ご主人ハジメの観察日記

はなを

文字の大きさ
1 / 4

初めに

しおりを挟む
僕はペンギンのペン太。チュートリアルの本から動物へと変化したんだ。飼い主はハジメ。僕とハジメは太陽系第3惑星の地球の日本ていうところ出身なんだけど、ハジメは逆恨みされて死んだんだ。

人は良いことをして死んじゃうと、たまに魂の昇華ってやつを起こすんだって。昇華っていうのは偉くなることなんだよ。それをいっぱい繰り返して神様に近づくらしいんだ。人は一回死ぬと何年、何十年、何百年か魂のまま過ごして、それから生まれ変わるんだって。神様が言うには、それを何京回やることになるらしんだ。生き物って本当に大変だよねぇ。僕は違うからそんな面倒ちぃことはしなくてもいいのは有難いんだけどね。

ハジメは15回目くらいの昇華ってやつだったらしいんだけど、15回目にしてはまぁまぁいい感じみたい。神様がそう言っていたからね。だからラス=シャムラの神様たちに頼まれて、日本の神様たちは渋々とこの世界へ送ったみたい。こうなったら良いことなのか悪いことなのか良く分からないよね。頑張ってお仕事してその場所で成果が出てるのに別の部署に飛ばされるみたいな・・・。ハジメからしたらアンラッキーかもねー。まぁそういう事情で僕は神様からハジメの導き手兼助手といったものになるように言われたんだよねー。

まぁそういう訳でハンドブックからペンギンの僕が生まれたんだよね。アイテムボックスが僕になったらどうなるか聞いてみたことがあるんだけど、口から物を出し入れするようになるんだって・・・・。ハンドブックから変化して良かったとしみじみ思っちゃった。

僕にはまだ名前がなかったから、ハジメにお願いしたんだ。

「よっ。初めましてご主人。ペンギンだよ。名前付けて欲しいんだけど。いつまでもハンドブックじゃ嫌だなぁ」

って。そしたら小一時間悩んだ挙句付けられた名前が『ペン太』だよー。ハジメって名づけセンス死んでるよねー。まぁいいんだけどさー。自分で歩けて、喋れるってやっぱりすごいことだよね。今までは色々思ってても、伝えられなかったからねー。体があるって素敵だよねぇ。飛べるし、ハジメの頭乗れるし、歩けるしー。

あ、そうそう。僕って手乗りサイズのペンギンなんだよ。正確に言うとペンギン目、コビトンギン属コビトペンギンの亜種になるらしいんだけどね。フェアリーペンギンとも呼ばれることもあるんだよ。精霊に近いってことは当てはまるんだけどね。まぁ、手乗りペンギンで覚えて貰えたらいいかなぁ。

僕が体がある嬉しさを思っている間、散々モフられたんだけど、ハジメって自分のステータスあまり確認しないんだよねー。まぁ地球はステータスを見るって概念がないから仕方ないのかもしれないけどね。そこは僕がしっかりしなきゃね。

「ところで、ご主人、レベルが上がったみたいだよ」

と教えてあげると、慌ててステータス確認したみたい。

「威力が1.5倍って。すごいな」

って驚いてるから、これからそんなもんじゃないくらいこれから強くなっていくんだけど、って思っちゃった。

「ご主人チートだからねぇ。因みに気づいていると思うけど、ハンドブックのクエスト10個でもらえる報酬は今現在ご主人に必要なものが選ばれるよ。クエスト自体は何十個とある中からご主人が達成したものが選ばれてるの。残った中で最も簡単なクエストが次の目標として載るようになっている。アマテラス様優しいよねぇ」

まぁこうしてハジメとの生活が始まった訳だけど、取りあえずこれから『ご主人ハジメの観察日記』を書いて行こうと思うよ。良かったら読んでみてね。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
ファンタジー
とある学校の卒業パーティでの1幕。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

こうしてある日、村は滅んだ

東稔 雨紗霧
ファンタジー
地図の上からある村が一夜にして滅んだ。 これは如何にして村が滅ぶに至ったのかを語る話だ。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

処理中です...