今日は右側を歩くことにしよう。もしも何も起こらなければそれは自信になるだろうから。
言い訳じみたことを並び立てれば、いつもと違い道の右側をゆく。それからしばらくするも、何も起こらないのだから、警戒していた自分も段々と緩んでくる。なんだ、結局はデマであったのか、と。そういった油断を狙っていたのかもしれない。唐突に積み木が一つ、二つと落ちてきて、危うく頭に当たりかけた。まあ、このくらいたまにはあるだろうと思えば、二つ積み木を拾う。さて、このまま置いておいてもいいものかと迷えば、やはりそれは不親切だろうし、逡巡したものの結局は持ち主に渡すことにした。
「あのー! 積み木が落ちましたよ!」
声を上げるとすぐさま、今から降ります、待っていてください。と返答をもらう。扉が開けば、妙齢の女性が現れ、感謝の言葉とともに頭を下げた。自分は少し狼狽しながら、どういたしましてと無難に返事すれば、二つ積み木を渡してやる。自分は学校があるのでと別れを告げるも、未だこちらを見ており、手すら降っている。それを少しこそばゆいと感じつつも、些細なことでも本心から感謝できる、仁義ある人だと思い、嬉しくもあった。
こんないいことがあるのならば右側も悪くない。そう思っていると、またもや不慮の事故と対面する。水溜りに足を滑らせたのだ。それでも先ほどの件もあり、ドジったのだろうと自己完結。服が濡れてしまったなあと困り顔をするも、まあいいかと開き直った。少し気持ちが悪いが、気にして家に帰るも体を拭いて服を変えられるほどの余裕はない。服の襟を何度も引っ張っていると、直前をバイクが通り過ぎた。もう少し遅ければ轢かれていただろう距離。全く我ながら不注意さに呆れる。直前が十字路であることは身に染みて理解しているはずだというのに。少し額から流れた汗を拭えば、すぐさま歩き出す、全く、信号がないのは不便だ。そう愚痴りながら。
ここまで小説という体裁を保ち書いてきましたが、要は自己紹介です。要は、と使いましたが、それはこの小説が自己紹介、というわけではなく、この話を書いた目的が自己紹介、となります。
さて、そんなことしなくてもいいだろと、不幸にも閲覧してしまった方々は思うかもしれません。あまりに不愉快でしたら、どうぞ感想欄に消去を求めるメッセージをよろしくお願いします。
では、まず。名前はNigerCamelia。直訳ですが、黒椿を意味しているはずです。ある人物を基にしているのですが、はて。気づく人はいますでしょうか。
短いですが、現実ではないので、名前の紹介程度になるのは仕方がありません。随分後になるでしょうが、書きだめを吐き出していく所存です。よろしくお願いします。
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