ご主人ハジメの観察日記

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初めに

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僕はペンギンのペン太。チュートリアルの本から動物へと変化したんだ。飼い主はハジメ。僕とハジメは太陽系第3惑星の地球の日本ていうところ出身なんだけど、ハジメは逆恨みされて死んだんだ。

人は良いことをして死んじゃうと、たまに魂の昇華ってやつを起こすんだって。昇華っていうのは偉くなることなんだよ。それをいっぱい繰り返して神様に近づくらしいんだ。人は一回死ぬと何年、何十年、何百年か魂のまま過ごして、それから生まれ変わるんだって。神様が言うには、それを何京回やることになるらしんだ。生き物って本当に大変だよねぇ。僕は違うからそんな面倒ちぃことはしなくてもいいのは有難いんだけどね。

ハジメは15回目くらいの昇華ってやつだったらしいんだけど、15回目にしてはまぁまぁいい感じみたい。神様がそう言っていたからね。だからラス=シャムラの神様たちに頼まれて、日本の神様たちは渋々とこの世界へ送ったみたい。こうなったら良いことなのか悪いことなのか良く分からないよね。頑張ってお仕事してその場所で成果が出てるのに別の部署に飛ばされるみたいな・・・。ハジメからしたらアンラッキーかもねー。まぁそういう事情で僕は神様からハジメの導き手兼助手といったものになるように言われたんだよねー。

まぁそういう訳でハンドブックからペンギンの僕が生まれたんだよね。アイテムボックスが僕になったらどうなるか聞いてみたことがあるんだけど、口から物を出し入れするようになるんだって・・・・。ハンドブックから変化して良かったとしみじみ思っちゃった。

僕にはまだ名前がなかったから、ハジメにお願いしたんだ。

「よっ。初めましてご主人。ペンギンだよ。名前付けて欲しいんだけど。いつまでもハンドブックじゃ嫌だなぁ」

って。そしたら小一時間悩んだ挙句付けられた名前が『ペン太』だよー。ハジメって名づけセンス死んでるよねー。まぁいいんだけどさー。自分で歩けて、喋れるってやっぱりすごいことだよね。今までは色々思ってても、伝えられなかったからねー。体があるって素敵だよねぇ。飛べるし、ハジメの頭乗れるし、歩けるしー。

あ、そうそう。僕って手乗りサイズのペンギンなんだよ。正確に言うとペンギン目、コビトンギン属コビトペンギンの亜種になるらしいんだけどね。フェアリーペンギンとも呼ばれることもあるんだよ。精霊に近いってことは当てはまるんだけどね。まぁ、手乗りペンギンで覚えて貰えたらいいかなぁ。

僕が体がある嬉しさを思っている間、散々モフられたんだけど、ハジメって自分のステータスあまり確認しないんだよねー。まぁ地球はステータスを見るって概念がないから仕方ないのかもしれないけどね。そこは僕がしっかりしなきゃね。

「ところで、ご主人、レベルが上がったみたいだよ」

と教えてあげると、慌ててステータス確認したみたい。

「威力が1.5倍って。すごいな」

って驚いてるから、これからそんなもんじゃないくらいこれから強くなっていくんだけど、って思っちゃった。

「ご主人チートだからねぇ。因みに気づいていると思うけど、ハンドブックのクエスト10個でもらえる報酬は今現在ご主人に必要なものが選ばれるよ。クエスト自体は何十個とある中からご主人が達成したものが選ばれてるの。残った中で最も簡単なクエストが次の目標として載るようになっている。アマテラス様優しいよねぇ」

まぁこうしてハジメとの生活が始まった訳だけど、取りあえずこれから『ご主人ハジメの観察日記』を書いて行こうと思うよ。良かったら読んでみてね。
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